ラセーグ徴候
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ラセーグ徴候とは神経診断学における根症状をみるための検査であり、髄膜刺激症状の一つでもある。SLR(Straight Leg Raising Test、下肢伸展拳上検査)、ラセーグテストとも言う。坐骨神経麻痺の鑑別に使われる。フランスの整形外科医Charles Ernest Lasègueの名前に由来する。彼の著書にはラセーグ徴候自体のことは書いてあるが、名前自体は書いてなかった。彼の弟子であるJ.J.Forstにより1881年に坐骨神経痛の仮病を装う兵士を鑑別するため紹介した。
方法
仰臥位で患者の片側の下肢を挙上し、痛みが大腿部背面と膝下まで発現した場合に陽性とする。これはスパーリング徴候と同様根症状を示唆する所見である。