Translation Memory eXchange
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Translation Memory eXchange (TMX) とは翻訳メモリデータの標準規格である。XMLベースのオープンな規格であり、翻訳支援ツールによる文書やソフトウェアの翻訳、国際化に使われている。TMX は、LISA[1] (Localization Industry Standards Association) 内の SIG (special interest group) である OSCAR[2] (Open Standards for Container/Content Allowing Re-use) において 1998 年に開発され、現在も開発が続けられている。TMX は、様々な翻訳メモリや翻訳者がデータを交換する際にできるだけ重要な情報のロスが生じないことを念頭に開発されている[3]。現在のバージョンは 1.4b であり、この形式のデータから翻訳元の文書の再現や翻訳後文書の構築ができるようになっている。また2007年3月からバージョン 2.0 策定のためのベータ版公開が行われており、パブリック・コメントを募っている[3]。
TMX はまた、XML の Open Architecture for XML Authoring and Localization (OAXAL, en) のリファレンス・アーキテクチャの一つでもある。
TMX を採用しているソフトウェア
- OmegaT
- CSVConverter (Maxprograms社[4]) - CSV ファイルから TMX 形式に変換する
- bitext2tmx[5] (Mikel Forcada, Susana Santos) - bitext から TMX 形式に変換する
- Olifant[6] - TMX 形式のファイルを生成、維持するためのオープンソースの .NET アプリケーション
- Stingray Document Aligner (Maxprograms社[7]) - 様々な形式のファイルから TMX 形式のファイルを生成する Java で書かれた商用ソフトウェア (マルチプラットフォーム)
- po2tmx [8] - Translate Toolkit に含まれる gettext の PO ファイルを TMX 形式に変換するプログラム
- SDL / TRADOS TMX 形式を出力できる翻訳メモリサーバー
- MemoQ (Kilgray社[9]) - TMX ファイルの読み込み、書き出しができる翻訳支援ソフトウェア
- Apertium - 機械翻訳プラットフォーム。TMXファイルに一致する部分があればそちらを採用する。
- Open Language Tools) - TMX ファイルの読み込み、書き出しができる翻訳支援ソフトウェア
関連項目
外部リンク
脚注
- ^ LISA ホームページ - Localization Industry Standards Association
- ^ OSCAR - Open Standards for Container/Content Allowing Re-use
- ^ a b TMX ホームページ 引用エラー: 無効な
<ref>
タグ; name "lisa"が異なる内容で複数回定義されています - ^ Maxprograms社の CSVConverter 製品ページ
- ^ bitext2tmx - Mikel Forcada と Susana Santos による Java で書かれた変換プログラム
- ^ Olifant
- ^ Maxprograms社の Stingray Document Aligner 製品ページ
- ^ po2tmx - gettext の PO ファイルを TMX 形式に変換するプログラム
- ^ Kilgray社の製品ページ