吉田沙保里
個人情報 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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生誕名 | 吉田 沙保里 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
国籍 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
生誕 | 1982年10月5日(41歳) 三重県津市 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
スポーツ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
競技 | レスリング | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
クラブ | 綜合警備保障 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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吉田 沙保里(よしだ さおり、女性、1982年10月5日 - )は、日本のレスリング選手。身長156cm、体重56kg。背筋力は200kg超(高校時180kg[1])。称号は名誉修士(中京女子大学)。
人物
三重県津市(旧一志郡一志町)に三人兄妹の末っ子として生まれる。名前の由来は、かわいい名前をと南沙織と河合奈保子から1字づつとった[2]。
父親は八戸市出身で元レスリング全日本選手権優勝の吉田栄勝(えいかつ)、母・幸代(ゆきよ)はテニスの元国体選手、兄2人もレスリング経験者で特に次兄は国際大会出場経験もある。
三重県立久居高等学校、中京女子大学卒業。綜合警備保障所属。卒業後も中京女子大学(現:至学館大学)を練習拠点としている。
紫綬褒章(2008年、2012年)。アテネ五輪での金メダル獲得により三重県県民栄誉賞・津市市民栄誉賞、北京五輪での金メダル獲得により三重県県民特別栄誉賞・津市市民特別栄誉賞を受賞し、ロンドン五輪での金メダル獲得により三重県は三重県県民特別栄誉賞(2回目)を授与するとともに津市は市内に建設する総合スポーツ施設の名称にその名前を冠することを決定した[3][4]。
略歴
自宅でレスリング道場を開いていた父の指導で3歳でレスリングを始める。1998年、1999年の世界カデット選手権で優勝の後、2000年、2001年の世界ジュニア選手権を2連覇する。2002年のジャパンクイーンズカップでは前年の世界王者山本聖子を破り、アジア大会でも優勝。そのままの世界選手権、全日本選手権でも優勝した。2003年も世界選手権、ワールドカップと立て続けに優勝。
アテネオリンピックの代表選考試合となった全日本選手権と2004年のジャパンクイーンズカップでライバル山本に連勝し、女子レスリング55kg級の代表に選出される。2004年のアテネオリンピックで金メダルを獲得。
2007年5月、アジア選手権優勝。9月の世界選手権でも優勝し、女子として史上初の5連覇を達成する。同年12月5日、「テレビ朝日ビッグスポーツ賞」受賞。12月18日、JOCシンボルアスリートに選出される(2008年1月1日 - 2008年12月31日)、12月20日、第57回「日本スポーツ賞」(読売新聞社制定)のグランプリ受賞。12月22日、北京オリンピックのレスリング女子55kg級の日本代表に正式決定した。
2008年8月16日、北京オリンピックの55kg級に出場。予選・準決勝と勝ち上がり、決勝戦では許莉(中国)を試合開始から終始圧倒、第2ピリオドでフォール勝ちし、2大会連続でオリンピックの金メダリストとなった。
表彰式後のテレビインタビューで吉田は「4年後のロンドンも勝ちたい」と、早くもオリンピック3連覇を目指すことを明らかにした。2011年9月の世界選手権で、アレクサンドル・カレリンの最多連覇回数記録と並ぶ大会9連覇を達成した。
2012年6月、JOCはロンドンオリンピック開会式の旗手に吉田を選出した。吉田は「旗手は熱望していた。金メダルをとれないというジンクスを打ち破る」と述べ[5]、8月10日(現地時間8月9日)に行われた55kg競技では予選・準決勝と勝ち上がり、決勝戦ではカナダのトーニャ・バービークと対戦。2-0で金メダルを獲得し、3大会連続五輪金メダルを達成、公約どおりジンクスを打ち破った。なお、ロンドンオリンピックでは閉会式でも旗手を務めた[6]。
2012年9月の世界選手権において、男女通じて史上最多となる世界選手権10連覇及び世界大会(五輪+世界選手権)13大会連続優勝を達成した[7]。また、「13大会連続世界一」を達成した事を受けギネス世界記録に認定された。さらに、この功績を称え2012年11月7日に日本政府より国民栄誉賞を授与された(個人受賞としては1977年の栄誉賞創設以来19人目であり、女子スポーツ界からの受賞は高橋尚子、2011 FIFA女子ワールドカップ日本女子代表に次いで3例目)[8][9]。
連勝記録
2001年の全日本女子選手権56kg級準決勝で山本聖子(日本大学=当時)に判定(2-3)で負けて以来、公式戦119連勝を記録。また1996年より国際大会における27大会連続優勝も記録した。しかし2008年1月19日に中国の太原で開催された女子ワールドカップ団体戦においてマルシー・バンデュセン(アメリカ)に判定で敗れ連勝記録がストップ、また国際大会における初黒星を喫した。その後再び連勝街道を突き進み58連勝を記録したが、4年後の2012年5月27日に東京で開催された女子ワールドカップ団体戦決勝においてロシアのワレリア・ジョロボワに2-1の逆転負けを喫した[10]。
戦績
- 全日本女子選手権 51kg級 準優勝(1998年) 3位(1997年)
- 全日本女子選手権 56kg級 3位(2000年、2001年)
- 全日本選手権 55kg級 優勝(2002年、2003年、2004年※、2005年、2006年、2007年、2008年※)=※は男子も含めた大会最優秀選手・天皇杯獲得
- 世界ジュニア選手権 58kg級 優勝(2000年、2001年)
- 世界学生選手権 59kg級 優勝(2002年)
- ジャパンクイーンズカップ 55kg級 優勝(2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年)
- ワールドカップ55kg級 優勝(2003年、2004年、2005年、2006年)
- 世界女子選手権 55kg級 優勝(2002年、2003年、2005年~2012年)
- アテネオリンピック 女子レスリング55kg級 優勝(2004年)
- ユニバーシアード 55kg級 優勝(2005年)
- 北京オリンピック 女子レスリング55kg級 優勝(2008年)
- ロンドンオリンピック 女子レスリング55kg級 優勝(2012年)
2008年12月全日本選手権終了時点での通算成績は254勝13敗(参考:日本レスリング協会公式サイト)
出演
テレビ
- 週刊こどもニュース(2008年12月31日)
- VS嵐2011年戦い初め新春!最強王者決定戦(2011年1月3日)
- おはよう日本(2012年8月10日)- この出演の際、ロンドンオリンピックでメダルと一緒に受け取った花束を鈴木奈穂子アナウンサーに手渡した。
- 幸せの黄色い仔犬(2012年10月21日)
CM
脚注
- ^ ジャンクSPORTS(フジテレビ)
- ^ “レスリング選手、吉田沙保里のお母さん・幸代さん:2 結果が出たから続けられた”. asahi.com (2008年1月15日). 2012年8月10日閲覧。
- ^ “吉田の地元・津市、新スポーツ施設に「沙保里アリーナ」命名”. スポーツ報知 (2012年8月11日). 2012年8月15日閲覧。
- ^ “吉田選手3連覇に県内熱狂”. 中日新聞 (2012年8月11日). 2012年8月15日閲覧。
- ^ nikkansports.com. “沙保里が五輪旗手 金なしジンクス破る”. 2012年6月21日閲覧。
- ^ “ジンクス破った吉田旗手再び 閉会式、穏やかに日の丸”. asahi.com (2012年8月13日). 2012年8月14日閲覧。
- ^ 吉田10連覇、13大会連続世界一=カレリンの記録更新-世界女子レスリング『時事通信』2012年9月29日
- ^ 吉田沙保里に国民栄誉賞(MSN産経、2012/10/23閲覧)
- ^ 吉田選手に国民栄誉賞を授与 記念品は真珠のペンダント(MSN産経、2012/11/07閲覧)
- ^ 朝日新聞デジタル「吉田沙保里の連勝58でストップ ロシア選手に敗れる」2012年5月27日、同8月10日閲覧
関連項目
- 至学館大学の人物一覧
- 至学館大学レスリング部
- 栄和人 - 中京女子大学(現至学館大学)レスリング部時代からの指導者(監督)
- スポーツ無敗記録一覧
- 江頭2:50 - 長野でのイベントの際に吉田が手を振ってくれたとの勘違いからプライベートでオリンピックに応援に行くほどの熱狂的ファンとなる(詳細)。