平等院テンプル
座標: 北緯21度25分51.43秒 西経157度49分54.44秒 / 北緯21.4309528度 西経157.8317889度
平等院テンプル(びょうどういんテンプル、Byodo-In Temple)は、アメリカ合衆国ハワイ州のオアフ島・カネオヘにある仏教施設。日本の平等院のレプリカである。コオラウ山脈の麓の公園墓地、バレー・オブ・ザ・テンプルズ・メモリアルパーク内に位置する。
概要
1968年6月7日、ハワイへの日本人移民100周年を記念して建設された[1]。建物は宇治の平等院鳳凰堂を縮小して再現したコンクリート製の建物であり、内部には9フィート(約3m)の阿弥陀仏が安置されており[2]、敷地内には鐘楼・東屋・茶店などがある。平等院テンプルは民営の墓地に付随する施設であって、いわゆる寺院(active temple)とは異なり[3]、また特定の宗派に属するものではない。
平等院テンプルの周囲には2エーカー(8,000 m²)の池がめぐらされており、日本庭園も造営されている。池にはコイが放たれているほか、コクチョウやクジャクが飼われている。
バレー・オブ・ザ・テンプルズ・メモリアルパークは、さまざまな宗教を持つ人々のための公園墓地であり、平等院テンプルはその最奥部に位置している。メモリアルパーク内には平等院テンプルのほかキリスト教の施設もあり、日系人のみならず中国系・韓国系・ポルトガル系などさまざまな出自を持つ人々が葬られている。また、政治家のウォルター・ディリンガム (Walter F. Dillingham) などハワイの名士の廟もある。1989年にホノルルで没したフィリピンの元大統領フェルディナンド・マルコスは、はじめ平等院テンプルにある個人用の廟に葬られた。マルコスの棺はその後フィリピンに移されている[4]。また、平等院テンプルを見下ろす丘の上には2001年に死去した張学良の墓がある[5]。
平等院テンプルは、ハワイの住民や日本からの観光客によって、しばしば結婚式場として使われている[1]。また映画やテレビドラマのロケ地としてもしばしば利用されており、『ハワイ5-0』や『私立探偵マグナム』ではプロットの中に登場するほか、『LOST』や『シークエスト』で撮影に用いられている。映画『パール・ハーバー』では京都の平等院に見立てて撮影された。
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平等院テンプルと池
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鐘楼
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平等院テンプルと背後の山並み
脚注
- ^ a b 公式サイト・トップページ
- ^ The Amida Buddha - 公式サイト
- ^ FAQ - 公式サイト
- ^ Where Presidents Rest in Peace
- ^ http://www.pbase.com/image/46466742