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中置記法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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中置記法(ちゅうちきほう、infix notation)は二つのオペランドに対してその間に演算子を置く、数式やプログラムを記述する方法の一種。

前置記法や後置記法に比べれば、式が表す意味を一意に確定するためのデリミタ(補助的な括弧など)が多用されなければないなど、構文解析が比較的複雑になる。例えば結合法則の成り立たない場合に、演算の入れ子を中置記法で表すと、オペランドが四つなら

などはどれも異なる可能性をもつため個別に調べなければならなず、結合的でない演算ではオペランドの数が増えるほどに入れ子構造が組合せ論的にかなり増大することが見て取れる(結合的演算なら全て同じである)。複数の演算を同時に扱うときは、デリミタの代わりに演算子に優先順位(例えば ×+ より先に計算を行うなど)を与えておく場合もある。

関連項目