中津川駅
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中津川駅 | |
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駅舎と駅前広場(2007年3月) | |
なかつがわ Nakatsugawa | |
◄落合川 (3.8 km) (6.4 km) 美乃坂本 CF18► | |
所在地 | 岐阜県中津川市太田町 |
駅番号 | CF 19 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | 中央本線(名古屋地区) |
キロ程 |
317.0km(東京起点) 名古屋から79.9 km |
電報略号 | ナツ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
3,350人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1902年(明治35年)12月21日 |
備考 |
駅長配置駅(管理駅) JR全線きっぷうりば 有[1]。 |
中津川駅(なかつがわえき)は、岐阜県中津川市太田町にある、東海旅客鉄道(JR東海)中央本線の駅である[1]。駅番号はCF19。
特急「しなの」を含めた全列車が停車する。「しなの」と一部の快速列車と普通列車を除き、当駅で運転系統が分離されている[1]。詳細は「中央線 (名古屋地区)」を参照。
歴史
- 1902年(明治35年)12月21日:官設鉄道多治見 - 当駅間開通と同時に中津駅(なかつえき)として開業[2][3]。一般駅。
- 1908年(明治41年)8月1日:官設鉄道が当駅から坂下駅まで延長、途中駅になる[4]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定。中央西線の所属となる。
- 1911年(明治44年)
- 1924年(大正13年)8月5日:北恵那鉄道線 中津町駅 - 下付知駅間が開通[6]。
- 1932年(昭和7年)8月26日:四ツ目川で発生した土石流が当駅構内に襲来、死者2名・家屋流出73棟等の被害を受ける[7]。
- 1978年(昭和53年):駅舎改築[1]。
- 1978年(昭和53年)9月18日:北恵那鉄道線 中津町駅 - 下付知駅間 廃止
- 1984年(昭和59年)1月10日:車扱貨物の取扱いを廃止。
- 1986年(昭和61年)11月1日:荷物の取扱いを廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR東海の駅となる[8]。
- 1997年(平成9年)10月1日:特急「しなの」が全列車停車となる[9]。
- 2006年(平成18年)11月25日:TOICA導入。中央西線では、名古屋から当駅まで使用できる。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅。2つのホームは北側にある跨線橋と南側にある地下通路で連絡している。1・3番線が本線、2番線が副本線となっている。この他、ホームのない側線(留置線)が、3番線の西側に数本あり、夜間滞泊の設定がある。
駅長・駅員配置駅(直営駅)である[1]。管理駅として、武並駅 - 野尻駅間の各駅を管理している。構内東側の単式ホーム(1番線)に隣接した駅舎内部にはJR全線きっぷうりば、自動券売機、自動改札機が設置されている。当駅から名古屋方面へはTOICA(および相互利用先ICカード)が利用可能であるが、木曽福島方面へは利用できない。
店舗はベルマートのほか、立ち食いそばや喫茶店などがある[10]。かつては駅弁の販売もあった[11]。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 中央本線 | 上り | 多治見・名古屋方面[注釈 1] | 特急含む |
2 | ||||
下り | 木曽福島・長野方面[注釈 1] | |||
3 | 特急含む |
駅西側に、中津川運輸区がある[1]。かつては、ここに中央本線木曽谷区間の要衝として中津川機関区があり、1973年の塩尻 - 中津川間電化まで多数のD51形蒸気機関車が在籍していた。また、同線恵那駅から出ていた明知線の気動車の日常整備を担当していたことから、電化区間にありながらキハ52形などが留置されている状態も1985年まで見られた。
利用状況
「岐阜県統計書」「中津川市統計書」によると、当駅の1日平均乗車人員は以下の通り推移している。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
2000年 | 3,806 |
2001年 | 3,720 |
2002年 | 3,566 |
2003年 | 3,563 |
2004年 | 3,568 |
2005年 | 3,594 |
2006年 | 3,521 |
2007年 | 3,546 |
2008年 | 3,548 |
2009年 | 3,440 |
2010年 | 3,446 |
2011年 | 3,420 |
2012年 | 3,427 |
2013年 | 3,525 |
2014年 | 3,432 |
2015年 | 3,487 |
2016年 | 3,424 |
2017年 | 3,417 |
2018年 | 3,400 |
2019年 | 3,350 |
駅周辺
駅東側の中山道中津川宿エリアを中心に市街地を形成している。
- ルビットタウン中津川
- 中津川駅前郵便局
- 中津川郵便局
- 中山道中津川宿
- 中津川市にぎわいプラザ[12]
- 本町公園[13] - D51 266号機が静態保存されている[14]。
- 中津川市子ども科学館
- 中津川市中山道歴史資料館
- 中津川市立東小学校
- 岐阜県立中津高等学校
- 岐阜県立中津商業高等学校
- 国道19号
- 岐阜県道71号中津川停車場線
バス路線
- 中津川駅前バスターミナル(番号はプラットフォームの番号)
- 付知峡線(苗木・福岡・付知峡倉屋温泉・加子母総合事務所方面)・川上(かおれ)線(王子製紙前・恵那山ウェストン公園方面)・松恵線(松田橋・恵下橋方面)
- 市民病院線(中津川市民病院・美乃坂本駅前方面)・手賀野線(手賀野・中京学院大学方面)・坂本三坂線(坂本三坂・東鉄恵那車庫方面)[注釈 2]
- 馬籠線(馬籠方面)・坂下線(坂下駅等)[注釈 3]
- (2021年4月以降使用されていない)
- 中津川駅前高速バスプラットフォーム
- 市民病院線・手賀野線は昭和のころは国鉄バスの路線で、明智駅経由の名古屋駅までの路線だった。
- 北恵那バスは坂下駅もしくは福岡・付知経由にて加子母総合事務所前まで運転され、そこから先は濃飛バスに乗り換えることとなる。
- 1998年4月25日からは、JR東海バスと信南交通との共同でいいなかライナー号が中津川駅前 - 飯田駅前(未成線の中津川線に該当する)を運行していたが、2004年10月15日に廃止。現在は北恵那交通の馬籠線で神坂小中学校前バス停(中央道特急バス飯田線馬籠バス停に近接)で下車してのバス連絡となる。
- 中央ライナー:JR東海バス(新宿駅新南口行は乗車のみ、瀬戸駅前行は降車のみ)は、2011年10月1日に廃止された[15]。
- なお、濃飛乗合自動車・京王バス東によって運行されていた下呂駅前 - 新宿高速バスターミナル間の高速バスはここから南方に300メートルほど離れた場所にある「淀川バス停」(アピタ中津川店前)での乗降であったが、2008年7月にバス路線が廃止された。
隣の駅
- 東海旅客鉄道(JR東海)
- 中央本線
- 特急「しなの」停車駅、「ホームライナー中津川」終着駅
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d e f 『週刊 JR全駅・全車両基地』 48号 岐阜駅・高山駅・奈良井駅ほか68駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年7月21日、22頁。
- ^ 「逓信省告示第665号」『官報』1902年12月18日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編2』JTB、1998年、187頁。
- ^ 「逓信省告示第714号」『官報』1908年0月29日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b 『歴史でめぐる鉄道全路線』 23頁
- ^ [https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2955739/4 「地方鉄道運輸開始」『官報』1924年8月12日 ](国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ “四ツ目川遊砂工について”. 中津川市 (2007年4月12日). 2013年4月5日閲覧。
- ^ 『歴史でめぐる鉄道全路線』 27頁
- ^ “JR6社が秋のダイヤ改正”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1997年7月29日)
- ^ “(有)安藤商店”. 2012年1月14日閲覧。
- ^ 駅弁・事業撤退のお知らせ - 日本鉄道構内営業中央会
- ^ “にぎわいプラザ”. 中津川市 (2012年5月18日). 2012年7月2日閲覧。
- ^ “本町公園 (中津)”. 中津川市 (2007年4月27日). 2012年6月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年7月2日閲覧。
- ^ “「D51機関車」春の清掃(報道発表資料)”. 中津川市 (2012年4月11日). 2012年7月2日閲覧。
- ^ 中津川駅から新宿方面への高速バス2便が廃止されます。
参考文献
関連項目
外部リンク
- 中津川駅 - 東海旅客鉄道