朽網
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朽網(くさみ)とは北九州市小倉南区の地名。難読地名として知られ、JR朽網駅周辺を指す。
地理
小倉駅から南東約15kmの位置で、京都郡苅田町と接する。町名として朽網東(1-6丁目)、朽網西(1-6丁目)、(大字)朽網がある。かつては北九州市郊外の田園地帯であったが、国道10号沿いに宅地開発が進んだため、今日では日豊団地、スワロータウンなどの住宅地が開発されている。しかし、南部方面は市街化調整区域で、水田地帯が存在する。朽網川の上流には貯水池である昭和池が存在し、周辺は山間部で自然も残されている。また、北部は曽根新田と接し、水田になっている。 北九州市の東端に位置するため、京築地域(行橋市・苅田町など)との結び付きを持つ。
工業
国道10号沿いにTOTO小倉第二工場が所在するほか、沿岸部は北九州臨空産業団地になっており、その一部は読売新聞北九州工場および毎日新聞九州センター北九州工場などが立地するニューズポート北九州(新聞印刷団地)を形成している。そのほか食品関連の工場も立地している。なお、北九州臨空産業団地は曽根干潟に面している。
また、2006年に東九州自動車道苅田北九州空港インターチェンジが供用開始、周防灘上には北九州空港が移転・開港した。2008年、北九州臨空産業団地にトヨタ自動車九州小倉工場が進出・操業開始するなど、空港に近い利便性を生かした企業誘致が進められている。新空港開港に合わせて空港最寄駅である朽網駅には東口(空港口)および駅前ロータリーが新たに設けられ、国道10号からのアクセスが可能となり、西鉄バス北九州により空港へのシャトルバスが運行されている。
関連項目