極上生徒会
極上生徒会 | |||
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ジャンル | 学園コメディ|- | 漫画 | |
原作・原案など | コナミ | ||
作画 | まったくモー助 | ||
出版社 | メディアワークス | ||
掲載誌 | 月刊電撃コミックガオ! | ||
発表期間 | 2005年4月号 - | ||
巻数 | 既刊2巻 | ||
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監督 | 岩崎良明 | ||
アニメーション制作 | J.C.STAFF | ||
製作 | コナミ | ||
放送局 | テレビ東京系列 | ||
放送期間 | 2005年4月 - 9月 | ||
話数 | 全26話 | ||
ゲーム | |||
ゲームジャンル | 恋愛アドベンチャーゲーム | ||
対応機種 | プレイステーション2 | ||
開発元 | KID | ||
発売元 | コナミ | ||
メディア | DVD-ROM | ||
プレイ人数 | 1人 | ||
発売日 | 2005年9月15日 | ||
レイティング | 12才以上 | ||
テンプレート - ノート |
『極上生徒会』(ごくじょうせいとかい)は、コナミが企画・原作を手掛けた日本のテレビアニメ作品。全26話。私立宮神学園を舞台に、学園を統括する「極上生徒会」に所属する少女たちのドタバタな日常をゆるーく描く。
月刊電撃コミックガオ!4月号(メディアワークス刊、2005年2月26日)より連載開始の漫画版を皮切りに、2005年4月からはテレビ東京系にてテレビアニメ版が放送開始。2005年9月にはプレイステーション2専用ゲームソフトが発売された。他にもフィギュアが発売されるなど、メディアミックス展開がされている。
作品背景
コナミは、かつて「ときめきメモリアル」や「耽美夢想マイネリーベ」など、ゲームを起点としたメディアミックス作品はいくつか手掛けていたが、「極上生徒会」はコナミで初めてテレビアニメを起点としたメディアミックス作品になる。
ストーリー
私立・宮神学園には、同学園理事長兼学生・神宮司奏を会長とする、「宮神学園極大権限保有最上級生徒会」(略して、極上生徒会)と呼ばれる組織があり、教職員より強い権限を有している。極上生徒会メンバーには、冷暖房・娯楽施設・食事完備の生徒会専用寮「極上寮」の一室を無償提供され、学費も全額免除されるという特権が与えられる。そのメンバーになるには、特別な才能が必要と言われており、学園内には極上生徒会入りを目指して日々努力している生徒も多い。しかしその実体は、生徒会というよりは奏の「親衛隊」といった色合いが強い。「宮神学園を生徒たちにとっての楽園にする」という奏の理想の実現のために身を賭す集団…それが極上生徒会である。
一年前に母・ちえりを亡くして以来、母の遺品である腹話術の人形・プッチャンを唯一の友としてきた蘭堂りのは、ペンフレンドのミスター・ポピットの紹介で、宮神学園に転入することになる。転入初日、りのが転入したクラスではクラス委員の選挙が行われた。桜梅歩の推薦でクラス委員に立候補する羽目になったりのは、前クラス委員で極上生徒会メンバーでもある和泉香をなぜか破ってクラス委員に選ばれてしまう。さらに、奏の強い意向で、書記として極上生徒会に入ることがすんなりと決まる。
お世辞にも役に立つ能力があるようには見えないりのの極上生徒会入りは多くの生徒たちの反発を招き、極上生徒会メンバーも動揺を隠し切れなかった。しかし、そんなことは意に介さず、奏はりのに過分な愛情を注ぎ、りのもまたいつしか極上生徒会になじんでいく。
なぜ奏はりのに並々ならぬ関心を持ち、愛情を注ぐのか? なぜ極上メンバーはこれほどまでに奏に忠誠を誓うのか? 学園生活を思いっきり、時にユルユルと謳歌しつつ、全ては少しずつ明らかにされていく…
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
登場人物
極上生徒会執行部
- 宮神学園第5期生(中2)。極上生徒会執行部書記。明るさと食い気だけが取り柄の、勉強もスポーツも苦手な少女。何故か神宮司奏会長の寵愛を受け、宮神学園に転入後すぐに極上生徒会に迎え入れられる。極上寮でも奏とは同室で、実の妹のように可愛がられている。
- まっすぐな性格で、困っている人たちのために一肌脱ごうとすることもしばしばだが、その努力が空回りすることも多い。
- 腕にプッチャンというパペットを常に身につけており、非常に悪運が強い。アニメでは奏を「会長」もしくは「奏会長」と呼んでいるが、漫画では「奏さん」と呼んでいる。
- 神宮司奏〔じんぐうじ かなで〕(声優:生天目仁美)
- 宮神学園第1期生(高3)。神宮司財閥の直系・宮神半島の所有者・宮神学園の理事長・極上生徒会生徒会長…と様々な肩書きを背負っている。その美貌と財産は男女問わず多くの人々を魅了する。お嬢様育ちゆえかおっとりした性格で、場の空気を読めないこともしばしば。ただし、やや根に持つ性格の模様。ちなみに着痩せするタイプでプロポーションは抜群なのに、ファッションセンスは大変良くない。
- 蘭堂りのを寵愛しているが、一方で和泉香から寄せられている好意には全く気付かない鈍感な所がある。神宮司家の人間が生まれながらに持っているという不思議な能力に恵まれている。
- 金城奈々穂〔きんじょう ななほ〕(声優:野田順子)
- 宮神学園第2期生(高2)。極上生徒会副会長・遊撃部統括。神宮司家に代々仕える家柄に生まれた七人兄弟の末っ子。やがて奏付きとなるが、彼女の命令で任務から解放される。喜ぶ一方で、神宮司家の重圧に苦しんでいた奏の内面を知り、彼女の傍に居続けることを決意する。
- ボーイッシュな外見で、武闘派。しかしファンシーグッズ集めを趣味としていたり、アイドルのファンだったりと可愛らしい一面も持っている(ただしこれらの趣味は、自室を立入禁止にしてまでひた隠しにしている)。雷が苦手で、落雷の音を聞くと日頃の言動からは想像も出来ない可愛らしい声で悲鳴を上げる。また、奏の頼みごとにも弱い。
- 銀河久遠〔ぎんが くおん〕(声優:清水香里)
- 宮神学園第3期生(高1)。極上生徒会副会長・隠密部統括。社長令嬢で、優雅な物腰と奏に劣らぬ美貌を兼ね備えている。
- 実は父親の経営する会社の関係で、ナフレス諜報機関の工作員として宮神学園に潜入させられた身。しかし奏を初めとする極上生徒会の暖かな雰囲気に馴染んでいくうちに、すっかり極上生徒会を第一に考えるようになる。
- 隠密部のトップに立っている身だが、奏に関する情報は奏の幼馴染で隠密部リーダーの桂聖奈の方に回されている模様。
- 市川まゆら〔いちかわ-〕(声優:沢城みゆき)
- 宮神学園第2期生(高2)。極上生徒会執行部会計。電卓すら使えないほど機械全般に疎く、いつもそろばんで計算している。予算を無視して浪費しまくる他の極上生徒会メンバーにいつも悩まされ、予算の帳尻あわせに追われている。生真面目な性格で、数少ない常識人。また、非常に友達思いでもある。
ゲーム極上生徒会では、高いそろばん目の前にしてスゴイと言った後、イゴスと言ったギャグも見せた。
極上生徒会隠密部
- 桂聖奈〔かつら せいな〕(声優:佐久間紅美)
- 宮神学園第1期生(高3)。極上生徒会隠密部リーダー兼購買部部長。何事にも動じず、いつもニコニコしているが、幼馴染である奏の秘密を探ろうとする者に対しては、普段からは考えられないくらい厳しい態度を取ったり、やんわりと牽制したりする。また、妹のみなもを溺愛している。
- 極上生徒会内部では副会長と同格として遇されているが、元々は神宮司家の一族。家を相続する際に必要な特殊能力が顕現しなかったため、「桂」姓を名乗らされた一族である。ただし、奏に対しては嫉妬心は持っておらず、むしろ籠の鳥状態である奏に同情している。
- 趣味は寮の自室に爬虫類を多数飼っていることだが、アニメ本編では何故かこの設定は活かされず、アンソロジーコミック第1巻で初めて明かされた。また、極上生徒会キャラの中で、彼女だけメインとなる回が存在しない。ただし、後半、ある意味最も重要な役割を果たすキャラであり、本編中にもそのことを暗にほのめかしている場面が何度か出てくる。
- 桜梅歩〔おうめ あゆむ〕(声優:仙台エリ)
- 宮神学園第5期生(中2)。極上生徒会隠密。りののクラスメイト。最初は奏からりのを見守るように命じられて接近したが、りのとの日々を過ごすうちに命令とは関係なく本当の友情を育み、親友となる。
- 元々は桜梅忍軍のくノ一だったが、普通の女の子としての幸福を求めて桜梅忍軍を脱走し、奏に拾われた。一時、芸能関係者に認められてアイドルデビュー寸前まで行ったが、忍者のコスプレを嫌がってデビューライブを放棄したため、その話は潰れてしまった。
- 双子の弟の有楽人(うらと、声優:仙台エリ)がいる。また、中学2年にもかかわらず15歳という年齢設定だが、その理由は最後まで明かされなかった。
- 矩継琴葉〔くつぎ ことは〕(声優:植田佳奈)
- 宮神学園第4期生(中3)。極上生徒会隠密。神宮司家のお庭番。無口な美少女で、極上生徒会の裏の仕事を一手に引き受けている。
- 作中、極上生徒会メンバーで最初に登場し(ただし名称不明であったが)。その後も、ヘリコプターを操縦してきたり、管理人さんそのものとしかいいようのない「変装」をしたり、他校の生徒から人気があったりと。たびたび登場したが、久遠や聖奈など一部の幹部を除いて、他の極上生徒会メンバーの前に姿を現すことはない。
- 久遠を敬愛しているようだが、それゆえに久遠の正体が発覚した時には、容赦なく彼女を排除しようとした。りのとみなもの指導係になったこともある。久遠との入浴シーンでは、着痩せする身体と所謂ツンデレタイプだったことが発覚したため、多くのファンを魅了した。
極上生徒会遊撃部
- 角元れいん〔つのもと-〕(声優:松岡由貴)
- 宮神学園第4期生(中3)。極上生徒会遊撃部所属。賭け事が大好きで、敵と交戦するときもトランプを使う。数学が苦手。
- 「ホの字でライクでラブ」のように同じ意味の言葉を3つ続けて言う癖がある。また精神年齢は幼く、幼馴染の小百合に精神的に依存している部分が多い。子どもっぽい外見と愛らしい言動からファンは多いが、作品世界の中では子どもっぽさゆえに他校男子の間で人気が低いという設定になっている。
- 幼い時に父親が蒸発し、小百合の家に引き取られたという悲しい過去を持っているが、彼女の稽古を見ているうちに自分も飛田活生流を覚えてしまったという辺り、剣道家としての潜在能力には非常に恵まれている模様。
- 飛田小百合〔ひだ さゆり〕(声優:川澄綾子)
- 宮神学園第4期生(中3)。極上生徒会遊撃部所属。れいんの幼馴染。剣術道場の跡取り娘で飛田活生流(飛田活殺流)の使い手だが、ド近眼で眼鏡を外されると何も見えなくなり、「めがね、めがね」と言いながら眼鏡を探すようになるというお約束(目がしっかり数字の3になっているところまでお約束)の行動を取り、戦闘能力が極端に低下するため、実力の割に今一つ評価されていない。ただ、ボイスクロックの文字盤で眼鏡を取った素顔は見事な美少女である上、巨乳で眼鏡っ子でもあるためか他校男子の間での人気は高く、本人もそれを自覚している。
- かつて、剣道の対戦相手の腕を一生使えないようにしてしまったという十字架を背負っており、相手には毎日花を送っている。
- 和泉香〔いずみ かおり〕(声優:斎藤千和)
- 宮神学園第5期生(中2)。極上生徒会遊撃部所属。徒手空拳の使い手。貧しい家庭の出身で、親を亡くし幼い弟や妹を抱えて途方に暮れていた時に奏に拾われ、極上生徒会入り。以後、奏に忠誠と愛を捧げている。ただし、奏はりのを偏愛しているため、その想いはあまり報われてはいない。それゆえ、りのに敵意を剥き出しにしていた時期もあったが、元々陰険な性格ではないので、次第に打ち解けていった。また、プッチャンの親友のランスには心を許したことがある。
- 勉強もスポーツも万能で外見も良い(アップにしている髪を下ろすといきなり大人っぽくなる)ため、クラスでは取り巻きも多く、他校男子の間でも人気は高い。弟妹達を養うという事情から極上寮には住まず、学園には自宅から直接通っている(但し、コミック版では何故か寮に住んでいることになっている)。これまでの働きが認められたのか、奏の卒業後は副会長に抜擢された。
極上生徒会車両部・その他
- シンディ真鍋〔しんでぃ まなべ〕(声優:川上とも子)
- 宮神学園第1期生(高3)。極上生徒会車両部所属。アメリカ人と日本人とのハーフだが、英語が苦手で日本語(教科としては国語)が得意。大抵の乗り物を運転できるが、広い場所と人の多い場所が苦手な所謂引きこもりであり、日常生活も自動車の中で行っている。
- くぐもった声で喋り、主に片言の英語で意思を伝えているが、肝心な時に限って、シンディ語と呼ばれる「オゥ、オゥ」という呻き声としか言い様のない喋り方になってしまい、自分の意思が上手く伝えられなくなる(プッチャンのみ意訳可能)。本当は日本語は書くのも話すのも達者なのだが、母親のサンデーから「お前の話す日本語はおかしい」と言われていたため使わなかっただけであった(実際はサンデーの日本語のほうが明らかに間違っている)。
- パペットであるプッチャンを異性として意識し、恋焦がれている。
- 桂みなも(〔かつら-〕(声優:辻あゆみ)
- 宮神学園第6期生(中1)。桂聖奈の妹。姉を追って宮神学園に編入し、「特別名誉顧問」を自ら名乗って極上生徒会に入り浸っている。生来心臓が弱く、そのため両親や姉の聖奈からは甘やかされて育てられたため、性格は我侭である。そういった事情から、わざと自己中心的な態度を取り、相手の行動が同情から来るものなのかどうかを試すようにしていた。
- りのとは、本気で自分を心配してくれたこと、またお互いにお気楽な性格であることからすぐ打ち解けており、仲が良い。
- 久川まあち〔ひさかわ-〕(声優:こやまきみこ)
- 海の星第2小学校5年生。極上寮管理人。料理は一流シェフ顔負けの腕前で、その他の家事も完璧にこなす。週4日は学校を休んで、香の弟妹達の面倒を見ていた。「エヘ」が口癖で、時には(特に気が動転している時)「エヘ、エヘ」だけで相手に意思を通じさせようとする。
- 実は格闘技(合気道系)の達人。奏に恩義を感じており、極上生徒会隠密部入りを目指して、日々、鍛錬を怠らない。その完璧超人ぶりから、某飛び級天才少女と重ね合わせるファンも多かった。
宮神学園関係者
- 伊丹ゆきみ〔いたみ-〕(声優:佐藤利奈)
- 宮神学園教師。りののクラスの担任。番組内では英語を教えている場面があるが、他にも様々な教科の教員免許を持っている。いつもはジャージを着用している男勝りな先生だが、年頃の女性らしく結婚に憧れており、第18話にて佐藤仁史(さとう ひとし、声優:武内健)とお見合いをしている。なお、彼がどういう人物かは各話タイトルの項を参照。
- 絢爛学園とのフットサル対決では、「フットサルの元日本代表だった」という嘘をついてまで極上生徒会メンバーのやる気を出させようとした。
- 平田わかな〔ひらた-〕(声優:平松晶子)
- 宮神学園保健医。ゆきみの親友。元々は大学病院の外科医だったが、体制に疑問を持って大学を離れ、保健医となった。大学病院では伝説になっているほどの優秀な医者であったらしい。酒好きで、休みの時は明るいうちから家で酒を飲んでいる。
神宮司家関係者
- プッチャン〔ぷっちゃん〕
- りのがいつも右手にはめているパペット。手にはめた者の意思とは無関係に勝手に動き、勝手に会話をする。どういうわけか食事をしたりもする。かなりの毒舌家で、自己紹介ではどこかで聞いたようなセリフを言う。小百合のことを「デカ乳メガネ」とのたまうほどのスケベな性格。その正体は、りのの幼少時に亡くなった実の兄・蘭堂哲也(らんどう てつや)。ちえりによってその意識と記憶を吹き込まれた身であるが、りのは自分に兄がいたこと自体を知らない。
- 非常に博識で、「バーニング」という相手を発火させる必殺技も持ち、りのより遥かに役に立つ存在。また、「スーパープッチャン」という某漫画キャラのように光り輝く姿に変身可能で、変身後の必殺技は「プッチャンダイナミック」。これらの技を駆使し、度々、りのや極上生徒会の危機を救う。
- りの以外の人物の腕にはめられることもあるため、声はプッチャンを腕にはめているキャラクターの声を担当している声優が当てることになっている。その他、りの以外にも、ちえり(第3話・第22話)、まゆら、シンディ(それぞれ第6話)、香(第8話)、聖奈(最終話)、琴葉(CDドラマ)らが手にはめている。コミック版では、犬の鼻や鳥の頭に被せられただけで喋り出すことが判明した。「極上生徒会」という作品を語る上で、抜きにしては語れない存在である。
- 蘭堂ちえり〔らんどう-〕(声優:久川綾)
- りのの母親。神宮司家の一族だったが、重圧を嫌って神宮司家を飛び出し、ひっそりと暮らしていた。本編開始の1年前に病死しており、死ぬ間際、りのを神宮司家の追手から逃れさせるべく奏に託した。パペットなど、人形に特定の人間の意識と記憶を吹き込む力を持っており、プッチャンやランスも彼女の能力によって生み出された存在である。
- りの同様能天気な性格だったらしく、対戦格闘ゲームで負けたことをクソゲーだと言い張って勝手に投げ出したり、ヘソで茶を沸かそうと本気で実行してみたり、カブトムシのメスはクワガタだと信じて疑わなかった、という逸話が残っている。
- ランス・ビーン〔らんす・びーん〕
- プッチャンの親友のパペット。生前は神宮司私設軍コントラ隊に所属しており、死ぬ間際、ちえりによってパペットに意識と記憶を吹き込まれた模様。プレイボーイだが、女性に対する姿勢は紳士的。
- プッチャンと共に某変身ヒーローの如く容姿を変化させ、「ダブルバーニング」を放つことが可能だが、その原理は「聞いてはいけない」とのことである。手にペラペラの銃が付いており、そこから弾丸を発射することができる。こちらも原理は不明。
- プッチャン同様、声はそれを腕にはめたキャラクターの声を担当している声優が当てることになっている。本編ではりの、香、奏が身に着けていた。
- プッチャンに会おうと宮神学園に来る途中で香に拾われ、言葉巧みに彼女を魅了した後は、互いに意気投合するまでに。しかし、ちえりの能力の効果がまもなく切れることには気付いており、やがて奏が能力を使っての延命を申し出るもそれを拒否、そのまま看取られながら、意識を消滅させた。
その他
- 岩桜財閥の御曹司。奏に求婚している。何か話す度に、傍にいる部下たちに自分のセリフを復唱させる。奏ファンの中で最も積極的で、宮神学園にも何度か出没し、その度に極上生徒会によって酷い目に遭わされている。奏が神宮司家当主として監禁状態に置かれた時には、部下と共に救出に向かうなど骨のあるところを見せたが、奏には相変わらず迷惑がられている。
- アニメ2、25、26話、コミック10話、アンソロジーコミック第2巻に登場。
極上生徒会特有の用語
- 宇宙異星人エイリアン
- 極上寮が破壊され、その修繕のために予算不足になった極上生徒会が、お金集めのために企画した劇。原作・脚本は桂みなも。短時間で書かれた脚本なだけにシュールな内容で、話としてはとてもつまらない。みなもの境遇に同情した奏の鶴の一声で、修正なしで演じられたため、発表会では観客が「つまんない、お金返して」と騒ぐ事態となった。その後も、歩のデビューライブの際に肝心の歩がステージから逃亡したために急遽再演され、観客たちを呆然とさせた。この劇に登場する「スペース・マンボウ」は1989年にコナミより発売された「Space MANBOW」が元ネタ。
- 快傑少女探偵団
- 第23話にて、まあちの素性を暴くべくプッチャンが勝手に結成した、極上生徒会とは無関係の組織。構成員はりの、れいん、みなも、小百合、まゆら、シンディ。れいんとみなも以外は無理矢理連れてこられたといった感じで殆どやる気がない。まあちの自室に侵入するなり、特殊な素材で作られた魔法のステッキのようなものを発見する(後にそれは奈々穂のもので事件とは無関係であることが判明する)が、それを見るなり子供騙しなことを勝手に推理し始め、全く手掛かりが掴めない。結局、捜査の結末に呆れたまゆらが脱退してしまう。その後、事件はりのが偶然見かけた香を尾行することで無事解決する。
- カレーライス三姉妹
- 第5話に登場した料理部部員で、カレン(声優:千葉紗子)・イライザ(声優:釘宮理恵)・スージー(声優:細川聖可)の三人のこと。外人のような名前だが、実際は斉藤・山本・吉田と姉妹ですらない。料理部部室は、旧校舎にある秘密結社のような部屋であり、そこにはどこかで見たような人形がある。なお、テレビ放送時には「カレイライス三姉妹」となっていたが、DVDでは現名称に変更されている。
- 絢爛生徒会
- 極上生徒会をライバル視する絢爛(けんらん)学園の生徒会。中でもフットサル大会では、極上生徒会と火花を散らした。会長の竜王院令華(りゅうおういん れいか、声優:柚木涼香)は、神宮司財閥系列の会社の社長令嬢のため、奏には頭が上がらないのだが、それでもせめて学園レベルでは奏より上位に立ちたいと思っており、奏をやり込めようと策略を巡らせる。が、奏を「高慢ちきで鼻持ちならない女」と言い表し、そのことを根に持たれてしまった(極上生徒会メンバーは「奏会長が深く静かに怒ってる」と表現)。アンソロジーコミック第2巻でも演劇コンクールに出場するか否かを訊き出すために登場したが、この時も奏を「タクワンにもできないヤセ大根」と罵り、やはり根に持たれてしまった。
- 極上生徒会 トレーディングカード
- 一向に赤字から脱しない予算を少しでも工面するため、桂みなもが製作したカード。宮神学園内では大人気である。記載者の体力・成績・性格・趣味等すべて現実に即しているという、プライバシー完全無視の能力設定がなされている。奈々穂+ピロットちゃんカードで攻撃力激減、りの+プッチャンカードで攻撃力3倍などのルールが設けられている他、レアカードは奏、クズカードはりのとなっている。ただしりののカードは、ある条件を満たせば史上最強のカードになる。また隠密の矩継琴葉と桜梅歩のカードもあるが、一般生徒には隠密メンバーの存在が秘密のためか、名前のところが隠密K、隠密Aとなっていて写真の部分は黒のシルエットで分からなくなっている。ゲームの進行や表現、効果(特にりのカードの特別設定)など、元ネタはコナミより発売されているカードゲーム「遊戯王デュエルモンスターズ」。
- 青春砲
- 奏に危害を与えようとしたり、極上生徒会の業務を妨害する者に対して使用される大砲で、山の中から出てくる。威力も絶大で、当然予算などは事後承諾。アニメ第2話とコミック第8話で使用。
- ナフレス諜報機関
- 神宮司家の秘密を探る諜報機関。久遠の父の経営する会社はナフレス資本傘下であり、久遠は密かに父を手助けするために、やむを得ずこの機関のスパイとして活動している。宮神学園に編入したのも、元々は奏に近付くためだった。その他の諜報員として、アニメ第15~16話で藤澤恒久(ふじさわ こうきゅう、声優:近藤孝行)と峰岸真弓(みねぎし まゆみ、声優:渡辺明乃)が、アンソロジーコミック第2巻でバイパー(アンソロジーコミックのオリジナルキャラ)が登場している。
- なお、「MADLAX」に出てきた組織と同名であるが、両者の関係は不明(というよりは、同じくシリーズ構成・脚本を担当した黒田洋介のお遊びネーミングであろう)。
- パパラッチ部
- 宮神学園で公認されている部活の一つ。人気のある生徒(主に奏)を盗撮し、生写真を生徒に販売することを主な活動内容としている。部員はフード付きのコートを羽織っている。
- パヤパヤ
- 広い意味で性的行為を暗示する言葉。とは言っても、仲良くしていたり抱き付く程度でも使う。第3話では、奏とりのがパヤパヤしていたという噂が流れ、学園中が大騒ぎとなった。
- 飛田活生流
- 戦国時代、殺人のために編み出された剣の流派・飛田活殺流が名を改めたもの。飛田家によって代々受け継がれているが、時代が下るにつれ、殺人剣的要素は忘れられていた。しかし、小百合は自然と飛田活殺流を身に付けてしまっており、下手をすれば相手を死に追いやってしまう危険性がある(事実、小百合のために剣を一生持てなくなった者もいる)。
- 小百合の稽古を間近で見ていたれいんもこの剣術を身に付けており、第25話では実際に木刀を持って参戦した。
- ピロットちゃん
- 作品中に登場するピンク色をしたクマのぬいぐるみ。ヨーロッパをはじめとして世界的に販売されており、奈々穂が最も熱心に収集しているファンシーグッズである。初登場時、奈々穂は「テディくまのピロットちゃん」と言っていたが、版権の関係か、その呼び名は後になくなっている(もしくは、ピンク色のテディくまをそう呼ぶ可能性有り)。
- 奈々穂は慣れない翻訳ソフトを駆使してヨーロッパの人と友人になり、その人に融通してもらってようやく限定品を手に入れたが、みなもにより雨の中に投げ捨てられてしまい、見るも無残なドロドロの姿にかつてないほど激怒した。
- コミック版では、韓国限定版が売られていたり、お友達のペロンチョちゃん(限定品)も登場する。
- V機関
- 神宮寺家を陰で操る上位組織。神宮司家では当主は単なるお飾りであり、V機関が最高意思決定機関として、当主に対して能力の発動などを命令する。特に、神宮司家に関わりのある一族の推薦で就任する執行主席者は、その証としてV字が書かれた印籠(元ネタはあの時代劇シリーズとあのリアルロボットの操作マニュアル)を手渡され、当主を解任したり、新たに任命したりする強大な権限を持つ。なお、詰問の際には某アニメの秘密結社のような行動を取る。アニメ最終話にて、執行主席者に聖奈が就任。
コミック
月刊電撃コミックガオ!(メディアワークス刊)誌上にて、4月号(2005年2月26日発売)より、まったくモー助によるコミック連載が開始。なお、まったくモー助はアニメ本編のエンディングイラストも担当している。現在単行本は電撃コミックスから第2巻まで刊行。また、電撃コミックスから、アンソロジーコミックが第2巻まで刊行されている。
テレビアニメ
放送局・放送時間
2005年4月~9月の間、テレビ東京系列(TXN)6局にて放送された。 2006年3月31日からスカイパーフェクTV!729chのAT-Xにて放送されている。
- 毎週金曜9:00/20:00
- 毎週火曜13:00/23:00
【共に2話連続放送】
海外での放映
台湾・中国電視公司にて2006年9月30日より毎週土曜17:30から放送。その他の国・地域でも放送予定。
ネット配信
動画配信サイト「i-revo MOVIE ICE」にて全26話分を有料配信している。(第1話のみ無料)
スタッフ
- 企画・原作:コナミ
- 監督:岩崎良明
- シリーズ構成・脚本:黒田洋介
- キャラクターデザイン・総作画監督:川田剛
- 美術監督:廣瀬義憲
- 色彩設定:安藤智美
- 撮影監督:廣奥力也
- 音響監督:明田川仁
- 音楽:下村陽子
- 音響制作:マジックカプセル
- 音楽制作:コナミ
- エグゼクティブ・プロデューサー:永田昭彦
- プロデューサー:赤澤顕保、松倉友二、渡辺和哉
- アニメーション制作:J.C.STAFF
- 製作:KONAMI
主題歌
- オープニングテーマ:「恋せよ女の子」
- (歌:田村ゆかり、作詞:羽月美久、作曲・編曲:小松一也)
- エンディングテーマ(13話まで):「偶然天使」
- (歌:極上生徒会執行部(田村ゆかり/生天目仁美/野田順子/清水香里/沢城みゆき)、作詞:黒田洋介、作曲・編曲:渡辺拓也)
- エンディングテーマ(14話以降):「恋する奇跡」
- (歌:極上生徒会遊撃部+車両部(川澄綾子/松岡由貴/斎藤千和/川上とも子)、作詞・作曲・編曲:松浦有希)
各話タイトル
- 拝啓、ミスター・ポピット
- ほとばしる青春
- 極上寮でパヤパヤ
- 素晴らしく冴えたやり方
- 華麗なる対決
- 大恐怖!プッチャンの呪い
- おせっかいが好き
- さらば!極上生徒会
- 好きはとまらない
- 彼女に水着を着せないで
- ウイニング・ファイブ
- それは雨の日に
- 敵か味方かみなもちゃん
- 極貧生徒会
- 私が此処にいる理由
- あなたに此処にいて欲しい
- 嘘をつきとおせ!
- 佐藤仁史、28歳、職業弁護士、両親は資産家、これ以上にない好条件なお相手
- さらば愛しき友よ
- アユちゃん、アイドルになる
- 晴れの日はいつもレイン
- 極上札戦闘
- 怪傑少女探偵団
- あなたに会いたくて
- その声は風にのって
- 今日も極上日和
ゲームソフト
同名のプレイステーション2専用ソフトが、コナミより2005年9月15日に発売された(キッド開発)。
内容はプレイヤーが教育実習生となり(女子高なので同級生という設定ができない為)、実習期間の3週間の内に生徒や教員達との仲を深めていく。クリア特典に変な(妙な)ものがある。
アニメと同時制作だったため、一部の設定が異なる。
- 主な相違点
- 奏、奈々穂、久遠の三人は幼馴染という設定。
- 故に久遠がスパイという設定も無い。
- 琴葉は「ロストナンバー」。
- 歩が隠密であるという設定が無い。
- 桜梅有楽人の声優が赤石広樹に変更。
- 香が極上寮に住んでいる(しかし家が貧乏という設定は変わっていない。また、これは奏会長のお世話の担当であるために一時的なものである)。
関連グッズ
- 極上生徒会 キャラクターシングル Vol.1 執行部書記・蘭堂りの&会長・神宮司奏
- 極上生徒会 キャラクターシングル Vol.2 執行部副会長・金城奈々穂&銀河久遠
- 極上生徒会 キャラクターシングル Vol.3 遊撃部・飛田小百合&角元れいん
- 極上生徒会 極上ドラマ&極上サウンドトラック Vol.1
- 極上生徒会 極上ドラマ&極上サウンドトラック Vol.2
- 極上生徒会 極上ベストアルバム 極上音楽集
- テレカ
- クリアファイル
- ハンドパペット プッチャン・ランス
- フィギュメイト 極上生徒会
- ボイスクロック(執行部・遊撃部・隠密部)
- 極上生徒会 ビジュアルブック
その他特筆事項
- 生徒会主要メンバーの氏名は「本将棋」に因むものが多い。「金将」-金城奈々穂、「銀将」-銀河久遠、「飛車」-飛田小百合、「角」-角元れいん、「桂馬」-桂聖奈・みなも、「香車」-和泉香、「歩兵」-桜梅歩 また、ライバル絢爛学園生徒会会長だが「竜王(成飛車)」-竜王院麗華 うがった見方をすれば各登場人物は、主人公の蘭堂りのと神宮司奏を指し手とする、全て将棋のコマということかもしれない。ゲームメーカーであるコナミ製作であり、第22話「極上札戦闘」で生徒会メンバーがカードゲームになり互いにバトルをし合うという内容であったこと、市川まゆら、シンディ真鍋、久川まあち、矩継琴葉ら将棋と関係が無い(と思われる)命名のキャラクターが、生徒会の中心部というより微妙に外周部に位置することからも推察される。
- 4月からの放送に先立ち、コナミによる「極上生徒会」のCMがテレビ東京系アニメ「魔法先生ネギま!」内にて1月上旬から放送されていた。内容は、物語の舞台となる私立宮神学園とその周辺の風景のイメージ映像、そしてそれをバックにしたメインスタッフ&キャストの紹介、各キャラクターのメインビジュアルなどが映し出された後、「テレビアニメ今春放送開始!」のテロップと共に制服姿の蘭堂りのが「見て欲しいかも~」とつぶやくと言う構成になっている。
- アニメ版第3話において、彩色のミスにより市川まゆらの髪の色が神宮司奏の髪の色になっている場面がある。11話においても、金城奈々穂の髪の色がシンディ真鍋の髪の色と同じになっている場面がある。21話でも、シンディ真鍋の制服の色が違っている。
- 第1話、奏の人物紹介の際に神宮「寺」と誤記されていた。(DVDでは直っている)
- コミック第1巻で、初版分のカバー裏にかかれているりのの足が両足とも左足になっている(これは作者も認めており、それ以降の版では修正されている)。
- オープニング前のナレーション内で、生徒会役員が出ると共に皆で「極上生徒会」と言うシーンがあるが、第2話「ほとばしる青春」から蘭堂りの、第14話「極貧生徒会」から桂みなも、第16話「あなたに此処にいて欲しい」から矩継琴葉、第21話「晴れの日はいつもレイン」から桜梅歩という様に、生徒会に入った者(または入っていることが確認された者)が追加されている。また矩継琴葉と桜梅歩は、放送当初から隠密である事が伏せられていたため、オープニング内の隠密メンバーが集合したカットで長らく黒いシルエットのみだったが、それぞれナレーションに追加された話からシルエットが外されている。
- 同OP時の奏の顔が番組開始当初は怖い顔だったので、後に直された。
- 桜梅歩について。ゲーム版(PS2)で誕生日を間違える(本来は9月15日)、フィギュメイトでの顔パーツの封入間違い(りのと顔のパーツが入れ替わる)、同じくフィギュメイトのパッケージでの名前表記の間違い(『桜“海” 歩』と誤表記されている)など、何故か歩に関する間違いが目立つ。
- 第18話のサブタイトルは異様に長いものになっているが、当日テレビ東京でオンエアされた8月3日はメンテナンスの理由により26時30分以降の番組を全て休止して放送を取りやめており、一部のテレビ雑誌の番組表で本来かかれるはずの部分が空いてしまったため、この長々としたサブタイトルが省略されること無く全て書かれてしまったことがある。当日のテレビ東京の放送スケジュールを意識してのことかは定かではない。
- アニメ全編を通じて、作画の乱れが目立つ。特に、キャラの生命である、顔のパースの崩れは誰の目にも明らか。
- 出演者の、全収録終了後の共通の感想は「ここまで、ユルいアニメとは思わなかった・・・」。放送開始前の予告編では、生徒会各キャラが性格の内面に「深い暗部」を抱えていることが、キャラの独白で語られた。しかし、本編ではその設定が十分生かされていたとは言い難い。その一方、出演者の中からも続編を希望する声が後を絶たない。
- 本作と同じコナミ(コナミデジタルエンタテインメント)が手がけるオンラインゲーム『ときめきメモリアルONLINE』のゲーム内アイテムとして、本作の中等部・高等部の制服のカラーリングを用いた衣装が用意されている。
外部リンク
テレビ東京系 水曜25:30枠 | ||
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極上生徒会
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