コンテンツにスキップ

船場センタービル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Wiki0825(会話 | 投稿記録) による 2020年2月23日 (日) 07:15個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎関連項目)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

船場センタービル
9号館、交差する道路は御堂筋(2015年7月撮影)
情報
用途 店舗、事務所、駐車場
設計者 日建設計大建設計
施工 熊谷組(1号館)、鴻池組(2、3号館)、清水建設(4号館)、竹中工務店(5、6、9号館)、大林組(7号館)、奥村組(8号館)、大成建設(10号館)
建築主 大阪市開発公社
事業主体 大阪市、大阪市開発公社
管理運営 大阪市開発公社
構造形式 RC造(1 - 9号館)、SRC造(10号館)
建築面積 31,248.35 m²
延床面積 170,324.94 m²
階数 地上2階、地下2階(1号館、10号館)、地上3階、地下2階(2号館)、地上4階、地下2階(3 - 9号館)
着工 1967年昭和42年)8月1日
竣工 1970年(昭和45年)2月28日
開館開所 1970年(昭和45年)3月12日
所在地 541-0055
大阪府大阪市中央区船場中央1丁目 - 4丁目(大阪市道築港深江線中央大通)高架下)
座標 北緯34度40分54.5秒 東経135度30分14.5秒 / 北緯34.681806度 東経135.504028度 / 34.681806; 135.504028 (船場センタービル)座標: 北緯34度40分54.5秒 東経135度30分14.5秒 / 北緯34.681806度 東経135.504028度 / 34.681806; 135.504028 (船場センタービル)
備考 営業時間 物販店舗街・事務所 9:00 - 18:00、飲食店街 9:00 - 22:00(1Fについては21:15分以降は出入不可[要出典]
テンプレートを表示
株式会社大阪市開発公社
Osaka City Development Corporation Co.,Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 541-0055
大阪府大阪市中央区船場中央2丁目3番6 船場センタービル6号館4階401号室
設立 1964年(昭和39年)6月25日
法人番号 4120001077600 ウィキデータを編集
事業内容 船場センタービル経営・管理業務、駐車場経営業務
資本金 1億円(2011年3月31日現在)
売上高 営業収益16億0138万9千円(2011年3月期)
営業利益 2億1002万1千円(2011年3月期)
純利益 9億4625万7千円(2011年3月期)
純資産 88億4722万3千円(2011年3月31日現在)
総資産 110億4747万0千円(2011年3月31日現在)
外部リンク www.semba-cb.jp
特記事項:1973年設立の土地開発公社である「大阪市土地開発公社」とは別法人。1972年の公有地の拡大の推進に関する法律(公拡法)施行による土地開発公社設立前は、当法人が大阪市における土地の先行取得を行っていた[1]
テンプレートを表示
船場センタービルのロゴマーク

船場センタービル(せんばセンタービル)は、大阪府大阪市中央区船場中央にある商業ビル。株式会社大阪市開発公社が運営をするとともに、1 - 3号館・10号館の全部と4 - 9号館の一部を所有している。

概要

大阪市のほぼ中央を東西に通る幹線道路「中央大通」の建設により、道路用地となった船場の唐物町南部・北久太郎町北部、上町の農人橋詰町北部・両替町南部・農人橋北部の移転先として、1970年昭和45年)にオープンした。

中央大通の建設当時、移転交渉は元の地価の高さから補償問題で難航していた。そこに小林茂喜という実業家が「利用できる面積が減らなければよいのだろう」と道路の直下にビルを造るアイデアを出し、名案として即座に採用が決まったものである[2]

東は箒屋町筋から西は渡辺筋まで、中央大通の平面道路(かつての唐物町通と北久太郎町通)に挟まれた街区に立地している。地上4階・地下2階建て(高架道路の傾斜により両端が低い)。地上を交差する道路によって1 - 10号館に分かれ、地下を交差する大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)堺筋線御堂筋線によって3つのゾーンに分かれている。

堺筋以東の1 - 3号館はインポートマーケット(大阪舶来マート)、堺筋 - 御堂筋間の4 - 9号館は繊維問屋街、御堂筋以西の10号館は専門店を中心としたショッピング街となっている。また、地下を中心に飲食店街も展開しており、駐車場も備えている。

ビルの屋上には阪神高速13号東大阪線および中央大通の高架道路が通っている(写真参照)。地下には大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)中央線が中央大通に沿って通っているが、当ビル付近は平面道路の地下を通っているため、上下線の間隔が約42 mと広くなっている。

2012年平成24年)3月に、大阪府のグランドデザイン・プロジェクトチームは都市構造の見直し案として、阪神高速13号東大阪線の西船場ジャンクション - 東船場ジャンクションの約1 kmを撤去と中央大通車道の地下化を想定して、当ビルの撤去を今後検討しないことを公表した[3]

2013年(平成25年)から2015年(平成27年)にかけて外壁改修工事が行われた。

中央大通船場地区貫通の記

交通

鉄道
  • 堺筋本町駅(大阪市高速電気軌道、Osaka Metroの堺筋線・中央線)
    • 6・7・10・11番出口が直結している。
  • 本町駅(大阪市高速電気軌道、Osaka Metroの御堂筋線・中央線・四つ橋線
    • 10・16番出口が直結している。
道路

脚注

  1. ^ 大阪市土地開発公社経営改善計画執行監理委員会《第5回会議》議事録 大阪市
  2. ^ 辰巳博『大阪市電が走った街 今昔』JTBパブリッシング、2000年、p.88
  3. ^ 大阪府:都市構造の見直し案、大阪駅南側も緑地に 駅前ビル取り壊し”. 毎日jp. 毎日新聞社 (2012年3月28日). 2012年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年6月7日閲覧。

参考文献

  • 大阪市都市計画街路築港深江線「船場地区」建設事業誌 大阪市土木技術協会 1995年3月

関連項目

外部リンク