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軍隊調理法

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軍隊調理法は、旧日本陸軍が編纂・発行した料理レシピ集。

日清戦争や日露戦争で兵士の脚気に悩まされた日本陸軍は糧秣の向上に取り組んでいた。脚気が細菌による感染症などでなくビタミンB1の欠乏であると明らかにされてから、安価で栄養価に富み、調理も容易な料理レシピの開発を続けていた。それを集成したのがこの本である。

カレー肉じゃがなど、今日ではおふくろの味として親しまれている料理もこの本によって普及が促進されたとされている。カレーにしろ肉じゃがにしろ海軍の方が早くから導入していたが、兵員の数から言えば陸軍の方が多いので普及という観点からするとこの本の影響は少なくない。

ちなみに[[1982年]に復刻版が講談社より出版されている。

小林完太郎:『復刻 軍隊調理法―元祖男の料理』講談社(1982) ISBN 4061459163

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