おはようテレビ朝日
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おはようテレビ朝日 | |
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ジャンル | 情報番組 |
出演者 |
大野しげひさ 押阪忍 吉澤一彦 古舘伊知郎 広川太一郎 迫文代 三遊亭楽太郎 ほか |
製作 | |
制作 | テレビ朝日 |
放送 | |
放送国・地域 | |
放送期間 | 1981年3月30日 - 1985年9月27日 |
放送時間 | 平日 7:15 - 8:30 |
放送枠 | テレビ朝日系列朝の情報番組枠 |
放送分 | 75分 |
おはようテレビ朝日(おはようテレビあさひ)は、テレビ朝日で1981年3月30日から1985年9月27日までにかけて放送された朝の情報系番組である。放送時間は平日の7:15 - 8:30(JST)。
番組概要
フォーマットは『おは朝』
それまで朝の時間帯に、子供向けのアニメや『徹子の部屋』の再放送などを放送していたテレビ朝日が、同局の準キー局である朝日放送(ABCテレビ)が既に放送していた『おはよう朝日です』(以下、おは朝)を範に取り、本格的に朝の生番組に乗り出した試金石的な番組。後に、同局朝の顔とまで言われるようになった吉澤一彦アナウンサーにとって、実質デビュー番組であると言われている。
番組内での時刻表示は右上に初期のテレビゲームのスコア表示に良く見られた線の組み合わせで形成する四角基調のカスタムフォントで、秒単位まで表示していた。CM入り前には画面の1/3を占める程巨大化した。初期は白色であったが、緑色や赤色で表示する事もあった。現在各局で行われているカスタム表示の元祖と言える。なお、CM中は従来から使われている興和フォントの表示であった。
『おは朝』を意識したのか、番組中のBGMやCM前のアタック(所謂ジングルの長尺版)としてエレクトーン演奏もあった。
おは朝との相違点
- 特定の番組オリジナルテーマ曲がなかった(オープニングに使用されていた曲はあったが不定期に変わっていた)。
- 提供クレジットがCM枠単位ではなく、番組冒頭のタイトルクレジットの中に組み込まれていた。
- 司会者が3人体制である(おは朝は男女コンビ。ただし一時期男性2人と女性1人という時期もあった)。
- エレクトーン演奏による時刻告知の台詞が違っており、「○時○分XX秒、コマーシャルの後は○○です」とCM前の告知のみであった(おは朝ではCM後に時刻とコーナータイトル、一部コーナーでは提供クレジット読みも含めた告知。部分的にCM前にも告知あり)。
- ヘリコプター生中継があった(おは朝は大阪・京都・神戸の情報カメラを効果的に活用しリレー中継を行っていた)。
- 曜日ごとの企画、帯の企画などはおは朝の後追いはせず、独自の企画であった(おは朝であれば「歌のコーナー」「バーゲンダー」などが存在したが、こちらは報道・情報系の企画が多かったことがある種の特徴とも言える)。
など『おは朝』との相違点が多い。また、『おは朝』にある「です」をタイトルから外したのは新聞ラ・テ欄への配慮や、語感などから判断されたと思われる。
番組の終焉
- 裏番組の『ズームイン!!朝!』(日本テレビ系)と互角に競っていたが、その後『朝のホットライン』(TBS系)が人気をつけ、相対的に視聴率が低下。その後のテコ入れも功を奏さなかった。さらに六本木旧本社からアークヒルズへの本社・報道情報系拠点の移転という節目にあたって大規模な改編の対象となり、1985年9月27日に4年半の歴史に幕を下ろした。
歴代の司会者
期間 | メイン | 女性サブ | テレビ朝日アナウンサー | |||
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男性 | 女性 | |||||
1981.4 | 1982.3 | 大野しげひさ 押阪忍 |
中川由美子 | 吉澤一彦 古舘伊知郎1 |
坪内純子1 南美希子1 | |
1982.4 | 1983.3 | 広川太一郎 | 古川柳子 | 吉澤一彦 | (不在) | |
1983.4 | 1984.3 | 迫文代 | 迫文代1 | |||
1984.4 | 1984.9 | 友竹まり | 吉澤一彦 辻義就1・2 |
迫文代1 | 宮嶋泰子 | |
1984.10 | 1985.3 | 広川太一郎 三遊亭楽太郎3 |
頼近美津子 | 小林一枝1 山口容子1 | ||
1985.4 | 1985.9 | 辻義就1・2 | ||||
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- 備考
- 吉澤は次番組の『ヤジウマ新聞』にも出演するが、1985年4月から9月まで、週末朝の『ANNニュースセブン』と、各時間帯のANNニュースのシフト勤務を担当していた。その後も、2002年6月から2006年4月の3年10ヶ月間を除き、一貫して朝の情報番組を担当し続けている(2010年9月時点)。
- エレクトーン演奏者
- 1981.4 - 不明:あさいじゅんこ、あらきじゅんこ
- 1982 - 1984:おおさきみちの
- 不明 - 1984.3:こいしみみ
主なコーナー
- やじうま新聞
- 朝刊各紙の紹介。現在も続く『やじうま』番組の走り。
- 今日のメンタル占い
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- みどりの窓口
- 国鉄提供の空席情報と交通情報コーナー。以前は6:45からの独立した番組だったが、6:00台に『おはよう!CNN』が開始されたため、この番組内のコーナーとして放送される。詳細は「みどりの窓口#テレビ番組「みどりの窓口」」を参照
- 国鉄提供の空席情報と交通情報コーナー。以前は6:45からの独立した番組だったが、6:00台に『おはよう!CNN』が開始されたため、この番組内のコーナーとして放送される。
- 交通情報
- 首都圏の道路情報を中心に、電話やヘリコプター中継などを駆使した詳細な情報を放送。
- ワンポイントコミュニケーション
- ウィークアングル
- 旅をはじめとしたタウン情報コーナー。
- 築地HOT情報
- 築地市場から毎朝生中継を行い、お買い得な生鮮食品の情報を紹介。番組のステッカーが貼られた鮮魚店では、その日紹介された鮮魚が他店より安く買える特典があった。
- ヘリコプター生中継
- 放送開始時間から終了時間まで随時放送(後述)。
ヘリコプター生中継
- この番組の大きな特徴だったのは、毎朝ヘリコプターからの生中継。番組ではヘリコプターを「おはよう号」として、首都圏各地からの上空リポートで、朝の風景はもちろんのこと、緊急の事件や事故などの情報を生で伝えていた。中でも道路事故などの情報では威力を発揮し、現場だけでなくその事故の影響による渋滞情報なども伝えていた。リポーターは脇坂京子、えもりえりこ(ともにフリーアナウンサー)が交替で担当した。
- また、この番組があることで「おはよう号」の待機するヘリポートには、早朝から整備士やパイロット、カメラマンが常駐。従って事件・事故の発生時には即、離陸し、現場上空からの映像を送り出すことが可能になった。
- ヘリコプターを巡るエピソードも様々あるが、特に大きなものとしては1982年2月の東京・羽田沖の日航機墜落事故が挙げられる。この事故発生時刻が放送終了時間の直後ということもあり、放送を終え、駐機地であるヘリポートへ戻る途中であったヘリコプターが現場上空に急行し、他局よりも早く、この番組に続く8:30からの生放送「溝口泰夫モーニングショー」[1]の中で、現場からの映像を届けた。その後、同時間帯で続いた「ヤジウマ新聞」「やじうまワイド」「やじうまプラス」でも番組時間帯にヘリコプターを飛ばしており、主に季節の話題を中心にリポートを送っている(2010年9月現在)。
脚注
- ^ 現在、同時間帯で「情報満載ライブショー モーニングバード!」として放送時刻を変更して放送されている。
テレビ朝日系 平日朝の情報番組枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
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