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ブリーン人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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ブリーン人(Breen)はアメリカのSFテレビドラマ『スタートレック』シリーズに登場する架空のヒューマノイド型異星人。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


身体

ヘルメットのようなものを被り、冷却スーツを身にまとっている。地球人などとは言語体系が完全に異なるためか、彼らの言葉は機械音のようにしか聞こえず、ドミニオン以外は彼らと意思疎通ができない(一説には、ちゃんとした台詞をしゃべらせると中の人に役者としてのギャラを払わなければならないが、しゃべらなければエキストラ待遇で済むためだという)。また、ヘルメットを外した姿も不明である。一説には厳しい寒さの母星に暮らしている間に体が対応した為、それ以外の場所では体を冷却しないと暑すぎるとのこと。体には血液を含め水分が一切存在しない。女性は数歳で出産可能年齢となるようだ。

精神

性格は狡猾かつ冷酷。「ブリーン人には背を向けるな」と言われるほどの攻撃性を持った危険な民族である。

文化・政治・歴史

他文明との接触は多少の貿易を除けばほとんどなく、実態は謎に包まれている。自領域への侵犯は絶対に許さないが、接する他領域にはたびたび侵攻しているようで、国境付近では小競り合いが絶えない。ドミニオン戦争後半には、ドミニオンと同盟を結び、惑星連邦クリンゴンを脅かす(しかし、結果的には、この同盟がカーデシアのドミニオンからの離反を招いてしまう)。

戦闘スタイル

多くは明らかになっていないが、非常に強力な武器を有する。接近戦では電流を流す棒を使用する。

また、宇宙船(戦闘用航宙艦=戦艦)には、エネルギー抑制兵器が搭載されており、ドミニオン戦争中の第2次チントカ星系攻防戦の際には、これを用いた上で、惑星連邦クリンゴンロミュランの同盟軍艦隊の大部分の宇宙船(航宙艦)を破壊するなどした。もっとも、ドミニオン戦争の最終段階の戦闘では、惑星連邦側によって、クリンゴンの技術を用いたエネルギー抑制兵器への対抗措置が取られたため、エネルギー抑制兵器の威力は大幅に低下した。

代表的なブリーン人


なお、"ソット"とは、ブリーン語で「将軍」「司令官」などを指す称号と言われている。

関連項目