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パッションフルーツ

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クダモノトケイソウ
パッションフルーツの果実
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : ビワモドキ亜綱 Dilleniidae
: スミレ目 Violales
: トケイソウ科 Passifloraceae
: トケイソウ属 Passiflora
: クダモノトケイソウ edulis
学名
Passiflora edulis Sims
英名
Passion fruit

パッションフルーツ(和名:クダモノトケイソウ(果物時計草))は、アメリカ大陸の亜熱帯地域を原産とするトケイソウ科果物である。

名前の由来

和名は時計のように見える特徴のある花のトケイソウの仲間で、果物を実らせるである事に由来する。花の雌しべが十字架に見えるところからPassion fruit(キリストの受難の果実)の英語名が付けられた。中国語名は英語名の音に当てた百香果(パイシャングォ、拼音: Bǎixiānggǔo注音: ㄅㄞˇ ㄒㄧㄤ ㄍㄨㄛˇ)。

植物学上の特徴と分布

観賞用に花が栽培されるトケイソウ科の1種で、同じ特徴の花を咲かせる。パッションフルーツの種は花は観賞用になり、果実は食用として栽培されている。カリブ海の島々やフロリダ南部でジュース用として栽培されている。栽培用の品種は人工授粉の必要がある。熟したパッションフルーツは球状で、表皮は滑らかで黄色か濃い紫色、内側には無数の種を含む黄色い粥状の果肉がある。

収穫は自然落下したものを回収する(もしくは軽く触れると落下する程度)。果肉は強い香気をもつが収穫直後は酸味が強くそのままでは食べられない。収穫後追熟(皮の表面がくしゃくしゃに凹む程度)を待って食用として利用する。水を加えてジュースとして飲まれたり、ミックスジュースとして販売される。

また、台湾など東南アジア圏でも栽培されており、多くはそのまま果肉をスプーンを使い、掻き出して食べる。現地ではは噛まずに喉ごしを楽しむ人々も多い。日本では沖縄県奄美諸島での栽培は知られていたが、近年、栃木県での栽培が盛んである。

ギャラリー

外部リンク