パワーレンジャー・メガフォース
クレジットなどで確認できないスーツアクターの役柄を記載する場合には、必ず信頼可能な情報源からの出典を示してください。出典の無い情報については、Wikipedia:独自研究は載せないに基づき一定期間ののち除去されるおそれがあります(プロジェクト:特撮/スーツアクターの役名記載についてでの議論に基づく) |
『パワーレンジャー・メガフォース』(Power Rangers Megaforce)は、2013年2月2日よりニコロデオンで放送されている特撮テレビドラマ[1]。スーパー戦隊シリーズを海外向けにリメイクしたパワーレンジャーシリーズの第20シーズン、第17作目にあたる。 日本で2010年に放映されたスーパー戦隊シリーズ第34作『天装戦隊ゴセイジャー』をベースとしている。2014年から第2シーズン(シリーズ第21シーズン)となる『パワーレンジャー・スーパーメガフォース』(Power Rangers Super Megaforce)が放送予定[2]。第2シーズンは『海賊戦隊ゴーカイジャー』がベースとなる[3]。
概要
2011年から放送された『パワーレンジャー・サムライ』に続くサバン・ブランド製作の作品であり、シリーズ20周年記念の一端を担っている[4][5][6]。
原作の『天装戦隊ゴセイジャー』は天使をモチーフとした作品でメンバー達も天使という設定であったが、海外での宗教的タブーを避けるためか、本作のレンジャー達は地球の守護者ではあるものの、普通の高校生から選抜された集団となっている。その一方でバンクシーンの都合上、原作である『ゴセイジャー』の用語も一部手を加えられながら使用されている。
記念作品であるため、これまでの作品に登場した歴代レンジャー達も伝説の存在として登場している[7]。
登場人物
パワーレンジャーメガフォース
ゴセイによる召集を受け、地球を守る使命を与えられた高校生達。
- トロイ・バロウ / レッドメガフォースレンジャー
- 優れた格闘技術と思い槍の心をもった優しい青年。
- リーダーの資質を見抜かれドラゴンの力を与えられる。
- ジェイク・ホーリング / ブラックメガフォースレンジャー
- 身体技術を認められスネークの力を与えられた青年。
- 遊び好きで怖いもの知らずの性格。ジアに片思いをしている。
- ノア・カーバー / ブルーメガフォースレンジャー
- 科学に詳しいことを認められシャークの力を与えられた青年。
- 戦闘においても肉体よりも頭脳を駆使して戦う。また、ジェイクとは親友である。
- エマ・グドール / ピンクメガフォースレンジャー
- 自然を愛する心を認められフェニックスの力を与えられた女性。
- 競技用自転車に乗って自然観察を行うのを好む。また、ジアとは幼馴染である。
- ジア・モラン / イエローメガフォースレンジャー
- 冷静さを認められてタイガーの力を与えられた女性。
- ミス・パーフェクトと呼ばれるほどに才色兼備であるらしい。
協力者
- ゴセイ(マスターヘッド)
- 地球の守護者とされる存在。ある島にある石碑となりレンジャー達に語りかける。
- 『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』などに登場したゾードンにより生み出された。
- 原作におけるマスターヘッドに相当する立場のキャラクターと言えるが、外見は「ゴセイ・モーファー」(テンソウダー)に酷似したものとなっている。
- テンソウ
- ゴセイに従う小型ロボット。ゴセイの指示によりレンジャーとなる若者を探した。
- 原作におけるデータスに相当する立場のキャラクターと思われるが、外見は映画「ウォーリー」に登場する「WALL・E」に酷似しており全く異なっている。
- ロボナイト(ゴセイナイト)
- ゴセイによって地球を守るために生み出された存在。
- ライオンゾードに変形できる。
- 原作におけるゴセイナイトと比べて会話や動作が機械的になっている。
ウォースター宇宙軍団
地球外に待機した宇宙船を拠点とする昆虫のような姿をしたエイリアンで構成されている。
- マルコー提督(惑星のモンス・ドレイク)
- 蛾のような外見を持つウォースターの首領。
- クリーポックス(流星のデレプタ)
- ウォースターの幹部で、刃の付いた前腕を持つカマキリのような外見のエイリアン。
- ヴラック(彗星のブレドラン)
- ウォースターの幹部で、発展した科学技術を持ったツノゼミのような外見のエイリアン。
- モンスターを巨大化させるゾンバット(ビービ虫)を操るなどの力を持つ。
- 地球で戦闘する際にはトキシックミュータントに似た戦闘形態(チュパカブラの武レドラン)になる。
- パワーレンジャーによって搭乗していた宇宙船ごと爆破されるが、メタルアリスの手術によりサイボーグ(サイボーグのブレドRUN)として復活する。
- メタルアリス(エージェントのメタルA)
- ヴラックによって海底の基地で作り出されたロボット。
- ルーギー(魔虫兵ビービ)
- ヴラックが生み出す戦闘員。
トキシックミュータント
有毒物質によって生まれた種族。
- ビッグス(ブロブの膜イン)
- トキシックミュータントのリーダー格。身体をスライムのようにして攻撃を回避する。
- ブルファー(ビッグフットの筋グゴン)
- 類人猿のような外見をした怪物。性格は非常に短気。
- 巨大な金棒を武器にしている。
装備・戦力
- ゴセイモーファー(テンソウダー)
- ゴセイの姿を模したメガフォースレンジャー達の変身アイテム。
- パワーカードをセットすることで、その中に秘められた様々な効果を発揮する。
- レンジャーへの変身の際は「イッツモーフィンタイム」の号令の後、「ゴーゴーメガフォース」と唱える。
- パワーカード(ゴセイカード)
- レンジャー達が使用するさまざまな効果を秘めたカード。その効果はレンジャーへの変身から武器やメカゾードの召喚まで様々。デザインは原作と同一である。
- メガブラスター(ゴセイブラスター)
- レンジャー達が使用する光線銃。メカゾードのパワーを纏うことで、その力を弾丸として発射することができる。
- 纏うゾードの種類によってビームが変化し、それぞれ「ゾード名+ブラスト」の名称で呼ばれる。
- バトルギア(ゴセイウェポン)
- メンバーごとにことなる固有装備。
- ドラゴンソード(スカイックソード)
- レッドレンジャー専用の長剣。
- スネークアックス(ランディックアックス)
- ブラックレンジャー専用の大斧。
- シャークボウガン(シーイックボウガン)
- ブルーレンジャー専用のボウガン。
- フェニックスショット(スカイックショット)
- ピンクレンジャー専用の2連装銃。
- タイガークロー(ランディッククロー)
- イエローレンジャー専用の鉤爪。
- メガフォースブラスター(ゴセイバスター)
- 5つのバトルギアを合体させた巨大大砲。
- ウルトラソード(ゴセイテンソード)
- ウルトラメガフォースレンジャーへとパワーアップしたメガフォースレンジャー5人が使う剣。
- ゴセイモーファーと合体させることで、ゴセイウルトラソード(スーパーゴセイテンソード)になる。
メカゾード(ゴセイマシン/ゴセイヘッダー)
パワーカードの使用によって呼び出される巨大マシン。メガゾードと名称が似ているが別物で、動物の頭部を模したゾードがメカニックの形に実体化したもの。
- ドラゴンメカゾード(ゴセイドラゴン)
- レッドレンジャー専用のメカゾード。ドラゴンのような頭部を持ち、ジャンボジェット機の姿を借りて実体化する。
- スネークメカゾード(ゴセイスネーク)
- ブラックレンジャー専用のメカゾード。蛇のような頭部を持ち、新幹線の姿を借りて実体化する。
- シャークメカゾード(ゴセイシャーク)
- ブルーレンジャー専用のメカゾード。鮫のような頭部を持ち、潜水艦の姿を借りて実体化する。
- フェニックスメカゾード(ゴセイフェニックス)
- ピンクレンジャー専用のメカゾード。フェニックスのような頭部を持ち、戦闘機の姿を借りて実体化する。
- タイガーメカゾード(ゴセイタイガー)
- イエローレンジャー専用のメカゾード。タイガーのような頭部を持ち、ブルドーザーの姿を借りて実体化する。
- ライオンメカゾード(グランディオン)
- ロボナイトの変形したライオンゾードがダンプカーの姿を借りて実体化する。
- ナイトブラザーズゾード(ナイトブラザー)
- シーライオンメカゾード(シーレオン)とスカイライオンメカゾード(スカイオン)の二体の総称。シーライオンが豪華客船、スカイライオンが飛行船の姿を借りて実体化する。
ゾード(ヘッダーブラザー)
- ここでは、メカゾードと違い、メカニックの形にはならないが、レンジャーやメガゾードたちをサポートするゾードたちを挙げる。
- シーブラザーズゾード(シーイックブラザー)
- マンタゾード、ハンマーヘッドゾード、ソーシャークゾードの三体から構成される。
- ランドブラザーズゾード(ランディックブラザー)
- ビートルゾード、ダイノゾード、ライノゾードの三体から構成される。
- スカイブラザーズゾード(スカイックブラザー)
- ホークゾード、プテラゾード、クローゾードの三体から構成される。
- ウルトラチェンジゾード(ハイパーチェンジヘッダー)
- ウルトラゴセイグレートメガゾードへ合体する力を与えるゾード。
- ウルトラゾード(ミラクルゴセイヘッダー)
- ワイルドソード(アバレヘッダー)から復活し、メガフォースレンジャーたちをウルトラメガフォースレンジャーにパワーアップさせる5体のゾード。
- 後に、ゴセイアルティメットメガゾードを召喚し、一体にもなる。
- ウルトラドラゴンゾード、ウルトラスネークゾード、ウルトラシャークゾード、ウルトラフェニックスゾード、ウルトラタイガーゾードの五体から構成され、それぞれレッド、ブラック、ブルー、ピンク、イエローレンジャーに力を与える。
メガゾード(天装巨人)
- ゴセイグレートメガゾード(ゴセイグレート)
- ドラゴン、シャーク、スネーク、タイガー、フェニックスの5体のメカゾードが合体したメガゾード。
- シーメガゾード(シーイックゴセイグレート)
- ゴセイグレートメガゾードに、シーブラザーズゾードが合体した姿。
- ランドメガゾード(ランディックゴセイグレート)
- ゴセイグレートメガゾードに、ランドブラザーズゾードが合体した姿。
- スカイメガゾード(スカイックゴセイグレート)
- ゴセイグレートメガゾードに、スカイブラザーズゾードが合体した姿。
- ウルトラゴセイグレートメガゾード(ハイパーゴセイグレート)
- ゴセイグレートメガゾードに、シー、ランド、スカイブラザーズゾードとウルトラチェンジゾードが合体した姿。原作ではデータスハイパーも合体するが、本作ではデータスに相当するキャラクターは登場していないので、合体バンクでは原作における「データスハイパーとの合体シーン」は削除されている。
- ゴセイグランドメガゾード(ゴセイグランド)
- ライオンメカゾードとライオンブラザーズゾードが合体した姿。
- グランドゴセイグレートメガゾード(グランドゴセイグレート)
- ゴセイグレートメガゾードとゴセイグランドメガゾードが合体した姿。
- ゴセイジェットメガゾード(ワンダーゴセイグレート)
- 5つのゾードを持つゴセイジェットのメガゾード形態。
- ゴセイアルティメットメガゾード(ゴセイアルティメット)
- レンジャーたちの基地コマンドセンターの頭頂部でもある、ゴセイアルティメットコマンドシップ(ゴセイマシン)が変形したメガゾード。ウルトラゾードたちが一体になっている。
キャスト
レギュラー・準レギュラー
- トロイ・バロウ / レッドメガフォースレンジャー(声):アンドリュー・グレイ
- ジェイク・ホーリング / ブラックメガフォースレンジャー(声):アシム・リスク
- ノア・カーバー / ブルーメガフォースレンジャー(声):ジョン・ラウダミルク
- エマ・グドール / ピンクメガフォースレンジャー(声):クリスティーナ・マスターソン
- ジア・モラン / イエローメガフォースレンジャー(声):シアラ・ハンナ
- ゴセイ(声):ジョフリー・ドーラン
- テンソウ(声):エステヴェス・グリスピー
- マルコー提督(声):キャンベル・クーリー
- クリーポックス(声):マーク・ミッティンソン
- ヴラック(声):ジョンソン・ホード
スーツアクター・スタント
スタッフ
- 製作総指揮:ジョナサン・ヅァクワー
- プロデューサー:サリー・キャンベル
- 共同プロデューサー:エリー・デケル、ブライアン・カセンティーニ
- 音楽:ノアム・カニエル
- ストーリーエディター:ジェームズ・W・ベイツ
- セカンドユニット監督:野口彰宏
- スタント・コーディネーター:マーク・ハリス
- 撮影:イアン・ローゼンバーグ
- 編集:ブラフ・シューペリア
- プロダクション・デザイナー:ガレス・エドワーズ
- 創造者:ハイム・サバン、東映
- オリジナルシリーズ原作:八手三郎
- 制作:パワーレンジャー・プロダクション、東映、サバン・ブランド、石森プロダクション(9話以降)
- 配給:サバン・ブランド(国際配給 - マービスタ・エンターテイメント)
放映リスト
話数 | サブタイトル | 登場モンスター | 監督 | 脚本 |
---|---|---|---|---|
1 | Mega Mission | スカラベ | ジョナサン・ヅァクワー | ジェームズ・W・ベイツ |
2 | He Blasted Me with Science | ユーフォー | デビッド・マクダーモット | |
3 | Going Viral | ジョナサン・ブルー | マーク・ハンドラー | |
4 | Stranger Ranger | セス・ウォルザー | ||
5 | United We Stand | ジル・ドネラン | ||
6 | Harmony and Dizchord | ジェイムズ バー | セス・ウォルザー | |
7 | Who's Crying Now? | ジョナサン・ヅァクワー | ||
8 | Robo Knight | マーク・ハンドラー | ||
9 | Prince Takes Knight | デビッド・マクダーモット セス・ウォルザー | ||
10 | Man and Machine | ジョン・リアング | セス・ウォルザー | |
11 | Ultra Power | Jim Peronto | ||
12 | Last Laugh | ジル・ドネラン | ||
13 | Dream Snatcher | 野口彰宏 アイザック・フロレンティーン |
ジル・ドネラン ジェームズ・W・ベイツ | |
14 | Gosei Ultimate | マーク・ハンドラー | ||
SP1 | Raising Spirits | ジェイムズ バー | Jim Peronto | |
15 | The Human Factor | 野口彰宏 アイザック・フロレンティーン |
デビッド・マクダーモット | |
16 | Rico the Robot | ジル・ドネラン | ||
17 | Staying on Track | ジェイムズ バー | Jim Peronto | |
18 | The Human Condition | デビッド・マクダーモット | ||
19 | The Messenger | ジョン・リアング | マーク・ハンドラー | |
20 | End Game | セス・ウォルザー | ||
SP2 | The Robo Knight Before Christmas | ジェイムズ バー | ジェームズ・W・ベイツ |
脚注
- ^ Ross, Robyn (2013年1月16日). “Exclusive: Find Out When Power Rangers Megaforce Premieres and Get a First Look at the Cast”. TV Guide 2013年1月16日閲覧。
- ^ “Nickelodeon to Debut Saban’s Power Rangers Super Megaforce in 2014”. サバン・ブランド. 2013年6月21日閲覧。
- ^ a b c “Power Rangers -Mega Force & Super Mega Force-”. こしげリポート(こしげなみへい公式ブログ). 2013年6月22日閲覧。
- ^ Dickson, Jeremy (2012年8月30日). “MarVista unveils new Power Rangers Megaforce series”. KidScreen 2012年9月8日閲覧。
- ^ Whittock, Jesse (2012年8月29日). “MarVista powers up for Mip”. C21Media 2012年9月8日閲覧。
- ^ “Saban Celebrates Power Rangers, Paul Frank”. License Show Daily. (2012年6月12日) 2012年9月8日閲覧。
- ^ “Kidscreen May/June 2012 (page 54)”. kidscreen.com. 2013年2月25日閲覧。