パワーレンジャー・メガフォース
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『パワーレンジャー・メガフォース』(Power Rangers Megaforce)は、2013年2月2日よりニコロデオンで放送されている特撮テレビドラマ[1]。スーパー戦隊シリーズを海外向けにリメイクしたパワーレンジャーシリーズの第20シーズン、第17作目にあたる。 日本で2010年に放映されたスーパー戦隊シリーズ第34作『天装戦隊ゴセイジャー』をベースとしている。2014年から第2シーズン(シリーズ第21シーズン)となる『パワーレンジャー・スーパーメガフォース』(Power Rangers Super Megaforce)が放送予定[2]。
概要
2011年から放送された『パワーレンジャー・サムライ』に続くサバン・ブランド製作の作品であり、シリーズ20周年記念の一端を担っている[3][4][5] 。
原作の『天装戦隊ゴセイジャー』は天使をモチーフとした作品でメンバー達も天使という設定であったが、本作のレンジャー達は地球の守護者ではあるものの、人間の高校生から選抜された集団となっている。
前述のように記念作品であるため、全17作品の歴代レンジャー達も伝説の存在として登場している[6] 。
登場人物
パワーレンジャーメガフォース
ゴセイによる召集を受け、地球を守る使命を与えられた若者たち。
- トロイ・バロウ / レッドメガフォースレンジャー
- 優れた格闘技術と想いやりの心をもった優しい青年。
- リーダーの資質を見抜かれドラゴンの力を与えられる。
- ジェイク・ホーリング / ブラックメガフォースレンジャー
- 身体技術を認められスネークの力を与えられた青年。
- 遊び好きで怖いもの知らずの性格。ギアに片思いをしている。
- ノア・カーバー / ブルーメガフォースレンジャー
- 科学に詳しいことを認められシャークの力を与えられた青年。
- 戦闘においても肉体よりも頭脳を駆使して戦う。また、ジェイクとは親友である。
- エマ・グドール / ピンクメガフォースレンジャー
- 自然を愛する心を認められフェニックスの力を与えられた女性。
- 競技用自転車に乗って自然観察を行うのを好む。また、ギアとは幼馴染である。
- ギア・モラン / イエローメガフォースレンジャー
- 冷静さを認められてタイガーの力を与えられた女性。
- ミス・パーフェクトと呼ばれるほどに才色兼備であるらしい。
協力者
- ゴセイ(マスターヘッド)
- 地球の守護者とされる人物。ある島にある石碑となりレンジャー達に語りかける。
- 『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』などに登場したゾードンにより生み出された。
- 原典におけるマスターヘッドに相当する立場のキャラクターと言えるが、外見は後述のとおり『ゴセイ・モーファー』(テンソウダー)に酷似したものとなっている。
- テンソウ
- ゴセイに従う小型ロボット。ゴセイの指示によりレンジャーとなる若者を探した。
- 原典におけるデータスに相当する立場のキャラクターと思われるが、外見は全く異なっている。
ウォースター宇宙軍団
地球外に待機した宇宙船を拠点とする昆虫のような姿の敵達。
- マルコー提督(惑星のモンス・ドレイク)
- 蛾のような外見を持つウォースターの首領。
- クリーポックス(流星のデレプタ)
- ウォースター幹部の一人で、刃の付いた前腕を持つカマキリのような外見のエイリアン。
- ヴラック(彗星のブレドラン)
- ウォースター幹部の一人で、発展した科学技術を持ったツノゼミのような外見のエイリアン。
装備・戦力
- ゴセイモーファー(テンソウダー)
- ゴセイの姿を模したメガフォースレンジャー達の変身アイテム。
- パワーカードをセットすることで、その中に秘められたさまざまな効果を発揮する。
- レンジャーへの変身の際は「イッツモーフィンタイム」の号令の後、「ゴーゴーメガフォース」と唱える。
- パワーカード(ゴセイカード)
- レンジャー達が使用するさまざまな効果を秘めたカード。その効果はレンジャーへの変身から武器やメカゾードの召喚までさまざま。
- メガブラスター(ゴセイブラスター)
- レンジャー5人が使用する光線銃。メカゾードのパワーを纏うことで、その力を弾丸として発射することができる。
- 纏うゾードの種類によってビームが変化し、それぞれ「ゾード名+ブラスト」の名称で呼ばれる。
- バトルギア(ゴセイウェポン)
- メンバーごとにことなる固有装備。
- ドラゴンソード(スカイックソード)
- レッドレンジャー専用の長剣。
- スネークアックス(ランディックアックス)
- ブラックレンジャー専用の大斧。
- シャークボウガン(シーイックボウガン)
- ブルーレンジャー専用のボウガン。
- フェニックスショット(スカイックショット)
- ピンクレンジャー専用の2連装銃。
- タイガークロー(ランディッククロー)
- イエローレンジャー専用の鉤爪。
- メガフォースブラスター(ゴセイバスター)
- 5つのバトルギアを合体させた巨大大砲。
メカゾード(ゴセイマシン/ゴセイヘッダー)
パワーカードの使用によって呼び出される巨大マシン。メガゾードと名称が似ているが別物。
- ドラゴンメカゾード
- レッドレンジャー専用のメカゾード。ドラゴンのような頭部を持ち、ジャンボジェット機の姿を借りて実体化する。
- スネークメカゾード
- ブラックレンジャー専用のメカゾード。蛇のような頭部を持ち、新幹線の姿を借りて実体化する。
- シャークメカゾード
- ブルーレンジャー専用のメカゾード。鮫のような頭部を持ち、潜水艦の姿を借りて実体化する。
- フェニックスメカゾード
- ピンクレンジャー専用のメカゾード。フェニックスのような頭部を持ち、戦闘機の姿を借りて実体化する。
- タイガーメカゾード
- イエローレンジャー専用のメカゾード。タイガーのような頭部を持ち、ブルドーザーの姿を借りて実体化する。
メガゾード(天装巨人)
- ゴセイグレートメガゾード(ゴセイグレート)
- ゴセイドラゴン5体が合体したメガゾード。
キャスト
レギュラー・準レギュラー
- トロイ・バロウ / レッドメガフォースレンジャー(声):アンドリュー・グレイ
- ジェイク・ホーリング / ブラックメガフォースレンジャー(声):アシム・リスク
- ノア・カーバー / ブルーメガフォースレンジャー(声):ジョン・ラウダミルク
- エマ・グドール / ピンクメガフォースレンジャー(声):クリスティーナ・マスターソン
- ギア・モラン / イエローメガフォースレンジャー(声):シアラ・ハンナ
- ゴセイ(声):ジョフリー・ドーラン
- テンソウ(声):エステヴェス・グリスピー
- マルコー提督(声):キャンベル・クーリー
- クリーポックス(声):マーク・ミッティンソン
- ヴラック(声):ジョンソン・ホード
スタッフ
- 製作総指揮:ジョナサン・ヅァクワー
- プロデューサー:サリー・キャンベル
- 共同プロデューサー:エリー・デケル、ブライアン・カセンティーニ
- 音楽:ノアム・カニエル
- ストーリーエディター:ジェームズ・W・ベイツ
- セカンドユニット監督:野口彰宏
- スタント・コーディネーター:マーク・ハリス
- 撮影:イアン・ローゼンバーグ
- 編集:ブラフ・シューペリア
- プロダクション・デザイナー:ガレス・エドワーズ
- 創造者:ハイム・サバン、東映
- オリジナルシリーズ原作:八手三郎
- 制作:パワーレンジャー・プロダクション、東映、サバン・ブランド
- 配給:サバン・ブランド
放映リスト
話数 | サブタイトル | 登場モンスター | 監督 | 脚本 |
---|---|---|---|---|
1 | Mega Mission | スカラベ | ジョナサン・ヅァクワー | ジェームズ・W・ベイツ |
2 | He Blasted Me with Science | ユーフォー | デビッド・マクダーモット | |
3 | Going Viral | ジョナサン・ブルー | マーク・ハンドラー | |
4 | Stranger Ranger | セス・ウォルザー | ||
5 | United We Stand | ジル・ドネラン | ||
6 | Harmony and Dizchord | ジェイムズ バー | セス・ウォルザー | |
7 | Who's Crying Now? | ジョナサン・ヅァクワー | ||
8 | Robo Knight | マーク・ハンドラー | ||
9 | Prince Takes Knight | デビッド・マクダーモット セス・ウォルザー |
脚注
- ^ Ross, Robyn (2013年1月16日). “Exclusive: Find Out When Power Rangers Megaforce Premieres and Get a First Look at the Cast”. TV Guide 2013年1月16日閲覧。
- ^ “Nickelodeon to Debut Saban’s Power Rangers Super Megaforce in 2014”. サバン・ブランド. 2013年6月21日閲覧。
- ^ Dickson, Jeremy (2012年8月30日). “MarVista unveils new Power Rangers Megaforce series”. KidScreen 2012年9月8日閲覧。
- ^ Whittock, Jesse (2012年8月29日). “MarVista powers up for Mip”. C21Media 2012年9月8日閲覧。
- ^ “Saban Celebrates Power Rangers, Paul Frank”. License Show Daily. (2012年6月12日) 2012年9月8日閲覧。
- ^ “Kidscreen May/June 2012 (page 54)”. kidscreen.com. 2013年2月25日閲覧。