ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREYのソースを表示

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{{Pathnav|DCエクステンデッド・ユニバース|frame="1"}}{{Infobox Film
| 作品名 = ハーレイ・クインの華麗なる覚醒<br />BIRDS OF PREY
| 原題 = Birds of Prey<br>(and the Fantabulous Emancipation<br>of One Harley Quinn)
| 画像 = BirdsOfPrey.png
| 画像サイズ = 
| 画像解説 = ロゴ
| 監督 = [[キャシー・ヤン]]
| 脚本 = {{仮リンク|クリスティーナ・ホドソン|en|Christina Hodson}}
| 原案 = 
| 原作 = チャック・ディクソン、ゲイリー・フランク<br>『[[バーズ・オブ・プレイ]]』
| 製作 = [[マーゴット・ロビー]]<br>ブライアン・アンケレス<br>スー・クロール
| 製作総指揮 = [[デヴィッド・エアー]]<br>ウォルター・ハマダ<br>ジェフ・ジョンズ<br>ハンス・リッター<br>ゲイレン・ヴェイスマン
| ナレーター = 
| 出演者 = マーゴット・ロビー<br>[[メアリー・エリザベス・ウィンステッド]]<br>[[ジャーニー・スモレット＝ベル]]<br>[[ロージー・ペレス]]<br>[[エラ・ジェイ・バスコ]]<br>[[クリス・メッシーナ]]<br>[[アリ・ウォン]]<br>[[ユアン・マクレガー]]
| 音楽 = [[ダニエル・ペンバートン]]
| 主題歌 = 
| 撮影 = [[マシュー・リバティーク]]
| 編集 = [[ジェイ・キャシディ]]<br>エヴァン・シフ
| 製作会社 = [[DCフィルムズ]]<br>{{仮リンク|ラッキーチャップ・エンターテインメント|en|LuckyChap Entertainment}}<br>クロール&Co. エンターテインメント<br>クラブハウス・ピクチャーズ
| 配給 = {{Flagicon|USA}}{{flagicon|JPN}} [[ワーナー・ブラザース]]
| 公開 = {{Flagicon|USA}} [[2020年の映画|2020年]][[2月7日]]<ref name="ReleaseDate">{{cite web |last=Kroll |first=Justin |url=https://variety.com/2018/film/news/margot-robbies-birds-of-prey-to-open-in-february-2020-1202954950/ |title=Margot Robbie's 'Birds of Prey' to Open in February 2020 |date=September 24, 2017 |accessdate=September 24, 2018 |work=Variety |archive-url=https://web.archive.org/web/20180924235436/https://variety.com/2018/film/news/margot-robbies-birds-of-prey-to-open-in-february-2020-1202954950/# |archive-date=September 24, 2018 |url-status=live}}</ref><br>{{Flagicon|JPN}} 2020年[[3月20日]]<ref>{{cite news|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0111510|title=『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』来年3月日本公開|publisher=シネマトゥデイ|date=2019-10-03|accessdate=2019-10-03}}</ref><ref>{{cite news|url=https://natalie.mu/eiga/news/349995|title=ジョーカーと破局しハーレイ・クインが覚醒「Birds of Prey」公開決定|publisher=映画ナタリー|date=2019-10-03|accessdate=2019-10-03}}</ref>
| 上映時間 = 109分
| 製作国 = {{USA}}
| 言語 = [[英語]]
| 製作費 = $75,000,000<ref>{{cite news|url=https://screenrant.com/birds-prey-movie-budget-dceu-comparison/|title=Birds of Prey Budget Reportedly $75 Million, Lowest Of Any DCEU Movie|publisher=Screen Rant|date=2019-06-06|accessdate=2019-10-02}}</ref>
| 興行収入 = {{Flagicon|USA}}{{Flagicon|CAN}} $84,158,461<ref name="boxofficemojo">{{Cite web|url=https://www.boxofficemojo.com/title/tt7713068/|title=Birds of Prey: And the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn|publisher=[[Box Office Mojo]]|language=en|accessdate=2020-12-19}}</ref><br />{{flagicon|JPN}} 5億1000万円<ref>『キネマ旬報』2021年3月下旬特別号 p.36</ref><br />{{Flagicon|World}} $201,858,461<ref name="boxofficemojo" />
| 配給収入 = 
| 前作 = '''DCEU'''<br />[[シャザム! (映画)|シャザム!]]
| 次作 = '''DCEU'''<br />[[ワンダーウーマン 1984]]
}}
『'''ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY'''』（ハーレイ・クインのかれいなるかくせい バーズ・オブ・プレイ、原題: ''Birds of Prey (and the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn)）''は、[[2020年の映画|2020年]]に公開された[[アメリカ合衆国の映画|アメリカ合衆国]]の[[スーパーヒーロー映画]]であり、[[DCエクステンデッド・ユニバース]]の第8作品目として製作された作品である。監督は[[キャシー・ヤン]]、製作・主演は[[マーゴット・ロビー]]。チャック・ディクソンとゲイリー・フランクの漫画『[[バーズ・オブ・プレイ]]』を原作としている。

== 概略 ==
『[[スーサイド・スクワッド (映画)|スーサイド・スクワッド]]』で描かれた出来事の後、[[ハーレイ・クイン]]は[[ジョーカー (バットマン)|ジョーカー]]と破局した。

そんなある日、ハーレイは[[カサンドラ・カイン|カサンドラ・ケイン]]と名乗る女の子と出会った。カサンドラは大物犯罪者として知られる{{仮リンク|ブラックマスク (キャラクター)|en|Black Mask (character)|label=ブラックマスク}}から命を狙われていたのである。

ハーレイは自分と同じように自由を愛する女性たち―[[ハントレス]]、[[ブラックキャナリー]]、{{仮リンク|レニー・モントーヤ|en|Renee Montoya}}―と手を組み、カサンドラを守るための戦いに身を投じるのだった。

== あらすじ ==
狂気の犯罪王子と呼ばれるジョーカーと破局したハーレイ・クイン/ハーリーン・クインゼルは、彼女に恨みを持ちつつも、ジョーカーの報復を恐れて手を出せずにいた悪党たちや、ゴッサム市警のレニー・モントーヤ刑事などから一気に命を狙われるようになった。悪党たちから逃げ回っていたハーレイだが、遂にゴッサムの大物犯罪者ブラックマスク/ローマン・シオニスに捕まってしまう。ローマンと彼の部下であるザーズの会話を盗み聞きしていたハーレイは、彼が求めるバーティネリ家のダイヤを持ってくる代わりに自分を見逃せと要求する。

そもそもの発端は、マフィアであるバーティネリ家を、その資産を狙ったマフィアが虐殺したことから始まる。その隠し資産の在処を記したダイヤは闇の世界に流れた。ゴッサムを手中に収めるべく巨額の金を欲していたローマンは遂にダイヤの在処を探し出し、ザーズと、自身のバーで歌姫をしていたブラックキャナリー/ダイナ・ランスに命じて、悪党から譲り受けた。しかしその直後、ダイナの知り合いであるスリの少女カサンドラ・ケインがザーズからダイヤを盗み、他の窃盗罪と合わせて警察に捕まった。そのためローマンは、カサンドラを狙っていた。

ローマンから「今夜12時までにダイヤを持ち帰れば見逃してやる」と言われたハーレイは、カサンドラが留置されているゴッサム市警を襲撃。レニーや、ローマンがカサンドラにかけた賞金目当ての悪党の襲撃から身をかわし、カサンドラを確保するも、ダイヤはカサンドラが飲み込んでしまっていた。やむなくハーレイは情報屋のドクが営む中華料理屋の二階の自室にカサンドラを招き、下剤を飲ませてダイヤが出てくるのを待つ。その最中、マフィアを殺して回っている暗殺者ハントレス/ヘレナ・バーティネリがドクを詰問、他にも多くの悪党がドクにハーレイの居場所を求めた結果、ハーレイの隠れ家は悪党に襲撃されてしまう。ハーレイは、自身の安全を確保するため、カサンドラの引き渡しのため、遊園地に来るようローマンに連絡する。

遊園地のアトラクションに立てこもったハーレイは、いつダイヤが出てもいいように、カサンドラをトイレに拘束する。そこに、ハーレイにまつわる不始末で警察を停職になったレニーが現れ、二人は格闘戦を繰り広げる。ハーレイがレニーを屋外へ蹴り飛ばした後、ザーズとダイナが襲撃、ハーレイに麻痺毒の矢を刺して行動不能にする。ザーズは、実はレニーにローマンの内部情報をリークしていたダイナに、忠誠を示させるため、カサンドラの腹を裂いてダイヤを取り出すよう指示。ダイナは拒否し、激昂するザーズに駆けつけたヘレナの放ったクロスボウの矢が刺さり、ザーズは死亡する。バーティネリ家の生き残りであるヘレナは、家族を殺したマフィアを殺して回っており、ザーズはその最後の一人だった。ハーレイ、ダイナ、ヘレナ、レニー、カサンドラは、遊園地に集結したローマンとその一派を倒すため、一時的に手を組むことにする。

5人は激しい戦闘の末、ほとんどの悪党を倒したものの、カサンドラがローマンに連れ去られてしまう。3人の力を借りてローマンを追い詰めるハーレイだが、自身も武器がない状態に陥る。そのとき、カサンドラが安全ピンを抜いた手榴弾をローマンの服に忍ばせた。それに気づいたハーレイはローマンを蹴り飛ばし、彼は手榴弾の爆発で粉々になり死亡。かくしてハーレイたちは勝利し、自由の身となった。

事件後、復讐を果たしたヘレナ、雇い主を失くしたダイナ、警察のやり口に嫌気がさして退職したレニーは、ヒーローチーム「バーズ・オブ・プレイ」を結成。一方ハーレイは、バーティネリ家の遺産を元に、カサンドラと共に闇の何でも屋を始めるのだった。

== キャスト ==

=== [[バーズ・オブ・プレイ]] ===
; [[ハーレイ・クイン|ハーリーン・クインゼル / ハーレイ・クイン]]
: 演 - [[マーゴット・ロビー]]、日本語吹替 - [[東條加那子]]<ref name="cinematoday20200228">{{Cite web|和書|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0114395|title=『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』吹き替え声優は東條加那子、森川智之、花澤香菜！|work=シネマトゥデイ|date=2020-02-28|accessdate=2020-02-28}}</ref><ref name="fukikaeru0310">{{Cite news|publisher=|work=ふきカエル大作戦!!|url=https://www.fukikaeru.com/?p=13487|title=ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY|date=2020-03-10|accessdate=2020-03-10}}</ref>
: 本作の主人公。恋人だった[[ジョーカー]]と破局したことで、自身に恨みを持つ街中の悪党から命を狙われることになる。
; [[ハントレス|ヘレナ・バーティネリ / ハントレス / クロスボウ・キラー]]
: 演 - [[メアリー・エリザベス・ウィンステッド]] - 日本語吹替 - [[鷄冠井美智子]]<ref name="fukikaeru0310" />
: とある共通点を持つマフィアをターゲットに活動する暗殺者。自身は「ハントレス」を名乗っているが、他者からは「クロスボウ・キラー」と呼ばれる。
; [[ブラックキャナリー|ダイナ・ランス / ブラックキャナリー]]
: 演 - [[ジャーニー・スモレット＝ベル]]、日本語吹替 - [[村中知]]<ref name="fukikaeru0310" />
: ローマンが経営するバーの歌姫。格闘技術があることを見込まれ、ハーレイが再起不能にしたローマンの部下の代わりに、運転手兼ボディーガードとなる。前任の運転手がレニーに情報を流していた内通者であったため、レニーからローマンへの内通を依頼される。
; {{仮リンク|レニー・モントーヤ|en|Renee Montoya}}
: 演 - [[ロージー・ペレス]]、日本語吹替 - [[高乃麗]]<ref name="fukikaeru0310" />
: ゴッサム市警に勤める刑事。過去に何度も功績を上げているが、そのすべてを他人の手柄にされており、未だにヒラのまま。
; [[カサンドラ・カイン|カサンドラ・ケイン]]
: 演 - [[エラ・ジェイ・バスコ]]、日本語吹替 - [[花澤香菜]]<ref name="cinematoday20200228" /><ref name="fukikaeru0310" />
: ダイナと同じアパートに住む夫妻に引き取られた孤児。スリの常習犯で、レニーとも顔なじみ。

=== 敵（ヴィラン） ===
; {{仮リンク|ブラックマスク (キャラクター)|en|Black Mask (character)|label=ローマン・シオニス / ブラックマスク}}
: 演 - [[ユアン・マクレガー]]、日本語吹替 - [[森川智之]]<ref name="cinematoday20200228" /><ref name="fukikaeru0310" />
: ゴッサムの裏を支配する男。普段は社交的な振る舞いだが、一時の感情で激昂する危険な性格。相手の顔をナイフで剥ぐ拷問を好む。ハントレスの仇でもある。
; {{仮リンク|ヴィクター・ザーズ|en|Victor Zsasz|label=ビクター・ザーズ/ミスター・ザーズ}}
: 演 - [[クリス・メッシーナ]]、日本語吹替 - [[姫野惠二]]<ref name="fukikaeru0310" />
: ローマンの側近。顔の皮をナイフで剥ぐ拷問も手掛ける。
; ミスター・キオ
: 演 - [[フランソワ・チャウ]]、日本語吹替 - [[東和良]]<ref name="fukikaeru0310" />
: ローマンのライバル組織のボス。ローマンに取引を持ちかけられる。
; ハッピー
: 演 - {{仮リンク|マット・ウィリグ|en|Matt Willig}}、日本語吹替 - [[櫛田泰道]]<ref name="fukikaeru0310" />
: ハーレイに恨みを持ち、つけ狙う者のひとり。
; ステファノ・ガランテ
: 演 - ロバート・カトリーニ
: バーティネリの縄張りと財産を狙い、一家を殺害した組織のボス。

=== 警察 ===
; エレン・イー
: 演 - [[アリ・ウォン]]、日本語吹替 - [[野一祐子]]<ref name="fukikaeru0310" />
: ゴッサムの検事補。レニーの元恋人。
; パトリック・エリクソン警部
: 演 - [[スティーヴン・ウィリアムズ (俳優)|スティーヴン・ウィリアムズ]]、日本語吹替 - [[斎藤志郎]]<ref name="fukikaeru0310" />
: ゴッサム市警察の警部。レニーの上司だが、過去に彼女の手柄を奪って出世した。
; ティム・マンロー
: 演 - {{仮リンク|デレク・ウィルソン|en|Derek Wilson (actor)}}、日本語吹替 - [[綿貫竜之介]]<ref name="fukikaeru0310" />
: レニーの相棒刑事。

=== その他 ===
; ドク
: 演 - ダナ・リー、日本語吹替 - [[佐々木省三]]<ref name="fukikaeru0310" />
: 2階にいるハーレイに隠れ家を提供する情報屋で、表の顔は、1階の台湾中華料理店の店主。
; エリカ・マンソン
: 演 - [[ボヤナ・ノヴァコヴィッチ]]、日本語吹替 - [[渡辺広子]]<ref name="fukikaeru0310" />
; マリア・バーティネリ
: 演 - {{仮リンク|シャーリーン・アモイア|en|Charlene Amoia}}
: ヘレナの母。
; フランコ・バーティネリ
: 演 - ポール・ラサ
: ヘレナの父。

『[[スーサイド・スクワッド (映画)|スーサイド・スクワッド]]』で[[ジャレッド・レト]]が演じた[[ジョーカー (バットマン)|ジョーカー]]がアーカイブ映像（ジョニー・ゴスによる[[ボディダブル]]）、[[ジェイ・コートニー]]が演じた[[キャプテン・ブーメラン|ディガー・ハークネス / キャプテン・ブーメラン]]がゴッサム市警の手配写真で出演。

== 製作 ==
=== 構想 ===
本作は過去に単独で作品化されていない、ハーレイ・クインについての作品で、DCコミックスのスピンオフ作品である。過去にない試みとして、アメリカンヒーロー映画でカンフー映画のアクションを導入し、主人公やその周りの登場人物の設定や、監督や脚本まで制作に関わる全てで女性が核を担うという試みが行われた。

[[2015年]]、マーゴット・ロビーはワーナー・ブラザース映画にハーレイ・クインが登場するスピンオフ映画の製作を打診した。その際、ロビーは「スピンオフ映画はハーレイ・クインの単独主演作ではなく、クイン以外の女性キャラクターも複数登場させて欲しい」という趣旨の要望を出した<ref>{{Cite web|url=https://collider.com/harley-quinn-movie-r-rated-margot-robbie/|title=The Harley Quinn Spinoff Might Be an &#8220;R-Rated Girl Gang Film; Says Margot Robbie|date=2018-05-08|work=Collider|accessdate=2019-10-03}}</ref>。[[2016年]]5月16日、『スーサイド・スクワッド』の公開に先立って、ワーナー・ブラザース映画はハーレイ・クインをはじめとするDCコミックスの女性キャラクターに焦点を当てたスピンオフ映画の製作に乗り出すと発表した。その際、ハーレイ・クイン役のロビーの続投と彼女のプロデューサー就任も発表された<ref>{{Cite web|url=https://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/margot-robbie-harley-quinn-movie-standalone-894486|title=Harley Quinn Movie in the Works at Warner Bros. With Margot Robbie (Exclusive)|date=2016-05-16|work=Hollywood Reporter|accessdate=2019-10-03}}</ref>。11月11日、クリスティーナ・ホドソンが本作の脚本を担当することになったと報じられた<ref>{{Cite web|url=https://www.thewrap.com/harley-quinn-birds-of-prey-christina-hodson/|title=Harley Quinn-Birds of Prey Movie’s Screenwriter Revealed (Exclusive)|date=2016-11-11|work=The Wrap|accessdate=2019-10-03}}</ref>。[[2018年]]4月、キャシー・ヤンが本作の監督に起用された。アジア系の女性映画監督がスーパーヒーロー映画の監督に起用されたのは史上初のことであった<ref>{{Cite web|url=https://deadline.com/2018/04/harley-quinn-margot-robbie-cathy-yan-birds-of-prey-warner-bros-dc-entertainment-bat-girl-christina-hodson-1202365866/|title=Cathy Yan Is Warner Bros’ Choice To Direct Margot Robbie In Next Harley Quinn Film|date=2018-04-17|work=Deadline.com|accessdate=2019-10-03}}</ref>。

当初、本作に[[ペンギン (バットマン)|ペンギン]]（『バットマン』に出てくるスーパーヴィラン）が登場する予定だったが、ペンギンは本作の後に公開されるバットマン単独作に登場することが決まったため、そのアイデアは没になった<ref>{{Cite web|url=https://www.forbes.com/sites/markhughes/2019/01/17/the-truth-about-the-latest-batman-movie-rumors/#7b3f5e9d3628|title=The Truth About The Latest Batman Movie Rumors|date=2019-01-17|work=Forbes|accessdate=2019-10-03}}</ref>。

=== プリ・プロダクション ===
2018年7月、本作はプリ・プロダクションに入った<ref>{{Cite web|url=https://deadline.com/2018/07/margot-robbie-gary-oldman-ben-affleck-movies-california-film-tax-credits-1202431629/|title=Gary Oldman’s ‘Flying Horse,’ Margot Robbie’s ‘Birds Of Prey’ & Ben Affleck’s ‘Has-Been’ Among 19 Films Snaring California Tax Incentives|date=2018-07-23|work=Deadline.com|accessdate=2019-10-03}}</ref>。同月中に、ロビーは本作のタイトルが『''Birds of Prey''』に決まったこと、ハーレイ・クインは新衣装で登場すること、ダイバーシティ豊かなキャスティングを行うことを明かした<ref>{{Cite web|url=https://www.flickeringmyth.com/2018/07/exclusive-margot-robbie-confirms-harley-quinn-girl-gang-film-is-titled-birds-of-prey/|title=Exclusive: Margot Robbie confirms Harley Quinn girl gang film is titled Birds of Prey|date=2018-07-07|work=FlickeringMyth|accessdate=2019-10-03}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://uk.movies.yahoo.com/margot-robbie-looking-cast-diverse-actors-birds-prey-leads-confirms-harley-quinn-will-new-costume-exclusive-095417449.html|title=Margot Robbie is looking to cast diverse 'Birds of Prey' leads, confirms Harley Quinn will have a new costume (exclusive)|date=2018-07-06|work=Yahoo! Movies|accessdate=2019-10-03}}</ref>。また、同月16日、本作に登場する悪役は『バットマン』の映画作品に今まで登場したことのないキャラクターになると報じられた<ref>{{Cite web|url=https://www.thewrap.com/birds-of-prey-black-canary-huntress-cassandra-cain-renee-montoya/|title=‘Birds of Prey’ Revealed: Margot Robbie Film Will Feature Black Canary, Huntress, Cassandra Cain, Renee Montoya (Exclusive)|date=2018-07-16|work=The Wrap|accessdate=2019-10-03}}</ref>。8月6日、本作の悪役がブラック・マスクであると明かされた<ref>{{Cite web|url=https://www.thewrap.com/birds-of-prey-villain-black-mask-batman/|title=‘Birds of Prey’ Villain Revealed as Black Mask, One of Batman’s Deadliest Foes (Exclusive)|date=2018-08-06|work=The Wrap|accessdate=2019-10-03}}</ref>。

ブラックキャナリー役の候補者には[[ジャネール・モネイ]]、[[ジャーニー・スモレット＝ベル]]、[[ググ・バサ＝ロー]]らが選ばれ、ハントレス役の選考では[[ソフィア・ブテラ]]、[[マーガレット・クアリー]]、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、[[クリスティン・ミリオティ]]らの名前が挙がっていた<ref>{{Cite web|url=https://deadline.com/2018/09/birds-of-prey-actresses-in-the-mix-sofia-boutella-mary-elizabeth-winstead-justina-machado-more-1202468714/|title=‘Birds Of Prey’ Actresses In The Mix: Sofia Boutella, Mary Elizabeth Winstead, Justina Machado, Gugu Mbatha-Raw & More|date=2018-09-20|work=Deadline.com|accessdate=2019-10-03}}</ref>。また、[[ジャスティナ・マシャド]]と{{仮リンク|ロバータ・コリンドレス|en|Roberta Colindrez}}がレニー・モントーヤ役のオーディションを受けた<ref>{{Cite web|url=https://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/warner-bros-testing-diverse-talent-dc-birds-prey-film-1145844|title='Birds of Prey': Gugu Mbatha-Raw, Mary Elizabeth Winstead, Justina Machado Testing for DC Film (Exclusive)|date=2018-09-20|work=Hollywood Reporter|accessdate=2019-10-03}}</ref>。

2018年9月26日、スモレット＝ベルがブラックキャナリー役に、ウィンステッドがハントレス役に起用されたと報じられた<ref>{{Cite web|url=https://variety.com/2018/film/news/birds-of-prey-black-canary-huntress-jurnee-smollett-bell-mary-elizabeth-winstead-1202958570/|title=‘Birds of Prey’ Adds Jurnee Smollett-Bell and Mary Elizabeth Winstead as Black Canary and Huntress|date=2018-09-26|work=Variety|accessdate=2019-10-03}}</ref>。また、同日、[[シャールト・コプリー]]とユアン・マクレガーがブラックマスク役の俳優として検討の俎上に載っているとも報じられた<ref>{{Cite web|url=https://thegww.com/sharlto-copley-and-ewan-mcgregor-could-be-in-the-mix-to-play-birds-of-prey-villain-black-mask/|title=Sharlto Copley and Ewan McGregor Could Be In The Mix To Play ‘Birds of Prey’ Villain Black Mask|date=2018-09-26|work=Geeks WorldWide|accessdate=2019-10-03}}</ref>。10月、マシュー・リバティークが本作の撮影監督に起用され、ロージー・ペレスの出演が決まった<ref>{{Cite web|url=https://thegww.com/venom-a-star-is-born-cinematographer-matthew-libatique-confirms-hell-work-on-birds-of-prey-next/|title=‘Venom/A Star Is Born’ Cinematographer Matthew Libatique Confirms He’ll Work On ‘Birds of Prey’ Next|date=2018-10-25|work=thegww.com|accessdate=2019-10-03}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://www.thewrap.com/birds-of-prey-rosie-perez-renee-montoya/|title=‘Birds of Prey': Rosie Perez Cast as Renee Montoya in Superheroine Movie (Exclusive)|date=2018-10-03|work=The Wrap|accessdate=2019-10-03}}</ref>。11月1日、マクレガーがブラックマスクを演じることになったとの報道があった<ref>{{Cite web|url=https://www.thewrap.com/birds-of-prey-ewan-mcgregor-batman-black-mask/|title=‘Birds of Prey': Ewan McGregor in Talks to Play Batman Villain Black Mask (Exclusive)|date=2018-11-01|work=The Wrap|accessdate=2019-10-03}}</ref>。14日、エラ・ジェイ・バスコが本作に出演することになったと報じられた<ref>{{Cite web|url=https://variety.com/2018/film/news/birds-of-prey-cassandra-cain-harley-quinn-spinoff-1203028727|title=Harley Quinn Spinoff ‘Birds of Prey’ Casts Cassandra Cain (EXCLUSIVE) |date=2018-11-14|work=Variety|accessdate=2019-10-03}}</ref>。20日、本作の正式なタイトル『''Birds of Prey (and the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn)''』が発表された<ref>{{Cite web|url=https://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/birds-prey-is-called-fantabulous-emancipation-one-harley-quinn-1163151|title=Margot Robbie Reveals Full 'Birds of Prey' Title: 'The Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn'|date=2018-11-20|work=Hollywood Reporter|accessdate=2019-10-03}}</ref>。12月、クリス・メッシーナ、スティーヴン・ウィリアムズ、デレク・ウィルソン、ダナ・リー、フランソワ・チャウ、マシュー・ウィリグ、ロバート・カトリーニ、アリ・ウォンの出演が決まった<ref>{{Cite web|url=https://deadline.com/2018/12/birds-of-prey-cast-chris-messina-victor-zsasz-derek-wilson-tim-evans-renee-montoya-warner-bros-dc-1202517483/|title=Chris Messina Joins Warner Bros/DC’s ‘Birds Of Prey’ As Bad Guy Victor Zsasz|date=2018-12-11|work=Deadline.com|accessdate=2019-10-03}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://www.thewrap.com/birds-of-prey-ali-wong/|title=‘Birds of Prey': Ali Wong Joins Cast in Supporting Role (Exclusive)|date=2018-12-11|work=The Wrap|accessdate=2019-10-03}}</ref>。2019年2月、シャーリーン・アモイアがキャスト入りした<ref>{{Cite web|url=https://deadline.com/2019/02/charlene-amoia-birds-of-prey-1202557715/|title=‘How I Met Your Mother’s Charlene Amoia Joins ‘Birds of Prey (And the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn)’|date=2019-02-14|work=Deadline.com|accessdate=2019-10-03}}</ref>。

=== 撮影・音楽 ===
本作の[[主要撮影]]は2019年1月に[[カリフォルニア州]]の[[ロサンゼルス]]で始まり、同年4月15日に終了した。撮影の際には、『''Fox Force Five''』というワーキングタイトルが使用された<ref>{{Cite web|url=https://thegww.com/our-report-that-wbs-birds-of-prey-will-shoot-in-california-confirmed/|title=Our Report That WB’s ‘Birds of Prey’ Will Shoot In California Confirmed|date=2018-07-23|work=Geeks WorldWide|accessdate=2019-10-03}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://pursuenews.com/birds-of-prey-movie-filming-start-date-revealed-gets-a-fitting-working-title/|title=‘Birds Of Prey’ Movie Filming Start Date Revealed, Gets A Fitting Working Title|date=2019-09-20|work=PursueNews|accessdate=2019-10-03}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://www.comingsoon.net/movies/news/1059473-birds-of-prey-wraps-production|title=Birds of Prey Wraps Production|date=2019-04-15|work=ComingSoon.net|accessdate=2019-10-03}}</ref>。カリフォルニア州から税の控除を受けることができたため、本作の撮影は全てロサンゼルス市内で行われることになった<ref>{{Cite web|url=https://www.hollywoodreporter.com/news/harley-quinn-spinoff-film-birds-prey-california-tax-credit-recipients-1129269|title=Harley Quinn Spinoff Film 'Birds of Prey' Among Latest California Tax Credit Recipients|date=2018-07-23|work=Hollywood Reporter|accessdate=2019-10-03}}</ref>。

2019年9月30日、ダニエル・ペンバートンが本作で使用される楽曲を手掛けるとの報道があった<ref>{{Cite web|url=http://filmmusicreporter.com/2019/09/30/daniel-pemberton-to-score-cathy-yans-birds-of-prey/|title=Daniel Pemberton to Score Cathy Yan’s ‘Birds of Prey’|date=2019-09-30|work=Film Music Reporter|accessdate=2019-10-03}}</ref>。

== マーケティング ==
2019年1月28日、『''See You Soon''』と題された本作のティーザー映像が公開された<ref>{{Cite web|url=https://www.buzzfeed.com/alliehayes/birds-of-prey-margot-robbie-harley-quinn-is-back|title=Harley Quinn Is Back And Joker-Free In The First Teaser For "Birds Of Prey"|date=2019-01-21|work=Buzzfeed|accessdate=2019-10-03}}</ref>。9月4日、『[[IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。]]』の上映前に本作のティーザー・トレイラーが流された<ref>{{Cite web|url=https://variety.com/2019/film/news/birds-of-prey-trailer-harley-quinn-theaters-1203125239/|title=‘Birds of Prey’ Teaser Will Only Show in Theaters|date=2019-09-04|work=Variety|accessdate=2019-10-03}}</ref>。10月2日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された<ref>{{Cite web|url=https://www.youtube.com/watch?v=kGM4uYZzfu0|title=BIRDS OF PREY - Official Trailer 1|date=2019-10-02|work=YouTube|accessdate=2019-10-03}}</ref>。

== 評価 == 
本作は批評家から好意的に評価されている。映画批評家レビュー集積サイト[[Rotten Tomatoes]]では、238件のレビューがあり、批評家支持率は82％、平均点は10点満点で6.8点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「ペースの速いアクションで、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』はマーゴット・ロビーのハーレイ・クインのカラフルで無秩序な精神を捉えている。」となっている。[[Metacritic]]には55件のレビューがあり、加重平均値は60/100となっている。

== 出典 ==
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== 外部リンク ==
* {{Official website|http://www.birdsofpreymovie.net/}}{{en icon}}
* {{Official website|https://wwws.warnerbros.co.jp/harleyquinn-movie/}}{{ja icon}}
* {{Allcinema title|369976|ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey}}
* {{Kinejun title|93111|ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey}}
* {{Amg movie|720143|Birds of Prey (and the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn)}}
* {{IMDb title|7713068|Birds of Prey (and the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn)}}
* {{Mojo title|7713068|Birds of Prey (and the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn)}}
* {{Rotten Tomatoes|birds_of_prey_2020|Birds of Prey (and the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn)}}
* {{Metacritic film|birds-of-prey|Birds of Prey (and the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn)}}
* {{YouTube|playlist = PLizFMbnOjAaUo_3rW5lUnPj9va4osiKcs}}

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{{DCエクステンディッド・ユニバース}}
{{2020年日本週末観客動員数1位の映画}}
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