チェリモヤ
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チェリモヤ | |||||||||||||||||||||
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チェリモヤ
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Annona cherimola Mill. | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
チェリモヤ | |||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
cherimoya custard apple |
チェリモヤ(学名:Annona cherimola)は、バンレイシ科の植物およびその果実。
原産地は南アメリカのペルーやエクアドルである。赤道直下が原産にもかかわらず、チェリモヤは寒冷および暑熱に弱いという性質がある。そのため、原産地では標高2,000m近辺において栽培が行われており、そこでは一年間を通して日中の最高気温が20℃、夜間の最低気温10℃前後で推移している。
原産地ではさながら日本における柿のような、ありふれた果実である。味は甘く柔らかい食感であるが、食べごろを間違えると青臭かったり(早い)、苦かったりする(遅い、中身が茶色く変色している)。甘く柔らかい味わいは、「森のアイスクリーム」にも例えられる[1]。
果実としての美味さから、世界各地に移植されて栽培が行われている。アメリカ合衆国カリフォルニア州など南北アメリカ各地のほか、地中海地方のイタリアやスペイン、エジプト、イスラエル、レバノン、太平洋の台湾やオーストラリア、ニュージーランドなどが現在の産地である。日本にも1980年代に導入され、1987年に和歌山県が国内で最初の商品化に成功した。ただし、虫媒花であるため、受粉を手伝う種類の昆虫が生息しない場所では、手作業で受粉を行う必要があり、その手間が栽培には障害となる[1]。 暑さにも寒さにも弱く、受粉にも手間がかかる点から、シャカトウや交配種のアテモヤと同じく、栽培が難しい熱帯果樹の一つと言われている。種や苗を販売している会社は少ないうえに高価であり、日本での栽培技術が確立されていないことから、初心者及び中級者には栽培がお勧めできない植物でもある。バンレイシ科なので、害虫はつきにくい。[独自研究?]
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チェリモヤ
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チェリモヤ断面
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南アンダルシアのチェリモヤ農園
脚注
- ^ a b 「チェリモヤ 紀の川市」asahi.com 2009年10月26日「食べある紀の国」
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