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ライン同盟は19世紀に存在した国家連合体。
1806年、ナポレオン1世の圧力により神聖ローマ帝国内の全ドイツ諸侯は名目だけ存続していた帝国を離脱し、次々とフランスと同盟した。公式には同盟という対等の名称であるが、その実態はフランスの属領というものに等しかった。ナポレオンを盟主とし、大司教ダルベルクを総裁としたフランス主導の連盟であった。連邦内では法令は全てナポレオン法典が使用された。しかし、連邦自体の力は脆弱でナポレオンに援助した総兵力はわづかに6万人ほどだったという。
1813年ナポレオンのロシア遠征とともに解体した。