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ウコバク(Ukobach, ウコバチ)は、コラン・ド・プランシー著の『地獄の辞典』に登場する、ベルゼブブ配下の地獄の下級悪魔。
大きな頭に、細い牛のような尾を持った姿をしている。ベルゼブブの命により、地獄の釜の炎が絶えないように釜に油を注ぎ続ける役目を受け持つ。他にも、地獄に落ちた亡者を苦しめるために、燃え盛る石炭をくべるともいわれている。
プランシー創作の悪魔とも言われるが、別の説によると元は水星に関係する天使であったとされている。
関連項目
参考文献
- 草野巧 『幻想動物事典』 新紀元社、1997年、42頁。