オレンジの花
オレンジフラワーは、ミカン科オレンジ（Citrus × sinensis）の木に咲く芳香のある花である。フロリダ州の花とされている。
用途
良運の縁起物とされており、結婚式のブーケやヘッドリースに使用される。
媚薬としても記述される香水の製造に使用されている[1]。香料として精油のネロリ・アブソリュートのオレンジフラワーがある。ネロリの副産物であるオレンジフラワー水は、フランス料理、スペイン料理や中東料理のデザートなどへの香りづけとして利用される。
開花期に蜂の巣を設置すると、オレンジブロッサム蜂蜜（シトラスハニー）の製造と受粉が行われる。この蜂蜜は、非常に貴重でフルーティーな味わいと香りがする。
スペインでは、花を乾燥させたものがオレンジフラワーティーとして飲まれている。
薬用
鎮静効果が神経によって引き起こされる不快感や不眠を解消するのに利用されている。オレンジフラワー水やオレンジフラワー茶は伝統的な失神や月経の不快感の治療薬として使用される[2]。
シナノキやカモミールなどの他のハーブと組み合わせた茶は、伝統的な胃の痛みや頭痛の治療薬として知られている。
言語
イタリア語ではZagara（ザガラ）と呼ばれており、アラビア語で「輝き・白い輝き」を意味するzaharaと、「花」を意味するzahrから来ている。イタリアでは、結婚式でよく使われることから、オレンジの花は結婚を想起させるものとしてよく使われる[3][4]。
関連項目
- ローズウォーター
- 橘花 (航空機)
- オレンジ・ブロッサム・スペシャル：ニューヨークとマイアミを繋いだシーボード・エア・ライン鉄道の豪華旅行列車
出典
- ^ Jeff Klinkenberg, Seasons of Florida
- ^ “Hierbas para el dolor menstrual”. 2017年3月4日閲覧。
- ^ [missing title].ISBN 887938161X, ISBN 9788879381611. Un riferimento letterario si trae da [missing title]. ISBN 8880490311, ISBN 9788880490319 a pag. 81: «Era un filo di ferro del suo bouquet da sposa. I boccioli di fiori d'arancio si erano ingialliti per la polvere...».
- ^ “Fiori d'arancio - dalla guida di NozzeItalia”. 2017年3月4日閲覧。