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アフリカオオコノハズク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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アフリカオオコノハズク
保全状況評価[a 1][a 2]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
ワシントン条約附属書II類
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: フクロウ目 Strigiformes
: フクロウ科 Strigidae
: コノハズク属 Ptilopsis
: アフリカオオコノハズク
P. leucotis
学名
Ptilopsis leucotis
Temminck, 1820
和名
アフリカオオコノハズク
英名
Northern White-faced Owl

アフリカオオコノハズク(阿弗利加大木葉木菟、学名:Ptilopsis leucotis)は、鳥綱フクロウ目フクロウ科に分類される鳥類の1種。

分布

サハラ砂漠以南のアフリカに生息する。

形態

全長は19〜24cm。英名をWhite-faced Scops Owlといわれるように、はっきりとした黒い縁どりのある真っ白い顔が特徴で羽角は長く、目は大きく橙黄色をしている。

生態

性格は気は強いが臆病。大変神経質な鳥である為、飼育下においてストレス死させてしまうケースもある。

状況に合わせて、体を細くする、羽を広げて体を大きく見せるといった行動をとる。体を細くするのは、木に擬態して、敵に隠れてやり過ごそうとする場合。翼を広げて体を大きく見せる態勢は威嚇であり、逃げられない距離で敵に見つかってしまった場合に取るものである。

後者は死を覚悟した際の最後の抵抗とも言える最終手段であり、こうなった個体は相当なストレスを感じているものと考えてよい。脅かすなどして意図的にこの態勢を取らせるべきではない。

なお、この「翼を広げて体を大きく見せる威嚇する」「体を細くして木に擬態する」行動はアフリカオオコノハズクに限らず多くのフクロウ類に共通する。

人間との関係

フクロウ自体は人に懐きにくい鳥だが、その中では飼い主以外の人にも懐く場合もある、珍しい種類である。

Sibley分類体系上の位置

シブリー・アールキスト鳥類分類
鳥類 Aves

脚注

  1. ^ CITES homepage
  2. ^ The IUCN Red List of Threatened Species
    • BirdLife International 2009. Falco peregrinus. In: IUCN 2010. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2010.2.

関連項目

  • 掛川花鳥園 - 『トリビアの泉』『ザ・ベストハウス123』に出演したアフリカオオコノハズクのポポちゃんが暮らしている。

参考文献