ストックス欧州600指数
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ストックス欧州600指数(ストックスおうしゅう600しすう、ストックス・ヨーロッパ600指数、ストックス600、英: STOXX Europe 600 Index、STOXX 600、SXXP)は、STOXXが算出する、ヨーロッパ先進17か国[1]における証券取引所上場の上位600銘柄により構成される株価指数[2]。流動性の高い600銘柄の株価を基に算出される、時価総額加重平均型株価指数である。
1998年9月16日に算出が始められ[2]、ヨーロッパ経済動向のベンチマーク指数として広く参照されている。構成銘柄の更新は例年3月・6月・9月・12月に行われている[2]。
欧米諸国では上場投資信託や先物・オプション取引などの金融商品で使用されている。また、上位50銘柄に対象を限定したSTOXX Europe 50も算出されている。
指数の推移
1998年以来の指数の推移を示す。1991年12月31日を基準日とし、その日の時価総額を100として算出されている[2]。
年 | 年末終値 | 対前年増減率 |
---|---|---|
1998 | 279,20 | |
1999 | 379,49 | 35,92 |
2000 | 359.79 | -5,19 |
2001 | 298,73 | -16,97 |
2002 | 201,72 | -32,47 |
2003 | 229,31 | 13,68 |
2004 | 251,02 | 9,47 |
2005 | 310,03 | 23,51 |
2006 | 365,26 | 17,81 |
2007 | 364,64 | -0,17 |
2008 | 196,90 | -46,00 |
2009 | 253,16 | 28,57 |
2010 | 275,81 | 8,95 |
2011 | 244,54 | -11,34 |
2012 | 279,68 | 14,37 |
2013 | 328,26 | 17,37 |
2014 | 342,54 | 4,35 |
2015 | 365,81 | 6,79 |
2016 | 361,42 | -1,20 |
2017 | 389,18 | 7,68 |
2018 | 337,65 | -13,24 |
構成銘柄
セクター別指数
本指数と共に、業種別に19の指数が算出されており、各セクターの動向を測るベンチマークとして利用されている[3]。セクターの分類はICBに基づいている。
- ストックス欧州600 自動車・部品株指数(Automobiles & Parts, SXAP)
- ストックス欧州600 銀行株指数(Banks, SX7P)
- ストックス欧州600 基礎素材株指数(Basic Resources, SXPP)
- ストックス欧州600 化学株指数(Chemicals, SX4P)
- ストックス欧州600 建設・資材株指数(Constriction & Materials, SXOP)
- ストックス欧州600 金融サービス株指数(Financial Services, SXFP)
- ストックス欧州600 食品飲料株指数(Food & Beverage, SX3P)
- ストックス欧州600 ヘルスケア株指数(Health Care, SXDP)
- ストックス欧州600 資本財・サービス株指数(Industrial Goods & Services, SXNP)
- ストックス欧州600 保険株指数(Insurance, SXIP)
- ストックス欧州600 メディア株指数(Media, SXMP)
- ストックス欧州600 石油ガス株指数(Oil & Gas, SXEP)
- ストックス欧州600 個人・家庭消費財株指数(Personal & Household Goods, SXQP)
- ストックス欧州600 不動産株指数(Real Estate, SX86P)
- ストックス欧州600 小売株指数(Retail, SXRP)
- ストックス欧州600 テクノロジー株指数(Technology, SX8P)
- ストックス欧州600 通信株指数(Telecommunications, SXKP)
- ストックス欧州600 旅行・レジャー株指数(Travel & Leisure, SXTP)
- ストックス欧州600 公益株指数(Utilities, SX6P)
脚注
- ^ 2018年9月24日以降は、オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス(アルファベット順)の17か国における証券取引所上場銘柄が対象。対象の証券取引所は、STOXXによる先進国市場の定義に拠り、随時組み入れまたは除外が行われる。近年から順に遡ると、2018年9月24日にポーランドの組み入れとチェコの除外、2016年9月19日にギリシャの除外、2013年9月23日にチェコの組み入れと続き、また2008年3月25日以前はアイスランドの企業が銘柄に含まれていた。“Results of the STOXX Country Classification Review 2018-Q1” (PDF) (英語). STOXX (2016年4月20日). 2018年9月28日閲覧。“Q1-2008 Quarterly Review” (PDF) (英語). STOXX (2008年2月19日). 2018年9月28日閲覧。
- ^ a b c d “Fact Sheet” (PDF) (英語). STOXX (2016年9月). 2016年9月19日閲覧。
- ^ “Europe indice” (英語). STOXX. 2017年2月4日閲覧。