スカルン
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スカルン(skarn)とは、石灰岩や苦灰岩などの炭酸塩岩中に花崗岩などのマグマが貫入してきた際、その接触部付近にできる鉱物の集合体(変成岩)。カルシウム、鉄、マグネシウム、アルミニウムなどに富む珪酸塩鉱物(スカルン鉱物)ができる。
マグマからケイ酸や鉄、アルミニウムなどが石灰岩の方に移動し、石灰岩中のカルシウムと反応して鉱物ができる。物質によって移動距離が異なるので、鉱物種ごとに帯状構造を示すことがある。
なお、マグマの熱により、石灰岩は結晶質石灰岩に変わっている。
関連項目
参考文献
- 野瀬重人・沼野忠之 『岡山の岩石』 日本文教出版〈岡山文庫〉、2001、ISBN 4-8212-5212-0。