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ジメチルスルホキシド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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ジメチルスルホキシド(dimethylsulfoxide、略称DMSO)は(CH3)2SOの示性式で表される化合物で、融点は18.5℃、沸点は189℃、比重は1.1。純品は無色無臭だが、長く貯蔵したものは分解物の硫黄化合物の臭気を持つ。毒性は低いが、他の物質の皮膚からの吸収を促進するので取り扱いには注意を要する。

用途

水とは自由な割合で混和し、多くの有機化合物や無機塩も溶解する優れた溶媒である。このため実験室レベルから工業的規模に至るまで広く溶媒として利用される。また有機合成化学分野においては、Swern酸化などにおける酸化剤としても用いられる。