DEATH NOTE
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DEATH NOTE | |||
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ジャンル | サスペンス、少年漫画 | ||
漫画 | |||
原作・原案など | 大場つぐみ | ||
作画 | 小畑健 | ||
出版社 | 集英社 | ||
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掲載誌 | 週刊少年ジャンプ | ||
発表期間 | 2003年12月 - 2006年5月 | ||
巻数 | 単行本:全12巻+ガイドブック1巻 文庫版:全7巻 | ||
話数 | 全108話 | ||
その他 | 完結後の特別編1話が存在 | ||
テンプレート - ノート | |||
プロジェクト | 漫画 | ||
ポータル | 漫画 |
廃止されました |
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『DEATH NOTE』(デスノート)は、原作 - 大場つぐみ・作画 - 小畑健による日本の少年漫画作品。2003年12月から2006年5月まで『週刊少年ジャンプ』(2004年1号 - 2006年24号)に連載。名前を書いた人間を死なせることができるという死神のノート「デスノート」を使って犯罪者を抹殺し、理想の世界を作り上げようとする夜神月と、世界一の名探偵・Lたちによる頭脳戦を描く。
連載版の以前に同誌2003年36号に掲載された読切版が掲載される。2008年2月には最終回から3年後を描いた読切の特別編が同誌に掲載された。話数カウントは「Page-」。
12巻までの世界累計発行部数は3000万部を突破。宝島社「このマンガがすごい!」オトコ版では、2006年と2007年に2位を獲得した。映画、アニメ、小説、ミュージカル、ドラマなど幅広いメディア展開を見せた。
ストーリー
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
第一部
page.1(第1話) - page.59(第59話) 単行本 1巻 - 7巻
高校生の夜神月(やがみ ライト)は、ある日、通っている高校の敷地内で奇妙な黒いノートを拾う。それは死神・リュークが落とした、ノートに名前を書かれた人間を死に誘うデスノートだった。犯罪者が存在しない新世界を作るため、月は世界中の犯罪者名を次々とノートに書き込んで葬る。やがて犯罪者を葬る者の存在に気付いた人々は殺し屋(=Killer)の意味から「キラ (KIRA)」と呼び始め、キラを神とあがめる者まで現れた。
一方、キラの存在を察したICPO(インターポール)は、手がけた事件を必ず解決に導く、全世界の警察を動かせる唯一の存在である謎の名探偵L(エル)にキラ事件の調査を依頼。
犯罪者の抹殺を続けるキラを連続殺人犯と見なすLは、キラが日本の関東地区にいると判断し、日本に捜査本部を設け、キラに挑む。こうして“キラ”と“L”は、それぞれの正義を掲げて対峙することになる。
第二部
page.60(第60話) - page.108(第108話) 単行本 7巻 - 12巻
第一部の終了から5年後の2009年、2代目Lとなっていた月はキラおよび警察の裏のトップとして世界の本格的な改革に乗り出す。キラとLの見せかけの勝負を演出する裏で月は世界中のキラ信者を確実に増やしていき、ついにはキラは正義と主張する国家が現れ、自分の望んだ新世界が目前まで迫っていた。
Lの死の直後、養護施設ワイミーズハウスで「Lの後継者」として育てられたメロとニアに管理人ロジャーからLの死が告げられていた。その後、ニアを中心にアメリカでSPK(Secret Provision for KIRA)(キラ対策特務機関)が設立される(ニア・レスター指揮官・リドナー・ジェバンニなど)。
そして、謎のマフィアグループによって警察庁長官が誘拐されるも夜神月の計画によって死亡し、今度は夜神粧裕(月の妹)が誘拐され、警察庁のキラ捜査本部の保持するデスノートとの交換が要求される。この事件の対処にSPKも加わるが、月指揮の下、ノートは奪われてしまう。SPKの中心人物・Nは2代目L(月)の無能振りを批判し、アメリカでの2代目Lの実権は自分が握っていることを明らかにする。月はその後の調べによって、誘拐犯もNもLの次期後継者であるメロとニアであることを知り敵愾心を募らせる。メロはニアに勝つため、ニアはキラを捕まえるため、月は2人を殺すため、3人のプライドを賭けた戦いが始まる。
特別編
2008年に本誌11号にて、映画『L change the WorLd』の公開に伴い掲載された読切作品。単行本未収録。
2013年、再び原因不明の死者が続出する。だが以前と違うのは日本で死を望む高齢者が次々と死んでいくことであり、その影響で日本は長寿大国1位から6位へ転落していた。日本の捜査本部やニアはデスノートによる新たなキラの犯行であると断定する。
登場人物
- 夜神月(やがみ ライト、Light Yagami)
- 声 - 宮野真守
- 演 - 藤原竜也(実写映画版)/ 浦井健治・柿澤勇人(舞台版)/ 窪田正孝(ドラマ版)
- 1986年(アニメ版では1989年、ドラマ版では1995年)2月28日生
- 本作の主人公。官僚を目指す優秀な学生だったが、デスノートを拾ったのを機に犯罪者や自身を追う者達を粛清し、彼が認めた真面目で心優しい人間だけの世界を造り上げ自らはその「新世界の神」として君臨する事を目論む。
- 弥海砂(あまね ミサ、Misa Amane)
- 声 - 平野綾
- 演 - 戸田恵梨香(実写映画版)/ 唯月ふうか(舞台版)/ 佐野ひなこ(ドラマ版)
- 1984年(アニメ版では1987年、ドラマ版では1994年)12月25日生
- 第二のキラであり、本作における死神の目の初めての使用者。
- L(エル){フルネーム:L Lawliet(エル・ローライト)}
- 声 - 山口勝平
- 演 - 松山ケンイチ(実写映画版)/ 小池徹平(舞台版)/ 山崎賢人(ドラマ版)
- 1979年(アニメ版では1982年、ドラマ版では1991年)10月31日生(24–25歳) 身長179cm(推定) 体重50kg(推定) 血液型 不明
- 第一部の月の宿敵で本作のもう一人の主人公。
- 数々の世界中の迷宮入りを解決し、「影のトップ」「最後の切り札」「世界一の探偵」といわれている。
- ニア(Near)
- 声 - 日高のり子
- 演 - 福田響志(実写映画版)/ 優希美青(ドラマ版)
- 1991年(アニメ版では1994年、ドラマ版では1996年)8月24日生(18歳→19歳、特別編では22歳) 身長155cm 体重40kg 血液型 B型 好きなものは「パズル・玩具」嫌いなものは「キラ」
- 第二部のメインキャラクターの一人で、Lの後継者。
- リューク(Ryuk)
- 声 - 中村獅童(アニメ版・実写映画版)/ 福島潤(ドラマ版)
- 演 - 吉田鋼太郎(舞台版)
- 夜神月が拾ったデスノートの持ち主の死神で本作における傍観者。
- 渋井丸拓男(しぶいまる たくお、Takuo Shibuimaru)
- 声 - 西村朋紘
- 演 - 顔田顔彦(実写映画版)
- 略してシブタク。仲間からは『タク』、『タクさん』と呼ばれている。デスノート2人目の犠牲者で月のキラとしての道を決定づけた人物。
用語、武器、製品など
- デスノート
- 本編の枢軸となる魔性のノート。英語表記はDEATH NOTE。一見A4サイズの黒表紙を持つ普通の大学ノートに見えるが、紙面に人間の名前を書き込むと書かれた人間が死ぬ。死因は基本的に心臓麻痺だが、自由に変えることができる。また死亡年月日から23日以内なら対象の死の状況を自由に設定できる。対象を死へ誘導する目的を外さなければ、ある程度行動を操ることもできるが、対象以外の他者を死へ巻き込むことはできない。しかし、他者の死の状況とリンクさせることで対象に他者を攻撃させ、死を拡大させることはできる。筆記具で取り消し線を引いても、消しゴムや修正液を使っても、一度名前を書かれた対象の死を取り消すことはできない。また名前のみならず対象の顔も必要(顔を思い浮かべながら名前を書く)なため、同姓同名の人物が死ぬことはない。その他、綿密な掟が定められている(詳細は後述)。
- 本来は異界に棲む死神たちが生きていくために必要な道具であり、名前を書き込むことで対象の残り寿命を奪い、彼ら自身の寿命に換えて命をつなぐ。しかし人間が使うことも可能であり、死神のように寿命を増やすことはできないが、生死を操るノートを巡る様々な攻防が発生することもある。使う者が途中で使用をやめる(所有権を放棄する)ことはできるが、その場合ノートに関する記憶は抹消される。持ち続ける場合、所有者は持ち主の死神に死ぬまでつきまとわれ、最終的には持ち主の死神が所有者の名を書いて殺す結末もある。
- 死神
- 詳細は死神 (DEATH NOTE)を参照。
- 人間たちが住む世界とは別次元にある荒涼とした世界に棲む存在。デスノートを使って人間の命を奪い自分の命に換えて生きる。見た目は骸骨を基調とした存在であり、性別もあるが、生殖行為は行わない。また通常は人間の肉眼では見えず、触れることもできない。一部の死神には実力順に位階が決められているが、実際はあまり重視されていない。昔は人類の存亡に大きく関わる存在であったが、今では退廃的で怠惰な生活を送る者が少なくない。そうした生活に飽きた死神の一人、リュークが人間界に意図的にノートを落としたことが、物語の発端である。死神として生きていく上でさまざまな掟が決められており、基本的に死神はその掟に従い行動する。死神の掟に逆らうと抹殺されるので、破ることはそうそうないが、掟を完全に把握できている死神はまれである。
- 人間の寿命を奪って生きることそのものが存在理由であり、デスノートへの記入を怠っても死亡するが、それに反する行為、すなわち人間の命を救う行いは最大の禁忌とされており、その禁忌を犯した死神は即座に死に至る。またデスノート以外で人間を殺すことも禁じられており、そうした場合はとりわけひどい苦痛を与えられ死ぬという。
- 死神の目
- 死に至らしめる対象の名前と寿命[注 1]を見ることができる目。本来は死神だけが持つが、寿命の取引(自分の残りの寿命の半分と引き換え)を行うことで人間も持つことができる。死神の目を持った人間は人間レベルで3.6以上の視力を得る。作中では視界は白黒反転した映像として表現される。ただし死神の目を持つことは「殺される対象」から「殺す側」となることを意味するため、自分の寿命を知ることはできない(鏡で見ても自分の寿命は見えない)[注 2]。ノート所有者がノートを手放す際は、ノートの記憶の抹消と共に死神の目も解除される。しかし、目を得る際に取引した寿命は元には戻らない。
- まれに先天的に目を持って生まれてくる人間がいるらしく、小説版の犯人「B・B」は作品世界で唯一確認できる生まれながらに死神の目を持つ人間である。
- キラ
- デスノートを使って犯罪者を“裁く”殺人者の通称。殺し屋を意味するKillerに由来。基本は主人公の夜神月を指すが、後に弥海砂、魅上照等の新たなデスノート使用者が現れ月に加担したことで、第二のキラ、Xキラなどの派生語も生まれた。
- 特別編では彼らに代わる新たなデスノート使用者が登場するが、犯罪者ではなく瀕死の老人ばかりを殺す上に、月のような一応の理念すらうかがえないため、ニアから軽蔑の意味を込めてCキラ(“Cheap”=安っぽいキラの意)と呼ばれた。
- L
- 作中における世界最高峰の名探偵のコードネーム。世界的な発明家キルシュ・ワイミーが手塩にかけて育て上げた人物であり、FBIを含む全世界の警察を高い権限によって動かすことができ、3000以上の難事件を解決へ導いてきた実績を誇る。しかし普段は人前に顔を出さず、白地に黒でLのロゴが入ったスクリーンのみの姿で人と接していて、そのため警察関係者の間では正体をめぐって様々な憶測が飛び交っていた。自身が興味を持った事件しか取り合わず、また犯人検挙のためには非合法捜査も厭わないので、悪印象を持つ者も多く、作中の日本の警察ではあまり信頼されていない面もあった。しかしその実力は多くの人が認めるところであり、「世界の切り札」「影のトップ」と称されていた。
- 元祖Lは作中で発生した最難関の事件たる「キラ事件」に際し、初めて歴史の表舞台に姿を現すが、その真の姿は意外なものだった。
- さくらTV
- 作中に登場する架空の民放。視聴率を稼ぐためならいかなる手段も厭わないえげつない経営が特徴。キラ事件が発生してからも、世間の関心を引くために「キラ王国」「今週の高田様」などキラ関連の番組を積極的に放映した。「キラ王国」は代表的なキラ世論を示すものとして日本捜査本部(特に松田)が度々視聴した。
- 第2部でキラの思想を世間に浸透させようと動き出した月により、たびたびキラ事件に関わってきたディレクター・出目川仁がキラ思想の代弁者として選ばれた時期もあったが、出目川がキラの意向を取り違えたために魅上に粛清され、キラの代弁者としての立場も失った。
- NHN
- 作中における公共放送。物語後半でより正確にキラの思想を伝えんとしていた魅上の指名により、正式なキラ思想の発信地となる。出目川の後任として、代弁者にはかつての月の同級生で、NHNの看板女子アナだった高田清美が選ばれた。
- ヨツバグループ
- 国内外に30万人もの社員を持つ巨大企業。事業は重工業からリゾート開発まで幅広く展開している。キラとのつながりを持つヨツバ幹部8人(その中の1人である通称ヨツバキラがノートを持つ)がデスノートを使って殺人を犯していく。その手口とは、「ヨツバの更なる飛躍」・「世界最大の企業への発展」を大義名分とした定例会議「死の会議」を開き、ヨツバキラにより選ばれた幹部たちが死のルールの資料を熟読しながら、長時間にわたる決議によって上記の大義名分の障害になる人物(ライバル企業の重役など)と殺人方法(心臓麻痺以外)を決定し、メンバー全員の総意を経てヨツバキラが実行するというもの。これによりヨツバの利益は大幅に向上し、ほとんどの他企業を圧倒していった。
- なお、8人の間ではヨツバキラの正体は一切明かされていない。幹部内でヨツバキラの正体について推測が渦巻くが、それを明かそうとしたり「死の会議」からの脱退しようとするなどの行為はタブーとなっている。この会議を招集したのは、キラに脅された社長・四葉台之助。
- ヨツバキラ逮捕後の2005年(アニメ版では2008年)4月10日、死の会議に関わった残りの幹部は全員が心臓麻痺で他界。警察上層部はLの推理(ヨツバキラの件・死の会議)を基にキラの仕業と断定するも、さまざまな噂が流布した影響でヨツバ関連の株価は大暴落した。『リライト 幻視する神』では全員が心臓麻痺ではなく、事故などで死亡している(明確な事故死のシーンが描かれたのは奈南川、三堂、紙村だけなので、全員の死に方は不明)。
- SPK
- Secret Provision for KIRA(シークレット・プロビジョン・フォア・キラ)の略称。
- 2009年(アニメ版では2012年)にアメリカ合衆国でニアを中心にFBI、CIAの人員で結成された、二代目L(夜神月)とまったく関わりを持たない独自のキラ対策機関。情報管理の徹底のため、所在地や捜査官・捜査状況などの情報は一切非公開にしている(機関を承認した大統領にも)。
- メログループが日本捜査本部から奪ったデスノートによってメンバーの大半を失い、ニアを含む4人にまで激減する。その後は副大統領がキラに屈する声明を発表したため、表向きには解散と公表されながらも地下組織として捜査を続けることとなる。
- 第一部で初代Lとしばしば対立した日本捜査本部と違い、ニアの捜査方針に反発するメンバーはほとんどいない。
- キラ事件解決後は正式に解散し、ニア以外のメンバーは元の所属していた組織に復帰した。しかし、特別編では2013年にCキラの出現によって、レスターとリドナーが、再びニアと協力することとなる。
- ワイミーズハウス
- 英国・ウィンチェスターにある児童養護施設。
- 発明家であったキルシュ・ワイミーにより創設。高い知能を持ちながら身寄りのない子供たちが世界中から集められ、暮らしている。初代Lが死ぬまではワイミーの知己であったロジャー・ラヴィーによって運営されていた。
- 出身者は、探偵から画家まで幅広く、世界一の名探偵と称される三代目「L」もここから巣立った。本編に登場する出身者はメロ(ミハエル・ケール)、ニア(ネイト・リバー)、マット(マイル・ジーヴァス)、リンダ、小説版に登場する犯人「B・B」ことビヨンド・バースデイ、同じく小説版に登場する久條希実子の6人である。
デスノートのルール
元々デスノートにルールなどは書かれていないが、リュークが落としたデスノートには「デスノートのルール」が全て英語で記載されている。
基本ルール
- デスノートに名前を書かれた人間は死ぬ。
- 名前を書かれる人物の顔が頭に入っていないと効果は得られない。
- 前述のルールゆえに、対象となる人間の名前と顔が一致する必要があるため、同姓同名の別人は死なない。
- デスノートに書く名前は、本名でなければ効果は得られない(外国人の場合は原文通りの綴りでなければならない)。ペンネームなどの通称名では不可。
- 顔を思い浮かべて4回名前を書き間違えられた人間に対し、以後デスノートは効かなくなる。ただし、デスノートによる死を避けるため故意に書き間違えた場合は書き込んだ人間が死に、名前を書かれた人間もノートの効力からは逃れられず、本名を書かれれば死ぬ。
- 名前の後に人間界単位で40秒以内に死因を書くと、そのとおりになる。
- 死因を書かなければ、全てが心臓麻痺となる。
- 死因を書くとさらに6分40秒、詳しい死の状況を記載する時間が与えられる。
- デスノートから切り取ったページや切れ端(面積は問わないが、文字を一文字ずつはっきりと書ける範囲でなければならない)などでもデスノートの効果は有効である。
- 所有権に関わらず、デスノートに一度でも触れれば誰でも、それ以降はそのデスノートに憑いている死神が見えるようになり、会話もできる。
- 所有権を持たない者でもデスノート、もしくはその切れ端に名前を書けば、所有者と同等の効果を得ることができる。
- 絵で顔を知っているだけの人間は、デスノートで殺すことはできない。ある程度鮮明な写真や映像で相手の顔を知っているなら効果は得られる。
- 原則的に人の寿命を延ばすことはできないが、間接的にではあるが寿命が延びるケースがある。
- 海沙の寿命のその日、海沙を殺そうとしていた男を死神ジェラスがノートで殺害。結果としてその日に海沙は死なないことになり、寿命が延長された。
- デスノートに人の名前を書くとき、複数のページにまたがって書いても効果は得られない。ただし、表裏は同じページとみなされ、表に名字、裏に名前という書き方なら効果は得られる。
- デスノートはどれだけ使ってもページが尽きることはない。
- デスノートに書く物質は、文字として認識できれば何でもよい。血や化粧品、炭などでもかまわない。
- 月はこのルールを利用して、腕時計にある針で自分の指を刺して出血させ、血液をインク、針をペンとして代用していた。
- デスノートを一度でも使った人間は、その代償として天国にも地獄にも行けない。
- 原作では、「天国も地獄も存在せず、死んだ後にあるのは無である」という意味とされた。
- 実写映画版では、デスノートを使った人間のみが天国にも地獄にも行けないとされている。
- 「人間界単位で124歳以上」および「残りの寿命が12分以内」「生後780日未満」の人間をデスノートで殺すことはできない。
- 2冊以上のデスノートに同じ人間の名前が書かれた場合、一番先に書かれたものが優先される。
- 2冊以上のデスノートに同じ人間の名前が書かれ、書き終えた時間の差が0. 06秒以内の場合は同時と見なされ、書かれた人間は死なない。
- 人間界で同時に存在していいデスノートは6冊まで。ただし死神自身が所有するノートはその数に入らない。
- いかなる方法を用いてもデスノートに名前を書かれた人物の死自体を取り消すことはできないが、死の時刻・状況は記入後6分40秒以内、かつその人物が生きている間ならば、書いた文字の上に二本線を引いて書き直すことで変更できる。
死因を書いた場合
- 記された死因での死亡となる。
- 死因を書いてから人間界単位で6分40秒以内に死に至るまでの詳細を書くと、その人間の死まで物理的に可能な範囲で操ることができる。可能な範囲でない書き方をした場合、書いた事柄を無効とし、すべて心臓麻痺で死ぬ。
- 5時30分に日本にいた人間を6時にエッフェル塔で死なせる、存在を知らないLの似顔絵を描かせる、Lが日本警察を疑っている旨を言わせる等、本人ができない行動は不可とされた。
- 先に書いておいた死因や死に至るまでの詳細の前に名前を書き足しても、約19日以内であれば有効である。
- 作中では月がレイ・ペンバーにこの手法でレイ自身を含むFBI捜査官の名前を書かせ、全滅に追い込んだ。
- 殺しの対象者が知りえない情報を使う、または行い得ないことをさせることは不可能。ただし自殺は有効であり、誰もがする可能性があるとされ、考えもしないことには入らない。
- 第三者を直接死亡させるような死因や死に至るまでの詳細は効力がなく、第三者の死亡がない形での心臓麻痺による死亡になる。
- 死の直前の行動の中で対象者が死の直前に第三者を攻撃することは可能であり、攻撃を受ける者の死の状況をデスノートで示せば致命傷になりえる (ただし、直接的な表現では心臓麻痺になる場合がある)。
- 実写映画版では月がこの方法を利用し、対象者(南空ナオミ)に第三者(秋野詩織)の殺害を実行させている。
- 対象者だけが死亡するような詳細で、第三者の動作が関連して死ぬ場合は有効。
- 日時を指定した上で操って殺せるのは23日以内。23日以上かかるような病気で死亡させる場合は例外。ただし日にちの指定を行えば無効になる。明らかに無理が生じるようであれば心臓麻痺となる。
- 勘で適当な死因を書くと、死因は心臓麻痺になる。
所有権の解説
- デスノートは人間界の地に着いた時点で人間界のものとなる。
- デスノートを所有している限り、そのデスノートの元々の所有者であった死神が人間に憑く。
- デスノートを所有していた者が全てのノートの所有権を放棄すると、デスノート自体に関する記憶を失い、デスノートを使うために行った行動の記憶は、デスノートが絡まない形で残る。
- デスノートを紛失または盗まれるなどした場合、490日以内に再びノートを手にしないと所有権を失う。
- 所有権を持たない状態でデスノートの記憶を取り戻すには、使用したことのあるデスノートに触れているしかない。ただし再び所有権を得ない場合は、ノートを離すと再び記憶を失う。
- 所有権を持つ者が死亡したとき、そのノートの所有権はそのときにノートを手にしている者に移る。
- 一度所有権を放棄しても、再び所有権を得ることは可能である。ただし所有権を得ることでデスノートの記憶を取り戻せるのは最大6回まで。7回目に所有権を再取得した場合はそれまでのデスノートに関する記憶をすべて失った状態でノートを使用することになる。
- 所有権を自分に残したままで他人に貸すことは可能であり、又貸しもできるが、死神はあくまで所有権を持つ人間に憑く。
所有権が複数ある場合
- 1人の人間が複数のデスノートの所有権を持っている場合、1冊の所有権を放棄しても他の所有権が残っていれば記憶は消えない。
- 所有権を放棄したデスノートに憑く死神の姿は認知できなくなり、声も聞こえない。
嘘のルール
以下の二つのルールは、劇中で夜神月が自分に対する疑惑の目をそらすためにリューク(映画版ではレム)に書かせた虚偽の設定であり、これを犯してもこのルールは適用されない。なお、こういった偽りのルールを書くことは死神界の掟には反しない。
- このノートに名前を書き込んだ人間は、最も新しく名前を書いた時から、13日以内に次の名前を書き込み、人を殺し続けなければ自分が死ぬ。
- このノートを刻む焼くなどして使えなくすると、それまでにノートに触れた全ての人間が死ぬ(原作、および小説版「L change the WorLd」のみ)。
死神のルール
基本的なルール
- 死神は、デスノートを最低1冊は必ず所有していなければならない。
- 死神は、デスノートで人間を殺すと、その人の寿命と現年齢の差分を自分の寿命として得ることができる。
- 人間界での混乱を避ける配慮として、死神は所有者およびデスノートに触れた者で見える人間の名前と寿命を他の人間に教えてはならない。
- 死んだ死神を認知できていた人間でなければ、死んだ死神のデスノートを見たり触れたりすることはできない。
- デスノートの元持ち主である死神は、そのデスノートを用いた死の手伝いおよび妨げになるような行為を基本的にはしないが、それぞれの性格による。
- 死神界では死神大王がデスノートの管理を行っているが、あまり徹底されていない。
- 基本的にデスノートは死神一匹につき、1冊のみ。
- デスノートの所有者が、所有権を持たない人間にノートを貸した場合でも、死神は所有権のある人間に憑かなければならない。
- 死神が特定の人間に好意を持ち、その人間の寿命を延ばすためにデスノートを使用した場合、死神は死ぬ。
- 死神は、死ぬと砂のように崩れ落ち肉体は消えるが、所有していたデスノートは残る。そして所有権は次に触れた死神に移るが、基本的には(死神界の常識として)死神大王に返上すべきとされる。
- 死神が人間界で何かしらの違反行為を犯した場合、死神界でその重さによって罰が下される。罰は「特級」から「8級」まであり、「3級」以上は死罪となりうる。ちなみに、死神がデスノート以外の方法で人間を殺す行為は「特級」にあたる。
- 死神はむやみに人間界にいてはならない。人間界に滞在可能な事例としては、デスノートを渡す人間を人間界単位で82時間以内で物色する、自分に所有権があったノートを人間に譲渡したとき、などである。
- デスノートを持っている限り、自分が死ぬまで元持ち主である死神が憑いてまわる。
- デスノートの所有権がある人間をデスノートを使って殺すことは何の問題もない。
- デスノートの使い方や、それを持つ人間に発生する掟を死神が全て説明する義務はない。
- 人間に憑いた死神が死んだ場合でも、死神が人間界に持ち込んだデスノートの効力に変化は生じない。
- 死神は人間界の物に触るか触らないかを選べる。
- 死神にも性別があるが、生殖行動などはしない。また、人間との性行為は禁じられているらしい。
- 死神は本来睡眠をとる必要がなく、死神にとって「眠る」という行為は人間のそれと違い純粋な「怠け」である。これを罰するような掟は特にないが、人間に憑いた死神はノート所有者の最期を見届ける、という意味でも眠る(=怠ける)べきではないとされる。
- よほど怠けていない限り、死神は心臓をナイフで刺しても頭を銃で撃ち抜いても殺すことはできない。しかし、普通の死神は知らない死神の殺し方は存在する。
- デスノートに死神の名前を書いても死神は死なない。
- 人間界で同時に存在していいデスノートは6冊まで。よって、人間にノートを所有させることで人間界にいていい死神も六匹まで。
- 仮に7冊目のデスノートが人間界に存在しても、そのノートは何の効力も持たない。
- 一匹の死神が同時にデスノートを渡せる人間は三人まで。
- 人間界にデスノートを持ち込んだ死神はノートの最初の所有者が死ぬことになる場合、自分のノートに所有者の名前を書き込まなければならない。
死神の目
- デスノートの所有権を持つ人間は、自分に憑いている死神に自分の余命の残りの半分を渡すことによって、「死神の目」を手に入れることができる。これを死神の目の取引という。
- 死神および死神の目を持つ人間は、人間の顔を見るとその人間の名前と寿命を見ることができる。
- 写真や映像であっても、人相が判別できるほど鮮明であれば名前と寿命を見ることができる。似顔絵では名前と寿命が見えない他、鮮明な写真でも顔が大きく欠けている場合は見えないことがある。
- 既に死んでいる人間の顔を見ても、名前も寿命も見えない。
- 自分自身を含めたデスノート所有者に関しては、名前だけしか見ることができない(これを利用して、デスノート所有権を判別することができる)。死神からは、デスノート所有者であっても名前と寿命の両方が読める。
- デスノートの所有権を放棄すると死神の目を失うが、寿命は元には戻らない。
- 一度デスノートの所有権を失った場合、再び所有権を得ても、再度取引しない限り死神の目を得ることはできない。
- 複数回取引する場合、取引するごとにその時点での残りの寿命の半分を支払わなくてはならない。
- 他人から借りたノートでは、目の取引はできない。
- 目の取引は一瞬で完了する。
- 目の取引を行った場合、本来の視力にかかわらず、3.6以上の視力になる。
- 原作およびアニメでは演出上、死神の目は普通の目と少し異なる描写がされているが、死神の眼球を持った人間の判別は、人間界のどんな医学や科学をもってしても不可能であり、死神でもその人間と直接目の取引をした死神あるいは目の取引をしたことを知っている死神にしかわからない。
- 人間界にデスノートがあることで、ある人間の人生が変わり、デスノートに書かれなくとも本来の寿命より前に死んでしまうことはある。それがどんな死に方であろうと、その場合やはり死神の目には縮んだ寿命ではなく本来の寿命が見えることになる。
- 死神の目で見える人間の名前はあくまでその人間を殺すために必要な名前であり、必ずしも戸籍上の氏名とは限らない。仮に戸籍自体を持たない人間を見たとしても、その名前は見える。
読み切り版
『週刊少年ジャンプ』2003年36号掲載。『DEATH NOTE HOW TO READ 13』収録。ホラー要素が連載版より強く、リューク以外の死神も異なる。
登場人物は、DEATH NOTEの登場人物#読み切り版を参照
- ストーリー
- 中学生の鏡太郎 (かがみ たろう) は、下校途中に拾ったノートを日記帳代わりに使い、クラスメートから受けたいじめについて書き込んだところ、クラスメートたちが死亡してしまう。そのノートは、死神リュークの落としたデスノートだった。
- 「過去の事件」との類似に気付いた刑事は、クラスメイトへの聞き込みを開始する。焦った鏡太郎は、内容を取り消せる消しゴム「デスイレイザー」を使い、クラスメートを生き返らせる。しかし、自分はノートを使っていないにもかかわらず、再びクラスメイトたちと刑事達が死亡する。
- 自分の周りに、もう一人ノートを使っている人間がいることに気付いた鏡太郎は、その犯人の元へ急ぐ。
- ノートのルール
- ルールは「死因を書かなければ40秒で心臓麻痺」など、基本的に連載版と同様だが、異なる点もある。
- ノートを拾った者にしか使えない。また、ノートを拾った者全てに死神 (リューク) の姿が見えるわけではない。
- ノートに名前を書いて対象が死んだ後でも、デスイレイザー- DEATH ERASER - という消しゴムで名前を消せば生き返る。ただし、遺体が蘇生できる状態でなければ効果はない[注 3]。
- ノートは38行60ページのノートで、使えばページは尽きてしまうが、死神に頼めば、新しいノートをもらえる。
- 表紙の文字は、どんな手段を用いても消すことができないが、表紙を破ると使用不可能になる。
- 殺しの促進や、助言などが含まれている。
批評
フランス文学者の中条省平は、本作には社会・政治的な領域が欠落していることから1990年代後半以降に興隆したセカイ系と呼ばれるジャンルに含まれるとし、正義の名の下に独善的な凶悪犯の抹殺を続ける夜神月の行為はテロリズムを肯定する思想であり、この作品が受け入れられている背景には若年層の政治忌避のムードがあると警鐘を鳴らしている[1]。
評論家の宇野常寛は、2000年代に入ってからは、セカイ系ではなくサヴァイヴ感を前面に押し出した「バトルロワイヤル系」ともいう新しい想像力が台頭しているとし、その代表例・到達点として本作を挙げている。そして、本作は夜神月の思想を肯定するような作品ではなく、夜神月の自信過剰・誇大妄想的な正義感は戯画的に描かれているのだとした上で、冷静に考えれば幼稚でしかない夜神月の思想も、現代のバトルロワイヤル的状況下で政治的な勝利をあげればそれが魅力的に見えてしまうということを露悪的に示す作品であると述べている[2]。
精神科医の斎藤環は、顔と名前さえわかればただちに相手を殺すことのできるデスノートを持った夜神月を「強大すぎる正義」と表現している。また、本作のほか『ダークナイト』『ブレイブ ワン』といった映画でも、素朴で絶対的な「正義」ではなく、相対化され懐疑的な「正義」が描かれており、これはアメリカ同時多発テロ事件以降の現代社会での「リアル」を担保するには不可避なことかもしれないと述べている[3]。
社会的影響
2007年9月28日、ベルギーのブリュッセル市内で男性と推定される遺体が発見された事件では、切断された遺体の一部とともにWATASHI WA KIRA DESS(私はキラです)とローマ字のように書かれたメモが発見されている。この事件は同じく「キラ」と呼ばれる『ジョジョの奇妙な冒険』に登場する猟奇殺人犯の吉良吉影(自身の能力で人間を爆殺する)ではないかという説もあったが[4]、事件から3年後の2010年9月25日に『DEATH NOTE』ファンの男が逮捕された[5]。
2008年、産経新聞連載のエッセイコーナー『北京春秋』において、産経新聞北京支局の記者、福島香織が、香港映画俳優達のセックススキャンダル映像のネット流出事件(2008年当時)をデスノートにたとえ、非難した。デスノートに名前を書かれた者が安易に死ぬさまを、ネットによるプライバシー暴露による安易な社会的な死にたとえている。
中国ではデスノートの模倣品、コミックスなどが出回り、未成年者の教育上思わしくないなどの関係で、デスノート及びその模倣品が中国国内で出回った直後より、当局が回収を行っている(香港や台湾は除く)。韓国でも、模した製品、コミックなどが出回っている。
ロシアでも、デスノートが翻訳出版されているが、ウラル地方在住の17歳の少女がエカテリンブルクで飛び降り自殺した際、部屋の中から同書が発見されたことを契機に、ウラルの父母団体が「子供に死への興味を煽る」などとして、同書の発禁を求め、同国のプーチン大統領に直訴する事態となった。一方で、同国内の愛好者団体の中からは、単なる推理漫画であるとして、発禁に反対する署名集めをしている[6]。
編集者
- 吉田幸司 : 第1話(2003年12月) - 第108話(最終話)(2006年5月)[7]
メディア展開
実写映画化、作家の西尾維新による小説化(2006年8月1日発売)、テレビアニメ化(2006年10月3日開始)、ゲーム化(2007年2月発売)、トレーディングカード化といった様々なメディアミックス展開が成された。
実写映画
2部構成で製作され、前編が2006年6月17日に、後編『デスノート the Last name』が同年11月3日に随時公開された。また、2008年2月9日にはLを主人公としたスピンオフ映画『L change the WorLd』が公開された。
実写映画版の公開を記念したトリビュートアルバムが2作リリースされた。2006年6月21日には、前編公開を記念した『DEATH NOTE TRIBUTE』が、同年12月20日には『デスノート the Last name』公開を記念した第2弾 『The songs for DEATH NOTE the movie 〜the Last name TRIBUTE〜』がリリースされた。第1弾は小畑健による描き下ろしオリジナル・イラスト・ジャケット仕様。
2015年9月13日、テレビドラマ版最終回終了後、新作映画『デスノート2016』が公開されることが発表され[8]、2016年4月に『デスノート Light up the NEW world』というタイトルであることが発表された[9]。
テレビドラマ
2015年7月より日本テレビ系「日曜ドラマ」枠で、『デスノート』のタイトルで連続ドラマ化[10] 。主演は窪田正孝で、第86回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演男優賞を受賞するなど演技が評価された[11]。
小説
- 『DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件』 (集英社、2006年8月1日発行) ISBN 4-08-780439-9
- 西尾維新著作のノベライズ作品。原作では描かれなかった、Lと南空ナオミが担当した『ロサンゼルスBB連続殺人事件』を描く。
- 『L change the WorLd』
アニメ
2006年10月3日から2007年6月26日まで日本テレビほかで放送。アニメーション制作は、マッドハウス。全37話。
2007年8月31日には、金曜特別ロードショーにて特別編『ディレクターズカット完全決着版 〜リライト・幻視する神〜』を、2008年8月22日にはその続編『DEATH NOTE リライト 2 Lを継ぐ者』が放送された。
2008年12月2日からはANIMAXでも放送開始。のちにファミリー劇場やキッズステーションでも放送された。
2007年9月4日には、アニメ公式解説本(DEATH NOTE/A「残像」)が発売された。
舞台
2015年にミュージカルとして舞台上演された。4月に日本キャスト版、6月に韓国キャスト版が公演された。
音楽はフランク・ワイルドホーン、演出は栗山民也、歌詞はジャック・マーフィー、脚本はアイヴァン・メンチェルが担当。
韓国版は、韓国ウェブメディア「eDaily」の主催する「2016 eDaily Culture Awards」のミュージカル部門最優秀賞を受賞[12]。
- 主なキャスト(日本版)
ゲーム
- 『DEATH NOTE -デスノート- キラゲーム』
-
- 機種 - ニンテンドーDS
- メーカー - コナミデジタルエンタテインメント
- ジャンル - コミュニケーション推理ゲーム
- 2007年2月15日発売
- Lまたはキラの視点でプレイし、Lならキラを、キラならLを推理して脱落させるのが目的。
- ボードゲーム『汝は人狼なりや?』をモデルにしている。
- 『DEATH NOTE -デスノート- Lを継ぐ者』
-
- 機種 - ニンテンドーDS
- メーカー - コナミデジタルエンタテインメント
- ジャンル - 推理心理戦アドベンチャーゲーム
- 2007年7月12日発売
- ゲーム第1弾『キラゲーム』では隠しキャラクター扱いだったニア・メロが正式に登場。
- ボードゲーム『スコットランドヤード』をモデルにしている。
- 『L the proLogue to DEATH NOTE -螺旋の罠(トラップ)-』
- 『DEATH NOTE×リアル脱出ゲーム〜新世界の神からの脱出〜』[注 5]
トレーディングカード
コナミ販売のトレーディングカード。同社のカード商品にしては珍しく、原作者の一人である小畑健のイラストだけが使用されており、それを売りとして前面的に押し出している。1パック10枚入り。
- DEATH NOTE TRADING CARD 01
- DEATH NOTE TRADING CARD 02
- DEATH NOTE トレーディングカード 特別版
フィギュア
- Real Action Heroes DeathNote 夜神月
- Real Action Heroes DeathNote L
- Real Action Heroes DeathNote 弥海砂
- デスノート ねんどろいど 夜神月
- デスノート ねんどろいど L
- デスノート ねんどろいど 弥海砂
- デスノート ねんどろいど リューク
- デスノート ねんどろいど 夜神月 サンタVer.
- デスノート ねんどろいど L トナカイVer.
書誌情報
漫画本編
- 大場つぐみ・小畑健『DEATH NOTE』(集英社、ジャンプ・コミックス)
- 「退屈」2004年4月第1刷発行 ISBN 4-08-873621-4
- 「合流」2004年7月第1刷発行 ISBN 4-08-873631-1
- 「激走」2004年9月第1刷発行 ISBN 4-08-873652-4
- 「恋心」2004年11月第1刷発行 ISBN 4-08-873671-0
- 「白紙」2005年2月第1刷発行 ISBN 4-08-873774-1
- 「交換」2005年4月第1刷発行 ISBN 4-08-873795-4
- 「零」2005年7月第1刷発行 ISBN 4-08-873830-6
- 「的」2005年9月第1刷発行 ISBN 4-08-873852-7
- 「接触」2005年12月第1刷発行 ISBN 4-08-873887-X
- 「削除」2006年2月第1刷発行 ISBN 4-08-874018-1
- 「同心」2006年5月第1刷発行 ISBN 4-08-874041-6
- 「完」2006年7月第1刷発行 ISBN 4-08-874131-5
- 大場つぐみ・小畑健『DEATH NOTE』(集英社、集英社文庫)
- 2014年3月23日第1刷発行 ISBN 4-08-619486-4
- 2014年3月23日第1刷発行 ISBN 4-08-619487-2
- 2014年4月23日第1刷発行 ISBN 4-08-619488-0
- 2014年5月21日第1刷発行 ISBN 4-08-619489-9
- 2014年6月23日第1刷発行 ISBN 4-08-619490-2
- 2014年7月23日第1刷発行 ISBN 4-08-619491-0
- 2014年8月24日第1刷発行 ISBN 4-08-619492-9
その他
- 公式ガイドブック『DEATH NOTE HOW TO READ 13 真相』2006年10月第1刷発行 ISBN 4-08-874095-5
- 初回限定特装版 ISBN 4-08-908053-3
- 集英社発刊のガイドブック。『週刊少年ジャンプ』にて掲載された読み切り版も収録。
- 小畑健画集『blanc et noir』2006年5月31日発行 ISBN 4-08-782146-3
- 漫画『DEATH NOTE』のイラストを中心とした小畑健の画集。
- DEATH NOTE OFFICIAL MOVIE GUIDE (1) ISBN 4-08-874092-0
- DEATH NOTE OFFICIAL MOVIE GUIDE (2) ISBN 4-08-874094-7
- DEATH NOTE 集英社コミックカレンダー2006 ISBN 4-08-909282-5
- DEATH BOX ISBN 4-08-908042-8
- 小畑健画集『blanc et noir』の予約生産限定版。収録内容は月・L・ミサのジオラマフィギュア、死神スカルオブジェ、死神眼球ペンダント、カラー原画レプリカ6点、モノクロ原画レプリカ6点、オリジナルデザインステッカー、別柄収納ケース付き『blanc et noir』である。
- L FILE No.15 ISBN 978-4-08-782165-9
脚注
注釈
出典
- ^ 中条省平「安倍押し上げたデスノート・セカイ系気分」『AERA』2006年10月2日号、朝日新聞、2006年9月25日、28-29頁。
- ^ 宇野常寛『ゼロ年代の想像力』早川書房、2008年7月25日、22-23頁、115頁頁。ISBN 978-4-15-208941-0。
- ^ 斎藤環. “第1回 「正義」とはトラウマのようなものだ02」『「虚構」は「現実」である』]”. Voice+. PHP研究所. 2009年3月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年2月7日閲覧。
- ^ “ベルギーのバラバラ殺人犯「キラ」 「デスノート」でなく「ジョジョ」?”. J-CASTニュース (ジェイ・キャスト). (2007年10月6日) 2015年12月9日閲覧。
- ^ “「わたしはキラです」の紙残し・・・3年前の「デスノート」バラバラ殺人で若者4人逮捕 ベルギー”. MSN産経ニュース. 共同通信. (2010年9月25日). オリジナルの2010年9月26日時点におけるアーカイブ。
- ^ “漫画「デスノート」ロシアで波紋 市民団体は発禁求め、愛好者は発禁反対の署名”. MSN産経ニュース (産経デジタル). (2013年4月26日). オリジナルの2013年4月26日時点におけるアーカイブ。
- ^ 『DEATH NOTE』12巻
- ^ “映画『デスノート』10年ぶり続編製作!2016年公開 ドラマとは別物に”. シネマトゥデイ (2015年9月13日). 2015年9月14日閲覧。
- ^ “デスノート新ポスターに月&Lも、正式タイトルは「Light up the NEW world」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2016年4月22日) 2016年4月22日閲覧。
- ^ 中山雄一朗 (2015年4月20日). “「デスノート」連続ドラマ化が決定!新キャストで独自ストーリーも”. シネマトゥデイ. 2015年4月20日閲覧。
- ^ 「発表! 第86回ドラマアカデミー賞」『週刊ザテレビジョン』第44号、KADOKAWA、2015年、2015年11月7日閲覧。
- ^ “『デスノート』が韓国「2016 eDaily Culture Awards」ミュージカル賞部門最優秀賞を受賞”. シアターガイド (2016年3月1日). 2016年3月2日閲覧。
- ^ a b “『デスノート The Musical』韓国公演、ついにスタート!”. エンタステージ (2015年7月3日). 2016年3月2日閲覧。
関連作品
- LOST+BRAIN
- 2008年に『週刊少年サンデー』で連載されていた漫画。主人公の容姿や性格、第1話の展開などについて、連載開始から間もなく、ニュースサイトや雑誌などで類似性を指摘する報道があった。詳細についてはLOST+BRAIN#備考を参照。
- デス・ノート(原題Let Us Prey)
- 2014年公開のイギリス・アイルランド合作の実写ホラー映画。2016年の日本公開の際にタイトルが変更されたもので、それ以外の本作との関係はない。
関連項目
外部リンク
- デスノート10周年記念ポータルサイト(集英社) - ウェイバックマシン(2014年12月2日アーカイブ分) - 2014年12月に閉鎖。
- DEATH NOTE - NTV
- KONAMI内公式サイト(ゲーム・カード)
- デスノート THE MUSICAL 公式サイト - ウェイバックマシン(2015年8月1日アーカイブ分)
- デスノート OFFICIAL BLOG(LINE)