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保全対策依存

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

保全対策依存(ほぜんたいさくいそん、Conservation Dependent、LR/cd)とは、かつてIUCNレッドリストにおいて設けられていた保全状況のカテゴリー。ある生物種(あるいは亜種以下の分類群)が、保護対策や保全の努力がなされなければ、絶滅が危惧される種になると判断された場合、このカテゴリーに分類された。2001年のIUCNレッドリスト(Ver. 3.1)以降、このカテゴリは廃止された。

概要

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このカテゴリーは1994年のIUCNレッドリスト(Ver. 2.3)において使用されたが、2001年(Ver. 3.1)以降は使用されていない。しかし2001年以降のレッドリストでも、それ以前に評価された種が再評価されていない場合、保全対策依存のカテゴリーに入れられたままとなっている。

2017年時点でIUCNのレッドリストに残っている保全対策依存とされた分類群は238(動物29、植物209)ある。これらの分類群については、2001年以降のレッドリストでは準絶滅危惧として扱われているが、保全状況の再評価がなされていない場合、依然として保全対策依存として記録されている。

IUCN以外のレッドリストにおける保全対策依存

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オーストラリア環境保護と生物多様性保全法英語版 (EPBC Act 1999) によって作成されたレッドリストでも、保全対策依存のカテゴリーが使用されている。2011年現在、オレンジラフィーなど動物4種のみが保全対策依存とされている[1]。なお植物は1種もこのカテゴリーに入れられていない[2]

脚注

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  1. ^ EPBC Act List of Threatened Fauna (2011年7月24日閲覧)
  2. ^ EPBC Act List of Threatened Fauna(2011年7月24日閲覧)