TAP (芸能プロダクション)
株式会社TAP(タップ、TAP INC.)は、東京都港区赤坂五丁目に本社がある芸能プロダクション。
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
略称 | TAP |
本社所在地 |
〒107-0052 東京都港区赤坂五丁目5番9号 赤坂スバルビル702 北緯35度40分 東経139度44分 / 北緯35.667度 東経139.733度座標: 北緯35度40分 東経139度44分 / 北緯35.667度 東経139.733度 |
設立 |
1988年2月10日 (株式会社オフィス北野) |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 2010401006188 |
事業内容 | タレント・俳優の養成・マネージメント、映画・テレビ番組の企画・制作 |
代表者 | 青木隆彦(芸名・つまみ枝豆)(代表取締役社長) |
資本金 | 1,000万円 |
従業員数 | 33人 |
関係する人物 |
ダンカン(本名・飯塚実、同社専務取締役) ガダルカナル・タカ 柳憂怜 三又又三 |
外部リンク | https://tap-1.jp/ |
前名は「株式会社オフィス北野(オフィスきたの、OFFICE KITANO INC.)」で、映画会社としても事業を展開する。
概要
- 「オフィス北野」時代
1986年に太田プロダクションを退社したビートたけしが、1988年にたけしとたけし軍団、寺島進らの俳優のマネジメントを目的に設立。
お笑いライブ「オフィス北野ライブ」を定期的に開催し、ビートたけしやツービートがサプライズで出演することもあった。2014年にはビートきよしが所属タレントとなり、ツービートの2人が29年ぶりに同じ事務所に所属するようになった。
1991年の北野武(ビートたけし)監督作品『あの夏、いちばん静かな海。』で映画製作を開始し、1996年の『キッズ・リターン』からは映画配給にも乗り出した。
2015年、第68回ロカルノ国際映画祭で「ライモンド・レッツォニコ賞」(ベスト・インディペンデント・プロデューサー賞)を受賞[1]。同賞は「リスクを負って映画作家をサポートしてきた勇気を讃えることを目的とする」インディペンデントな活動を称える賞である。
2018年3月、ビートたけしが自分の事務所T.Nゴンを別に立ち上げて退社[2]。
同年5月18日、つまみ枝豆(本名・青木隆彦)とダンカン(同・飯塚実)が取締役に就任。同年11月、枝豆が新社長に、ダンカンが専務取締役に就任した[3]。
- 「TAP」への商号変更後
2020年1月1日、創業33年目を迎える事を機に、たけしの特技であるタップダンスを命名の由来とした[4][注 1]株式会社TAP(タップ)に商号変更した[5][6]。同年7月、新人養成スクールとしてTAPセカンドを設立[7]。枝豆が理事長となる[7]。プロデューサーとして神品信市が担当となる。
所属タレント
芸人
- つまみ枝豆
- ダンカン
- ガダルカナル・タカ
- 松尾伴内
- ラッシャー板前
- グレート義太夫
- 井手らっきょ
- 水道橋博士(浅草キッド)
- ガンビーノ小林
- 三又又三
- 赤P-MAN
- 銀座ポップ
- おりはべり(佐々木大当り、広田康人(元シルキーライン))
- さえぐさ鼻男
- ビジーストリート(古澤麻由子、伊藤未来)
- 北見
- 奥山ツンヂ
- たッぴーおか
- 長谷川かいま(元ガラパゴス)
- なんとか小野 (ジョニー小野)
- ドルフィンソング(旧ドルフィンワールドビュー。佐野拓海、三木亘)
タレント
俳優・女優
仮所属
芸人
- モッキンバード(武田優作、佐藤洋平)
- ライフサイズ(杉山利輝、内垣勇志、植木隼達)
タレント
- 名嶋真
- 小池惟紀
過去の所属タレント
- イカルス渡辺
- 石丸幸人 - 業務提携
- 大富士 (在籍中に死去)
- 片岡篤史 - 阪神タイガース1軍打撃コーチ復帰時に解消
- ケンタエリザベス3世(元ヤチョウの会)
- こばやしあきこ - 現在はアティチュード所属
- 近藤奈保妃
- しいなえいひ
- たかだゆうこ
- 武重勉(引退)
- 東京ダイナマイト(松田大輔、ハチミツ二郎) - 現在は吉本興業所属
- 中村純子
- 東国原英夫 - 在籍中の芸名は「そのまんま東」
- 宝生舞(引退)
- ポップコーン正二(引退)
- マイコーりょう - 現在はジンセイプロ所属
- 山崎まさや
- 大和悠河 - 業務提携
- 山本モナ - 現在はARIES所属
- 横山ひとし
- その他のタレントはたけし軍団を参照。
2018年以降に事務所を離れたタレント
- ツービート
- 荒ぶる神々(田中勇紀、馬場さおり) - 現在はラフィーネプロモーション所属
- アル北郷 - 現在はT.Nゴン所属
- 石塚康介
- 江藤小吾
- 小笠原まさや
- お宮の松
- がじゅまる(スーミーマン、小林すっとこどっこい) - 現在は浅井企画所属
- 川本マース - 在籍中の芸名は「シェパード太郎」
- 元祖いちごちゃん(植村侑史、ハイパーペロちゃん) - 現在は浅井企画所属
- かんちゃま - 現在はラフィーネプロモーション所属
- 昨日のカレーを温めて(みんなのおさむ、だれかの川口)
- 木村裕子 - 現在はマセキ芸能社所属
- キュウ(ぴろ、清水誠) - 現在はタイタン所属
- 熊川シュウワ
- 児島玲子
- 米粒写経(居島一平、サンキュータツオ[8]) - 現在はワタナベエンターテインメント所属
- 近藤夢 - 現在はラフィーネプロモーションと業務提携
- 近藤六
- 〆さばアタル - 現在はT.Nゴン所属
- ジャッキーちゃん - 現在はホリプロコムと業務提携
- セクシーJ - 現在はラフィーネプロモーション所属
- ゾマホン - 駐日本国ベナン共和国特命全権大使就任に伴い一旦退社したが、同大使退任後に復帰
- ダースレイダー - 現在は吉田正樹事務所所属
- 太陽の小町(つる、安田一平) - 現在はラフィーネプロモーション所属
- 高尾悠希 - 現在はパイプライン所属
- 髙橋洋 - 現在はケイファクトリー所属
- 橘美緒 - 現在はフリップアップ所属
- 玉袋筋太郎(浅草キッド) - 現在はフリー
- でこぼこ〜ず(しょうとく、宮本賢治)- その後「藤乃宮」に改名し、解散
- 寺島進 - 現在はジャパン・ミュージックエンターテインメント所属
- 中嶋美和子
- なべやかん - 現在はワイエムエヌ所属
- 仁科貴
- 馬鹿よ貴方は(新道竜巳、平井“ファラオ”光) - 現在はサンミュージックプロダクション所属
- 長谷川ティティ - 現在はパイプライン所属
- 服部拓也(元シルキーライン)
- ハニーベージュ(福間秀倫、秋本隆宏) - 解散
- バベル(天馬、かわぞえあきひろ)- 現在はラフィーネプロモーション所属
- 林健太郎
- 把瑠都
- ヒロホンダ - 現在はBohemia Group New York所属
- 藤井21 - 現在はサンミュージックプロダクション所属
- プチ鹿島[8] - 現在はワタナベエンターテインメント所属
- 船見誠(元ガラパゴス)
- プリズムシャワー(湯川セイント、橋本ピー助) - 現在はラフィーネプロモーション所属
- ほたるゲンジ(無法松、桐畑トール)- 現在はフリー
- ポップコーン正一
- 堀友理子 - 現在は生島企画室所属
- ホロッコ(ほり太、こまり) - 現在はフラットファイヴ所属、ラフィーネプロモーションと業務提携
- 本間しげる
- マキタスポーツ[8] - 現在はワタナベエンターテインメント所属
- マザー・テラサワ
- 松尾雄治 - 現在はラフィーネプロモーションと業務提携
- まっく赤坂見附
- マッハスピード豪速球(坂巻裕哉、ガン太)- 現在はライジング・アップ所属
- やくみつゆ
- やすみりえ
- 幽玄亭(沖、吉田一貴)- その後「ドグマン」に改名し、現在はフリー
- ランジャタイ(伊藤幸司、国崎和也)- 現在はグレープカンパニー所属
- 涼香
- ルサンチマン浅川
製作映画(オフィス北野時代)
- あの夏、いちばん静かな海。 (1991年、製作)
- ソナチネ(1993年、企画協力)
- みんな〜やってるか!(1995年、製作)
- キッズ・リターン (1996年、製作・配給)
- HANA-BI(1998年、製作)
- 菊次郎の夏(1999年、製作・配給)
- ジャム・セッション 菊次郎の夏<公式海賊版>(1999年、製作・配給)
- 生きない(1999年、製作・配給)
- BROTHER(2001年、製作・配給)
- Dolls(2002年、製作・配給)
- 座頭市(2003年、製作・配給)
- TAKESHIS'(2005年、製作・配給)
- 七人の弔(2005年、製作・配給)
- BIG RIVER(2005年、製作・配給)
- 監督・ばんざい!(2007年、製作・配給)
- アキレスと亀(2008年、製作・配給)
- アウトレイジ(2010年、製作・配給)
- アウトレイジ ビヨンド(2012年、製作・配給)
- 龍三と七人の子分たち(2015年、製作・配給)
- 愚行録(2017年、製作・配給)
- アウトレイジ 最終章(2017年、製作・配給)
脚注
注釈
- ^ たけし軍団の英称を冠した「Takeshi Army Production」の略から取ったと一部報道もあったが、女性自身のインタビューで枝豆が否定している。また、新商号の案はたけし軍団のメンバーがボケに終始したことから枝豆が独断で決める破目になったという。
出典
- ^ “オフィス北野、スイスの映画祭で快挙 日本からの受賞者は初”. ORICON (2015年7月22日). 2015年7月22日閲覧。
- ^ “たけし71歳独立で新境地?事務所は大打撃 森社長「社名変更、規模縮小も」”. ライブドアニュース. 2018年3月14日閲覧。
- ^ “『オフィス北野』社名変更なし!枝豆&ダンカン「第2のビートたけし作りたい」”. SANSPO.COM(サンスポ) (2019年1月6日). 2019年1月6日閲覧。
- ^ オフィス北野社名変更の真相 つまみ枝豆語る「殿との原点」女性自身,2019年12月18日
- ^ オフィス北野、来年1月1日に社名を「TAP」に変更して再出発,サンケイスポーツ,2019年12月13日
- ^ 「株式会社オフィス北野」が社名変更へ ビートたけしと完全決別か,デイリー新潮,2019年12月13日
- ^ a b “会社情報|オーディションで俳優・タレントを新人発掘、育成するのTAPセカンド(タップセカンド)”. www.tap-second.jp. 2020年10月9日閲覧。
- ^ a b c ユニット「東京ポッド許可局」としても活動
関連項目
外部リンク
- 株式会社TAP
- TAP 公式 (@TAP_official_tw) - X(旧Twitter)(2019年1月 - )
- 【公式】TAP チャンネル - YouTubeチャンネル