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{{記号文字|〃}}
''''''」は、'''ノノ字点'''(ののじてん)や'''同じく記号'''(おなじくきごう)とも呼ばれ、表などで上または左(縦書きの場合は右)の内容と同一の場合の省略文字として使用される[[約物]]のひとつである。わかりやすく「チョンチョン」、「てんてん」と呼ぶこともある<ref>[[パーソナルコンピュータ|パソコン]]や[[ワードプロセッサ|ワープロ]]の[[日本語入力システム|日本語入力]]などでは、「おなじ」「どう」を[[かな漢字変換|変換]]することで「〃」を[[入力]]することが出来る。</ref>
 
== 由来 ==
ノノ字点は、歴史が古く紀元前から使用されており、紀元前934年から紀元前608年の[[新アッシリア帝国|新アッシリア]]の粘土版にも見られ、繰り返しを表す文字として使用されていた<ref>{{British-Museum-db|K.4375|id=308401}}および[[:ファイル:Library of Ashurbanipal synonym list tablet.jpg]]</ref>。[[英語]]の名称 ''ditto'' は、[[トスカーナ語]]の''dire''「言う」の過去分詞 ''ditto''「(すでに)言われた」に由来する<ref>[http://www.tfd.com/ditto Definition at The Free Dictionary]</ref>。
ノノ字点の由来は、[[ダブルクオート]]を変形した文字だといわれている。
 
現在では、ダブルクオートは引用符としての利用が大半であるが、昔は省略記号として使用されており、その用途で利用されるようになった。
 
== 使用法 ==
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* Wikipedia [[日本語]]
* 〃 [[英語]]
 
横書きの表の場合、枡の中央に置かれ原則上部の項目と同じ内容となる。(左側の項目と同じ内容にする場合もある。)
{| class="wikitable"
|Wikipedia||誰でも編集が可能
|-
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縦書きの表の場合、枡の中央に置かれ原則右側の項目と同じ内容となる。(上側の項目と同じ内容にする場合もある。)
 
== 日本語以外での使用法 ==
[[中国語]]では文字単位で「〃」が使用される。
:{{tt|黑色钢笔,一盒20支 ..... 2元1角0分<br />蓝〃〃〃〃〃〃〃〃 ..... 2元3角5分}}
 
英語などでは単語単位で「〃」が使用される。
:{{tt|Black pens, box of twenty ..... £2.10<br>Blue&nbsp;&nbsp;&nbsp;〃&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;〃&nbsp;&nbsp;〃&nbsp;&nbsp;&nbsp;〃&nbsp;&nbsp;&nbsp;..... £2.35}}
 
== 符号位置 ==
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|}
 
== 脚注 ==
[[Category:記号|ののしてん]]
<references />
 
== 関連項目 ==
* [[ibid]]
* [[踊り字]]
* [[仝]]
 
{{Punctuation_marks}}
 
[[Category{{DEFAULTSORT:記号|ののしてん]]}}
[[Category:約物]]