そらのおとしもの

水無月すうの日本の漫画及びそれを原作としたテレビアニメ

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そらのおとしもの
ジャンル ハートフルコメディ
漫画
作者 水無月すう
出版社 角川書店
掲載誌 月刊少年エース
レーベル カドカワコミックス・エース
発表号 2007年5月号 -
巻数 既刊13巻
漫画:そらのおとしものPICO
原作・原案など 水無月すう
作画 ms
出版社 角川書店
掲載誌 4コマnanoエース
発表号 Vol.1 -
発表期間 2011年3月9日 -
アニメ:そらのおとしもの (第1期)
そらのおとしものf (第2期)
監督 斎藤久
シリーズ構成 柿原優子
キャラクターデザイン 渡邊義弘
音楽 岩崎元是
アニメーション制作 AIC ASTA
製作 空美町新大陸発見部(第1期)
新大陸発見部フォルテ(第2期)
放送局 放送局参照
放送期間 第1期:2009年10月 - 12月
第2期:2010年10月 - 12月
話数 第1期:全13話+テレビ未放送1話[1]
第2期:全12話
ラジオ:そらおと〜ふぉーりん☆らぶ〜
配信期間 2009年10月1日 - 2010年12月24日
配信サイト アニメイトTV
配信日 毎週木曜日
配信回数 全28回
配信形式 ストリーミング
パーソナリティ 早見沙織(イカロス役)
野水伊織(ニンフ役)
福原香織(アストレア役)
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメラジオ

そらのおとしもの』は、水無月すうによる日本漫画作品、およびそれを原作としたテレビアニメ。『月刊少年エース』(角川書店)にて2007年5月号から連載中。エース誌上に連載された水無月すうの作品としては、『JUDAS』に続く2作目となる。略称は「そらおと」。

2011年11月現在、単行本は13巻まで発売されており、累計300万部を突破している。本作を原作とするテレビアニメが2009年10月から第1期、2010年同月から第2期が放送され、2011年6月下旬には映画が公開された。さらに、2012年1月に第3期シリーズの制作決定が少年エースなどにて発表された。スピンオフ漫画『そらのおとしものPICO』も2011年3月より連載を開始した。

ストーリー

空美町に住む桜井智樹は、「平和が一番」をモットーにするエッチな中学生。ただ1つ普通じゃないことといえば、顔さえ思い出せない女の子が現れる夢をよく見ること。そんなある日、空から天使の少女イカロスが降ってきた。彼女と出会うことでそれまで平和だった智樹の生活は大きく変化していく。そして空美町上空に存在する謎の大陸「シナプス」の陰謀に巻き込まれていくのだった。


注意:以降の記述にはそらのおとしものに関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


登場人物

主要人物

桜井 智樹(さくらい ともき)
- 保志総一朗
本作の主人公。8月31日生まれ。14歳。身長150cm[2]。体重49kg。空美中学校2年C組。「平和が一番」をモットーにする普通の中学生であったが、空から降ってきたイカロスによって平穏な日常がどんどん壊されていくことになる。幼い頃からたびたび顔さえ思い出せない翼の生えた「大好きな女の子」が現れる夢を見ることがあり、目覚めると必ず涙を流していたが、イカロスの出現以降は夢の内容が若干変わり、涙を流すことはなくなった。
思春期の欲求に正直すぎる性格をしており、イカロスやニンフの持つ能力や機械を借りて壮大な覗き行為を行っては必ず露呈し、そはらをはじめとする女子達に盛大且つ凄惨な制裁を何度も受けているが、懲りる様子は皆無である。この様に自らの生命の保全よりも性欲を最優先とする。さらに、学校の女子達の身体的情報について、あまりに細かすぎる情報まで把握している。その変態的性欲の力により、美香子すらも窮地に追いやったことがある。そのため、学校の女生徒からは「ゴキブリ桜井」と呼ばれて嫌われている。その矛先はエンジェロイドたちにも向けられる事があるが、何故かイカロスにだけは手を出さない。また、女子から嫌われる一方で(モテない)男子からのカリスマ性は非常に高い。極めて強い性欲に反し、恋愛については全く鈍感であり、まれに意識すると恥ずかしがるなど初心な反応を見せることもある。また、学業成績は極めて悪い。怒ってちゃぶ台をひっくり返すことがよくある。
良くも悪くも行動力にあふれ、幼少期はそはら等近所の子供たちを振り回し山などを探検して回る毎日を送っていたが、それを嫌った親達の言いつけから友人が離れていった過去があり、それ以降平凡な日常を求め「平和が一番」をモットーとするようになった。ただし性欲の解放時や他者の窮地にはその行動力がいかんなく発揮され、それがそはらやイカロスらに慕われる要因となっている。秘密を言い出せないイカロスの気持ちを大切にする優しさも持っているほか、服従に喜びを見いだすニンフを見て彼女達を作った存在に強い怒りを感じたり、「痛み」が「愛」と認識するカオスを不憫に思う一面もある。
ゴキブリ並みの生命力を持ち、ボコボコにされても数ページも経過すれば完治する。プロレス大会で飛び入り参加した謎の覆面レスラーについては完膚なきまで叩きのめされても何とか生還したり、抹殺のためにやってきたアストレアについては必殺技「智樹六道地獄」で回路停止にまで追い込んだ。
他のキャラクターと比べて2頭身にデフォルメされて描かれることが多いが、シリアスエピソードでは等身大となり割合凛々しくなる。その性格から全裸[3]でいることも多く、股間が黒丸で隠される(アニメでは翼のマーク)。イカロスの量子変換器により女の子に変身したときは、智子[4](声 - 藤田咲)と名乗り、女の子の振る舞いをノリノリで行う。
対カオス戦後ではニンフに「マスターになってやる」といっていたが、イカロスやニンフたちには自由に生きてほしいと思っており、(少なくとも対Z戦前までは)ニンフのインプリンティングをしていない。
第1回キャラクター人気投票での順位は4位(トモ子は9位)。年齢の割に背が低いが、バック宙を簡単にこなすことができる等かなり運動神経がよい。
イカロス
声 - 早見沙織
本作のメインヒロイン。ある日空から降ってきた未確認生物で、戦略エンジェロイドタイプα(アルファ)「Ikaros」(イカロス)。約7000万年前生まれ(推定)。身長162cm、体重48kg。スリーサイズ(B-W-H)は88(Eカップ)-57-85。好きな花はスイカ。好きな色は空色。好きなものはスイカ、ひよこ、にわとり、こけし。白い天使のような翼を持つ少女の姿をしている。智樹のことを「マスター(鳥籠)」と呼ぶ。背中の翼は完全格納まではできないが、コンパクトなサイズにまでは縮められる。ただし、羽毛が水を吸って重くなるため、水中では泳げずに水底を徒歩で行動する。耳の部分に取り付けられている飾りは排気口。
出会った頃は記憶と思考にプロテクトがかけられていたため、愛玩用エンジェロイドを名乗り、感情が希薄で人形のような少女であった。しかしその正体は「空の女王(ウラヌス・クイーン)」と恐れられた戦略エンジェロイドで、シナプスで封印されていたが、ダイダロスの手によって解放され智樹のもとへ落とされた。後にニンフの手で記憶・思考のプロテクトを解除された事で記憶が蘇り、それ以降普段は緑色の瞳をした通常モードで過ごすが、戦闘時など力を発揮するときは、両翼を全開にして赤い瞳を持つ「空の女王」モードとなる。感情は取り戻したものの、本来は戦闘能力と電算能力にのみ特化されて感情制御は鈍化されているので、上手く笑うことができない。とある出来事をきっかけに智樹に対する恋愛感情を機能障害として感知し、彼を想って涙を流すまでに至ったが、自分の行動欲求は理解できるものの、この感情が何なのかを理解できずに戸惑っている。智樹達との平凡な生活の維持を望むため、記憶が戻っても一時は自身の正体を欺いて過ごしてきたが、ニンフを救う一件でばれてしまう。しかし、実は智樹自身も勘付いており、イカロスの幸せを想って敢えてその件に深入りしなかったという彼の優しさを知ったことから、より強い絆で結ばれる。
一般常識が完全に欠如している天然ボケ。善悪の区別がないその行動原理は「マスター(智樹)への奉仕」が優先され、上記のように彼の悪行に加担する一方、些細なことで彼に因縁を付けた人物に破壊衝動を抱き、智樹自身に制止させられるなど、コメディとシリアスの両面において危険な因子を持っている。また物事の加減や限度を知らず、興味本位で「威伽鷺主(いかろす)」という名前で空美中学(智樹と同じクラス)に転入したり、理科の臨時講師をやった際は「空の飛び方」の授業で智樹を窓から身投げさせたり、調理実習で本マグロを丸ごと用意したり、夏祭りのサバイバルゲームでM61ガトリングガン(のコルク銃)で地上を掃射したり、智樹に喜んでもらおうとして動物園の檻を破壊しまくったり、ニンフとアストレアのケンカを止めようとして「Artemis」を使うなど中々豪快な行動を起こすこともある。
智樹に初めてのお使いへ出された際にはスイカを気に入り、大切に抱きかかえるようになった。また、その時に一緒に購入したヒヨコも大切に育てており、現在ではニワトリに成長している。スイカへの入れ込みはかなり強く、その後はスイカ畑を作って丁寧に育て、寄って来る害虫をArtemisで撃墜するまでに至った。
性能は圧壊深度3000m「世界最高原子力潜水艦で約1000~2000m」、無酸素活動時間連続720時間「約1ヶ月」、マッハ24「約時速30000km」(29376km)での飛行が可能と、ずば抜けたものである。武装は永久追尾空対空弾「Artemis」(アルテミス)、絶対防御圏「aegis」(イージス)、超々高熱体圧縮対艦砲「Hephaistos」(ヘパイストス)、そして国を1つ丸ごと消し飛ばすほどの破壊力を持つ弓矢型最終兵器「APOLLON」(アポロン)などの凄まじい装備を持つ。可変ウィングの核(コア)を内蔵しており、これがイカロスが最強と呼ばれる所以ともなっている。テレビアニメ版では、原作では設定のみだった「ウラヌスシステム」も発動している。
料理や歌唱においても、超人的な技能を発揮する。ただし楽器の扱いは下手で、ケーキ作りは一度失敗している。
アニメ第2期6話のエンディングにてクイズの答えを調べるために宇宙へ行った際、日本の打ち上げた同名の技術実証機であるイカロスと対面し、その姿を写真に収めた。
第1回キャラクター人気投票での順位は1位。
ニンフ
声 - 野水伊織
中盤以降のヒロインの1人。イカロスに次いでシナプスから来た第2の未確認生物。電子戦用エンジェロイドタイプβ(ベータ)「Nymph」(ニンフ)。智樹のことを最初は「地蟲」(むし)と呼んでいたが、とある一件以降は「トモキ」と呼ぶようになった。約6500万年前生まれ(推定)。身長139cm、体重29kg。貧乳(72-45-68)。七色に光る透明な翼を持つツインテールの少女の姿をしている。
イカロス回収の命を受けて地上に派遣され、イカロスの本性である「空の女王」を畏怖かつ唾棄し、当初は残忍な方法で彼女を責めていたが、同居するうちに幸せな生活を望むイカロスと彼女を取り巻く智樹達に感化されていく。やがて、自分を虐げることに喜びを見出すマスターより優しさに溢れた智樹へ情が移って裏切りを決意した結果、ハーピーに翼をちぎられて飛行能力を失ったものの、智樹達に鎖を断ち切られたことでシナプスのマスターから解放された。その後は智樹の家の居候となるが、日常生活では比較的常識人の部類であり、周囲のボケに突っ込みを入れる日々を過ごすが、たまに思いもよらないボケをかますこともある。また、お菓子をいつも食べており、不倫系の昼ドラを好んで鑑賞している。智樹に対し素直になれず、嬉しいことをされても照れ隠しに彼を殴打するツンデレ(元々相手に奉仕するという逆の立場で制作された存在なので、自分が奉仕されることに抵抗があるのも原因の1つ)。エンジェロイドが泳げないのは翼が水を吸って重くなるためとされているが、ニンフは翼が無い状態でも溺れていた。さらに、イカロスと違って耐水圧装甲は積んでいない。1度だけ風邪を引いたことがある。歌唱においてはかなりの音痴で、その破壊力は後に記述されるパラダイス=ソングを上回り、歌声は地球から太陽にまで届いた(その時に人類から言語も奪った)。他のエンジェロイドを呼ぶときは名前ではなく、型名(イカロスなら「α」、アストレアなら「Δ」)で呼ぶが、カオスとΖは例外でありカオスは名前で、Ζは日和が「非」現実だったころと同様「ヒヨリ」と呼んでいる。
エンジェロイドの性質ゆえ、誰かからの命令を求めてしまう一面がある。そのことを心配する智樹に対し、とある一件以降は想いを寄せるようになった。
元々はシナプスへ侵攻してくる人間と戦う際の情報戦を前提に開発されたため、戦闘能力は他の戦闘用エンジェロイドより低く、超々超音波振動子「パラダイス=ソング」といった武装はあるものの、あまり攻撃力は高くない。代わりにジャミングやステルスなどの電子戦能力が優れており、人間の記憶や感情の操作といった脳への侵入さえ可能である(それらがきっかけで、イカロスは記憶と感情を取り戻すこととなった)。ただ、翼を失ったことでレーダー性能が下がっており、美香子やアストレアからそれを無神経に嘲られながらも耐えていたが、マスターを持たないことと併せてニンフのコンプレックスとなっていた。さらには、そのコンプレックスをカオスにえぐられて深く傷ついたが、智樹の優しさにより救われた。
また、対カオス戦後では、智樹の「マスターになってやる。」という言葉を聞いてむしられた羽が再生した(原因は不明)。
対エンジェロイドタイプΖ戦では、1度はΖ(日和)の破壊を立案し、自ら実行しようとするが、智樹らが現れ、その場で泣き崩れる。智樹の「負けんな!」と言う命令から、素粒子ジャミングシステム「Aphrodite」(アフロディーテ)を展開。見事に初勝利を収めた。
その後、「マスター」の認識をシナプスの男から智樹へ移行するようになったが、実際に彼がマスターになったのかは不明。以後は智樹が些細な頼みごとなどをするたびに嬉々として迫ってくる。
ダイダロス曰くΖ戦でニンフの翼の変化に、心当たりはあった。実はニンフを含む第一世代エンジェロイドは、自己進化プログラムPandoraを搭載しており、本来は感情制御に限定して、厳重にプロテクトをかけられている。翼の変化はこの限定プロテクトが解けたものであり、ダイダロスも驚愕した。
登場当初はややSっ気があったが、今ではその描写はない。
第1回キャラクター人気投票での順位は2位。
アストレア
声 - 福原香織
f(フォルテ)に登場するヒロインの1人。シナプスから智樹抹殺の任務を与えられた局地戦闘用エンジェロイドタイプΔ(デルタ)「Astraea」(アストレア)。身長159cm、体重48kg。スリーサイズ(B-W-H)は91-56-86というそはらに負けず劣らずのスタイルの持ち主にして、爆乳。近接戦闘に特化しており、それについてはイカロス以上。また、イカロスに匹敵するスタイルの持ち主の上、極めて露出度の高い服装のため、煩悩を消し去ろうと禅寺で修行中の智樹を別の意味で苦しめた。なお、エンジェロイドの中で唯一ちゃんとした耳が付いている。笑う時は口元に手を当てて「ぷすす」っと笑う。
戦闘能力と感情制御が搭載されている反面、電算能力は必要が無いとされて搭載されなかった所為もあり、頭脳面では極度の低スペック。その影響もあってか漢字も一切読めない。そのため智樹抹殺の任務をことごとく失敗している。そんな自分のことをバカだと自覚しているが、とある一件から智樹を自分よりバカと見なすようになり、任務を後回しにしては低レベルなバカ争いを繰り広げている。このバカ争いをアストレア自身は楽しんでいる様であり相手にしてもらえない時には不貞腐れることが度々ある。智樹のことは「アイツ」と言っており、声を掛けるときは「バカ」や「ムシ」と呼びつける。また、イカロスには尊敬と畏怖の念を持っているので、イカロスのマスターである智樹への直接攻撃が行えなくなっている。そのため、任務達成が困難となり、さらにマスターからのお仕置きを恐れてシナプスにも帰れなくなり、河原での窮乏生活を送っている。空腹で倒れていることが多く英四郎や美香子に食事を貰ったり、智樹からは「飯に困ったら家に来い」と声を掛けられている。そのため智樹達と完全に打ち解けてからはしゅっちゅう智樹の家に居座るようになり、半ば居候同然のような状態になっている。極貧生活を送っているためかことあるごとに何かを食べており、毒キノコを食べて痺れたり、自身の半分を地面に埋めて土から栄養を摂取しようとしたこともある。なお、イカロスやニンフと違って私服を持っておらず、いつも同じ戦闘服を着ている。後に智樹への好意を自覚した際には、抹殺命令を下したシナプスのマスターからの離反の意思表示に、自分で鎖を引き千切る。
武装はエンジェロイド一の加速性能を誇る最速の翼「超加速型の翼」、ピンポイントながらイカロスをも上回る防御力を持つ最強の盾「aegis=L」(長時間発動不可)。そしてイカロスの「aegis」さえも切り裂く最強の剣の超振動光子剣「chrysaor」(クリュサオル)等を装備しており、近接戦闘では最強を誇る半面、遠距離兵器やセンサー類は装備されていないので、距離を取られると一切の攻撃手段を失う。なお、ニンフ同様、耐水圧装甲は積んでいない。また、イカロスと違って無酸素活動が出来ないのか、水に入ると普通に溺れている。
外見上はニンフよりも年上に見えるが、イカロスやニンフよりも後に製造されたエンジェロイドであるため、彼女達を「センパイ」と呼ぶ。ニンフが怒った際は、彼女を恐れている描写もある。ギャグ路線では智樹とともに騒動を起こすことがあり、一度ニンフの制裁で(エンジェロイドで唯一)智樹とともに三途の川を訪れたことがある。
アニメ2期11話のカオス戦では、ニンフの力で「chrysaor」と「aegis=L」が変形強化された。
ニンフ曰く「アンタはまだまだ伸びる」とされ、頑張ればニンフの力なしでも「chrysaor」と「aegis=L」を装備できる程成長する見込みがあるらしい。
エンジェロイドの中では、一番「愛」を理解しているようだ。
第1回キャラクター人気投票での順位は3位。
見月 そはら(みつき そはら)
声 - 美名
イカロス達と並ぶもう1人のメインヒロイン。智樹の隣に住む幼馴染。9月15日生まれ。血液型はまじめなA型。14歳。身長158cm、体重49kg、スリーサイズは上から92(Fカップ)-59-84で、今も成長中(コミックス12巻時点では93-59-84)。智樹と同じクラスである。巨乳が目立つ水着姿になることへの抵抗は無いものの、全く泳げない。智樹のことを「智ちゃん」と呼ぶ。切れの良いチョップを持ち、朝が弱い智樹を入魂のそはらチョップで起こしてくれる、ありがたい人物。智樹が変態行為に及ぶと切れの良いチョップで制裁を加えるのがほぼお決まりとなっている。生徒会では会計を務めている。勉強においては英語が非常に苦手であり、発音が極めて下手。
幼い頃、病弱で家で塞ぎ込みがちだった自分を(強引に)構ったり連れ回したりしてくれたことから智樹に想いを寄せるようになったが、そはらチョップの覚醒と智樹の犬嫌いも、当時の彼との出来事に起因する。智樹のエッチな行為に対しては、数ページ分のモノローグ付きで完膚なきまでに制裁を加えることもしばしば。智樹とのHなコミュニケーションに耽る夢を見たことが、ダイブゲームをした際に智樹と英四郎(アニメ版では美香子にも)にバレてしまう(一応、暴力で強引に誤魔化した)。
ギャグエピソードでは最強クラスの戦闘力を発揮する。美香子考案の雪合戦では智樹にはアストレア以上(というよりアストレアはバカだからという理由で完全に無視され、案の定自滅した)に警戒され、最優先で戦闘不能に追い込まれたが、驚異的な復活を果たして地獄絵図を作り出した。
智樹と同居しているイカロス達に対し、女性としての不安を感じているが、同時に大切な友達であり、複雑な思いを持つ。
料理は人並みにはできるようだが目玉焼きをつくった場合、なぜか死臭しかしない物へと化す。その不味さは不死身の智樹とエンジェロイドのアストレアを三途の川に追いやるほど。
第1回キャラクター人気投票での順位は5位。
守形 英四郎(すがた えいしろう)
声 - 鈴木達央
本編のもう一人の主人公。新大陸発見部の部長で、美香子の幼馴染み。智樹がイカロスのマスターとなるきっかけを作った人物でもある。4月21日生まれ。天才肌のAB型。15歳。身長172cm。体重58kg。好きな花は無し。好きな色は白。好きな言葉は「それは現実の理論にすぎん」。しょっちゅう眼鏡の位置を直している。
智樹を含めたメンバーの知恵袋である事から、イカロスは「マスターのマスター」と認識している。智樹のことはそのまま「智樹」と呼ぶ。東大院レベルの数学問題を易々と解くほどの頭脳と、「最強の中学生」と噂されるほどの戦闘能力を兼ね備えてる。常に冷静沈着であり、無表情でいる事が多く、イカロスが笑えないのに対し、彼は「笑わない」人間であるとされる。また、並外れた大食漢であり、大食い大会に出た際は自分の身体ほどの量の巨大カレーを何十杯も平らげて優勝した上にその後もトウモロコシを平然と頬張っていた。悩んでいる人がいれば助言を与え、誰かのピンチには率先して駆けつける優しさがあるにもかかわらず、新大陸の発見と空を飛ぶことに傾けた過熱気味の情熱のせいで、周囲からは変人扱いされている。智樹に唆されて覗きなどの行為に手を貸すこともあるが、その都度美香子に見つかって制裁を受けている。私服を持っておらず、いつも制服姿でいる。また、常に眼鏡をかけており、作中では一度も外した事がない。何らかの理由で実家とは絶縁状態にあるとされ、河原で自給自足のテント生活を送っており、たまにやってくる大熊と激しい格闘戦を繰り広げている。アニメでは「オレには帰る場所など無い」と声を荒げ、それを聞いた美香子が珍しく悲しげに表情を曇らせる描写もある。守形家と五月田根家の間には深い関係がある様子。また、美香子とは幼馴染とされてあるが、それ以上の感情を匂わせる描写が幾度か見受けられる。本作のシリアスエピソードでの謎解き担当でもあり、鋭い洞察力を駆使し、自らシナプスの謎に飛び込んで重大な事実を発見した事もある。その後はシナプスを調べるため、ニンフの協力でしょっちゅうシナプスに潜入してはハーピーたちと激しい追いかけっこを繰り広げており、一度は捕まって殺されかけた事もあるが、ダイダロスによって救われる。その際、地上人で初めてダイダロスや「シナプスのマスター」と直に対面した。テレビアニメ版では、各話の冒頭で大航海時代の新大陸発見におけるエピソードを語り、その話の方向性を示す役割を担う。
アニメスタッフの談話によれば英四郎には重大な裏設定(原作未登場の「ある人物」に関わることであり、アニメオープニングの「グライダーの側に立つ『陰の人物』」がそれである)があり、原作者からその設定を知らされたスタッフは伏線となる描写をアニメ内で盛り込んだのだが、本編中でその謎が明らかになるのかは不明[5]
同作者が原作を務めており、本作の6年後の世界を舞台としている『大好きです!! 魔法天使こすもす』(ヤングエースにて連載中)にも、大学生となって登場している。同作品においても起きている異変について知り、その謎を追っている。
第1回キャラクター人気投票での順位は7位。
五月田根 美香子(さつきたね みかこ)
声 - 高垣彩陽
智樹の通う中学校の生徒会長。11月10日生まれ。15歳。身長164cm、体重46kg。スリーサイズ(B-W-H)は83-56-80。自らの血には興味がない(他人のは大好き)ため、血液型を知らない。好きな花はラフレシア。好きな色は暗黒。好きなものは桜井智樹の断末魔。性格は悪。苦手なことは善。将来の夢は世界征服。英四郎とは幼馴染で、人前では「守形くん」と呼ぶが、2人だけのときなどは「英くん」と呼ぶ。自分のことは「会長」、智樹のことは「桜井君」と呼ぶ。代々続く任侠道のお嬢様で美人、しかも英四郎に匹敵するほどの頭脳を持つが、暇潰しに他人をトラブルに叩き込んで楽しむ腹黒い性格の持ち主でもあり、そらおと史上最凶の人物である。その性格のせいか、毎回道徳で追試を受けているらしい。しかし道徳以外の科目の成績は英四郎と同じく優秀。元々任侠の家柄の出だけあって、戦闘能力も英四郎同様に高く、射撃から近接戦に至るまであらゆる戦闘をこなす。中でも、400kgの握力から繰り出すアイアンクローは特筆すべき破壊力を持つ必殺技で、一撃で英四郎を瞬殺してしまうほど。また、理由は不明だが、金脈や油田を簡単に掘り当てる能力を持っているらしく、英四郎と温泉を掘りに出たときも、一振りしただけで温泉を掘り当てていた。
今のところ、原作ではシリアスエピソードには登場していない。本人はそのことに相当苛立っており、その原因は智樹だと思っている。そのため、テキ屋のオヤジと組んで理不尽とも言える制裁を智樹に加えた。
しかしテレビアニメ版では原作より登場回数も増え、英四郎とセットのような形で登場することが多くなっている。
第1回キャラクター人気投票での順位は8位。

シナプス

ダイダロス
声 - 大亀あすか
物語のキーパーソンとなる影のヒロイン。幼い頃からいつも智樹の夢の中で語りかけてくる、背中に翼を生やした少女。何故か顔の上半分が見えないように描かれている上、イカロスや他のシナプス人とは異なり、翼が2対あるのが特徴。当初は「助けて、空に捕まってる」という抽象的な語りかけに過ぎなかったが、イカロスが降りてからは彼女を託したり、危険を知らせるなどといった具体的な語りかけを行うようになった。
正体はイカロス達を作った科学者(名前の由来のダイダロスも、ギリシア神話でイカロスの父に当たる)であり、幸せに暮らす彼女達や智樹を巻き込まないために助けを求めることを止めた。しかし、第2世代エンジェロイドが完成したことから危機を感じて再び智樹に呼びかけ、英四郎にも接触。イカロス達のことは「娘」と呼び、愛情を持って見守っているが、智樹のことは「トモくん」と親しみを込めて呼んでいる。
第1回キャラクター人気投票での順位は10位。
空(シナプス)のマスター
声 - 三木眞一郎
今のところ、作中では名前を呼ばれていない(テレビアニメ版のエンディングクレジットでは、「空(シナプス)のマスター」と表記)。ダイダロスと同じく、何故か顔の上半分が見えないように描かれている。元はイカロスのマスターであったが、彼女が地上へ落ちて智樹をマスターとしたため、彼女を取り戻すためにニンフやハーピー達を地上へ遣わした。作中ではシナプスの重要な地位にある模様だが、詳細は不明。
性格は完全に破綻しており、ニンフを始めとしてエンジェロイドを精神的かつ肉体的に虐めることを娯楽の1つとしており、たびたび「廃棄処分」の旨を口にしては彼女にトラウマとなるような無理難題を押しつけて実行させ、褒美に処分を取り消しては感謝の言葉を言わせている。地上に暮らす翼のない人々を人間と見なしておらず、「地蟲」(ダウナー)と呼んで見下している。また、イカロスに地上の都市の破壊とそこに住まう人々の大量虐殺を命じ、それらが完了するまでの時間で賭博を楽しむような冷酷さを持つなど、常々退屈を口実に弱者をいたぶることを最大の快楽としている。
イカロス達を惹きつける智樹の存在には危機感を抱いており、エンジェロイド達に抹殺を命じている。しかし、地上人やエンジェロイドを見下していたことに加えて智樹の優しさと意志の強さを読み取れなかったことが誤算となり、驚愕してばかりで何の対策も打てなくなるようにまでなってしまう。カオスを開発したりシナプス人の風音日和をエンジェロイドタイプZ(ゼータ)に改造するなど、ダイダロスと同じくエンジェロイドの科学者としての一面を持っているためか、彼女にはライバル心のようなものを抱いており、シナプス最強といわれる防空システム「ZEUS」(ゼウス)などの強力な兵器を開発する能力を持っていながら彼女が開発したエンジェロイドであるイカロス達とは自分が開発したエンジェロイドによる決着を望んでいる(彼がこう言ってる様子をハーピー達は「楽しそう」と表現しており、彼自身もそれを認めた)。
風音 日和(かざね ひより)
声 - 日笠陽子
劇場版では、ヒロインの一人。英四郎がシナプスの居住エリアの施設へ侵入した際に目撃した、眠るシナプス人の少女。髪の左側には、美香子と同じ髪飾りのリボンに鈴を付けていた。智樹にとっての「忘れられない女の子」。スリーサイズ(B-W-H)は82-49-80(コミックス12巻)。
楽しそうに生きる智樹に好意を持っている旨の寝言を漏らしながら、夢の中では空美中学の生徒として地上で暮らしている。初めこそ英四朗に警戒されていたものの、美香子の「部費が上がる」という斡旋により入部を許可され、新大陸発見部の部員となる。
周りの人物には「清純」な子と認識されており、恥ずかしくなると顔がすぐに赤くなる。空美中学の女子生徒としては珍しく、智樹に好意を持っている。智樹には「風音」、そはらには「日和ちゃん」と呼ばれている。
2年前に両親が相次いで他界し、それからは親の遺してくれた畑を毎日世話しつつ弟たちの面倒を見ている。泥だらけになってしまう畑仕事をしているときの姿を人に見られるのは恥ずかしいことだと思っており、智樹に見られたときは嫌われると思って背を向けるが、何も気に留めず普段どおり接する智樹の言葉を背で受け、改めて好意を自覚し、その場で智樹に告白する。
居眠り運転をしているトラックと衝突事故を起こした際に、地上人の日和は死亡し、身体はブロック状に分解され消滅。一方、シナプスで眠っている日和は目が覚める。地上人として過ごしている間は、シナプスに関する記憶がないらしく、地上人であったときは、「守形先輩の言う『新大陸』に行ってみたい」という望みを抱いていたが、シナプス人として目覚めた直後は、日和の記憶を全て消去(デリート)された英四郎の前で、シナプスに拒絶と失望を抱く。そしてシナプスの男に改造されエンジェロイドタイプZ(ゼータ)となる。気象兵器を操り、ニンフに勝つほどの電算能力を積まれた。ニンフのAphroditeによりインプリンティングを破壊され体以外は元の状態に戻り現在は復学(劇場版においては智樹を助けるために自ら消滅した。またその際キスをしている)。なお、Zの固有能力としての「気象操作」は、農作物に役立つということで本人はいたく気に入っている。
2度目の文化祭があった日には学校に行っておらず畑仕事をしており、バンド演奏でボーカルをしていたニンフの歌声のパラダイスソングによって気絶する。畑の野菜もパラダイスソングの歌声の影響を受け、しなびて風化してしまった。
第1回キャラクター人気投票での順位は6位。

エンジェロイド

イカロス
ニンフ
アストレア
以上三体は主要人物の項を参照。
ハーピー
声 - 根谷美智子(ハーピー1)、岡本麻弥(ハーピー2)
要撃用エンジェロイドタイプγ(ガンマー)「Harpy」(ハーピー)。髪の色以外は同じ姿の量産型で、金髪の姉と黒髪の妹らしい2体が、常に一緒に行動している。イカロス達がほぼ完全に人間の女性と同様の体型なのに対し、ハーピー達は伝説の通り猫耳や切れ長の瞳、爪や足の形が獣に近い。基本的には冷徹で任務遂行を第一とするが、侵入者の英四郎にノリツッコミを行うなど、お茶目な面も見せる。武器は摂氏3000度の気化物体を秒速4kmで射出する、超高熱体圧縮発射砲「Prometheus」(プロメテウス)。
イカロス破壊のため、ニンフの応援として地上へ降りてきた。イカロスを不意討ちで葬ろうとするが、ニンフの裏切りに遭い、失敗。イカロスとの戦闘では圧倒的な力の差を見せつけられ、敗走した。その後はシナプスの警備に当たっており、毎日のようにシナプスに侵入してくる英四郎と激しい追いかけっこを繰り広げているが、ことごとく逃げられている。
カオス
声 - 豊崎愛生
第二世代エンジェロイドタイプε(イプシロン)「Chaos」(カオス)。身長107cm、体重19kg(進化前)。身長107cm、体重20kg(Version 2)。修道服を着た幼女の外見をしており、鋭利な刃物のような禍々しい形状の3対の翼を持つ。一人でイカロス・ニンフ・アストレア全員と互角以上に戦える強力な戦闘力を持っているが、人格は幼く命の尊さや愛について無知であるがゆえに、残酷な行為を平気で行う。
他のエンジェロイドとは異なり夢を見る事ができる他、自己進化プログラム「Pandora」(パンドラ)が組み込まれており、最終的にはシナプスの制御を離れる危険性もある。
シナプスを裏切ったイカロス・ニンフの抹殺と可変ウィングの核の回収を命じられ地上に降りてきたが、彼女らの裏切りの原因となった「愛」について興味を持ち、それを知ることを任務より優先する。智樹に化けニンフを襲撃するが、アストレアのchrysaorによって左翼の一部と左腕を失い、さらにイカロスによって海底へ沈められた。イカロスとの戦闘後、海底で「愛」とは「痛み」を与えることであると認識し、セイレーンを取り込むことで自己進化し耐水性を獲得。海底から脱出しイカロス達を狙うが、偶然出逢い彼女の認識を憂いた智樹と触れ合い、裸足であることを心配した智樹に落ちていたそはらの上履きをもらった事で「愛を与えられる喜び」を認識する。その後は智樹との約束に従い「おうち」=シナプスに帰ろうとするも、カオスが制御できない存在になる事に恐怖したマスターの手によって迎撃され、桜井家に行こうとするも突き放されたと誤解し、憎しみにとらわれたまま再び海中へと姿を消した。
テレビアニメ第2期では、彼女との二度にわたる戦いが「黙示録編」というクライマックスとして位置づけられていた。海底からの復活以降はアニメオリジナル展開となっており、自己進化により成人女性の姿に成長し、自力で海底から脱出してイカロスたちと対決。彼女たちを凌駕するスペックで圧倒するが、智樹の激励に奮起した3人のコンビネーションの前に敗北した。それでも自分への痛み(愛)を求めて乱心するが、寄り添った智樹に「もっと早く友達になってればこんなことにならなかった」という謝罪と、それに含まれた「本当の愛」に触れ、それが何なのか理解できないものの満足して機能停止した。ボディはダイダロスの元に送られ、彼女の製作した錠前と鎖をつけられて元の幼女の姿に戻される。その後以前より無垢な少女として復活、第4の未確認生物として桜井家に居候することになる。英四郎は智樹に彼女のマスターにもなるように勧めているが、面倒が増えるとして智樹本人は最後まで拒否していた。
第1回キャラクター人気投票での順位は11位。
エンジェロイドタイプΖ(ゼータ)
シナプス人の風音日和が、シナプスの男によってエンジェロイドへ改造された姿。登場時は首だけでなく両手両足のも鎖つきの輪がはめられており、五重のインプリンティングがかけられていた。戦闘能力と電算能力に長けているが、表情の変化は乏しく感情制御は低い模様。電子戦装備も搭載されており、ニンフ同様にハッキングやジャミングが可能であるが装甲は頑丈ではなく、ニンフ曰く「パラダイス=ソングで十分やれる(破壊できる)」程度。
気象兵器「Demeter」(デメテル)が武器で、「竜巻を起こして気圧を下げる」、「風で敵を切り裂く」、「雨を降らせる」など、気象に関する様々なことが可能である。劇場版ではこのことは触れられていない。
日和の意識は完全には失っておらず、彼女のことを忘れたふりをしていた智樹の言葉に涙を流す。ニンフのAphroditeでインプリンティングを破壊され、意識が完全に日和へ戻った後は新大陸発見部を退部し、シナプスに戻ることなくエンジェロイドの風音日和として、再び学校生活を送っている。
セイレーン
水中戦闘用エンジェロイドタイプη(イータ)「Seiren」(セイレーン)。人魚のような姿をしており、水中戦ができないイカロスを倒すために作られたエンジェロイドだが、海底に沈んでいたカオスによって吸収されてしまう。新型のエンジェロイドであったが、第二世代だったのかは不明。
アニメでは登場せず、カオスは自己進化によって成長したことになっている。
イカロス=メラン
戦略エンジェロイドタイプθ(シータ)「Ikaros=Melan」(イカロス=メラン)。シナプスの男が「空の女王」を再現するために造りだしたエンジェロイド。イカロスと比べて、「全体的に黒を基調とした容姿をしている」、「装甲の先端部が尖っている」など幾らかの相違点がある。身長162cm、体重48㎏
搭載されている可変ウィングの核はシナプスの男が短期間で開発した未完成なものであり、可変ウィングの核の性能だけ見ればイカロスに搭載されているものに遠く及ばない。しかし出せる出力の限界は外殻(ボディ)の性能によって決するため、外殻が第二世代である彼女が出せる出力は外殻が第一世代であるイカロスが出せる出力の限界を大きく超えている。そのためイカロスを遥かに凌駕する力を持つ。イカロスが持つArtemis、aegis、APOLLONなどを扱うことができ、「空の女王」モードを発動することも可能。
その実力でイカロスを瀕死に追い込み、aegisでchrysaorを折るなどしてアストレアを圧倒したが、イカロスの捨て身によって自らのAPOLLONを食らい大破した。
また、彼女は大量に生産されたメランの一体に過ぎない。イカロスだけでなくニンフやアストレアを模したメランも多数存在しており、その全てに未完成の可変ウィングの核が搭載されている。
オレガノ
医療用エンジェロイドタイプ「Oregano」(オレガノ)。全員同じ姿の量産型で、多数の個体がシナプスの無人街の管理や、カプセル睡眠中の人々の世話を担当している。感情制御は希薄で、言語機能は搭載されておらず、常に無表情。シナプスへ潜入した英四郎とそはらを目の当たりにしても意に介さず、淡々と任務をこなしていた。ニンフ曰く「こちら(地上)で言うロボットに近い」らしい。ある時英四郎がシナプスから戻った時に、一体が英四郎と共に地上にやって来てしまった。そのオレガノは美香子が引き取り、言語機能をつけて貰い、ニンフの事を「クソチビ」と呼んだり嫌がらせをして怒らせるなど腹黒い性格が出来上がった。

地上の人々

テキ屋のおっさん
声 - 小杉十郎太
夏の縁日で五月田根家が呼んだ、場違いな何か凄まじいオーラを放つ何かよく解らないプロのテキ屋の主人。屋台名は「射的JUDAS」。水無月すうの作品『JUDAS』に登場する、超S級の国際指名手配者のパロディキャラクター的な何か、正体は『JUDAS』本編参照。射的屋なのに実際はサバイバルゲームを行うという、変わり種。提供するコルクガンは、明らかに普通のものを超越した威力を持つ。また、翌年も五月田根家に呼ばれており、今度はプロレス大会やヨーヨーすくい大会を開いた。提供する大会はどれもカオス的内容でトラブルに拍車を掛けるトラブルブースター。戦闘能力に長けているらしく、統一王座決定戦で智樹を完膚なきまでに叩きのめしていて、ギャグパートでは最強を誇る見月そはらに匹敵するかそれ以上のほどの強さを誇り、悪乗り(暴走)した智樹を愛銃の二挺拳銃で完膚なきまで叩くある意味この漫画の良心的ストッパー?的なトラブルを強制終了させるトラブルブレイカー。その為、智樹にとっては半ばトラウマ的な存在と化しており、姿を見ただけで悲鳴を上げて逃げ出している(そして必ず捕まっている)。ちなみに夏じゃなくてもやってくる。秋でもやってくる。
竹原(たけはら)
声 - 丸山壮史
智樹達の学校の数学教師。夏休みの課題などに東大院レベルの問題を出して生徒を悩ませているが、英四郎には「数学者を気取るならもっと捻ったものを出して欲しいものだ」と、美香子には「頭の悪さと教養のなさが頭のバーコードに表れていましてよ~」と言われていた。夏のお祭りイベントのレスリング試合では、実況を担当していた。
理科教師
同作者の作品「JUDAS」の登場人物である響に酷似している男性。常に白衣を着ている丸い眼鏡をして無精髯を生やしている。授業中に突然狂いだしイカロスに担任を任せた。
桜井 智蔵(さくらい ともぞう)
声 - 岩崎ひろし
智樹の祖父。相当な女好きで、それが祟って他界した描写さえある。智樹の嗜好は彼の影響によるところが大きい。
智樹のことを「トモ坊」と呼ぶ。
桜井 智代(さくらい ともよ)
智樹の母親で智蔵の娘。父、息子と同じく女好きで容姿、性格はデッカイ智子そのままであるが男も好きであり、娘?同様に好みのタイプである英四郎のことを気に入っている。イカロス達の翼についても特に気にしていない程の豪気。
智樹の10歳の誕生日に夫と共に諸国漫遊の旅に出かけたが、ある日突然帰ってきた。
息子からは出来れば関わりたくないと言われており仲が悪い、訳ではなく根っこのところでは大切に思っており、いざ困難が降りかかれば抜群のコンビネーションを発揮し、そこにオッパイと良い男がいれば軍隊だろうがなんだろうが力強く颯爽と駆け出し目的に到達して暴走するが最後は仲良く制裁を受ける。その後、書置きを残して再び蒸発。センベツに智樹のエロ本を丸ごと掻っ攫っていった。
桜井 つつみ(さくらい つつみ)
智樹の父親で婿養子。智代の暴走をチョップで制裁するというそはらと同じポジション。智代が帰ってきた際には置いてきぼりにされていたが、彼女の暴走に伴い空見町に帰還。智代が再び放浪の旅に出た後は彼女を連れ戻すため共に姿を消した。
心霊写真に写った男
アニメ第1期第6話で登場で写真に写っていた男性の幽霊。死神の様な何か。
鳳凰院 キング義経(ほうおういん キングよしつね)
声 - 川田紳司
私立空美学園の生徒。空美中学校との合同文化祭で音楽対決をした。合同文化祭ではフルオーケストラで挑んだ。1度目の文化祭でのイカロスの歌声を聴いてイカロスに惚れ、2度目の文化祭で智樹に「勝った方がイカロスに交際を申し込む」という勝負を仕掛けて(オーケストラ中に観客席へ壱万円札をばらまくという卑怯な手段で)勝利し、ホゲ語で告白するが、イカロスにはホゲ語が解からず伝わらなかった。
鳳凰院 月乃(ほうおういん つきの)
声 - 寿美菜子
私立空美学園の生徒。鳳凰院キング義経の妹で、兄と共に合同文化祭音楽対決に参加した。

用語

空美町(そらみちょう)
智樹達が暮らす、人口7000人程度の山に囲まれた小さな町。特に名物はなく、あるものといえば畑を耕すおばちゃんの笑顔と樹齢400年を越える大きな桜の木があるぐらいで、住民達曰く「何もない所」であるが、智樹は気に入っている。
テレビアニメ第1期第6話でテレビから「福岡は今日も暑い1日になりそうです」という音声が流れてきたことや、第1期第12話で福岡県警のパトカーが出動していたこと、ならびにイカロスのツイッターのボット(@Soraoto_Ikaros)での位置情報が福岡県空美町であることから、所在地は福岡県内である模様。また、劇中の地理やイベントなどから熊本県阿蘇郡南阿蘇村の「一心行の大桜」付近もモデルの一つではないかと思われる。
なおアニメ制作の際には、作者の出身地である福岡県の旧・朝倉郡杷木町(現在は朝倉市に合併)を作画のロケハンのため訪れており、ここがアニメ版の空美町のモデルとも言える(ちなみに合併前の杷木町の人口は約8000人で、空美町の人口7000人程度とほぼ近い)。
県立空美中学校(けんりつそらみちゅうがくこう)
智樹達が通う中学校。具体的な生徒数は語られていないが、田舎のために少ないらしい。
私立空美学園(しりつそらみがくえん)
空美町の中心街にある、富裕層のための私立学校。所在地は、空美中学校の隣。空美中と同じく生徒数が少ないために合同で学校行事を行うことが多いが、生徒同士はあまり仲が良くない。
新大陸発見部(しんたいりくはっけんぶ)
空美中学校の文化系部活動の1つ。部員は現在は5名(英四郎・美香子・智樹・そはら・イカロス)だが、本格的に行動しているのは部長の英四郎のみ。智樹については、彼本人の意思を無視して強制的に入部させた。活動内容は一定しておらず、活動の際には空美中学の生徒でないニンフが補助する場合も多い(もちろん1人で活動する場合もある)。
シナプス
空にある天上世界で、英四郎の言う「新大陸」。常に移動を繰り返していたが、智樹がイカロスのマスターになってからは空美町上空で停滞中。翼の生えた住人が住んでいる。幾つかの浮遊大地が存在しているほか、石や煉瓦作りの建物が全体を占めており、緑豊かで穏やかな雰囲気を持つ。
作中に登場する住人はほとんどが男性で、愛玩用エンジェロイドの女性を侍らし、酒食に浸っている。また、ほとんどの住人は巨大な設備内の多数のカプセルの中でコールドスリープ状態で休眠しているため、町には保守作業で巡回しているエンジェロイド「オレガノ」以外はほとんど見当たらない。
物語開始の11年前には、智樹の「夢」と繋がるという非常事態が発生した。
カード
シナプス製のもので、シナプスから道具(装置)を取り寄せたり、カード自体が効果を発揮する場合もある(効果の種類、有効時間および範囲はさまざまで、使用して初めてそれらが判明する場合もある)。
最新式のものと旧式のものが存在し、前者は1枚あればさまざまな能力が活用できるが、後者はそれぞれが決められた1つの装置の転送、または効果の発揮しかできない(つまり、旧式のものは「カード1枚につき能力は1つ」である)。
現在、地上に最新式のカードは存在しない。
量子変換器
英四郎がイカロスから個人的にもらっていたカードが転送してきた装置で、人間をほかの物体または別人に変身(メタモルフォーゼ)させることができるが、変身している者が精神状態(興奮など)を乱すと変身が解けてしまう。
智樹はこの装置をセクハラに利用しているが、もともとは戦闘兵器として開発されたもののため、シナプスを離反した直後のニンフは彼の使い道に呆れていた。
智樹のセクハラを見かねたそはらがこの装置を破壊したが英四郎によって修復。しかし没収され再びそはらの手に渡ることとなる。
エンジェロイド
シナプスの製品名。人間で言う心臓に当たる動力炉、各自に搭載された武装、伸縮自在かつ透明にもできる鎖付きの首輪、生体部品などから構成されており、生体メカやサイボーグに近い。このため、人間と同じく食事を取ることもあれば、体調を崩して風邪をひくこともある。首輪から伸びている鎖で、マスターと繋がれている。イカロス、ニンフ、アストレアは第一世代で、カオスは第二世代。第一世代はあまり多くの機能を搭載できないので、イカロス、ニンフ、アストレアは感情制御、戦闘能力、電算能力がどれか1つそれぞれ低くなっている。
インプリンティング(刷り込み)
エンジェロイドへ施されるプログラムの一種。エンジェロイドとマスターの主従契約のようなもの。エンジェロイドの首輪の鎖が伸び、マスターとなる者の右手へ巻きつく。この鎖は、好きな時にいくらでも伸ばしたり消したりすることができる。マスターが解除を求める、若しくは強引な方法では鎖を物理的に断ち切るか、ハッキングでプログラムを破壊すれば、その関係は断たれる。
空の女王(ウラヌス・クイーン)
かつてシナプスをも震撼させたとされる最強のエンジェロイド、イカロスの異名。イカロスは普段は緑色の瞳をした通常モードで感情と思考にプロテクトがかけられているが、戦闘時など力を発揮するときはこれらのプロテクトが解除され、両翼を全開にして赤い瞳を持つ「空の女王」モードとなる。
可変ウィングの核(コア) 
シナプス最高の動力機関であり、イカロスの動力炉でもある。シナプスにはエンジェロイド以外にも多くの兵器が存在するが、それを動かすための動力機関がイカロス以外には存在しない。そのため、イカロスの奪還はシナプスにとって重要な課題となっている。
ウラヌスシステム
テレビアニメのみに登場。ウラヌス・クイーン移行後のイカロスが、翼を空中に展開・挿入して召喚した巨大な宇宙戦艦のようなシルエットから、Artemisを初め数々の武装を実体化させて放つ。武装はイカロス本人のものに加え、近接戦闘用の巨大な鉤爪や遠隔戦闘用の多数の子機など。
第1期第13話での対ハーピー戦で放ったHephaistosの威力は凄まじく、空中の彼女達をかすめて宇宙空間へ到達するほどであった。また、第2期第8話での対カオス戦では機体が完全に実体化して彼女と死闘を繰り広げた後、諸共海底へ沈もうとしたイカロスを鉤爪で海上へ送り届け、機体本体はカオスと運命を共にした。カオスが進化し、再びイカロスたちを襲撃している間も機体は海底に放置されていた。
石板(ルール)  
シナプス中枢に立っている塔。表面には謎の言語が書き記されている。そはらはこの言語の羅列を、「怒っているような、悲しんでいるような」と表現した。シナプス人にとっては絶対的な存在らしく、英四郎達がこの石版へ接近した事実はシナプスでは重く受け止められている。
夢(ゆめ)  
本作の重要なキーワードの1つ。智樹は夢を通じてシナプスと関わったため、エンジェロイド達と出会った。シナプス人は夢の中では地上人となり、地上で暮らしている。第一世代エンジェロイド達は夢を見ることをタブーとしているが、第二世代はそれを破ることができる。
ダイブゲーム
過去にシナプスで流行した文字通り地上人の夢に潜入(ダイブ)するゲーム。潜入するために必要な機器の扱いは難しくなく、地上人でも操作が可能(この機器は原作とアニメ版では形状が異なる)であり、カオスにも同等の機能が積まれている。
智樹の夢はシナプスとつながっているので、智樹の夢に潜入するとシナプスへ行くことができる。
元が夢なだけに、潜入した先で入手したものは持ち帰れない(シナプスは例外)。
「非」現実(「ひ」げんじつ)
シナプス人が夢の中で地上人として過ごしている姿のこと。シナプス人が地上で死ぬと、その身体はブロック上に分解されて消滅し、彼らが眠っている施設のシステムによって、関わった地上人からはそのものに関する記憶を消去(デリート)され、施設では眠っていたシナプス人が目を覚ます。しかし、エンジェロイドとこの事実を知った人間には記憶の消去が効かず、「現実」である地上人と、「『非』現実」であるシナプス人を見分けることができる。無論、シナプスで活動している一部のシナプス人には、「『非』現実」は存在しない。
地上の日和が死んだ際にもこのシステムは作動したが、この事実を知らないはずの智樹からは日和に関する記憶は消去されなかった。
ニンフの発言によると、智樹のそばにいる「非」現実は日和だけではない。それが誰かは現時点では明らかにされていないが、主要人物の「非」現実に関する記述は以下のとおりである。
智樹:「非」現実は「智樹のそばにいる」(ニンフの言葉から。逆に智樹自身は「非」現実ではないと言える)。
英四郎:「現実よ。アンタは」(ニンフの言葉から)。
美香子:原作ではシリアスエピソードに登場しないサブキャラである。ただし、伝説で先祖が天女(=シナプス人?エンジェロイド?)とされている、髪飾りが日和のそれに極似している等、疑問は残っている。
そはら:現時点までに一度もニンフやアストレアが「地蟲(ダウナー)=地上人」と呼んでいない(英四郎や美香子に対しては呼んだことがある)。伏線が原作中に複数確認できる。
この他に、より大規模な可能性も有る。原作中に「今、生きている人間をすべて排除」した後「全て夢にして元通りに」したことがある。ここで言う「夢」は一般的には「智樹の見た夢ということにして無かったことにした」という意味で理解されているが、これが「排除した人間はもう復活できないので、全てシナプス人の夢(=『非』現実)にして(置き換えて)あたかも何も無かったかのように(智樹の周辺の)世界を再構築した」という解釈も成り立つ。この場合は「『非』現実は日和だけではない」どころか「智樹以外は全て『非』現実」ということになる(ただし、英四郎が「現実」であるというニンフの発言の説明がつかないが)。このエピソードが原作第2話であること、「夢」という重要なキーワードをこの時点で使っていることを考えると、作者の仕掛けた壮大な伏線といえる。
ホゲ語
文字通り「ホゲ」のみで構成された言語で、二度目の文化祭でニンフの歌声を聴いた(当時aegisを展開し耳を塞いでいたイカロスを除く)作中内のすべての人類が以前の言語を失いこの言語で会話をすることとなった。英四郎によると、これにより言語の壁がなくなり世界各地で紛争が終結した模様。ギャグエピソード内で起こった出来事のためか次の回ではすべて元通りとなっていた。
地蟲(ダウナー)
シナプス人から見た地上人のこと。「地蟲」(むし)とも呼ばれニンフやアストレアが智樹を罵倒する際によく使われている。
Pandora(パンドラ)
エンジェロイドの自己進化プログラム。自己進化によりシナプスの制御も効かなくなる恐れがあるため、通常はエンジェロイドへの搭載はしていないが、カオスは搭載している。また、第一世代のエンジェロイド(イカロス、ニンフ、アストレア)は「感情制御以外には作用しないよう厳重にプロテクトを厳重にかけて」搭載しているが、このプロテクトを打ち破る形で、カオスのように間違った進化をすることもなく、まず、対Z戦でニンフの翼の変化として発現し、対イカロス=メラン戦ではニンフに再び発現、ハッキングでニンフ=メランに勝利した。そして、イカロス=メランとの戦いで修復不能とされていたイカロスに完全に発現し「タイプαイカロス バージョンⅡ」として再起動を果たした。その結果、動作テストの状態ですらaegisⅡ、デュアル可変ウイング等、圧倒的な戦力で、イカロス=メランたちを一蹴し、動作テスト完了後の通常起動時にはArtemisⅡの一斉射でメランたちを全機撃墜するに至った。

以上でそらのおとしものに関する核心部分の記述は終わりです。


単行本

巻数 タイトル 発売日 ISBN
1 そらのおとしもの 1 2007年9月26日 ISBN 978-4-04-713973-2
2 そらのおとしもの 2 2007年12月26日 ISBN 978-4-04-715013-3
3 そらのおとしもの 3 2008年7月26日 ISBN 978-4-04-715079-9
4 そらのおとしもの 4 2009年1月26日 ISBN 978-4-04-715164-2
5 そらのおとしもの 5 2009年4月25日 ISBN 978-4-04-715228-1
6 そらのおとしもの 6 2009年9月25日 ISBN 978-4-04-715292-2
7 そらのおとしもの 7 2009年10月26日 ISBN 978-4-04-715301-1
8 そらのおとしもの 8 2010年3月25日 ISBN 978-4-04-715399-8
9 そらのおとしもの 9 2010年9月9日(OVA付き限定版)
2010年9月25日(通常版)
ISBN 978-4-04-900800-5(OVA付き限定版)
ISBN 978-4-04-715520-6(通常版)
10 そらのおとしもの 10 2010年10月26日 ISBN 978-4-04-715545-9
11 そらのおとしもの 11 2011年1月26日 ISBN 978-4-04-715603-6
12 そらのおとしもの 12 2011年6月4日 ISBN 978-4-04-715711-8
13 そらのおとしもの 13 2011年11月26日 ISBN 978-4-04-120008-7
14 そらのおとしもの 14 2012年3月26日 ISBN 978-4-04-120163-3

関連書籍

そらのおとしもの みんな大好き・OPPAI☆セット
2010年1月1日発売。ISBN 978-4-04-900797-8

小説版

著者は神崎リン、角川スニーカー文庫レーベルより発売。基本的に第1巻は忠実なアニメのノベライズ、第2巻はアニメのシナリオと原作の展開をなぞりつつも一部は、オリジナルキャラクター「比奈」が登場するオリジナル展開となっている。イラストについては表紙は第2巻は、原作者の水無月すうが務めるが、本文イラストは第1巻がアニメのキャラクターデザインを務めた渡邊義弘(第1巻の表紙も担当)、第2巻は橘あゆんが担当している。

そらのおとしもの
2010年2月1日発売。ISBN 978-4-04-472506-8
そらのおとしものf
2010年10月1日発売。ISBN 978-4-04-472507-5

派生作品

そらのおとしものPICO

4コマnanoエース(2011年3月9日創刊)」Vol.1より連載中の公式スピンオフ4コマ漫画である。作画はmsが担当している。登場キャラクターはエンジェロイド3人組(イカロス、ニンフ、アストレア)のみで、主に季節ネタを題材として、ほのぼのとした日常が描かれている。

アニメ

テレビアニメ

第1期
2009年10月から同年12月にかけて、tvkほか独立UHF局にて放送された。DVDには、テレビ放送版では描写できなかった部分を解禁した「妄想全開バージョン」を収録。また、第10話のライブ演奏シーンなど、DVD収録にあたって大幅にリテイクされた部分もある。このDVD版は、後にAT-Xにて放送された。
第14話・未放送エピソードの『そらのおとしもの プロジェクト桃源郷(ピンク)』は、当初テレビ放送される予定であったが、内容の過激さにより放送外エピソードに変更され、当初放送外エピソードを予定していた『任侠(セレブ)と初夜(アツイヨル)』がテレビ放送されることとなった[6]。さらに、その後DVD第7巻に収録予定であったが、収録内容の変更に伴ってDVD第7巻には第13話(テレビ放送版&ディレクターズカット版)と『そらおとライブ』楽曲の一部が収録されることとなったため、2010年9月9日発売のコミックス第9巻限定版同梱DVDに収録されることとなった。
テレビアニメ版の各話終了に並行しながら、『そらのおとしものの、おとしもの』という題名でフリートーク動画がKADOKAWAAnime[7]にて配信されていた。進行役は当時の若手声優の瀧澤樹藏合紗恵子富樫美鈴近木裕哉からなる団体「新大陸発見部NEO」。彼らは、テレビアニメ版本編にもエキストラ出演している。
第2期
そらのおとしものf(フォルテ)』のタイトルで、2010年10月から同年12月まで放送。終盤は、話の展開が原作から大きく変更されている。
第3期
月刊少年エース2012年3月号にて第3期の制作が発表された。タイトルは『そらのおとしものff(フォルテシモ)』[要出典]。全13話を予定。原作に沿ったストーリーだが、カオス等はオリジナルストーリーとなる。日和も登場する(劇場版では死亡せず、エンドロールの後のシーンで復活している。DVD/BDのオーディオコメンタリーで明言)。

原作との相違点

ここでは、地上波放送分第1期・第2期との相違点を記述し、DVD版との相違点にはふれない。

  • 美香子は、原作ではシリアスエピソードには登場していないが、テレビアニメ版では原作より登場回数が増え、第1期第9話以降では英四郎の「助手3号」を名乗って(とはいえ、第2期第4話冒頭で「飽きた」と言って辞表を出している)智樹達の行動に積極的に加わったり、自分の居場所が無いと悩むアスレトアに優しく教え諭すなど、シリアスエピソードにも登場している。
  • 原作ではニンフとアストレアは空美中学校へ転入していないが、テレビアニメ版では転入している。
  • 原作では智樹が行うセクハラシーンが、地上波放送時の規制回避のため、第2期ではトモ子に変身して行うシーンにいくつか変更されている。
  • 1回目のカオス戦の後半の展開は(テレビアニメ版第2期第8話の後半に相当)、作者が原作で描けなかったシーンに変更されている。
  • 智樹の「マスターになってやる」という言葉を聞いてニンフのむしられた羽が再生するシーンが、原作では1回目のカオス戦後なのに対し、テレビアニメ版では2回目のカオスとの対戦中になっている。
  • カオスの二度目の登場が、原作とテレビアニメ版第2期でほぼ同時期の展開となり、アニメオリジナルとなっている。

スタッフ

括弧( )内に補足説明のないスタッフは、第1期・第2期共通。

  • 原作 - 水無月すう(月刊「少年エース」連載、角川コミックス・エース刊)
  • 監督 - 斎藤久
  • 助監督 - 五十嵐紫樟(第2期)
  • シリーズ構成 - 柿原優子
  • キャラクターデザイン - 渡邊義弘
  • 総作画監督 - 渡邊義弘、嘉手苅睦(第2期)、石野聡(第2期)
  • SD・エフェクト総作画監督 - 鷲北恭太(第2期)
  • デザインワークス - 鷲尾直広(第1期)
  • メインアニメーター - 鷲北恭太(第1期)
  • キーアニメーター - 田中良(第2期)
  • 美術監督 - 合六弘
  • 美術設定 - 合六弘(第1期)、小倉宏昌(第1期)
  • 色彩設定 - 日比智恵子
  • コンポジットディレクター(撮影監督) - 平林奈々恵
  • 編集 - 櫻井崇
  • 音響監督 - 高橋剛
  • 音楽 - 岩崎元是
  • プロデューサー - 蜂屋誠一、鈴木智子、武智恒雄(第1期)→沼田知己(第2期)、原田由佳(第1期)→熊谷宣和(第2期)
  • アニメーションプロデューサー - 黄樹弐悠、櫻井崇(第2期)
  • 制作プロデューサー - 青木武(第1期)、 岡村繁久(第2期)
  • 制作 - AIC ASTA
  • 製作

主題歌

第1期
オープニングテーマ
Ring My Bell
作詞 - 岩里祐穂 / 作曲・編曲 - 橋本由香利 / 歌 - blue drops(吉田仁美&イカロス(早見沙織))
第11話ではイカロス役の早見沙織がメインボーカルを務めている。
エンディングテーマ
そばにいられるだけで」(第1話、第13話)
作詞 - 三浦誠司 / 作曲 - 糀谷拓土 / 編曲 - 水谷広実 / 歌 - blue drops(吉田仁美&イカロス(早見沙織))
「岬めぐり」(第2話)
作詞 - 山上路夫 / 作曲 - 山本厚太郎[8] / 歌 - 見月そはら(美名
オリジナルは山本コウタローとウィークエンド。
太陽がくれた季節」(第3話)
作詞 - 山川啓介 / 作曲 - いずみたく / 歌 - イカロス(早見沙織)、見月そはら(美名)、五月田根美香子(高垣彩陽)、桜井智樹(保志総一朗)、守形英四郎(鈴木達央
オリジナルは青い三角定規。テレビドラマ『飛び出せ!青春』主題歌。
「戦士の休息」(第4話)
作詞 - 山川啓介 / 作曲 - 大野雄二 / 歌 - 桜井智樹(保志総一朗)
オリジナルは町田義人。映画『野性の証明』メインテーマ。
「ゆけ!ゆけ!川口浩」(第5話)
作詞 - 嘉門達夫、青木一郎 / 作曲・歌 - 嘉門達夫
1980年代のテレビ特番シリーズ『川口浩探検隊』をテーマにしたコミックソング。本作では唯一のオリジナル歌手による歌唱(原曲ではなく、2008年発売の嘉門のセルフカバーアルバム「TATSUO KAMON 25th anniversary SELF COVER BEST」収録音源を使用している)
夏色のナンシー」(第6話)
作詞 - 三浦徳子 / 作曲 - 筒美京平 / 歌 - ニンフ(野水伊織
オリジナルは早見優。『コカ・コーラCMソング。
ふり向くな君は美しい」(第7話)
作詞 - 阿久悠 / 作曲 - 三木たかし / 歌 - イカロス(早見沙織)、ニンフ(野水伊織)、見月そはら(美名)、五月田根美香子(高垣彩陽)、桜井智樹(保志総一朗)、守形英四郎(鈴木達央)
オリジナルはザ・バーズ全国高等学校サッカー選手権大会の大会歌。
「ワイルドセブン」(第8話)
作詞 - 阿久悠 / 作曲 - 森田公一 / 歌 - 桜井智樹(保志総一朗)、守形英四郎(鈴木達央)
オリジナルはノンストップ。テレビドラマ『ワイルド7』の主題歌。
初恋」(第9話)
作詞・作曲 - 村下孝蔵 / 歌 - イカロス(早見沙織)、五月田根美香子(高垣彩陽)
オリジナルは村下孝蔵。
「僕等のダイアリー」(第10話)
作詞 - 来生えつこ / 作曲 - 来生たかお / 歌 - 五月田根美香子(高垣彩陽)、守形英四郎(鈴木達央)
オリジナルはH2O。テレビドラマ『翔んだカップル』のエンディングテーマ。
この回のEDアニメは、元ネタと同様にNG集を模した構成になっている。
チャンピオン」(第11話)
作詞・作曲 - 谷村新司 / 歌 - 桜井智樹(保志総一朗)、トモ子(藤田咲
オリジナルはアリス
「赤い花 白い花」(第12話)
作詞・作曲 - 中林三恵 / 歌 - イカロス(早見沙織)
オリジナルは赤い鳥
春一番」(OVA第14話)
作詞・作曲 - 穂口雄右 / 歌 - イカロス(早見沙織)、ニンフ(野水伊織)、見月そはら(美名)
オリジナルはキャンディーズ
劇中歌
「チクチク・B・チック」(第10話)
作詞 - 水無月すう / 作曲・編曲 - 三浦誠司 / 歌 - 桜井智樹(保志総一朗)
「fallen down」(第10話)
作詞 - 水無月すう / 作曲・編曲 - マルヤマテツオ / 歌 - イカロス(早見沙織)
第2期
オープニングテーマ
「Ring My Bell」(第1話)
作詞 - 岩里祐穂 / 作曲・編曲 - 橋本由香利 / 歌 - 桜井智樹(保志総一朗)
歌詞と映像は、第1期のムック『そらのおとしもの オフィシャルファンブック』に収録の『そらのおとしもの出張版 えろほんはきちんとべっどのしたに かんけつへん。』が元ネタになっている。
ハートの確率」(第2話 - )
作詞 - 岩里祐穂 / 作曲 - 古賀友彌 / 編曲 - 草野よしひろ / 歌 - blue drops(吉田仁美&イカロス(早見沙織))
第1期と同様に、第11話ではイカロス役の早見沙織がメインボーカルを務めている。
エンディングテーマ
帰るから(Piano Version)」(第1話)
作詞 - 三浦誠司 / 作曲 - 糀谷拓土 / 編曲 - 水谷広実 / 歌 - blue drops(吉田仁美&イカロス(早見沙織))
メインボーカルは吉田仁美。
COSMOS」(第2話)
作詞・作曲 - ミマス / 歌 - blue drops(吉田仁美&イカロス(早見沙織))
オリジナルはアクアマリン
「かけめぐる青春」(第3話)
作詞 - 石原信一 / 作曲 - あかのたちお / 歌 - 見月そはら(美名)&五月田根美香子(高垣彩陽)
オリジナルは1970年代の女子プロレスラーコンビ「ビューティ・ペア」。
「ミラクル・ガイ」(第4話)
作詞 - 竜真知子 / 作曲 - 林哲司 / 歌 - アストレア(福原香織
オリジナルは謝花義哲。映画『少林寺木人拳』(日本公開版)主題歌。
ff (フォルティシモ)」(第5話)
作詞 - 松尾由紀夫 / 作曲 - 蓑輪単志 / 歌 - 見月そはら(美名)
オリジナルはHOUND DOGカップヌードルCMソング。
「ソルジャー・イン・ザ・スペース」(第6話)
作詞 - 藤川桂介 / 作曲 - 山本恭司 / 歌 - 桜井智樹(保志総一朗)&守形英四郎(鈴木達央)
オリジナルはBOW WOW。特撮人形劇『Xボンバー』主題歌。
「帰らざる日のために」(第7話)
作詞 - 山川啓介 / 作曲 - いずみたく / 歌 - 桜井智樹(保志総一朗)、イカロス(早見沙織)、見月そはら(美名)、守形英四郎(鈴木達央)、五月田根美香子(高垣彩陽)、ニンフ(野水伊織)、アストレア(福原香織)
オリジナルはいずみたくシンガーズ。ドラマ『われら青春!』主題歌。
踊り子」(第8話)
作詞・作曲 - 村下孝蔵 / 歌 - イカロス(早見沙織)&五月田根美香子(高垣彩陽)
オリジナルは村下孝蔵。
「夏のお嬢さん」(第9話)
作詞 - 笠間ジュン / 作曲 - 佐々木勉 / 歌 - ニンフ(野水伊織)
オリジナルは榊原郁恵
「望郷の旅」(第10話)
作詞 - 安井かずみ / 作曲 - 平尾昌晃 / 歌 - 桜井智樹(保志総一朗)&トモ子(藤田咲)
オリジナルは森本太郎とスーパー・スター。ドラマ『助け人走る』主題歌。
「帰るから(Guitar Version)」(第11話)
作詞 - 三浦誠司 / 作曲 - 糀谷拓土 / 編曲 - 水谷広実 / 歌 - blue drops(吉田仁美&イカロス(早見沙織))
メインボーカルは早見沙織。
「時代遅れの恋人たち」(第12話)
作詞 - 山川啓介 / 作曲 - 筒美京平 / 歌 - イカロス(早見沙織)、ニンフ(野水伊織)、アストレア(福原香織)
オリジナルは中村雅俊。ドラマ『ゆうひが丘の総理大臣』主題歌。
挿入歌
「notモテ男冬景色」(第4話)
作詞 - 水無月すう / 作曲・編曲 - 長谷川智樹 / 歌 - 桜井智樹(保志総一朗)
元は原作で登場した歌。

各話リスト

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
第1期
第1話 全裸王(ユウシャ)世界に起つ! 柿原優子 斎藤久 木村貴宏
第2話 天翔ける虹色下着(ロマン) 斎藤久 奥野耕太 松原豊
第3話 エンジェロイド初体験(0シレイ) 古川順康 橋口洋介 佐野英敏
第4話 愛と三角地帯(トライアングル)ふたたび 斎藤久 福田貴之 吉田雄一、鷲北恭太
第5話 任侠(セレブ)と初夜(アツイヨル) 川口理恵 東海林真一 亀谷響子
第6話 水着軍団(ナミギワ)GO!GO!GO! 斎藤久 奥野耕太 沈宏
第7話 電脳少女(トキメキ)の転校生 古川順康 ウシロシンジ 木村貴宏
第8話 血斗(マツリ)は誰がために 植田洋一 永田正美、松原豊
第9話 嘘から始まる妄想劇場(ストーリー) 川口理恵 橋口洋介 佐野英敏
第10話 天使の旋律(コトバ)の向かう先 東海林真一 橋本裕之
秋田谷典昭
西澤真也
中原清隆
第11話 いざ征かん! 我が銭湯領域(パラダイス) 中村憲由
斎藤久
星野真 沈宏
永田正美
第12話 逃るること叶わぬ螺旋回廊(クサリ) 柳沢テツヤ
第13話 空の女王(オトシモノ) 五十嵐紫樟
斎藤久
五十嵐紫樟
奥野耕太
木村貴宏
植田洋一
第14話
(OVA)
プロジェクト桃源郷(ピンク) 古川順康 奥野耕太 川村幸祐
第2期
第1話 キミも脱げ! 帰ってきた全裸王(ユウシャ) 柿原優子 斎藤久 五十嵐紫樟 田中良
第2話 驚愕! 天使は暗殺者(キョニュウ)だった[9]
第3話 煩悩(プライド)ある戦い 古川順康 松澤建一
齋藤昭裕
澤田譲治
第4話 死闘! 零下1.4度の温泉(カッセン) 斎藤久 井硲清高 近藤優次、松本朋之
第5話 天界から来た超兄弟(トモダチ) 細田雅弘 田中良、杉本光司
柳瀬雅之、菊池政芳
第6話 決断せよ!! 天国と地獄(アップダウン) 伊藤真朱 高林久弥 ふくだのりゆき、中原清隆
第7話 西瓜(トモキ)喰います 斎藤久 高橋幸雄 中村深雪
第8話 空に響く天使達(ウタヒメ)の声 斎藤久
五十嵐紫樟
田口智久
五十嵐紫樟 石野聡、新井伸浩
齋藤雅和、柳瀬雅之
西井正典、田中良
第9話 激闘! 夢の一本釣り(ジャンボカーニバル) 柳沢テツヤ 中島美子、皆川隆太郎
第10話 節穴世界(ファンタジーフィールド)を覗け! 稲垣隆行 高島大輔 澤田譲治
第11話 幻想哀歌(ムサベツ)の果て 山口直樹 鈴木薫 植田洋一、川口理恵、杉本光司
菊永千里、寿門堂
第12話 明日に羽飛く彼女達(フォルテ) 斎藤久 五十嵐紫樟
田口智久
石野聡
第3期

放送局

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送区分 備考
第1期
千葉県 チバテレビ 2009年10月4日 - 12月27日 日曜 24:00 - 24:30 独立UHF局
埼玉県 テレ玉 日曜 25:30 - 26:00
京都府 KBS京都 2009年10月5日 - 12月28日 月曜 25:00 - 25:30
神奈川県 tvk 月曜 25:15 - 25:45
兵庫県 サンテレビ 2009年10月6日 - 12月29日 火曜 24:00 - 24:30
福岡県 TVQ九州放送 2009年10月6日 - 12月28日 火曜 25:53 - 26:23 テレビ東京系列 最終話は放送日を月曜に変更
東京都 TOKYO MX 2009年10月7日 - 12月30日 水曜 25:30 - 26:00 独立UHF局
愛知県 テレビ愛知 水曜 26:28 - 26:58 テレビ東京系列
日本全域 アニメNewtypeチャンネル 2009年10月10日 - 土曜 12:00 更新 ネット配信 第1話は無料配信
第2話以降は1週間無料配信
期間終了後は有料配信
BS11 2009年11月20日 - 2010年2月12日 金曜 24:00 - 24:30 BS放送 ANIME+枠内
AT-X 2010年9月7日 - 11月30日 火曜 10:30 - 11:00 CS放送 リピート放送あり
DVD版で放送
第13話はディレクターズカット版
栃木県 とちぎテレビ 2011年4月8日 - 7月1日 金曜 23:30 - 24:00 独立UHF局
第2期
埼玉県 テレ玉 2010年10月1日 - 12月17日 金曜 25:00 - 25:30 独立UHF局
千葉県 チバテレビ 2010年10月4日 - 12月20日 月曜 26:00 - 26:30
兵庫県 サンテレビ 月曜 26:10 - 26:40 第3話では追加修正を実施
京都府 KBS京都 2010年10月5日 - 12月21日 火曜 25:00 - 25:30
東京都 TOKYO MX 火曜 27:00 - 27:30
神奈川県 tvk 2010年10月6日 - 12月22日 水曜 25:45 - 26:15 第3話では追加修正を実施
福岡県 TVQ九州放送 水曜 26:43 - 27:13 テレビ東京系列
愛知県 テレビ愛知 2010年10月7日 - 12月23日 木曜 26:28 - 26:58 第3話では追加修正を実施
日本全域 ニコニコチャンネル 2010年10月8日 - 12月24日 金曜 12:00 更新 インターネット配信 最新話1週間無料
AT-X 2011年5月11日 - 7月27日 水曜 10:30 - 11:00 CS放送 リピート放送あり
栃木県 とちぎテレビ 2011年7月8日 - 9月23日 金曜 23:30 - 24:00 独立UHF局 第1話は1時間繰り下げ
第2話・第3話は30分繰り下げ

劇場版

劇場版 そらのおとしもの
時計じかけの哀女神
監督 斎藤久(総監督)
柳沢テツヤ(監督)
脚本 柿原優子
製作 新大陸発見部製作委員会方式
角川書店
クロックワークス
NTTドコモ
グロービジョン
AIC
出演者 保志総一朗
早見沙織、他
音楽 岩崎元是
主題歌 blue drops『SECOND』
編集 櫻井崇
配給 角川書店
公開 2011年6月25日
上映時間 100分
製作国   日本
言語 日本語
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劇場版 そらのおとしもの 時計じかけの哀女神』(- とけいじかけのエンジェロイド)は、角川シネマ新宿他[10]2011年6月25日公開。2010年11月10日に発売された『月刊ニュータイプ12月号』にて、劇場アニメ化の決定が発表された。新ヒロインとして風音日和が登場し、新大陸シナプスの謎を軸に彼女の視点からストーリーが展開される。なお、映画から観始めた人の為に日和視点で進む事を映画では『エンジェル・ビジョン方式』と呼んでいる。 興行収入が1億円を突破した。

キャッチコピーは「―天使よ、救い給え―」「今夏、中2の翼を羽ばたかせる」。

リピーターキャンペーンとして、劇場半券3枚を送った方抽選10名にアフレコ台本をプレゼント。2011年6月10日よりオンラインゲーム「アークサイン」との期間限定タイアップキャンペーンも行われた。2011年6月19日父の日には『ザ・乳の日 そらおと叱られまつり』と題し、バスツアーとニコニコ生放送が行われた。

スタッフ(劇場版)

  • 原作 - 水無月すう
  • 企画 - 安田猛
  • 製作 - 伊藤敦、武智恒雄、阿佐美弘恭、石橋隆文、三浦亨
  • 総監督 - 斎藤久
  • 監督 - 柳沢テツヤ
  • 脚本 - 柿原優子
  • 絵コンテ - 斎藤久、川口理恵、柳沢テツヤ
  • 演出 - 奥野耕太、仁昌寺義人、柳沢テツヤ
  • キャラクターデザイン - 渡邊義弘
  • 総作画監督 - 猪股雅美、新井伸浩、渡邊義弘
  • SD・エフェクト総作画監督 - 鷲北恭太
  • 作画監督 - 小泉初栄、斎藤雅和、小倉昌広、塩川貴史、加野晃、常盤健太郎、サトウミチオ、村上真紀、諸石美雪、矢向宏志、加藤里香、池田広明
  • デザインワークス - 鷲尾直広
  • 美術監督 - 小倉宏昌、合六弘
  • 色彩設定 - 日比智恵子
  • コンポジットディレクター - 平林奈々恵、今泉秀樹
  • 編集 - 櫻井崇
  • 音響監督 - 高橋剛
  • 音楽 - 岩崎元是
  • 音楽プロデューサー - 植村俊一
  • 音楽制作 - 日本コロムビア
  • プロデューサー - 蜂屋誠一、福田順、熊谷宜和、川島誠一
  • アニメーションプロデューサー - 黄樹弐悠
  • 制作プロデューサー - 岡村繋久
  • アニメーション制作 - AIC ASTA
  • 製作 - 新大陸発見部(角川書店、クロックワークス、NTTドコモ、グロービジョン、アニメ・インターナショナルカンパニー)

主題歌(劇場版)

主題歌「SECOND」
作詞 - 三浦誠司 / 作曲 - Asu (The New Classics) / 編曲 - 梅堀淳 / 歌 - blue drops(吉田仁美&イカロス(早見沙織))
エンディングテーマ「そらとまぼろし」
作詞 - 只野菜摘 / 作曲 - 弥津亀渡実 / 編曲 - 宮原慶太 / 歌 - blue drops(吉田仁美&イカロス(早見沙織))
挿入歌「クレヨン」
作詞 - 三浦誠司 / 作曲、編曲 - 岩崎元是 / 歌 - 風音日和(日笠陽子)
挿入歌「超☆愛合体!!エンジェロボ!!」
作詞 - 水無月すう / 作曲、編曲 - 三浦誠司 / 歌 - 宮内タカユキと桜井智樹(保志総一朗)、見月そはら(美名)

ファンブック

Webラジオ

テレビアニメ放送にともない、2009年10月1日よりアニメイトTVマリン・エンタテインメントにて、『そらおと〜ふぉーりん☆らぶ〜』と題したインターネットラジオが配信されている。アニメ放送最終回に合わせる形で第28回配信をもって最終回を迎えた。

なお、2010年4月28日に第1回から 第8回放送分を収録したDJCD Vol.1が、同年8月13日に第9回から第16回放送分を収録したDJCD Vol.2がマリン・エンタテインメントより発売された。

パーソナリティ
コーナー
目指せ☆ちょう・びゅーてぃー・えんじぇろいど!☆
より優れた、美しいエンジェロイドになるため、パーソナリティの2人が様々なテーマに挑戦するコーナー。
『blue drops』を応援しよう!
テレビアニメの主題歌を歌う、ユニット『blue drops』への応援メッセージを紹介するコーナー。
ふつおた
「ふつおた」を募集し、紹介するコーナー。
新大陸発見調査
アニメに登場する「新大陸発見部」のように、パーソナリティの2人に使命を与え、挑戦させるコーナー。
智樹の妄想名言
主人公・桜井智樹が言いそうな妄想や名言を募集するコーナー。リスナーが考えた妄想や名言は、罰ゲームとしてパーソナリティが発表する。
ふぉーりん☆らぶ めっせーじ
心にぐっとくるようなメッセージを募集し、紹介するコーナー。
未確認生物情報 を手に入れろ!
リスナーが考える未確認生物を募集し、紹介するコーナー。
配信リスト
配信日 タイトル ゲスト
第1回 2009年
10月1日
ブッダ降臨!! 共倒れ番組の誕生!? 吉田仁美(主題歌歌唱)
第2回 10月15日 ヤマダくん〜〜!! 座布団持ってきて!
第3回 10月29日 【D】か【M】かお好きな方をお選び下さい☆
第4回 11月12日 ――これが僕の全てですよ。 保志総一朗(桜井智樹 役)
第5回 11月26日 クリスマスは“メリー・そらおと発売”です!
第6回 12月10日 でも……新大陸って地図に載っていないような?? 高垣彩陽(五月田根美香子 役)
第7回 12月24日 また来年もヨロシクお願いしますの意味も込めて……
第8回 2010年
1月14日
今年の目標は何にしますか?
第9回 1月28日 バレンタインデーの準備もそろそろ?
第10回 2月12日 ハッピーバレンタイン&ハッピーチョコレート♪
第11回 2月25日 みんなにゃーにゃー言って……真似するなー!! 美名(見月そはら 役)
第12回 3月25日 皆さ〜ん、ブルースプリングにゃーりん♪ って間違えちった――!!
第13回 4月8日 皆さん、TVアニメ第2期だ、にゃ〜!☆ふぉーりん!
第14回 4月22日 今回は、説教部屋というよりガールズトーク部屋になってますね
第15回 5月6日 ゴールデンウィーク、エンジョイしてますか?
第16回 5月20日 パンツの定義は何ですか?
第17回 6月10日 いきなり、『それはそうと〜』って言う時点で、妄想全開だね
第18回 6月24日 遂に決着のときが来ます、フォーリン♪
第19回 7月8日 パーソナリティ・美名、誕生……??
第20回 7月22日 これからですね♪ いろいろと盛り上がってきますね〜♪
第21回 8月19日 公開ラジオで何をしますか??
第22回 9月2日 “秋”って感じで、しっとりと始めますか
第23回 10月7日 キャラメルアイスが美味しいなぁ( by カオリン )
第24回 10月21日 仕草というか見た目なんですけど、スーツの男性はいいですね♪
第25回 11月4日 今年も残すところあと1ヶ月とちょっと
第26回 11月18日 今回も4人体制です。
第27回 12月16日 年末と、アニメクライマックスと、重大なお知らせ
第28回 12月24日 ありがとうございました!

関連CD

主題歌
  • Ring My Bell(2009年11月4日、COCC-16305)
    歌:blue drops(吉田仁美、イカロス(早見沙織))
  • ハートの確率(2010年11月10日、初回限定盤:COZC-473-4、通常盤:COCC-16419)
  • そらのおとしもの エンディングテーマ・コレクション(2009年12月29日、COCX-35988)
    メインキャラによるカバーソングを収録している。原曲については主題歌の項を参照。
    1. 岬めぐり
      歌:見月そはら(美名)
    2. 太陽がくれた季節
      歌:イカロス(早見沙織)、見月そはら、五月田根美香子(高垣彩陽)、桜井智樹(保志総一朗)、守形英四郎(鈴木達央)
    3. 戦士の休息
      歌:桜井智樹
    4. ゆけ!ゆけ!川口浩!!
      歌:嘉門達夫
    5. 夏色のナンシー
      歌:ニンフ(野水伊織)
    6. ふり向くな君は美しい
      歌:イカロス、ニンフ、見月そはら、五月田根美香子、桜井智樹、守形英四郎
    7. ワイルドセブン
      歌:桜井智樹、守形英四郎
    8. 初恋
      歌:イカロス、五月田根美香子
    9. 僕等のダイアリー
      歌:守形英四郎、五月田根美香子
    10. チャンピオン
      歌:桜井智樹&トモ子 (藤田咲)
    11. 赤い花 白い花
      歌:イカロス
    12. 春一番
      歌:イカロス、ニンフ、見月そはら
    13. エンディング Ver.1.0〜XIV ノンストップ・メドレー
  • そらのおとしものフォルテ 今年も“エンディング・テーマ・コレクション(2010年12月29日、COCX-35988)
    1. 帰るから(Piano Version)
    2. COSMOS
    3. かけめぐる青春
    4. ミラクル・ガイ
サウンドトラック
  • そらのおとしもの 天使がくれた劇伴集(2009年12月29日、COCX-35987)
  • そらのおとしものフォルテ ハートが目を覚ます音楽集(2010年12月22日、COCX-36598)
キャラクターソング
  • そらのおとしもの キャラクター・ソング・アルバム〜そらの音楽祭〜(2010年3月10日、COCX-36010)
  • そらのおとしものf プレゼンツ そらの少女TAI♪(2010年12月8日、COCX-36582)
キャラソン&ドラマ・アルバム
  • そらのおとしものf(フォルテ)キャラソン&ドラマ・アルバム~天使たちの声が響く~♪(2011年2月16日

DVD / Blu-ray Disc

第1期

シリーズDVDの発売元は角川書店、販売元は角川映画となっているが、Blu-ray Disc BOXについては、角川書店と角川映画の合併に伴い発売・販売元とも角川書店となっている。DVD各巻に通常版限定版共通特典としてコメンタリーが収録されている。限定版の巻には抱き枕カバーか特典CDが封入特典として収録されている。

巻数 発売日 収録内容 規格品番
初回限定版 通常版
そらのおとしもの DVD
第1巻 2009年12月25日 第1話・第2話 KABA-6201 KABA-6301
第2巻 2009年1月29日 第3話・第4話 KABA-6202 KABA-6302
第3巻 2009年2月26日 第5話・第6話 KABA-6203 KABA-6303
第4巻 2009年3月26日 第7話・第8話 KABA-6204 KABA-6304
第5巻 2009年4月23日 第9話・第10話 KABA-6205 KABA-6305
第6巻 2009年5月28日 第11話・第12話 KABA-6206 KABA-6306
第7巻 2009年6月25日 第13話放送版
第13話ディレクターズカット版
KABA-6207 KABA-6307
そらのおとしものBlu-ray ギャルにモテモテBox
2011年6月24日 第01話-第14話 KAXA-3100

第2期

第2期シリーズのBlu-ray Disc/DVDの発売元は角川書店と角川映画の合併に伴い発売・販売元とも角川書店となっている。第1期と同じくBlu-ray Disc/DVD各巻に通常版限定版共通特典としてコメンタリーが収録されている。

巻数 発売日 収録内容 特典CD収録曲 規格品番
Blu-ray DVD豪華版 DVD通常版
そらのおとしものf
第1巻 2010年12月24日 第1話・第2話 セーラー服を脱がさないで KAXA-2801 KABA-8401 KABA-8501
第2巻 2011年1月28日 第3話・第4話 ラッキィ・リップス KAXA-2802 KABA-8402 KABA-8502
第3巻 2011年2月25日 第5話・第6話 イミテイション・ゴールド KAXA-2803 KABA-8403 KABA-8503
第4巻 2011年3月25日 第7話・第8話 HERO(ヒーローになる時、それは今) KAXA-2804 KABA-8404 KABA-8504
第5巻 2011年4月28日 第9話・第10話 まちぶせ KAXA-2805 KABA-8405 KABA-8505
第6巻 2011年5月27日 第11話・第12話 前略、道の上より KAXA-2806 KABA-8406 KABA-8506

ゲーム

『そらのおとしもの ドキドキサマーバケーション』
プレイステーション・ポータブル用ゲームとして、角川書店より2010年3月25日に発売。
Androidアプリ『そらのおとしもの イカロス にゃんぴーぷ』 
Android対応アプリとして、「そらのおとしもの」シリーズを発売。イカロスのほか、『そらのおとしもの ニンフ にゃんぴーぷ』『そらのおとしもの そはら にゃんぴーぷ』『そらのおとしもの 美香子 にゃんぴーぷ』もある。
『そらのおとしものf(フォルテ) Dreamy Season』
ニンテンドーDS用ゲームとして、角川書店より2011年1月27日に発売。

そらの少女TAI♪

アストレア役の福原香織、ニンフ役の野水伊織、見月そはら役の美名、ダイダロス役の大亀あすかの4人で結成された声優ユニット。2010年9月19日に東京・六本木ラフォーレミュージアムで行われたイベント「放送できるか!?そらのおとしものf(フォルテ)大前夜祭」にてユニットデビューを果たし、後記の3曲を披露した。

1980年代のアイドルのように、1970年代から1980年代の懐メロ楽曲をカバーした。

カバーした楽曲

脚注

  1. ^ 単行本第9巻付録オリジナルアニメDVDの「そらのおとしもの(9)巻オリジナルアニメDVD付き限定版」に収録。
  2. ^ モテ男ジャミング等で変身した時、男らしいイメージは170cm以上。
  3. ^ 時々フルチンになる時もある。
  4. ^ アニメ版では「トモ子」表記。
  5. ^ 原作者の水無月にその設定をいつ使うのかを尋ねたところ、「やるかどうかわからない」との回答が返ってきたとのこと。*西山洋介の聴く映像特典(仮)#16【そらおとfのAIC ASTAインタビュー】(YouTube、角川アニメチャンネル)
  6. ^ そらのおとしものDVD第3巻に収録、第5話のオーディオコメンタリーより。
  7. ^ YouTube - KADOKAWAanime
  8. ^ 地上波放送版のエンディングクレジットで誤記(誤:作詞・作曲 山本コウタロー)があったため、BS11以降の放送とDVDでは訂正された(お詫びと訂正 - そらのおとしもの)。
  9. ^ 予告編では、「暗殺者」の部分は「馬鹿」となっていたが、放送版では上からハートマークが被せられて伏字にされた。その後、DVD版やBD版では「暗殺者」へ変更されている。
  10. ^ 上映劇場一覧

関連項目

外部リンク