「カオスガンダム」の版間の差分

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'''カオスガンダム''' (CHAOS GUNDAM) は、[[コズミック・イラ]] (C.E.) 年代を舞台とする「ガンダムSEEDシリーズ」のうち、[[テレビアニメ]]第2作として2004年 - 2005年に放送された『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』を初出とする架空の兵器。「[[ガンダムシリーズ一覧|ガンダムシリーズ]]」で普及している人型ロボット兵器「[[モビルスーツ]]」 (MS) の1機で、作中の国家勢力のひとつである'''[[プラント (ガンダムシリーズ)|プラント]]'''の軍事組織'''ザフト'''が開発した試作機群「[[ザフトの機動兵器#セカンドステージシリーズ|セカンドステージシリーズ]]」に属する。宇宙戦に適した[[モビルアーマー]] (MA) 形態に変形する[[可変モビルスーツ|可変MS]]であり 、背部に装着された2基の推進器兼武装ユニットは、[[プロヴィデンスガンダム]]がもつ[[オールレンジ攻撃#ドラグーン・システム|ドラグーン・システム]]系の遠隔操作兵器となる。劇中冒頭で、敵側である[[地球連合 (ガンダムシリーズ)|地球連合軍]]特殊部隊の「[[ファントムペイン (ガンダムシリーズ)|ファントムペイン]]」に強奪され、「[[生体CPU#エクステンデッド|エクステンデッド]]」と呼ばれる[[強化人間]]のひとり'''[[生体CPU#スティング・オークレー|スティング・オークレー]]'''の搭乗機となる。
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'''カオス[[ガンダムタイプ#『機動戦士ガンダムSEED』シリーズ|ガンダム]]'''('''CHAOS GUNDAM''')は、[[テレビアニメ]]『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』に登場する、[[モビルスーツ#『機動戦士ガンダムSEED』シリーズ|モビルスーツ]](MS)に分類される[[架空のロボット兵器|架空の有人式人型ロボット兵器]]の一つ。「[[カオス]]」は[[ギリシア神話]]に登場する現初神であると同時に英語で「[[カオス (曖昧さ回避)|混沌]]」を意味する。
 
「[[カオス]]」は[[ギリシア神話]]に登場する[[神]]の一柱であるとともに、[[英語]]の「[[カオス (曖昧さ回避)|混沌]]」を意味する。公式ウェブサイトや各種メディア、関連商品などでは「カオスガンダム」と公称されるが、作中ではほかの同型機とともに固有名の「カオス」が正式名となる。
[[メカニックデザイン]]は[[大河原邦男]]。
 
本項では、[[メカニックデザイダムシリーズ一覧#『機動戦士ガンダムSEED』シリーズ|関連作品]]に登場するは、原型機である後述の'''[[#プロトカオス|プロトカオス]]につい'''を含めも解説する[[大河原邦男]]が担当した
 
== 機体設定解説 ==
人型機動兵器'''[[モビルスーツ]] '''(MS)の1機種。[[スペースコロニー]]国家「[[プラント (ガンダムシリーズ)|プラント]]」の軍事組織「'''ザフト'''」が開発した試作機群「セカンドステージシリーズ」に属する機体。機体を前屈させ、脚部の爪を展開した高速移動形態に変形する[[可変モビルスーツ|可変MS]]。背部に2基の推進器を持ち、「[[プロヴィデンスガンダム]]」のように切り離して遠隔操作することができる。
{{機動兵器
|名称=カオスガンダム<br />ChaosCHAOS GUNDAM<ref name=
"公式カオス">{{Cite web|和書|url=https://www.gundam-seed.net/destiny/mecha/detail.php?id=7|title=カオスガンダム|website=機動戦士ガンダムSEEDシリーズ公式サイト|publisher=[[サンライズ (アニメ制作ブランド)|サンライズ]]|accessdate=2024-06-16}}</ref>
|型式番号=ZGMF-X24S<br/>RGX-01(連合側ナンバー)
|型式番号=ZGMF-X24S{{R|公式カオス}}<ref name="HGカオス">{{Citation|和書|title=[[プラモデル]]「カオスガンダム」解説書|publisher=[[バンダイ]]、[[BANDAI SPIRITS]]|series=[[SEED HG|HG(ハイグレード)]] 1/144スケールモデル|date=2004-12}}</ref><ref name="1/100カオス">{{Citation|和書|title=プラモデル「カオスガンダム」解説書|publisher=バンダイ、BANDAI SPIRITS|series=HG 1/100スケールモデル|date=2004-12}}</ref><br />RGX-01(連合側ナンバー)
|全高=17.43m
|全高=17.43m{{R|HGカオス|1/100カオス}}
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|重量=91.61t{{R|HGカオス|1/100カオス}}
|動力=バッテリー(パワーエクステンダー搭載)<ref name="MGルージュRM">{{Citation|和書|title=プラモデル「ストライクルージュ オオトリ装備 Ver.RM」解説書|publisher=バンダイ、BANDAI SPIRITS|series=MG([[マスターグレード]]) 1/100スケールモデル|date=2013-09}}</ref>
|装甲=[[フェイズシフト装甲#ヴァリアブルフェイズシフト装甲|ヴァリアブルフェイズシフト装甲]]
|武装=MMI-GAU1717 12.5mmCIWS×4<br />MMI-GAU25A 20mmCIWS×2<br/>MGX-2235B カリドゥス改複相ビーム砲×1<br />MA-XM434 ビームクロウ×2<br />MA-M941 ヴァジュラ[[ビームサーベル]]×2<br />MA-BAR721 高エネルギー[[ビームライフル (ガンダムシリーズ)|ビームライフル]]×1<br />MAMMI-M941RG30 ヴァジュラ[[ビームサーベル]]×2巡航機動防盾×1<br />MGX(MMI-2235BGAU2 カリドゥピクウ改複相ビーム76mm近接防御機関×2)<br />EQFU-5X 機動兵装ポッド×2<br />(MA-81R ビーム突撃砲×1)<br />(AGM141 ファイヤーフライ誘導ミサイル×12)<br/>MA-XM434 ビームクロー×2<br/>MMI-RG330 巡航機動防盾<br/>(MMI-GAU2 ピクウス76mm近接防御機関砲×2)
|搭乗者=[[生体CPU#スティング・オークレー|スティング・オークレー]]<br />[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#コートニー・ヒエロニムス|コートニー・ヒエロニムス]]
}}
[[コズミック・イラ#ユニウス条約締結|ユニウス条約締結]]後[[リーダムガンダム|フリーダム]]や[[ジャスティスガンダム|ジャスティス]]といったファースステージシリーズの性能を継承して開発され次世代5機のザフト製試作MS群「[[ザフトの機動兵器#セカンドステージシリーズ|セカンドステージシリーズ]]」の1機。型式番号の「X」は実験機体である事、「2」は航空機系統、「4」は開発ナンバー、「S」は「Second<ref Stage(セカname="Dエドステージ)」を示す。宇宙での高クロ">『機動戦闘を主眼に置いており、[[モビル士ガンダムSEED DESTINY MSエンサイクロペディーマー|MA]]形態への可変機構と』一迅社多彩な武装を備えた強襲用2008年11月15日初版発行、21頁。(ISBN 978-4-7580-1126-6)</ref>。シリーズ[[可変モビルスーツ|可変MS]]共通要素である。装甲には、[[フェイズシフト装甲#ヴァリアブルフェイズシフト装甲|ヴァリアブルフェイズシフト装甲]]が採用されており(VPS装甲)やバッテリーへのパワーエクステンダー導入{{R|MGルージュRM}}さらには外部電源供給方式である[[デュートリオンビーム送電システム]]によって、戦闘継続時間の延長が可能である{{R|Dエンクロ}}
 
「カオス」とは「混沌」とした戦場を駆け抜ける機体としての意味合いをもち、型式番号の「X」は実験機、「2」は航空機系統、「4」は開発ナンバー、「S」は「Second Stage(セカンドステージ)」を示す{{R|HGカオス|1/100カオス}}。ほかのセカンドステージと同じく地球連合製MSの[[イージスガンダム|イージス]]から影響を受けており、MS形態よりも高い機動性と<ref>『電撃データコレクション 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 上巻』メディアワークス、2007年10月20日初版発行、28-29頁。(ISBN 978-4-8402-4058-1)</ref>旋回性を有した{{R|Dエンクロ}}高速MA形態に変形する。さらに大気圏内においても、強大な推進力を生かした飛行戦闘能力を得ている<ref name="モデル277">『機動戦士ガンダムSEED DESTINYモデル VOL.2 DESTINY MSV編』ホビージャパン、2006年3月31日初版発行、77頁。(ISBN 4-89425-415-8)</ref>。改良型ドラグーン・システムを採用した特徴的な「機動兵装ポッド」のほか{{R|HGカオス|1/100カオス}}、MSとしてのオーソドックスな武装も備え、全形態で両腕が露出している関係上これらの使用に特段の制限はない{{R|Dエンクロ}}。
MA形態は四肢を収納することなく胴を折る様な形で変形し、[[海老]]を思わせる形態をとる。これには、MA形態でも腕部を使用でき携行火器の使用に対して特に大きな制限がないというメリットがある。MA形態時は大出力のビーム砲「カリドゥス改」が使用可能であり、高い加速力と破壊力を活かした一撃離脱戦法を得意としている。また、ビームライフルやビームクロー等近・中近距離用の武装も使用可能で、敵の規模や距離に適した火器を自在に選択出来る。更に「機動兵装ポッド」による[[オールレンジ攻撃#ドラグーン・システム|オールレンジ攻撃]]は、MS・MA両形態で使用可能であり、攻撃方法の選択肢が広い。大気圏内での飛行戦闘も可能であり、強力な推進力を活かした機動力を誇っている。
 
一方で、直系の後継機や量産機には恵まれておらず、[[インパルスガンダム#カオスインパルス|系列機のインパルスをベースとした「カオスインパルス」]]が机上案として提示された程度にとどまる。
 
=== 武装 ===
; MMI-GAU1717 12.5mmCIWS5mm[[CIWS]]、MA-GAU25A 20mmCIWS
: それぞれ頭部に4門、胸部に2門ずつ内蔵されている実弾砲で{{R|HGカオス|1/100カオス}}、セカンドシリーズの共通火器<ref name="HGフォース">{{Citation|和書|title=プラモデル「フォースインパルスガンダム」解説書|publisher=バンダイ、BANDAI SPIRITS|series=HG 1/144スケールモデル|date=2004-11}}</ref><ref name="HGセイバー">{{Citation|和書|title=プラモデル「セイバーガンダム」解説書|publisher=バンダイ、BANDAI SPIRITS|series=HG 1/144スケールモデル|date=2005-03}}</ref><ref name="HGアビス">{{Citation|和書|title=プラモデル「アビスガンダム」解説書|publisher=バンダイ、BANDAI SPIRITS|series=HG 1/144スケールモデル|date=2005-04}}</ref><ref name="HGガイア">{{Citation|和書|title=プラモデル「ガイアガンダム」解説書|publisher=バンダイ、BANDAI SPIRITS|series=HG 1/144スケールモデル|date=2005-01}}</ref>。
: 頭部に4門内蔵された[[CIWS]]。
; MMI-GAU25A 20mmCIWS
: 胸部に2門装備されている[[CIWS]]。
; MA-BAR721 高エネルギービームライフル
: 高速戦闘に適した専用ビームライフル。[[インパルスガンダム|インパルス]]のMA-BAR72をMA形態での高速戦闘用に耐え得るように改良したものである<ref name="kgm">プラモデル 『1/100 カオスガンダム』 組立説明書。</ref>。
; MA-M941ヴァジュラ ビームサーベル
: [[アビスガンダム|アビス]]を除くセカンドステージシリーズに共通採用されたビームサーベル。カオスはMA形態時も腕部に制限が無いために、形態を問わず使用出来る。
; MGX-2235Bカリドゥス改 複相ビーム砲
: バックパック中央センサー蓋をされる形で内蔵収納されている出力ビーム砲。使用時にはセで、[[アビスガサー部がスライドし砲口を露出させる。ダム|アビス]]用胸部に内蔵されたMGX-2235カリドゥスをMA形態用の高速戦闘仕様に改修した装備。本機名称兵装中最大級の威力通り、敵誇るが、設置箇所の関係から使用はMA形態時に限られる。「猛火」(カリドゥスはラテン語で「猛火」の意)に叩き込む威力をもつ{{R|HGカオス|1/100カオス}}
; MA-XM434 ビームクロ
; EQFU-5X 機動兵装ポッド
: 左右の膝と爪先のクローから出力される斬撃武装で、イージスのビームサーベルを参考にしているとされる<ref>『機動戦士ガンダムSEED&SEED DESTINY MOBILE SUIT FILE』講談社、2005年4月、48-49頁。(ISBN 978-4061791527)</ref>。MA形態で標的を捕獲すると同時に引き裂くほか{{R|HGカオス|1/100カオス}}、MS形態時はつま先部分を出力させた状態で蹴りを繰り出す。
: 大気圏内飛行を可能とする高推力スラスターを備える[[オールレンジ攻撃#ドラグーン・システム|ドラグーン]]の発展兵器。使用の際には量子通信で相当量のエネルギーを消耗するものの<ref name="kgm"/>、最大の特徴としてパイロットが特別な空間認識能力を持たずとも使用出来るようになっている。
; MA-M941ヴァジュラ [[ビームサーベル]]
: 類系兵器のGDU-X5 突撃ビーム機動砲やスーパードラグーンといった新型が次々に台頭していった中にあって、いずれも大気圏内での自律浮遊能力を持たなかったのに対し、本機だけは可能だったが実際の使用回数は極僅かだった<ref>アニメ本編 「PHASE-16 インド洋の死闘」(ただし、HDリマスターでは該当箇所が修正されている)の他に、久織ちまき 『SEED DESTINY THE EDGE』 第2巻、77頁、岩瀬昌嗣 「SEED DESTINY 第2巻 『PHASE-06 インド洋の死闘』」 などでも見られた。</ref>。
: [[アビスガンダム|アビス]]以外のセカンドステージ機に共通採用された接近戦用武装。ユニウス条約に抵触しうる[[ミラージュコロイド]]以外の新技術を導入したことで、より強力な出力を得ている{{R|HGカオス|1/100カオス}}。不使用時は[[プロペラントタンク]]兼用のサイドスカート上部に懸架される{{R|Dエンクロ}}。カオスガンダムではMA形態時も前述の通り使用可能。
:; MA-81R ビーム突撃砲
; MA-BAR721 高エネルギー[[ビームライフル (ガンダムシリーズ)|ビームライフル]]
:: ポッド内蔵のビーム砲。発砲時は内部に格納された砲身が伸長する。
: 携行式の主力火器で、[[インパルスガンダム|インパルス]]用のMA-BAR72をMA形態での高速戦闘に対応可能なよう改良したもの{{R|HGカオス|1/100カオス}}。不使用時はサイドスカートに懸架される。
:; EQFU-5X 機動兵装ポッド(MA-81R ビーム突撃砲、AGM141 ファイヤーフライ 誘導ミサイル
:: ポッド内蔵の誘導型ミサイル。[[インパルスガンダム#ブラストインパルス|ブラストインパルス]]にも同型の装備が採用されている。
: 機体の大気圏内飛行が可能な高推力スラスター{{R|モデル277}}を備えた{{Efn2|アニメ第16話(ただし、HDリマスターでは該当箇所が修正されている)のほか、久織ちまき著の『SEED DESTINY THE EDGE』第2巻77頁、岩瀬昌嗣著の『SEED DESTINY』第2巻などでは大気圏での分離使用がなされる描写がある。それに対し、プラモデル「1/100カオスガンダム」では「ブースターを兼ねるため有重力化では着脱不可」とする説明も存在する。}}、[[オールレンジ攻撃#ドラグーン・システム|ドラグーン]]型発展兵器。量子通信に必要なエネルギー量と操作に必要な技量自体は多いものの、[[プロヴィデンスガンダム|プロヴィデンス]]のドラグーンと比較すれば、ある程度は普遍的なパイロットでも使用可能となっている。改良されたとはいえ強奪直後にスティング・オークレーが兵装ポッドを操れたのは、事前にこの装備が導入されている情報を把握したファントムペインが有資格者を送り込んだためとされる{{R|HGカオス|1/100カオス}}{{efn2|操作性が簡略化されているものの、機体と誘導端末の同時制御は相応の素質が必要とした資料もある<ref>『テレビマガジン特別編集エクストラ機動戦士ガンダムSEED&SEED DESTINY MOBILE SUIT FILE』 講談社、2005年5月、48-49頁。ISBN 4-06-179152-4。</ref>。}}。片方のポッドにつき、[[ガイアガンダム|ガイア]]と同型の「MA-81R」と、[[インパルスガンダム|#ブラストインパルスガンダム|ブラストインパルス]]と同型の「AGM141ファイヤーフライ」が内蔵されている。
; MA-XM434 ビームクロー
:; MMI-RG30 巡航機動防盾(MMI-GAU2 ピクウス 76mm近接防御機関砲
: 両膝、爪先のクローから出力されるビームクロー。MA形態時の接近戦用兵装として使用する他、MS形態時は蹴撃に連動して使用される。[[イージスガンダム|イージス]]のビームサーベル発生装置と類似している。
: 左腕に装備される対ビームコーティング仕様のシールド。ほかのセカンドステージのシールドよりもやや小型でMA形態時の高機動戦闘を考慮した設計となっており、「巡航機動」の名称もこれに由来する。さらに対空迎撃用としてファーストステージ機や[[ゲイツ (ガンダムシリーズ)|ゲイツ]]と同じ「MMI-GAU2 ピクウス」が2門内蔵されている{{R|HGカオス|1/100カオス}}。
; MMI-RG330 巡航機動防盾
: 左腕にマウントされる対ビームコーティング仕様の防御兵装。他のセカンドステージシリーズが装備するシールドと比べやや小型でMAでの高機動戦闘を考慮した設計となっており、「巡航機動」という名称となっているのはこの為である。他にも機関砲を内蔵しており、牽制やミサイル等の迎撃にも使用される。MA形態時も腕部にマウントされたままであり、シールドとしての防御と機関砲の射撃はMS・MA双方の形態で同様に使用できる。
:; MMI-GAU2ピクウス 76mm近接防御機関砲
:: 前大戦当時のザフト製ガンダムや[[ゲイツ (ガンダムシリーズ)|ゲイツ]]の頭部に採用されたものと同じ対空迎撃用機関砲。シールド表側に2門装備されている。
 
=== 劇中での活躍 ===
[[ミネルバ (ガンダムシリーズ)|ミネルバ]]に配備される直前、地球連合軍第81独立機動群「ファントムペイン」が起こした[[コズミック・イラ#アーモリー1事変|アーモリーワン事変]]によって[[アビスガンダム|アビス]][[ガイアガンダム|ガイア]]ととも軍事[[工廠]][[プラント (ガンダムシリーズ)#各プラント|アーモリーワン]]の第6番格納庫から強奪され、作戦に参加し。以後は奪取時のパイロエクステンデトであるド兵のひとり[[生体CPU#スティング・オークレー|スティング・オークレー]]の搭乗機として、デブリ帯や[[プラント (ガンダムシリーズ)#各プラント|ユニウスセブン]]落下直前の地球軌道上、地上降下後の各地でミネルバ隊と激戦を繰り広げたなる
 
本来の主戦場である宇宙では変形機構と兵装ポッドを駆使した戦術でミネルバ隊を翻弄し、地球降下後の[[インド洋]]およびダータネルス海峡闘において、では同じ航空型である[[アスラン・ザラ]]が搭乗する[[セイバーガンダム|セイバー]]と交戦する。[[クレタ島]]沖海戦では、再びセイバーと交戦するが、戦闘に介入してた[[フリーダムガンダム|フリーダム]]に両腕を機動兵装ポッドごと両を切断され墜落したするその後、[[ベルリン]]上空にて再び侵攻作戦でフリーダムと戦する、[[アークエンジェル (ガンダムシリーズ)|アークエンジェル]]と合流した元[[オーブ連合首長国]]黒海派遣艦隊所属の[[機動戦士ガンダムSEED DESTINYの登場人物#イケヤ、ゴウ、ニシザワ|イケヤ、ゴウ、ニシザワ]]が搭乗する[[ムラサメ (ガンダムシリーズ)|ムラサメ]]3機の連携攻撃を受けて被弾し、機体スティング自身は生還するものバランスを失い落下するところを中にビームサーベルで胴体を断され撃墜されたが、パイロットのスティングは生還している。
[[小惑星帯]]の戦闘で[[機動戦士ガンダムSEED DESTINYの登場人物#ショーン、デイル|ショーン]]の搭乗する[[ゲイツ (ガンダムシリーズ)#ゲイツR|ゲイツR]]を撃破している。
 
アーモリーワン事変直前までのエピソードを描いた外伝『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY]]』において、[[プラント (ガンダムシリーズ)#各プラント|アーモリーワン]]の運用テスト期のエピソードが描かれそこでは[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#コートニー・ヒエロニムス|コートニー・ヒエロニムス]]がテストパイロットを務め
[[インド洋]]とダータネルス海峡の戦闘において、[[アスラン・ザラ]]が搭乗する[[セイバーガンダム|セイバー]]と交戦する。[[クレタ島]]沖海戦では、再びセイバーと交戦するが、戦闘に介入して来た[[フリーダムガンダム|フリーダム]]に両腕を機動兵装ポッドごと両断されて墜落した。その後、[[ベルリン]]上空にて再びフリーダムと交戦するも、[[アークエンジェル (ガンダムシリーズ)|アークエンジェル]]と合流した元[[オーブ連合首長国]]黒海派遣艦隊所属の[[機動戦士ガンダムSEED DESTINYの登場人物#イケヤ、ゴウ、ニシザワ|イケヤ、ゴウ、ニシザワ]]が搭乗する[[ムラサメ (ガンダムシリーズ)|ムラサメ]]3機の連携攻撃を受けて被弾し、機体のバランスを失い落下するところをビームサーベルで胴体を両断され撃墜されたが、パイロットのスティングは生還している。
 
『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY]]』において、[[プラント (ガンダムシリーズ)#各プラント|アーモリーワン]]での運用テスト期のエピソードが描かれ、そこでは[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#コートニー・ヒエロニムス|コートニー・ヒエロニムス]]がテストパイロットを務めた。
 
== プロトカオス ==
初出は雑誌『[[月刊ホビージャパン]]』の模型連動記事『機動戦士ガンダムSEED DESTINY MSV』。カラーリングの白地に赤いラインは、SFメカとしての強調を施したものである<ref>『機動戦士ガンダムSEED DESTINYモデル VOL.2 DESTINY MSV編』ホビージャパン、2006年3月31日初版発行、150頁。(ISBN 4-89425-415-8)</ref>。
{{機動兵器
|名称=プロトカオス<br />PROTO-CHAOS
|型式番号=XMF-P192P
|装甲=[[フェイズシフト装甲#ヴァリアブルフェイズシフト装甲|ヴァリアブルフェイズシフト装甲]]
|武装=EQFU-5X 機動兵装ポッド×4<br />(MA-81R ビーム突撃砲×1)<br />(AGM141 ファイヤーフライ誘導ミサイル×12)<br />MA-XM434 ビームクロー×2
|搭乗者=[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#コートニー・ヒエロニムス|コートニー・ヒエロニムス]]
}}
; 設定解説
 
: MAの有効性を再検証するために試べくザフト内で製作された実験機で、カオスのプロトタイプ原型機に相当する。MA形態検証用の実験機であり、MSへみが目的ゆえに変形機構は有し最初から廃止されいない。MSとしてのおり、頭部や腕部は持っさえもたない。後継機でカリドゥス改が内蔵されおらず、いた機首メインセンサー中央部純粋なモノアイとなっている。腕が存在するスペセンサは機動兵装ポッドのターミナルが設置され合計4基のポッドを装備している。胴体部は前面も巨大なリバーススラスターなっており、本来直下腕部分はコクピットが存在するため、カオスに採用設置されたカリ2基を含む合計4基の機動兵装ポッゥス改複相ビーム砲は装備されていない本体部と兵装これら4基のポッドのスラスターを合わせた大推力により、圧倒的な高機動性を得てい発揮す{{R|モデル277}}
試作機は計6機製造された。パイロットは: 後継のカオスと同じく[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#コートニー・ヒエロニムス|コートニー・ヒエロニムス]]がテストパイロットを務めが、あまりに過酷な高機動試験を行ったために製造された6ともすべてが損壊し、3機は修復不可能と判断された3機は構造解析後に完全廃棄され。残存した3機修復後に[[モスボール (軍事)|モスボール]]処置施され、[[プラたうえでアーモリーワ内に保管される。このうちの1機は再びコー (ガンダムシリの操縦によって実戦復帰し、[[コ)#各プミック・イント|#アーモリー・ワ1事変|セカドステージシリーズMS強奪事件]]の対処のため保管投入されてい{{R|モデル277}}
 
{{clear}}
試作機は計6機製造された。パイロットは[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#コートニー・ヒエロニムス|コートニー・ヒエロニムス]]が務めたが、あまりに過酷な高機動試験を行ったために全機とも損壊し、3機は修復不可能と判断され、構造解析後には完全廃棄された。残りは修復後に[[モスボール (軍事)|モスボール]]処置を施され、[[プラント (ガンダムシリーズ)#各プラント|アーモリー・ワン]]内に保管されている。
 
アーモリーワンで起こった地球連合軍のファントムペインによる[[コズミック・イラ#セカンドステージシリーズMS強奪事件(仮称)|セカンドステージシリーズMS強奪事件]]の際には1機にコートニーが搭乗し、実戦参加した。
<br style="clear:both;"/>
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
<references />
{{notelist2}}
=== 出典 ===
{{reflist|2}}
 
== 関連項目 ==
* [[ガンダムシリーズの登場機動兵器一覧#機動戦士ガンダムSEED DESTINY|ガンダムシリーズの登場機動兵器一覧]]
* [[可変モビルスーツ]]
* [[オールレンジ攻撃]]
 
{{コズミック・イラ|兵器}}