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{{Pathnav|機動戦士ガンダムSEED DESTINY|コズミック・イラの機動兵器|ザフトの機動兵器|frame=1}}
'''カオスガンダム''' (CHAOS GUNDAM) は、[[テレビアニメ]]『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』に登場する、[[モビルスーツ#『ガンダムSEED』におけるモビルスーツ|モビルスーツ]] (MS) に分類される架空の有人式人型ロボット兵器のひとつ。[[スペースコロニー]]国家「[[プラント (ガンダムシリーズ)|プラント]]」の軍事組織「'''ザフト'''」が開発した試作MS群「セカンドステージシリーズ」に属する。機体を前屈させ、脚部宇宙での爪を展開高速戦闘に適した高速移動形態（[[モビルアーマー|モビルアーマー〈MA〉]] (MA) 形態）にへの変形する[[可変モビルスーツ|可変MS]]。機構を有し、背部には装着された2基の機動兵推進器兼武装ポユニッドを搭載しトは、「[[プロヴィデンスガンダム]]」の[[オールレンジ攻撃#ドラグーン・システム|ドラグーン・システム]]のように分離させて機能を有した遠隔操作するこ兵器とができる。「[[カオス]]」は[[ギリシア神話]]に登場する現初神であると同時に英語で「[[カオス (曖昧さ回避)|混沌]]」を意味する。メディアや関連商品では「カオスガンダム」と公称されるが、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』作中の設定においては、同作のほかの[[ガンダムタイプ#『機動戦士ガンダムSEED』シリーズ|ガンダムタイプ]]同様に「カオス」と呼称されなる。
 
「[[カオス]]」は[[ギリシア神話]]に登場する現初神であると同時に英語で「[[カオス (曖昧さ回避)|混沌]]」を意味する。公式ウェブサイトや各種メディア、関連商品などでは「カオスガンダム」と公称されるが、作中ではほかの同型機とともに固有名の「カオス」が正式名となる。
[[メカニックデザイン]]は[[大河原邦男]]。
 
本項では、[[ガメカニックデザインダムシリーズ一覧#『機動戦士ガンダムSEED』シリーズ|関連作品]]に登場は、後述する原型機である'''の[[#プロトカオス|プロトカオス]]'''とともについても解説する[[大河原邦男]]が担当した。
 
== 設定解説 ==
{{機動兵器
|名称=カオスガンダム<br />CHAOS GUNDAM<ref name=
"公式カオス">{{Cite web|和書|url=https://www.gundam-seed.net/destiny/mecha/detail.php?id=7|title=カオスガンダム|website=機動戦士ガンダムSEEDシリーズ公式サイト|publisher=[[サンライズ (アニメ制作ブランド)|サンライズ]]|accessdate=2024-06-11}}</ref>
|型式番号=ZGMF-X24S<br/>RGX-01（連合側ナンバー）
|型式番号=ZGMF-X24S{{R|公式カオス}}<ref name="HGカオス">『[[HG SEED|HG]] カオスガンダム』[[バンダイ]]、2004年12月発売、組立説明書。</ref><ref name="1/100カオス">『1/100 カオスガンダム』バンダイ、2005年1月発売、組立説明書。</ref><br />RGX-01（連合側ナンバー）
|全高=17.43m
|全高=17.43m{{R|HGカオス|1/100カオス}}
|重量=91.61t
|重量=91.61t{{R|HGカオス|1/100カオス}}
|動力=バッテリー(パワーエクステンダー搭載<ref name="MG-ootori"/>)
|動力=バッテリー（パワーエクステンダー搭載）<ref name="MGルージュRM">『マスターグレード 1/100 ストライクルージュ オオトリ装備 Ver.RM』バンダイ、2013年9月発売、組立説明書。</ref>
|装甲=[[フェイズシフト装甲#ヴァリアブルフェイズシフト装甲|ヴァリアブルフェイズシフト装甲]]
|武装=MMI-GAU1717 12.5mmCIWS×4<br />MMI-GAU25A 20mmCIWS×2<br/>MA-BAR721 高エネルギー[[ビームライフル (ガンダムシリーズ)|ビームライフル]]×1<br />MA-M941 ヴァジュラ[[ビームサーベル]]×2<br/>MGX-2235B カリドゥス改複相ビーム砲×1<br />EQFU-5X 機動兵装ポッド×2<br />（MA-81R ビーム突撃砲×1）<br/>（AGM141×1、AGM141 ファイヤーフライ誘導ミサイル×12）<br />MA-XM434 ビームクロウ×2<br />MMI-RG30 巡航機動防盾<br/>（MMI×1（MMI-GAU2 ピクウス76mm近接防御機関砲×2）
|搭乗者=[[生体CPU#スティング・オークレー|スティング・オークレー]]<br />[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#コートニー・ヒエロニムス|コートニー・ヒエロニムス]]
}}
[[コズミック・イラ#ユニウス条約締結|ユニウス条約締結]]後に、ザフトが製の[[フリーダムガンダム|フリーダム]]や[[ジャスティスガンダム|ジャスティス]]といったファーストステージシリーズの基本性能を受け継いで開発しされた次世代<ref>『機動戦士ガンダムSEED DESTINY MSエンサイクロペディア』一迅社、2008年11月15日初版発行、21頁。(ISBN 978-4-7580-1126-6)</ref>5機の試作型MS群「[[ザフトの機動兵器#セカンドステージシリーズ|セカンドステージシリーズ]]」の1機。型式番号シリーズの「X」は実験機共通要素であること、「2」は航空機系統、「4」は開発ナン[[フェイズシフト装甲#ヴァリアブルフェイズシフト装甲|ヴァリアブルフェイズシフト装甲]]（VPS装甲）やバー、「S」は「Second Stage（セカンドスッテリージ）」を示す<ref name="HG">『HG 1/144 カオスガンダム』バンダイ、2004年11月発売、取扱説明書。</ref>。宇宙空間における機動戦闘に重点が置かれており<ref name="encyclo"/>、機体は他へのセカンドパワーエクステンダー導入{{R|MGルージシリーズ同様ュRM}}、さらには外部電源供給方式である[[フデュートリオンビーダムガンダム]]や[[ジャ送電システィスガンダム]]といによったファーストステージシリーズて、戦闘継続時間の基本性延長が可能を受け継ぐである<ref name="Dエンクロ">『機動戦士ガンダムSEED DESTINY MSエンサイクロペディア』一迅社、2008年11月15日初版発行、2124-27頁。(ISBN 978-4-7580-1126-6)</ref>。「カオス」とは「混沌」とした戦場を駆け抜ける機体としての意味合いをもち、型式番号の「X」は実験機、「2」は航空機系統、「4」は開発ナンバー、「S」は「Second Stage（セカンドステージ）」であることを示す{{R|HGカオス|1/100カオス}}。
 
他ほかのセカンドステージシリーズと同様、に地球連合製MSである[[イージスガンダム|イージス]]の影響を受けており、高速移動用のMA形態（MA形態）への可に変機構を有形する<ref name="hjモデル2">『機動戦士ガンダムSEED DESTINYモデル　VOL.2 DESTINY MSV編』ホビージャパン、2006年3月31日初版発行、77頁。(ISBN 4-89425-415-8)</ref>。カオスガンダム本機のそれMA形態は宇宙空間での運用を想定し機動戦闘に重点が置かれており<ref name="encyclo">『機動戦士ガンダムSEED DESTINY MS{{R|Dエンサイクロペディア』一迅社、2008年11月15日初版発行、24-27頁。(ISBN 978-4-7580-1126-6)</ref>}}、MS形態より高いも旋廻回性能を有する<ref name="encyclo"/>と{{R|Dエンクロ}}ともに機動性が向上する特性を持つ<ref>『電撃データコレクション　機動戦士ガンダムSEED DESTINY 上巻』メディアワークス、2007年10月20日初版発行、28-29頁。(ISBN 978-4-8402-4058-1)</ref>。一方、強大な推進力を生かした大気圏内での飛行・空中戦も可能であり、強力とな推進力を活かした機動力を持つ<ref name="hj"/>っている{{R|モデル2}}。▼
装甲には[[フェイズシフト装甲#ヴァリアブルフェイズシフト装甲|ヴァリアブルフェイズシフト装甲]]（VPS装甲）を採用。バッテリーにはパワーエクステンダーを導入し<ref name="MG-ootori">『マスターグレード 1/100 ストライクルージュ オオトリ装備 Ver.RM』バンダイ、2013年9月発売、組立説明書。</ref>、さらには[[デュートリオンビーム送電システム]]により、戦闘継続時間の延長が可能である<ref name="encyclo"/>。
 
改良型ドラグーン・システムを採用した「機動兵装ポッド」のほか{{R|HGカオス|1/100カオス}}、MSとしてのオーソドックスな武装も備え、全形態で両腕が露出している関係上これらの使用に特段の制限はない{{R|Dエンクロ}}。
▲他のセカンドステージシリーズ同様、[[イージスガンダム]]の影響を受けており、高速移動形態（MA形態）への可変機構を有する<ref name="hj">『機動戦士ガンダムSEED DESTINYモデル　VOL.2 DESTINY MSV編』ホビージャパン、2006年3月31日初版発行、77頁。(ISBN 4-89425-415-8)</ref>。カオスガンダムのそれは宇宙空間での運用を想定しており<ref name="encyclo">『機動戦士ガンダムSEED DESTINY MSエンサイクロペディア』一迅社、2008年11月15日初版発行、24-27頁。(ISBN 978-4-7580-1126-6)</ref>、MS形態より高い旋廻性能を有する<ref name="encyclo"/>とともに機動性が向上する特性を持つ<ref>『電撃データコレクション　機動戦士ガンダムSEED DESTINY 上巻』メディアワークス、2007年10月20日初版発行、28-29頁。(ISBN 978-4-8402-4058-1)</ref>。大気圏内での飛行・空中戦も可能であり、強力な推進力を活かした機動力を持つ<ref name="hj"/>。
 
さらに、背部には「機動兵装ポッド」を有し、これによる[[オールレンジ攻撃#ドラグーン・システム|オールレンジ攻撃]]はMS・MA両形態で使用可能であり、攻撃方法の選択肢が広い<ref name="encyclo"/>。
 
MS形態ではビームライフルやビームサーベル、対ビームシールドといったオーソドックスな装備も揃えており、汎用性を持つ<ref name="encyclo"/>。MA形態でも腕部を使用できるため、MA形態でもこれらの使用に特段の制限はない<ref name="encyclo"/>。
 
混沌とした戦場を駆ける機体として、「カオス」という名称を冠された<ref name="HG"/>。
 
=== 武装 ===
; MMI-GAU1717 12.5mmCIWS5mm[[CIWS]]、MA-GAU25A 20mmCIWS
: それぞれ頭部に4門、胸部に2門ずつ内蔵された[[CIWS]]ている実弾砲{{R|HGカオス|1/100カオス}}。
; MA-BAR721 高エネルギー[[ビームライフル (ガンダムシリーズ)|ビームライフル]]
; MMI-GAU25A 20mmCIWS
: 高速戦闘に適した専用ビームライフル。携行火器で、[[インパルスガンダム|インパルス]]用のMA-BAR72をMA形態での高速戦闘に対応できる可能なように改良したものである<ref name="kgm">『{{R|HGカオス|1/100 カオスガンダム』バンダイ、2005年1月発売、組立説明書}}。</ref>。アニメ本編（第1話 - ）では、非不使用時はサイドスカートにマウント懸架される。▼
: 胸部に2門装備されている[[CIWS]]。
; MA-BAR721M941ヴァジュラ 高エネルギー[[ビームライフサーベル]]
: [[アビスガンダム|アビス]]を除く以外のセカンドステージシリーズ機に共通採用されたビームサーベル接近戦用武装。非不使用時は[[プロペラントタンク]]<ref name="encyclo"/>を兼ねる用のサイドスカート上部にホルダー懸架される{{R|Dエンクロ}}。カオスガンダムではMA形態時も前述の通り使用可能。▼
▲: 高速戦闘に適した専用ビームライフル。[[インパルスガンダム]]のMA-BAR72をMA形態での高速戦闘に対応できるように改良したものである<ref name="kgm">『1/100 カオスガンダム』バンダイ、2005年1月発売、組立説明書。</ref>。アニメ本編（第1話 - ）では、非使用時はサイドスカートにマウントされる。
; MA-M941ヴァジュラ ビームサーベル
▲: [[アビスガンダム]]を除くセカンドステージシリーズに共通採用されたビームサーベル。非使用時は[[プロペラントタンク]]<ref name="encyclo"/>を兼ねるサイドスカートにホルダーされる。カオスガンダムではMA形態時も前述の通り使用可能。
; MGX-2235Bカリドゥス改 複相ビーム砲
: 背部センサーに蓋をされる形で内蔵されている高出力ビーム砲で、アビスに装備された「MGX-2235カリドゥス」の高速戦闘仕様。使用時にはセンサー部が移動し、砲口を露出させる。アビス本機の胸部に内蔵されたMGX-2235カリドゥスを高速戦闘仕様に改修した武装備<ref name="HG"/>。カオスガンダムの兵装中では最大級の威力を持もつが、設装備位置箇所の関係から使用はMA形態時に限られる。カリドゥスはラテン語で「猛火」の意{{R|HGカオス|1/100カオス}}。
; EQFU-5X 機動兵装ポッド
: 大気圏内飛行を可能とするな高推力スラスター<ref name="hj"/>{{R|モデル2}}を備える[[オールレンジ攻撃#ドラグーン・システム|ドラグーン]]の発展兵器。片方のポッドにつき、砲身伸長式の「MA-81R ビーム突撃砲」と、[[インパルスガンダム#ブラストインパルスガンダム|ブラストインパルス]]と同型の「AGM141ファイヤーフライ 誘導ミサイル」が内蔵されている。プロヴィデンスのドラグーンと比較しすると、かなりの技量は必要とするものの、ある程度は普遍的なパイロットでも使用可能となっている<ref name="{{R|HG"カオス|1/>100カオス}}{{efn2|操作性が簡略化されているものの、機体と誘導端末の同時制御は相応の素質が必要とした資料も見られる<ref>『テレビマガジン特別編集エクストラ機動戦士ガンダムSEED&SEED DESTINY MOBILE SUIT FILE』 講談社、2005年5月、48-49頁。ISBN 4-06-179152-4。</ref>。}}。なお、改良型とはいえ強奪直後にパイロットのスティング・オークレーが兵装ポッドを操れたのは、事前に本機に当装備が導入されている情報を把握しかしていたファントムペインが有資格者を送り込んだためとされる。一方、量子通信によって相当量のエネルギーを消耗する<ref name="kgm"うえに、機体のブースターを兼ねるために有重力下での着脱は不可能とされる{{R|HGカオス|1/>100カオス}}{{Efn2|『DESTINY』第16話（『HDリマスター』では該当箇部分が修正されている）、久織ちまき著の『SEED DESTINY THE EDGE』第2巻77頁、岩瀬昌嗣著の『SEED DESTINY』第2巻「PHASE-06 インド洋の死闘」などでは大気圏での分離使用がなされる描写がある。}}
: アニメ本編 「PHASE-16 インド洋の死闘」（ただし、HDリマスターでは該当箇所が修正されている）のほか、久織ちまき著の『SEED DESTINY THE EDGE』第2巻77頁、岩瀬昌嗣著の『SEED DESTINY』第2巻「PHASE-06 インド洋の死闘」などでは大気圏での分離使用がなされる描写も見られた。それに対し、プラモデル「1/100カオスガンダム」では「ブースターを兼ねるため有重力化では着脱不可」とする説明も存在する<ref name="kgm"/>。
: システムが改良されたとはいえ、強奪直後にスティング・オークレーがこの機動兵装ポッドを操れたのは、事前に強奪目標である本機にこの装備が導入されている情報を掴んだファントムペインが有資格者を送り込んだためとされる<ref name="kgm"/>。
:; MA-81R ビーム突撃砲
:: ポッド内蔵のビーム砲。発砲時は内部に格納された砲身が伸長する。
:: [[フリーダムガンダム#ストライクフリーダムガンダム|ストライクフリーダムガンダム]]に装備された前型モデルであるMA-80Vはビームソードへの切り替え機能を持っていたが<ref>『機動戦士ガンダムSEED DESTINY MSエンサイクロペディア』一迅社、2008年11月15日初版発行、75頁。(ISBN 978-4-7580-1126-6)</ref>、本装備にも導入されているかは定かではない。
:; AGM141ファイヤーフライ 誘導ミサイル
:: ポッド内蔵の誘導型ミサイル。[[インパルスガンダム#ブラストインパルスガンダム|ブラストインパルス]]にも同型の装備が採用されている。
; MA-XM434 ビームクロウ
: 両膝・爪先のクローから出力に計4基内蔵されるたビームクロサーベル系武装。MA形態時イージスの接近戦用兵装とビームサーベルを参考にして使用たされるほか<ref>『機動戦士ガンダムSEED&SEED DESTINY MOBILE SUIT FILE』講談社、2005年4月、48-49頁。(ISBN 978-4061791527)</ref>。MS形態時は蹴撃に連動して使用つま先の刀身を出力されるせた状態で蹴りを繰り出す。
: [[イージスガンダム|イージス]]のビームサーベルを参考に開発された兵装とされている<ref>『機動戦士ガンダムSEED&SEED DESTINY MOBILE SUIT FILE』講談社、2005年4月、48-49頁。(ISBN 978-4061791527)</ref>。
; MMI-RG30 巡航機動防盾
: 左腕にマウントされる対ビームコーティング仕様された左腕の防御兵装。他ほかのセカンドステージシリーズが装備するシールドと比べ、機のものよりもやや小型で、MA形態での高機動戦闘を考慮した設計となっており、から「巡航機動」というの名称となっが付与された{{R|HGカオス|1/100カオス}}。内蔵されている2門のはこのためである<ref「MMI-GAU2ピクウス name="HG"/>。それ以外にも76mm近接防御機関砲」を内蔵しており、用いた牽制やミサイルなどの迎撃にも使用される。MA形態時も腕部にマウントされたままであり、シールドとしての防御と機関砲の射撃はMS・MA双方の形態で同様に使用できる。
:; MMI-GAU2ピクウス 76mm近接防御機関砲
:: 前大戦当時のザフト製ガンダムや[[ゲイツ (ガンダムシリーズ)|ゲイツ]]の頭部に採用されたものと同じ対空迎撃用機関砲。シールド表側に2門装備されている。
 
=== 劇中での活躍 ===
軍事[[工廠]][[プラント (ガンダムシリーズ)#各プラント|アーモリーワン]]内で、母艦の[[ミネルバ (ガンダムシリーズ)|ミネルバ]]に配備される直前、に地球連合軍第81独立機動軍「ファントムペイン」によりの襲撃を受け、[[アビスガンダム|アビス]]や[[ガイアガンダム|ガイア]]と共に軍事[[工廠]][[プラント (ガンダムシリーズ)#各プラント|アーモリーワン]]の第6番格納庫からとも強奪されたる。以後降は強奪取時のパイロに参加した（エクステンデットであるド）（[[生体CPU]]）[[生体CPU#スティング・オークレー|スティング・オークレー]]の搭乗機として、[[小惑星帯]]や[[プラント (ガンダムシリーズ)#各プラント|ユニウスセブン]]落下直前の宇宙・地球軌道上<ref>『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』第6話</ref>や地上降下後の各地において、両方でミネルバ隊と激戦を繰り広げたる。
 
上記のほか、小惑星帯での戦闘では[[機動戦士ガンダムSEED DESTINYの登場人物#ショーン、デイル|ショーン]]の搭乗する[[ゲイツ (ガンダムシリーズ)#ゲイツR|ゲイツR]]を撃破している。
 
[[インド洋]]やダータネルス海峡、[[クレタ島]]沖での戦闘において、[[アスラン・ザラ]]が搭乗するミネルバ隊の[[セイバーガンダム|セイバー]]と交戦する。[[クレタ島]]沖海戦でも再びセイバーと交戦するが、戦闘に介入してきた[[フリーダムガンダム|フリーダム]]に両腕と機動兵装ポッドを切断され、墜落したする。その後、連合軍の[[ベルリン]]侵攻の際時に再びフリーダムと交再戦するもののが、[[アークエンジェル (ガンダムシリーズ)|アークエンジェル]]と合流した元[[オーブ連合首長国|オーブ軍]]軍黒海派遣艦隊所属の[[機動戦士ガンダムSEED DESTINYの登場人物#イケヤ、ゴウ、ニシザワ|イケヤ、ゴウ、ニシザワ]]が搭乗する[[ムラサメ (ガンダムシリーズ)|ムラサメ]]3機の連携攻撃を受けて被弾の前に敗北し、機体のバラスティンスを失って落下グは生存するところをビームサーベルで胴ものの機体を両断され、は撃墜された（パイロットのスティングは生還してい使用不能となる）。
 
『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY]]』では、アーモリーワンでの運用テスト期に[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#コートニー・ヒエロニムス|コートニー・ヒエロニムス]]がテストパイロットを務めたことが描かれている。
 
== プロトカオス ==
雑誌『[[月刊ホビージャパン]]』ので連載された模型連動記事『機動戦士ガンダムSEED DESTINY MSV』にてより登場した。メカニックデザインは大河原邦男が担当しており、カラーリングの機体色である白地に赤いのラインは、SFメカとして強調したものである<ref>『機動戦士ガンダムSEED DESTINYモデル　VOL.2 DESTINY MSV編』ホビージャパン、2006年3月31日初版発行、150頁。(ISBN 4-89425-415-8)</ref>。
{{機動兵器
|名称=プロトカオス<br />PROTO-CHAOS{{R|モデル2}}
|型式番号=XMF-P192P{{R|モデル2}}
|装甲=[[フェイズシフト装甲#ヴァリアブルフェイズシフト装甲|ヴァリアブルフェイズシフト装甲]]
|武装=EQFU-5X 機動兵装ポッド×4<br/>（MA-81R ビーム突撃砲×1）<br/>（AGM141 ファイヤーフライ誘導ミサイル×12）<br/>MA-XM434 ビームクロー×2
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}}
; 設定解説
: MAの有効性を再検証するために試作された、実験機。後継機のカオスのプロトタイプ。MA形態検証用の実験機であり、ようなMSとしての頭部や腕部は持っておらずなく、MSへのゆえに変形機構も有していもたない。機首メインセンサーはモノアイ方式となっている。腕が存在するスペースには機動兵装ポッドのターミナルが設置され、合計4基のポッドを装備している。胴体部は巨大なリバーススラスターとなっており、その直下にはコックピットが存在位置するため関係上、カオスに採用された後継機のようなカリドゥス改複相ビーム砲は装備していない。本体後継機の意腕部と分に位置する2基を含めた計4基の機動兵装ポッドを装備しており、ポッドと本体のスラスターを合わせ計した大推力により、って圧倒的な高機動性を得ている<ref name="d-msv-77モデル2">『機動戦士ガンダムSEED DESTINYモデル　VOL.2 DESTINY MSV編』ホビージャパン、2006年3月31日初版発行、77頁。(ISBN 4-89425-415-8)</ref>。
: 試作機は計6機が製造された。パイロットは[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#コートニー・ヒエロニムス|コートニー・ヒエロニムス]]の操縦で試験運用が務め実施されたが、あまりに過酷な高機動試験を行ったためゆえに全製造された6機ともすべてが損壊し、3機は修復不可能と判断され、た3機は構造解析後には完全廃棄されたる。残りは修復後に[[モスボール (軍事)|モスボール]]処置を施され、[[プラント (ガンダムシリーズ)#各プラント|アーモリー・ワン]]内に保管されている<ref name="d-msv-77"/>{{R|モデル2}}。アーモリーワンの[[コズミック・イラ#アーモリー1事変|セカンドステージシリーズMS強奪事件]]では、コートニーが搭乗した1機が実戦参加する{{R|モデル2}}。
: アーモリーワンで起こった地球連合軍のファントムペインによる[[コズミック・イラ#アーモリー1事変|セカンドステージシリーズMS強奪事件]]の際には1機にコートニーが搭乗し、実戦参加した<ref name="d-msv-77"/>。
{{clear}}
 
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{{notelist2}}
=== 出典 ===
{{reflist|2}}
 
== 関連項目 ==
* [[ガンダムシリーズの登場機動兵器一覧#機動戦士ガンダムSEED DESTINY|ガンダムシリーズの登場機動兵器一覧]]
* [[可変モビルスーツ]]
* [[オールレンジ攻撃]]
 
{{コズミック・イラ|兵器}}
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