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{{Infobox Film
| 作品名 = ケニー
| 原題 = KENNY the KID brother
| 監督 = [[クロード・ガニオン]]
| 脚本 = クロード・ガニオン
| 原案 =
| 原作 =
| 製作 = [[デニス・ビショップ]]
| 製作総指揮 = [[高橋松男]]
| 出演者 = [[ケニー・イースタディ]]
| 音楽 = {{仮リンク|フランソワ・ドンピエール|fr|Francois Dompierre}}
| 主題歌 =
| 撮影 = [[加藤雄大]]
| 編集 = {{仮リンク|アンドレ・コリヴォー|en|André Corriveau (filmmaker)}}
| 製作会社 =
| 配給 = [[東宝東和]]
| 公開 = {{Flagicon|JPN}} [[1987年]][[10月10日]]<br>{{Flagicon|USA}} [[1988年]][[11月18日]]
| 上映時間 = 95分
| 製作国 = {{CAN}}<br />{{USA}}<br />{{JPN}}
| 言語 = [[英語]]
| 製作費 =
| 興行収入 =
| 画像 = Affiche 109 Kid Brother En.jpg
}}
『'''ケニー'''』(
== ストーリー ==
アメリカの[[ペンシルベニア州]]に住む12歳のケニー少年は、下半身を欠いた重度障害児ながら、不自由を感じさせずに明るく生きている。ある日、彼の家へ[[テレビジョン放送局|テレビ局]]が取材に訪れる。感動的な家族愛の演出を好むテレビ局に対し、ケニーの家族たちは当惑気味。
そこへ、ケニーの姉のシャロンケイがやって来る<ref>[[ケニー・イースタディ]]の生涯を綴った書籍『スケボーに乗った天使』([[CiNii|NCID]] [
ケニーは姉に真意を問うべく単身、姉のいる[[ピッツバーグ]]を目指して[[ヒッチハイク]]の旅に出る。田舎町から大都会へ、生まれて初めての一人旅。初めて見るケニーの姿に驚く人々の中、ケニーの旅は続く。
そしてピッツバーグ。シャロンケイは突然の弟の来訪に驚きつつ真意を吐露する。ケニーの誕生当時、彼の世話に明け暮れる家族がシャロンケイにかまわなくなったので、彼女は家族を憎むようになり、弟を愛していながらも軋轢に耐え切れずに家を出ていた。その言葉にケニーは衝撃を受けながらも、真意を知ったことで真の姉弟愛が生まれ、家族愛が深まるに至る
== キャスト ==
▲! 役名 || 俳優 || 日本語吹替
* ジェシー: [[ザック・グルニエ]]([[堀勝之祐]]) - ケニーの父
▲| ケニー || [[ケニー・イースタディ]] || [[田中真弓]]
▲| シャロン(ケニーの母) || {{仮リンク|カトリーン・クラーク|en|Caitlin Clarke}} || [[谷育子]]
▲| シャロンケイ(ケニーの姉) || {{仮リンク|リアーヌ・カーティス|en|Liane Alexandra Curtis as}} || [[勝生真沙子]]
▲| エディ(ケニーの兄) || ジェシー・イースタディ・Jr || [[西尾拓美|西尾巧]]
▲| 記者 || アラン・セイント=アリックス || [[羽佐間道夫]]
▲| ビリー || トム・レディ ||
== 製作 ==
カナダの映画監督[[クロード・ガニオン]]がアメリカの写真雑誌『[[ライフ (雑誌)|ライフ]]』でのケニーの特集を読んで映画化を思い立ち、アメリカ、[[メキシコ]]、[[フランス]]、日本など計8か国から300人が参加して製作された。下半身のないままで生きるケニーの撮影には[[特撮]]は一切用いずにケニー本人が出演しており、彼の兄も兄役で実名のまま出演している。ガニオンにとってはプロの俳優でない人物の出演による作品は本作が4作目となった<ref name="パンフレット" />。プロの俳優でない人物の出演についてガニオンは、ハリウッドスターのような役をこなすことはできないことを認めつつも、個別の作品で達成しうる演技の品質という意味では素人もプロにも違いはないと語っている<ref name="膳場2005">{{Cite web|和書|author=膳場岳人|date=2005-4-24|url=http://intro.ne.jp/contents/2005/04/24_0853.html |title=クロード・ガニオン監督インタビュー|publisher=[http://intro.ne.jp/ INTRO]|accessdate=2012-10-28}}</ref>。
ケニーが自ら出演した理由は、ありのままの自分を視聴者に見せることで、ハンディキャップを持つ人々を少しでも元気づけ、障害者を社会の一員として認めさせたいという気持ちからのものだが、ケニーがガニオンと親友となったことも理由の一つだった<ref name="パンフレット" />。
撮影にあたっては作為的な場面を排除し、ケニーのありのままを撮ることが心がけられており、イヌに襲われるケニー、ケニーを拒否する実姉、ケニーと家族や町の人々との交流など、日常のエピソードが
[[日本]]では1987年10月にケニーがキャンペーンのために来日、自らも下半身不随の障害を持つ当時の参院議員・[[八代英太]]から激励の言葉を受け取った<ref>{{Cite news|author=|date=1987-10-21 |title=映画「ケニー」の“主役”、ケニー君を八代議員が激励|newspaper=[[読売新聞]] 東京夕刊|publisher=[[読売新聞社]]|page=19}}</ref>。
== 作品の評価 ==
[[1987年]]度の[[モントリオール世界映画祭]]で最優秀作品賞を受賞<ref name="パンフレット" />、[[ベルリン国際映画祭]]のユネスコ賞を受賞、ほかにも多くの賞を受賞した<ref name="膳場2005" />。ハンディを負いながらも健気にいきる感動ドラマに成立しうる題材ながら、実際には明るい少年とごく普通に生きる家族を捉えたことで普遍性のあるファミリードラマに仕上がっていると評価されている<ref name="パンフレット" />。公開当時各国で大きな話題を呼んだが、ケニーを[[見世物小屋]]のように扱っているとする批判も少なからずあった<ref>{{Cite web|和書|url=
== 脚注 ==
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== 外部リンク ==
* {{
* {{
* {{
* {{
{{DEFAULTSORT:けにい}}
[[Category:1987年の映画]]
[[Category:アメリカ
[[Category:ピッツバーグを舞台とした映画作品]]
[[Category:肢体不自由を扱った映画作品]]
[[Category:家族を題材とした映画作品]]
[[Category:日本とアメリカ合衆国の合作映画]]
[[Category:日本とカナダの合作映画]]
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