「コズミック・イラの勢力」の版間の差分

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'''[[コズミック・イラ]]の勢力'''(コズミック・イラのせいりょく)では、[[テレビアニメ]]『[[機動戦士ガンダムSEED]]』以降のアニメ作品シリーズや、漫画および小説『[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]]』以降の公式外伝作品、その他関連作品に登場する[[架空]]の[[組織 (社会科学)|組織]]を列挙する。
 
== 国家 ==
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[[北アフリカ]]、[[西アフリカ]]地域の国家による経済・軍事同盟<ref name="CEMW228"/>。
 
非[[プラント (ガンダムシリーズ)|プラント]]理事国であり、[[#南アフリカ統一機構|南アフリカ統一機構]]とは対立関係にあったため、親プラント国という立場をとり<ref name="CEMW228"/>[[プラント (ガンダムシリーズ)#ザフト|ザフト]]の[[アンドリュー・バルトフェルド|バルトフェルド]]隊を駐留させていた。しかし、[[地球連合 (ガンダムシリーズ)|地球連合軍]]所属の[[アークエンジェル (ガンダムシリーズ)|アークエンジェル]]および[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#サイーブ・アシュマン|サイーブ・アシュマン]]率いるレジスタンス「[[#明けの砂漠|明けの砂漠]]」との戦闘に[[アンドリュー・バルトフェルド|バルトフェルド]]隊が敗北。その後、地球連合軍の反攻作戦によりプラント地上軍が撤退したのち、無数の自治区に分裂<ref>千葉智宏『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』第1巻 [REPORT03 独立地域"A-YTN0975"]、角川書店、2005年1月、167頁。(ISBN 4-04-471701-X)</ref>{{Refnest|group="注"|また、ユニウス条約に際してプラントは離脱したが、幾分かの脱走ザフト兵がこの地域に一市民として残っている<ref>千葉智宏『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』第1巻 [REPORT03 独立地域"A-YTN0975"]、角川書店、2005年1月、170頁。(ISBN 4-04-471701-X)</ref>。}}して事実上共同体としては崩壊したとされている<ref name="CEMW228"/>{{Refnest|group="注"|小説版『SEED DESTINY』では引き続き親プラント地域としてアフリカ共同体の言及が確認できる<ref name="seed-d-novel2-29"/>一方、本編映像に登場する世界地図では、イベリア半島と北アフリカおよび西アフリカの大西洋に面した西海岸側地域という、アフリカ北西側の一部地域のみがザフト勢力圏となっていることが確認でき、ほかの旧アフリカ共同体地域は、すべて地球連合勢力下となっていることが確認できる<ref>アニメーション『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』総集編『EDITED』</ref>。}}。
 
=== オーブ連合首長国 ===
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=== 東アジア共和国 ===
[[北海道]]を除く[[日本]]、[[中華人民共和国]]、[[朝鮮民主主義人民共和国]]、[[大韓民国]]、[[モンゴル国]]、[[台湾]]など[[極東]]地域が集合した[[共和国]]。首都は[[台北市|台北]]<ref name="CEMW228">『機動戦士ガンダムSEED コズミック・イラ メカニック&ワールド』双葉社、2012年11月28日、228-229頁。(ISBN 978-4-575-46469-6)</ref>か[[南京市|南京]]<ref name="GPF">『週刊 ガンダム パーフェクト・ファイル』第134号、デアゴスティーニ・ジャパン、2014年4月29日、32頁。(ISBN 978-4-575-46469-6)</ref>かと、異なる説法がある
 
地球連合所属国家であり、多くの人口に支えられた工業力が強みになっている<ref name="dengeki2003-5"/>。C.E.70年7月12日には、同国の資源衛星「[[コズミック・イラの施設#新星|新星]]」が攻防戦の果てにザフトにより制圧された。翌年C.E.71年1月23日には[[マスドライバー]]のある「[[コズミック・イラの施設#カオシュン基地|カオシュン宇宙港]]」が陥落している<ref>『機動戦士ガンダムSEED コズミック・イラ メカニック&ワールド』双葉社、2012年11月28日、218-219頁。(ISBN 978-4-575-46469-64575464696)</ref>。
 
停戦後のユニウスセブン落下テロ事件によって[[北京市|北京]]は壊滅的被害を受け<ref>[[機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER]] 第1話</ref>、[[上海市|上海]]も破片が直撃して消滅する。ロゴス討伐を表明したギルバート・デュランダルに同調(ユーラシア連邦などほかの地球連合国家と同調するかたちで)し、海軍艦艇(艦載MSとしてウィンダムが搭載されていた)が対ロゴス同盟軍としてザフト軍ジブラルタル基地へ合流する<ref>後藤リウ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY 4 示される世界』角川書店、2005年11月1日初版発行、159-160頁。(ISBN 4-04-429111-X)</ref>{{Refnest|group="注"|対ロゴス同盟参加に先立ち海軍には[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#レドニル・キサカ|レドニル・キサカ]]が潜入しており(その理由は不明)、ザフトと合流した直後に発生した脱走事件において[[撃墜]]されて海中に没した[[グフイグナイテッド]]から[[アスラン・ザラ]]と[[機動戦士ガンダムSEED DESTINYの登場人物#メイリン・ホーク|メイリン・ホーク]]を密かに救出し、オーブ領アカツキ島に運び込む<ref> 後藤リウ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY 4 示される世界』角川書店、2005年11月1日初版発行、231-232頁。(ISBN 4-04-429111-X)</ref>}}。
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=== ファウンデーション ===
{{Main|"X"機動戦士ガンダムSEED plosion GUNDAM SEEDFREEDOM#ファウンデーション}}
C.E.75年を舞台とする劇場アニメ『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に登場。ザフトの支援によって、ユーラシア連邦から独立した新興王政国。
 
=== プラント ===
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=== アンティファクティス ===
『機動戦士ガンダムSEED ECLIPSE』にて登場。C.E.72年の「空白の二年」と呼ばれる時期に暗躍する謎の組織。構成員の大半が[[コーディネイターとナチュラル#ハーフコーディネイター|ハーフコーディネイター]]である。[[ジン (ガンダムシリーズ)#ジングラディエイター|ジングラディエイター]]や[[カラミティガンダム#エールカラミティ|エールカラミティ]]などのモビルスーツを多数所有している
 
組織の実質的な指導者であるジョエル・ジャンメール・ジローの正体がブルーコスモスの工作員であり、ブルーコスモスや大西洋連邦が世論に有利になるように組織のメンバーが扇動されている状態だった。
 
=== ODR ===
『機動戦士ガンダムSEED ECLIPSE』にて登場。正式名称はオーブ外務省外郭団体国際協力機構管轄団体組織国際災害救助隊。オーブ国籍者の海外における生命財産の保護を目的とする組織。[[コズミック・イラの機動兵器#エクリプスガンダム|エクリプスガンダム]]を二機所有していたが、パイロットの一人ケン・ノーランド・スセの裏切りによって、核エンジンを搭載した[[コズミック・イラの機動兵器#エクリプスガンダム2号機|エクリプスガンダム2号機]]を奪取されてしまう
 
=== オーブ国防軍 ===
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=== コンパス ===
{{Main|"X"機動戦士ガンダムSEED plosion GUNDAM SEEDFREEDOM#世界平和監視機構コンパス}}
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に登場。オーブ、プラント、大西洋連邦の三国により組織された世界平和監視機構。
 
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=== ザフト脱走兵 ===
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』から以降に登場。[[コズミック・イラ#第1次連合・プラント大戦(C.E.70-72)|第1次連合・プラント大戦]]の停戦、プラント政府による地球連合との和平を不服とし、[[プラント (ガンダムシリーズ)#ザラ派|亡きパトリック・ザラ最高評議会議長の思想に忠実であろうとする]]ザフト脱走兵たちのテロリストグループ。組織同士の提携はないものの、その活動を統括し、支援する組織・人物の存在があったと推測されている<ref>千葉智宏『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY 上巻 真実を求める者』メディアワークス、2006年7月15日初版発行、125頁。(ISBN 4-8402-3473-6)</ref>。
 
おもに廃棄されたコロニーなどを拠点にしており、プラント国内の賛同者からの支援を受けて活動を行っている。所属している兵士の多くは、「[[コズミック・イラ#血のバレンタイン|血のバレンタイン事件]]」で破壊されたユニウスセブンに在住していたコーディネイターたちの親族や関係者が多い。
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C.E.72年、残骸となったユニウスセブンでユニウス条約の調印式が行われようとした際に、関係者全員を抹殺するべく式典用に偽装した実戦用の[[ジン (ガンダムシリーズ)|ジン]]および少数の[[ゲイツ (ガンダムシリーズ)|ゲイツ]]・ジンなどを陽動部隊として使用した強襲が行われようとしていたが、サーペントテールの叢雲劾や[[ガンダムSEED MSV#ジャン・キャリー|ジャン・キャリー]]に阻止されて壊滅する。
 
C.E.73年、ユニウスセブンの残骸の地球落下および[[ザフトの艦船およびその他の兵器#ジェネシスα|ジェネシスα]]を用いた地球への直接攻撃をもくろんでいたが、ジェネシスαの占拠はジャンク屋組合の抵抗にあい失敗。しかし、ユニウスセブンの残骸はザフトおよび地球連合軍双方による介入・阻止作戦が行われるも最終的に地球へと落下し、「ユニウスセブン落下テロ事件(ブレイク・ザ・ワールド)」と呼ばれる地球へ壊滅的な被害をもたらす。このテロ事件は、ユニウス条約締結以来一応は均衡状態のまま推移していた地球連合・プラント間の溝を深める結果となる。
 
[[機動戦士ガンダムSEED DESTINYの登場人物#サトー|サトー]]の項目も参照。
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=== ブラックナイトスコード ===
{{Main|"X"機動戦士ガンダムSEED plosion GUNDAM SEEDFREEDOM#ブラックナイトスコード}}
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に登場。ファウンデーション女王を守護する親衛隊で、正規軍を統括する上位部隊。
 
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=== 傭兵部隊X ===
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』から登場。ユーラシア連邦から脱走したカナード・パルスをリーダーとする傭兵部隊。母艦は[[地球連合軍の艦船およびその他の兵器#アガメムノン級|アガメムノン級宇宙母艦]]前期型「オルテュギア」→「オルテュギア改」。
 
前身はユーラシア連邦が対大西洋連邦用に設立した「特務部隊X」であるが、ユーラシア連邦が大西洋連邦との融和路線に移行したことで、部隊は強制解散されることになり、指揮官の[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#ジェラード・ガルシア|ジェラード・ガルシア]]の不手際もあって、解散を不服とするカナードを始めといた兵員たちが脱走し、そのまま傭兵といて活動開始する。依頼交渉や母艦の運用は、副官の[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#メリオル・ピスティス|メリオル・ピスティス]]が行っている。
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== 企業 ==
=== IDEX社 ===
[[ストライカーパック#ライトニングストライカー|ライトニングストライカー]]の開発を行っ担当していた企業。が、連合軍軍部から要求されたスペックを満たすことができず、開発はせなかったため中止されられる。その後、オーブの計画を引き継いだモルゲンレーテ社が引き継ぎ、製の大容量バッテリーと高性能小型冷却システムの開発成功により問題が解決されを採用したことで完成している<ref>『機動戦士ガンダムSEEDモデルVOL.4 紅の炎編』ホビージャパン、2004年10月12日初版発行、119頁。(ISBN 4-89425-347-X)</ref>。
 
=== アクタイオン・インダストリー社 ===
地球連合軍ザフト双方と取引をしている民間企業であり、戦闘車両を主商品としていたが、MSの開発にも参入し、[[コズミック・イラの機動兵器#ゲルフィニート|ゲルフィニート]]や[[ハイペリオンガンダム|ハイペリオン]]を世に送り出納入している<ref>『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY 下巻 絆を求める者』メディアワークス、2006年8月15日初版発行、178頁。(ISBN 978-4840234986)</ref>。これらは何いずの機体も不採用に終わっていとなるが、ゲルフィニートの開発時に培われた技術を生かしもとに、[[オールレンジ攻撃#ドラグーン・システム|ドラグーンシステム]]に用いられる量子通信技術の礎を作っている<ref name="d2004-2">『電撃ホビーマガジン』2004年2月号、メディアワークス、53頁。</ref>。その後のC.E.73年には、少数ながハイペリオンの系列機である[[ハイペリオンガンダム#ハイペリオンG|ハイペリオンG]]をC.E.73年に少数ではあるが仮採用に漕ぎ付けている<ref>『機動戦士ガンダムSEED DESTINY MSエンサイクロペディア』一迅社、2008年11月15日初版発行、107頁。(ISBN 978-4-7580-1126-6)</ref>。
 
その後、ファントムペインが推進する[[地球連合軍の機動兵器#アクタイオン・プロジェクト|アクタイオン・プロジェクト]]ではGAT-Xシリーズの強化改修において中心的な役割を果たし、完成したMSはファントムペインなどの戦力として戦果を上げている。なお、大株主は[[ロゴス (ガンダムシリーズ)|ロゴス]]の幹部<ref>『MG 1/100 ストライクノワールガンダム』バンダイ、2007年3月発売、組立説明書。</ref>。
 
'''開発した兵器'''
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=== アドヴァンスト・スペース・ダイナミック社 ===
P・M・P社、モルゲンレーテ・エアロテック社、フジヤマ社ほか、数社と[[スカイグラスパー#コスモグラスパー|コスモグラスパー]]を共同開発している。
 
=== アドゥカーフ・メカノインダストリー社 ===
[[地球連合軍の機動兵器#ザムザザー|ザムザザー]]、[[地球連合軍の機動兵器#ゲルズゲー|ゲルズゲー]]など、といった大型MAの開発を専門に開発する企業<ref name="pa"/>。開発された製品の多くの機体[[陽電子リフレクター#搭載機・兵器|陽電子リフレクター]]が装備]]されている。機体が装備する自社開発の火器には旧[[東欧]]の人名、[[ロシア語]]の名称が付いている。
 
設定担当・[[森田繁]]のコメントによれば、C.E.73年における地球連合のMA転換は連合内の企業間競争が要因のひとなのだであるという。また、「アドゥカーフ」という社名の綴りADUKURFは「[[福田己津央|FUKUDA]]」の[[アナグラム]]と説明している<ref name="pa">『パーフェクトアーカイブス 機動戦士ガンダムSEED DESTINY』竹書房、2006年5月、168-170頁。(ISBN 978-4812426876)</ref>。
 
'''開発したMS、MA'''
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=== ウィンスレット・ワールド・コンツェルン社 ===
『[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズ#機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 天空の皇女|SEED ASTRAY 天空の皇女]]』に登場する、地球連合やプラントと繋がりのある企業。[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#ラス・ウィンスレット|ラス・ウィンスレット]]の父親が代表を務めていたが、C.E.71年のオーブ解放作戦でラスの父親が死亡し、以降は地球連合により運営されていた。しかし、物語の途中で[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#フェアネス・ツヴァイクレ|フェアネス・ツヴァイクレ]]や劾たちの協力を得たラス・ウィンスレットが経営権を連合から取り戻した
 
=== G.A.R.M. R&D ===
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=== ジャンク屋組合 ===
『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』から登場。
; 成立まで
: ジャンク屋とは、おもに[[宇宙]]機器のデブリを扱う<ref name="seed2">『電撃データコレクション 機動戦士ガンダムSEED外伝』メディアワークス、2007年8月15日初版発行、66-67頁。(ISBN 978-4-8402-3907-3)</ref>[[廃品回収]]業者である。回収対象は軍需品、民需品を問わない。扱う廃品には大規模な機動[[兵器]]なども多かったが、彼らは長らく独立した個人事業主であった<ref name="seed2"/>。
: しかし、[[コズミック・イラ#第1次連合・プラント大戦(C.E.70-72)|第1次連合・プラント大戦]][[コズミック・イラ#開戦|開戦]]に伴いこの業者達にたちは自安全を守る必要が生じた。またに迫られ、前線で破壊され帰還不能となって各国が回収リサイクルを必要とする兵器の量も激増する。このため、業界全体の統一された仕組み作りが必要になった。
 
: [[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#マルキオ導師|マルキオ導師]]と数名の有識者たちは、ジャンク屋たちを、[[業界団体]]「ジャンク屋組合(ギルド)」としてまとめあげ、その業務規定、国際ルール作りを全ての国家政府と会談合ってまわった。その結果、ジャンク屋の有する業務上の特権や統一された業務内容が取り決められ、大規模な国内法改正を要するこの案件は、プラントを含む世界の全ての国家に[[国際条約]]として批准された。また、従来バラバラばらばらであったジャンク屋事業者が組合として統合されたことで組織体力が増し、事業規模も格段に拡大した<ref name="seed2"/>。のちに組合の地上拠点となる[[コズミック・イラの施設#ギガフロート|ギガフロート]]建設などはこの賜物であり、人材不足の事業所に他からスタッフを融通したり、仕事の相互斡旋などもできるようになったという。
しかし、[[コズミック・イラ#第1次連合・プラント大戦(C.E.70-72)|第1次連合・プラント大戦]][[コズミック・イラ#開戦|開戦]]に伴い、この業者達には自らの安全を守る必要が生じた。また、前線で破壊され帰還不能となって各国が回収リサイクルを必要とする兵器の量も激増する。このため、業界全体の統一された仕組み作りが必要になった。
: 後日、ジャンク屋組合の組合本部は元ザフトの軍事施設[[ザフトの艦船およびその他の兵器#ジェネシスα|ジェネシスα]]内に置かれることになる<ref name="seed2"/>。
 
: 終戦後、ユニウス条約が締結されると、地球連合-ザフト両軍では、保有台数制限で余剰となっ化した機動兵器の破棄が必要となった。その際、[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#リーアム・ガーフィールド|リーアム・ガーフィールド]]が兵器解体事業への参入を仲間に呼びかけ、この時に正式な組織体系、執行人事が確立された。会長はリーアム{{Refnest|group="注"|なお、リーアムはコーディネイターだが、ジャンク屋組合所属人員の99%パーセントはナチュラル<ref>千葉智宏『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』第1巻、角川書店、2005年1月、104頁。(ISBN 4-04-471701-X)</ref>であり、そういう意味でリーアムは珍しい}}が務め、補佐を[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#プロフェッサー|プロフェッサー]]が行っていその補佐役となる。ほかにも[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#コバヤシマル・ジューゾー|コバヤシマル・ジューゾー]]や[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#ユン・セファン|ユン・セファン]]が所属している。
[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#マルキオ導師|マルキオ導師]]と数名の有識者たちは、ジャンク屋たちを、[[業界団体]]「ジャンク屋組合(ギルド)」としてまとめあげ、その業務規定、国際ルール作りを全ての国家の政府と話し合ってまわった。その結果、ジャンク屋の有する業務上の特権や統一された業務内容が取り決められ、大規模な国内法改正を要するこの案件は、プラントを含む世界の全ての国家に[[国際条約]]として批准された。また、従来バラバラであったジャンク屋事業者が組合として統合されたことで組織体力が増し、事業規模も格段に拡大した<ref name="seed2"/>。後に組合の地上拠点となる[[コズミック・イラの施設#ギガフロート|ギガフロート]]建設等はこの賜物であり、人材不足の事業所に他からスタッフを融通したり、仕事の相互斡旋等もできるようになったという。
: 後述のように、国際条約で中立の遵守を義務づけられているが、ユニウスセブン落下テロ事件後、[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#マティス|マティス]]の策略により双方から敵視され、ジェネシスαを自主解体する事態になった。この敵視の姿勢が後々のちのち解除されたかどうかの描写は不明。
 
:
後日、ジャンク屋組合の組合本部は元ザフトの軍事施設[[ザフトの艦船およびその他の兵器#ジェネシスα|ジェネシスα]]内に置かれることになる<ref name="seed2"/>。
; 兵器拾得上の業務特権
 
: [[主権国家]]の正規軍の兵器は、たとえ国外の戦場で残骸と化してもその[[国家]]の所有物である。このため本来それを当該国家以外の存在が無断無対価で収得することは国際的に違法である。しかし、リサイクルしなければならない兵器量が激増していた<ref name="seed2"/>ために各国軍は、ジャンク屋に対してリサイクルのための兵器自由拾得の特権を認めた。つまり、ジャンク屋は破壊された兵器再生の代行業(アウトソーシング)となったのである。
終戦後、ユニウス条約が締結されると、地球連合-ザフト両軍では、保有台数制限で余剰となった機動兵器の破棄が必要となった。その際、[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#リーアム・ガーフィールド|リーアム・ガーフィールド]]が兵器解体事業への参入を仲間に呼びかけ、この時に正式な組織体系、執行人事が確立された。会長はリーアム{{Refnest|group="注"|なお、リーアムはコーディネイターだが、ジャンク屋組合所属人員の99%はナチュラル<ref>千葉智宏『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』第1巻、角川書店、2005年1月、104頁。(ISBN 4-04-471701-X)</ref>であり、そういう意味でリーアムは珍しい}}が務め、補佐を[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#プロフェッサー|プロフェッサー]]が行っている。他にも[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#コバヤシマル・ジューゾー|コバヤシマル・ジューゾー]]や[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#ユン・セファン|ユン・セファン]]が所属している。
:
 
; 権限
後述のように、国際条約で中立の遵守を義務づけられているが、ユニウスセブン落下テロ事件後、[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#マティス|マティス]]の策略により双方から敵視され、ジェネシスαを自主解体する事態になった。この敵視の姿勢が後々解除されたかどうかの描写は不明。
* 地球連合プラント双方の[[領土]]で活動できる。
 
* 組合マークを付けた船舶は、戦時中のプラント以外のあらゆる国家の海[[港]]、宇宙港に自由入港できる。戦時中のプラントだけは自由入港を拒否できるため、入港するためには、取引ステーション「出島」で特別入国許可を取らなければならず、入国後も監視員が付く<ref name="seed2"/>。
;兵器拾得上の業務特権
* 兵器の自由拾得。兵器の残骸(ジャンク)を拾ったら、保有国家の許可しで所有できる(ただし、劇中にてでは地球連合、ザフト双方にとって軍事機密にかかわるような兵器や必要物資を拾得した場合に、ジャンク屋の所有と認められずに武力行使を受ける事例もあった)。
[[主権国家]]の正規軍の兵器は、たとえ国外の戦場で残骸と化してもその[[国家]]の所有物である。このため本来、それを当該国家以外の存在が無断無対価で収得することは国際的に違法である。しかし、リサイクルしなければならない兵器量が激増していた<ref name="seed2"/>ために各国軍は、ジャンク屋に対してリサイクルのための兵器自由拾得の特権を認めた。つまり、ジャンク屋は破壊された兵器再生の代行業(アウトソーシング)となったのである。
:
 
; 義務<ref name="seed2"/>
;権限
* 組合加盟業者の所有する船艇の船体、重機の機体には、組合マークを掲示すること。
*地球連合・プラント、双方の[[領土]]で活動できる。
* 中立遵守。特定の国家に加担しないこと。
*組合マークを付けた船舶は、戦時中のプラント以外のあらゆる国家の海[[港]]、宇宙港に自由入港できる。戦時中のプラントだけは自由入港を拒否できるため、入港するためには、取引ステーション「出島」で特別入国許可を取らねばならず、入国後も監視員が付く<ref name="seed2"/>。
* 専守防衛。眼前に脅威が迫っても保有する自衛兵器を使って先制攻撃をしてはならない。
*兵器の自由拾得。兵器の残骸(ジャンク)を拾ったら、保有国家の許可無しで所有できる(ただし、劇中にて地球連合、ザフト双方にとって軍事機密にかかわるような兵器や必要物資を拾得した場合に、ジャンク屋の所有と認められずに武力行使を受ける事例もあった)。
* 守秘義務。業務上知り得たことを他に知らせてはならない
 
:
;義務<ref name="seed2"/>
; 重機開発業務
*組合加盟業者の所有する船艇の船体、重機の機体には、組合マークを掲示すること。
: リサイクル業に伴って高い技術力を有するジャンク屋組合は、加盟業者の使用する宇宙機器や各種重機の自力開発、製造もおこなっている。
*中立遵守。特定の国家に加担しないこと。
: [[ガンダムアストレイ|アストレイ]]系モビルスーツMSをベースとする民間武装重機を開発製造しており、警備戦闘のビームガンやレーザーソード化可能なレーザートーチも開発した。MSの中古兵器売買を業務とすることもあり、[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#ロウ・ギュール|ロウ・ギュール]]たちは、[[ドレッドノートガンダム|ドレッドノート]]用のイータ・ユニットの製作や[[地球連合軍の艦船およびその他の兵器#コーネリアス級|リ・ホーム]]への陽電子破城砲の装備を行った
*専守防衛。眼前に脅威が迫っても保有する自衛兵器を使って先制攻撃をしてはならない。
: 開発した重機を他の事業者に販売したり、また、そ銃器の開発そのものを他事業者と共同でおこなうこともある(シビリアンアストレイDSSDカスタムなど)。
*守秘義務。業務上知り得たことを他に知らせてはならない
:
 
;重機開発 リサイクル業務の実態
: 先述のように各国は、ヤキン戦役開戦で激増した兵器リサイクルの手段として、ジャンク屋の特権を認めた。しかし、MBF-P0- [[ガンダムアストレイ|アストレイシリーズ]]やYMF-X000A ドレッドノートなど、ジャンクではない正規軍最新兵器のMSやザフトの製造したレアメタルと言った最新技術による物資をリサイクル業務中偶発的に、あるいは特殊な事情のもとに入手し、それを速やかに手放さず私物化していた例もある。ほかにも、あるジャンク屋チームが業務中に意図せず軍事機密を知ってしまったという例もある。いずれも地球軍、あるいはザフトとのトラブルの原因となった
リサイクル業に伴って高い技術力を有するジャンク屋組合は、加盟業者の使用する宇宙機器や各種重機の自力開発、製造もおこなっている。
 
[[ガンダムアストレイ|アストレイ]]系モビルスーツをベースとする民間武装重機を開発製造しており、警備戦闘のビームガンやレーザーソード化可能なレーザートーチも開発した。MSの中古兵器売買を業務とする事もあり、[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#ロウ・ギュール|ロウ・ギュール]]達は、[[ドレッドノートガンダム|ドレッドノート]]用のイータ・ユニットの製作や[[地球連合軍の艦船及びその他の兵器#コーネリアス級|リ・ホーム]]への陽電子破城砲の装備を行った。
 
開発した重機を他の事業者に販売したり、また、その開発そのものを他事業者と共同でおこなうこともある(シビリアンアストレイDSSDカスタム等)。
 
;リサイクル業務の実態
:先述のように各国は、ヤキン戦役開戦で激増した兵器リサイクルの手段として、ジャンク屋の特権を認めた。しかし、MBF-P0- [[ガンダムアストレイ|アストレイシリーズ]]やYMF-X000A ドレッドノート等、ジャンクではない正規軍最新兵器のMSやザフトの製造したレアメタルと言った最新技術による物資をリサイクル業務中偶発的に、あるいは特殊な事情の元に入手し、それを速やかに手放さず私物化していた例もある。他にも、あるジャンク屋チームが業務中に軍事機密を知ってしまったという例もある。いずれも地球軍、あるいはザフトとのトラブルの原因となった。
 
'''開発したMS'''
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=== 商業組合 ===
『ASTRAY 天空の皇女』に登場する、地球連合の商業を管理する組合。しかしであるが、実質的には[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#フェアネス・ツヴァイクレ|フェアネス・ツヴァイクレ]]が支配している状態となっている。
 
=== P・M・P社 ===
PMP(Propulsion正式名はPropulsion&Machinery Progress)Progress社。大西洋連邦の航空機メーカー。[[スカイグラスパー]]や[[地球連合軍の艦船およびその他の兵器#スピアヘッド|スピアヘッド]]、初期開発段階での[[ストライカーパック#I.W.S.P.|I.W.S.P.]]を開発した。
 
=== フジヤマ社 ===
東アジア共和国にある企業。地球連合軍のミサイルやそれに搭載されるセンサーなどを開発している<ref>『機動戦士ガンダムSEED DESTINYモデルVol.2 DESTINY MSV編』ホビージャパン、2006年3月31日初版発行、153頁。(ISBN 4-89425-415-8)</ref>。また、[[スカイグラスパー#コスモグラスパー|コスモグラスパー]]の開発にも携わっている<ref name="smsv-81"/>。GAT-Xシリーズ開発のには、同企業から技術者が非公式に出向するかたちでビーム兵器開発にも携わった<ref name="MG-as">『MG 1/100 エールストライクガンダム』バンダイ、2003年10月発売、取扱説明書。</ref>。モビルスーツMS開発は他社に比べ遅れをとっていたが、モルゲンレーテ社からの技術者を受け入れることで完成に漕ぎ着けている。その一方でザフトより亡命してきたパイロットを監視付きでMSの実戦試験を行うといったことも行っている<ref>『機動戦士ガンダムSEED FRAME ASTRAYS Vol.2』アスキー・メディアワークス、2008年11月、30-37頁。ISBN 978-4-04-867484-3</ref>。
 
フジヤマは、正式な表記アルファベット大文字で「FUJIYAMA」と表記され、これは「'''Fu'''ture '''J'''apan '''I'''ndustrial '''Y'''ield '''A'''nd '''Ma'''nufacturing」の頭文字となる<ref name="smsv-81"/>。
 
; 開発したMS、MA
* GAT-FJ108 [[ストライクガンダム#ライゴウガンダム|ライゴウ]]
* FXet-565 [[スカイグラスパー#コスモグラスパー|コスモグラスパー]](モルゲンレーテ・エアロテック社他数社との共同開発)
 
=== マイウス・ミリタリー・インダストリー社 ===
プラントのマイウス市にある企業。ほぼ国営企業の体を成しており、MSの製造も請け負っている<ref name="d2004-2"/>。装備類ではMS用の銃器をおもに開発製造。C.E.73年では重斬刀を手掛けているマティウス・アーセナリーに対抗し、MMI-558 テンペスト ビームソードのようなビームと実体刃を兼ね備えた装備の開発も行っている<ref>『HG 1/144 グフイグナイテッド(ハイネ・ヴェステンフルス専用機)』バンダイ、2005年5月発売、組立説明書。</ref>。
 
; 開発した兵器
* MMI-GAU1 サジットゥス 20mm近接防御機関砲([[ジャスティスガンダム|ジャスティス]])
* [[ドレッドノートガンダム#武装|MMI-GAU2 ピクウス 76mm近接防御機関砲]](ゲイツ、ゲイツR、火器運用試験型ゲイツ改、[[ドレッドノートガンダム|ドレッドノート]]、[[フリーダムガンダム|フリーダム]]、[[リジェネレイトガンダム#武装・装備|リジェネレイト]]、テスタメント、[[プロヴィデンスガンダム|プロヴィデンス]]、[[カオスガンダム|カオス]]、[[セイバーガンダム|セイバー]])
* [[ガイアガンダム#武装|MMI-GAU25A 20mm CIWS]]([[インパルスガンダム|インパルス]]、カオス、[[アビスガンダム|アビス]]、[[ガイアガンダム|ガイア]]、セイバー、[[ドムトルーパー]])
* MMI-GAU26 17.5mm CIWS([[デスティニーガンダム|デスティニー]]、[[プロヴィデンスガンダム#レジェンドガンダム|レジェンド]]、[[ジャスティスガンダム#インフィニットジャスティスガンダム|インフィニットジャスティス]])
* [[フリーダムガンダム#武装_2(ストライクフリーダム)|MMI-GAU27D 31mm近接防御機関砲]]([[フリーダムガンダム#ストライクフリーダムガンダム|ストライクフリーダム]])
* MMI-GAU1717 12.5mm CIWS(カオス、アビス、ガイア)
* MMI-GAU2436 22.5mm4銃身機関砲(バビ)
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=== マティウス・アーセナリー社 ===
プラントのマティウス市にある企業。[[艦船]]に用いられる外装甲技術に強みを持ち、そのノウハウからともとに重斬刀の開発・製造を行っている<ref>『1/144 HG モビルシグー』バンダイ、2004年4月発売、取扱説明書。</ref>。MS用ビーム兵装も数多く担当。
 
; 開発した兵器
* MA-M3 重斬刀([[ジン (ガンダムシリーズ)|ジン]]、ジンハイマニューバ)
* MA-M4 重斬刀(シグー)
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=== モルゲンレーテ社 ===
オーブ連合首長国のオノゴロ島に本社と工場施設を置きもつ国営の兵器などの開発、製造を行っている国営企業<ref name="MG-as"/>。関連会社として航空機開発をおも行う担当するモルゲンレーテ・エアロテック社がある<ref name="smsv-81">『機動戦士ガンダムSEEDモデル VOL.3 SEED MSV編』ホビージャパン、2004年5月31日初版発行、81頁。(ISBN 4-89425-336-4)</ref>。また、連合諸国にも国外支社を設けている<ref name="MG-as"/>。
 
元々もともと軍事に関わりのあるサハク首長家とのつながりが強く、その働きかけによって、パワーパック技術の提供、ストライカーシステムの開発プロジェクト勝ち取りを経て、最終的に大西洋連邦から初期GAT-Xシリーズの製造請け負いを、裏からの協力というかたちで勝ち取った<ref name="astray2-67">千葉智宏『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 2』角川スニーカー文庫、2004年7月1日初版発行、74-78頁。(ISBN 4-04-429703-7)</ref>{{Refnest|group="注"|ただし、大西洋連邦側も完全にオーブ側を信頼したわけではなく、PS装甲やミラージュコロイドなどモルゲンレーテ側に渡さなかった流出を拒んだ技術もある}}。また、このときに手に入れた連合のGAT-Xシリーズの技術を盗用し<ref name="HGRED">『1/144 HG ガンダムアストレイ レッドフレーム』バンダイ、2004年4月発売、組立説明書。</ref>さらに基本構造まで合わせて完成させた機体である[[ガンダムアストレイ|アストレイ]]の開発製造<ref name="astray2-67"/>や、[[アークエンジェル (ガンダムシリーズ)#アークエンジェル|アークエンジェル]]の建造なども行っている<ref>『機動戦士ガンダムSEED コズミック・イラ メカニック&ワールド』双葉社、2012年11月28日、164頁。 (ISBN 978-4-575-46469-6)</ref>。
 
C.E.71年6月16日の[[コズミック・イラ#オーブ解放作戦|オーブ解放作戦]]では、ウズミの命じた自爆によってオノゴロ島の工場施設は自爆消滅した<ref name="#1"/>。『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の時代では再建が完了し、[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#アークエンジェル隊|アークエンジェルクルー]]を偽名で社員として迎えてい入れる<ref>後藤リウ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY 1 怒れる瞳』角川書店、2005年3月1日初版発行、306-308頁。(ISBN 4-04-429108-X)</ref>。また、大破した[[フリーダムガンダム|フリーダム]]、アークエンジェルの修理を行っている<ref>『月刊コミックボンボン』2005年8月号、講談社、142頁。</ref>。
 
モルゲンレーテは[[ドイツ語]]で「朝焼け」、「暁」の評議会の意。<!--すなわち「[[サンライズ (アニメ制作会社)|サンライズ]]」を意味する。また、「オーブ」(天球)、「ヘリオポリス」(太陽の都)、「ヤマト」(古代日本の名称)などと同様に、日本の日章旗を暗示させる名称ともなっている。-->
 
'''開発したMS'''
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==== モルゲンレーテ・エアロテック社 ====
モルゲンレーテ社の子会社。P・M・P社、アドヴァンスト・スペース・ダイナミック社、フジヤマ社ほか、数社と[[スカイグラスパー#コスモグラスパー|コスモグラスパー]]を共同開発している<ref name="smsv-81"/>。また、元々もともと戦略爆撃機として計画されていた[[コズミック・イラの機動兵器#エクリプスガンダム|エクリプス]]の開発も行っている。
 
=== ロムテクニカ社 ===
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=== 一族 ===
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』から登場。地球圏に古くから存在する組織であり、人類を存続させるという目的のため、ときには戦争すら画策する<ref name="dc-g2-72-73">『電撃データコレクション 機動戦士ガンダムSEED外伝2』メディアワークス、2008年4月15日初版発行、72-73頁。(ISBN 978-4-8402-4202-8)</ref>。絶滅戦争や際限のない幸福の追求を抑止し、人類を管理することを目的としており、戦争のような不幸を意図的に発生させ、人口削減を行っている。また、戦争が破滅的な様相を見せればそれに対する介入も行っている<ref name="dc-g2-72-73"/>。
 
一族出身のマティスは表向きは地球連合の情報機関に属している<ref name="dc-g2-72-73"/>。一族にはいくつかの掟があり、その1ひとである「一族の党首は女性である」に従って、女装していた[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#マティアス|サー・マティアス]]が追放され現当主は地球連合諜報機関所属の[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#マティス|マティス]]であが党首を務めている<ref name="dc-g2-72-73"/>。複数の民間軍事企業はこの一族の傘下にあった。
 
C.E.73年から - 74年に掛けての大戦ではロゴスメンバーであるロード・ジブリールへ情報提供を行い、連合、プラント間の対立を煽っ扇動していた<ref>ときた洸一『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』第4巻、角川書店、2006年6月、16頁。(ISBN 978-4047138087)</ref>。また、プラント最高評議会議長であるギルバート・デュランダルの行動に対しては見届ける姿勢を示している<ref>ときた洸一『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』第3巻、角川書店、2005年11月、131頁。(ISBN 978-4047137882) </ref>。
 
『DESTINY ASTRAY B』では、叢雲劾を始末させるために[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#ダンテ・ゴルディジャーニ|ダンテ・ゴルディジャーニ]]、[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#エルザ・ヴァイス|エルザ・ヴァイス]]への協力を行っており、グフイグナイテッドをグフクラッシャーへと換装、グフクラッシャーをグフクラッシャー改、アストレイノワールを[[ガンダムアストレイ#ノワールD|アストレイノワールD]]に改装したほか、ソードピストルを完成させるための情報提供をしているも行う
 
目的の邪魔となる13人の人物たちを「イレギュラー13」としてマークしている(ただし劇中では13人全員の名前が劇中で語られること無かったない)。ただし、ジェスの場合は予想外の存在として扱っている。
 
'''イレギュラー13の該当者'''
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* JOKER(ジョーカー):[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#ジェス・リブル|ジェス・リブル]]
 
マティスの死とともに組織は終焉を迎えが、組織の遺産(情報網など)は少なからず残存しており、構成員であったイルド・ジョラールや近縁組織であるライブラリアンがそれらを入手している。
 
=== FASA ===
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=== 荒野の野犬 ===
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY R』にて登場。おもにアフリカ大陸の砂漠地帯で活動している、[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#ラッキー・ラッキー|ラッキー・ラッキー]]をリーダーとする何でも屋の集団。メンバー全員が[[バクゥ]]、またはその系列機に搭乗して移動している。
 
=== 国際緊急事態管理機構 ===
『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』にて登場。災害や戦争といった、世界規模の危機管理を司る国際機関。地球全体に非常事態を宣言したり、[[地球連合 (ガンダムシリーズ)|地球連合軍]]及び各国の全軍に災害出動命令を発令する権限をつ。
 
=== サーカス ===
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』から登場。一族が運営する兵士養成機関。遺伝子調整に失敗して親に捨てられたコーディネイターの子どもを引き取り、一流の兵士へと育てる。育成された兵士は一族の実行部隊として活動するほか、特殊部隊員や企業の私兵として高値で取引されている<ref name="dc-g2-72-73"/>。[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#カイト・マディガン|カイト・マディガン]]や[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#イルド・ジョラール|イルド・ジョラール]]は、ここの出身者である<ref name="dc-g2-72-73"/>。
 
=== ジョージ・グレン友の会 ===
『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』に登場。エヴィデンス01を天使と考え、その化石を発見した[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#ジョージ・グレン|ジョージ・グレン]]を英雄として心酔信奉している民間団体。また、ジョージ・グレン以外のコーディネイターをグレンをまねた悪の手先と考えており、会長の[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#モンド|モンド]]を含めて構成員にはナチュラルしかいない。そのため、ブルーコスモスと同質の思想集団と見られることも少なくない。ただしブルーコスモスとは違い、武力弾圧やといった直接的なコーディネイター排斥運動は展開していない。
 
=== ターミナル ===
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の作中や設定面にて存在する組織。
 
作中ではラクス・クラインやアークエンジェルへの情報提供や支援を行っているという台詞が存在するほか、ポートタルキウスから出航する[[ミネルバ (ガンダムシリーズ)|ミネルバ]]を監視していた諜報員が描写されている。『SEED DESTINY』の本放送時の書籍では、国や組織問わず各方面と情報交換をしている非政府組織であり、世界各国にエージェントが存在することから各国政府の情報機関並みの情報力を有しているとされる。いずれの陣営にも属しておらず、『SEED DESTINY』の時点ではどちらかといえばラクスやアークエンジェルに好意的とされている<ref>『機動戦士ガンダムSEED DESTINY オフィシャルファイル メカ編Vol.3』講談社、2005年9月、28-29頁。ISBN 4-06-367157-7</ref>。
 
プラモデルキット商品明において文では、第1次連合・プラント大戦のにシーゲル・クラインが立ち上げたレジスタンス組織が前身と言われており、地球連合プラントなどの非戦派が集まって結成された非政府組織としている<ref>『マスターグレード 1/100 ストライクフリーダムガンダム』バンダイ、2006年12月、組立説明書。</ref>。[[コズミック・イラの施設#ファクトリー|ファクトリー]]とも繋がりがある。
 
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』では、世界平和監視機構「コンパス」の情報支援組織になっており、[[アスラン・ザラ]]と[[機動戦士ガンダムSEED DESTINYの登場人物#メイリン・ホーク|メイリン・ホーク]]が出向している。
 
=== 地球連合 ===
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=== D.S.S.D ===
『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』から登場。火星軌道以遠領域(火星圏は入植済み)の探査および開発を目的に設立された機関。「[[フロンティア]]の前進」をかかげ、あらゆる国家・体制・宗教・民族を超越し人類という「種 (SEED)」をより遠くの宇宙に送り出すことを基本理念としている<ref name="stg-cg">『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER コンプリートガイド』メディアワークス、2006年12月、10-11頁。(ISBN 978-4840237291)</ref>。地球連合、プラント、非同盟中立国家群が共同で設立に参画した<ref name="dc-g2-70-71">『電撃データコレクション 機動戦士ガンダムSEED外伝2』メディアワークス、2008年4月15日初版発行、70-71頁。(ISBN 978-4-8402-4202-8)</ref>{{Refnest|group="注"|中立を表しているが、コーディネイターを多数擁する組織であるため、その出資比率はザフトが多かった<ref name="dc-g2-70-71"/>。}}。
 
「中立」組織と設定されているが、作中の登場人物であるエドモンド・デュクロのように地球軍将校から天下りしたスタッフも存在する<ref>アニメーション『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』参照。</ref>。また、オーブ連合首長国とは同国国営企業モルゲンレーテ社製軍事技術のライセンス契約を結んで独自のMSを保有している<ref>『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER コンプリートガイド』メディアワークス、2006年12月、63頁。(ISBN 978-4840237291)</ref>。また、出資国にはその見返りとして技術提供を行っている<ref name="dc-g2-70-71"/>。ただし、提供技術の軍事利用は承諾していない<ref>『1/100 MG デスティニーガンダム』バンダイ、2007年10月発売、組立説明書。</ref>。
 
機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』中においてはよると、第一級管制官の資格試験は極めて難易度が高く、コーディネイターでも合格までに2年かかるほど難易度が高くエドモンドは「(ナチュラルである自分それ以上(エドモンドは6)6りになる可能性にければいい」と発及してい)とされてい場面がある。
 
おもな施設として南米フォルタレザ郊外のD.S.S.D技術開発センター、宇宙での研究開発拠点であるD.S.S.D[[コズミック・イラの施設#トロヤステーション|トロヤステーション]]、地球圏外縁[[#バウトロヤ|バウトロヤ]]のD.S.S.D補給ステーションなどがある。このうち、トロヤステーションはCE73C.E.73年の段階で未完成である<ref name="stg-cg"/>。
 
'''''D.S.S.D'''''は、「'''''D'''eep '''S'''pace '''S'''urvey and '''D'''evelopment Organization''=深宇宙探査開発機構」の略<ref name="stg-cg"/>。
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=== DEFROCK ===
[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#ミゲル・アイマン|ミゲル・アイマン]]がプラント時代に作っていた個人的なチーム。パイロットやメカニック、エンジニアなど様々さまざまな職種の人物が所属し、ミゲルをフォローしていた<ref>『1/144 HG モビルジン(ミゲル・アイマン専用機)』バンダイ、2004年5月発売、組立説明書。</ref>。
 
=== プラント理事国 ===
[[コズミック・イラ#第1次連合・プラント大戦(C.E.70-72)|第1次連合・プラント大戦]]開戦前に事実上プラントを所有し、運営していた三国の呼び方。プラント建設時に出資した大西洋連邦、ユーラシア連邦、東アジア共和国が該当し、開戦前は既得権益を保護する目論見もくろみもあり、コーディネイターの独立運動を認めなかった<ref>『電撃データコレクション 機動戦士ガンダムSEED 上巻』メディアワークス、2004年10月15日初版発行、69-72頁。(ISBN 4-8402-2817-5)</ref>。
 
=== ブルーコスモス ===