コール・ド・バレエ
バレエダンサーの集団
コール・ド・バレエ(仏:Corps de ballet)は、バレエにおいて群舞を踊るダンサーたちのこと。またその群舞自体を指す。略して「コール・ド」とも。日本ではダンサーの階級を指す場合があり、新国立劇場ではソリストの下に「コール・ド・バレエ」「準コール・ド・バレエ」の2つの階級を置いている。
概要
もとはバレエ団のダンサー全員を広く意味する言葉に過ぎなかったが、19世紀に『ジゼル』(1841年)で群舞に厳格な隊形美が取り入れられると、次第に主役のソリストとは区別して一まとめに群舞の踊り手を指すようになった。
コール・ド・バレエは音楽に合わせて同時に踊ることが求められ、主役を引き立てる役割を担う。