「トランスフォーマー シャッタード・グラス」の版間の差分

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『'''トランスフォーマー シャッタード・グラス'''』('''Transformers Shattered Glass''')は、アメリカの公式トランスフォーマーファンクラブTFFC(TheTCC(The Official Transformers Collectors' Club)及びトランスフォーマーファンイベント[[ボットコン]](Botcon)で展開されるトランスフォーマーシリーズ『タイムライン/Timelines』のうちの一部。
 
「鏡写しの世界(mirror universe)」がテーマであった2008年開催の第21回ボットコンでアメコミ『Transformers:Shattered Glass』が発表された他、限定玩具として発売された6体のトランスフォーマー(セット販売)が登場して以降玩具も随時発表している。日本では2012年9月にe-hobby限定でG1版玩具のリカラーで「SGサウンドウェーブ vs SGブラスター」がリリースされることが発表された。
 
2013年1月現在、アメコミの他にTFFCTCC公式ホームページの会員専用コンテンツ(有料)で4本の英語小説が公開されている。
 
なお、シャッタード・グラスの世界は『タイムライン』シリーズの一部分のため、本作のキャラクターは『シャッタード・グラス』と銘打たれた作品の他、『タイムライン』シリーズの様々な所で登場する。
 
現在、日本での展開は大々的には行われていない為、本文ではTFFCTCCでの記載及び玩具のテックススペックを基準とする。
 
==概要==
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===性格逆転===
: 善悪を変えるの逆転至り伴い、両軍戦士の性格変更されている。各自の内容については後述を参照。
: 基本は通常世界の性格を逆転したもの。(卑怯→忠実・好戦的→平和主義者・騒がしい→寡黙)
: しかし組織内の立場や敵対関係などは通常世界と変わらない場合が多い。(例として、サウンドウェーブとブラスターは通常世界と同様、宿敵である)
 
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===通常世界のトランスフォーマー===
[[戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー|初代アニメ]]の世界ではなく、TFFCTCCにて公開されている『クラシック / Classics』の世界(G-2とイギリス版以外の[[トランスフォーマー (マーベルコミック版)|マーベルコミック]]の展開を流用するが、別世界として進行する。)である。以後はとくに断りのない限りクラシック世界と表記する。
; クリフジャンパー / Cliffjumper
: オートボットの[[ミニボット|ミニボット部隊]]の一員。突然、異世界『シャッタード・グラス』の世界へ迷い込む。直後にオートボットと接触するも、オプティマスプライムに攻撃され重傷を負ったところをメガトロンに救われる。以降ディセプティコンと共に行動している。
: 彼の粗暴な言動に、温厚なディセプティコンは戸惑う事が多い。
: 本シリーズでは女性が苦手という意外な一面が明かされている。
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; キックオフ / Kick-Over
: クラシック世界のオートボット。元の世界のディセプティコンに対して強い憎しみを抱いている為、シャッタード・グラス世界のディセプティコンに歩み寄ろうとするメタルホークに反発し、立ち去ってしまう。商品での名称は「キックオーバー」だが、コミック『太陽の哀歌』では'''キックオフ'''と呼ばれている。
; [[パーセプター|パーセプター]] / Perceptor
: クラシック世界のオートボット。彼らが元居た世界とシャッタード・グラスの世界の融合に驚きつつ、この世界のディセプティコンとは協調の姿勢を見せている。
; [[ホイルジャック|ホイルジャック]] / Wheeljack
: クラシック世界のオートボット。サウンドウェーブの意識を、スタースクリームが製作した新しいボディに転送した。その後、意識転送の追加体験者を募るが、ガルバトロンには無言で却下され残念がる。
 
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: 反逆したサイクロナスの攻撃で瀕死の重傷を負ったが、'''ガルバトロン'''として強化再生した。しかし、その一件は彼の心の奥底にトラウマとして残ってしまっている。
: メインカラーは白、頭部はアニメ第1作のパイロット版に登場したメガトロンに似た黒になっている。トイはメガトロンは『スーパーリンク』版ガルバトロンの仕様変更品(頭部が新規に作成)で、ガルバトロンは『ギャラクシーフォース』のライブコンボイの塗装変更品。
;[[スタースクリーム]]/Starscream
: ディセプティコンのNo.2。クリスタルシティの科学研究所で働いていた科学者だったが、オートボットからの勧誘を断り抹殺されかけていたところをメガトロンに救われたのをきっかけにディセプティコンに加入。生来の飛行能力を持つ為、主力部隊であるジェットロンの隊長となった。
: 正義感に溢れた若者で、メガトロンへの忠誠心が強く非常に信頼されている。
: カラーリングは白と赤で、配色やモットーなどはG1の[[スカイファイヤー]]を意識したものとなっている。トイは『ギャラクシーフォース』版スタースクリームの塗装変更品。
; 通信員(応援団長)[[サウンドウェーブ]]/Soundwave
: 頭にライムグリーン(黄色にも見える蛍光色だが、TFFCTCCCの小説ではライムグリーンと描写されている)の鉢巻を着けた、非常によくしゃべる好青年。当初はMP3プレーヤーにトランスフォームしていたが、地球に墜落した際、ステイシスロック状態となり、ヒートウェーブの助力を得て復活。その際傍に駐車されていたバン(変形!ヘンケイ!版アイアンハイドのそれと同型だが、カセット射出能力はそのまま残っている)をスキャンし直した。さらに、後にスタースクリームが開発したボディ(外見はG1のものと同一で、カラーリングはこれまで通り白と水色)に、クラシック世界のホイルジャックの手で意識を転送された。
: アウトドア派で口調はひたすら明るく、仲間の事は愛称で呼ぶ事が多い(例えばスタースクリームならスクリーマー)。好きな音楽は[[クラシックロック]]であり、コールドスリザー(G1アニメに登場した音楽バンドグループ)のペイントを施している。カセットロン達の保護者で互いに慕っているが、類似したシステムを持つブロードキャストを嫌悪している。
: 過去に放送事故を起こしており、サンダーウィングに追われる事となった。
: カラーリングは薄い水色と白。
; [[ランボル (トランスフォーマー)|サイドスワイプ]]/Sideswipe
: 元オートボット所属で、かつてはオートボットの中でも最も冷酷な兵士として恐れられていた。彼の上司だったドレンチは厳しさと情けを持ち合わせなければならないと考えていたが、その気質はオプティマスプライムとは相容れず、彼はその末にドレンチを謀殺してしまう。サイドスワイプは元来オプティマスに忠実だったが上司の運命に納得が行かず、次第に忠誠心が揺らぎ始め、それを察したオプティマスはドレンチの部下たちをも抹殺せんとする。そこから友人の(SG世界の)クリフジャンパーの犠牲によってただ一人生き残ったサイドスワイプはディセプティコンのメンバーとして受け入れられ、オートボットに復讐を誓う。こうした事情のため、クリフジャンパーが別次元から来た事に最初に気づいた。
: デザインは[[超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説|マイクロン伝説]]のランページの転用だが(胸部の切り裂かれたオートボットマークとその下に描かれた小さなディセプティコンマークも引き継いでいる)、体色はドレンチに似せている。これはオプティマスプライムへの警告の意味を込めて自ら塗り替えた物である。
; サイクロナス/Cyclonus
: カラーリングはホットロディマスがモチーフとなっている。ウルトラマグナスへの敵対心からディセプティコンに与した為、メガトロンへの忠誠心はなく、内心ではアルファトライオンを信奉している。メガトロンに瀕死の重傷を負わせ、ガルバトロンへと再生するきっかけを作る。その後、4デカサイクル(地球で言う約4ヶ月)投獄されていた間に、自分自身を追いつめるほどの反省と後悔の念に駆られ、ディセプティコンに復帰した。
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: 元精神科医。
 
====メイヘム攻撃鎮圧隊/Mayhem Suppression Squad====
; サンダークラッカー/Thundercracker
: メイヘム攻撃隊の一員として登場。カラーリングはアクションマスター版がモチーフ。BOTCON2011にて、SGガルバトロンと共にトイが発売された。テックスペックによると、攻撃隊の創立メンバーで、元はオートボットに抵抗する民間人に過ぎなかった。陽気で親しみ易く、『士気メカニズム』としてチームに馴染んでいる
: G1のサンダークラッカーが飛べない者を見下しているのに対し、彼は飛ぶことが出来ない友人の事を気の毒に思っている。
; アストロトレイン/Astrotrain
: メイヘム攻撃隊員。ミニコンの部下(ファストトラック・テイルウインド・ストーンクランチャー・サブマローダー)を持つ小隊長。とても礼儀正しい青年。
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; クラッシャー/Crusher
: メイヘム攻撃隊の隊長である女性戦士。
; ダージ/Dirge
: メイヘム攻撃隊員。プリテンダーでもあり怪物型のシェルを身に付ける。
; カーニバック/Carnivac
; ブラジオン/Bludgeon
: 外見は[[トランスフォーマー カーロボット|R.I.D]]のデストラクティコン・ブラジオンの流用。G1のブラジオンが骸骨武者をモチーフにしているのに対し、彼は西部劇のカウボーイのような性格。
; バグバイト/Bug Bite
: カラーリングは白で、紫色のトライバル模様が施されている。
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; ラヴィッジ/Ravage
: 基礎能力は高いが気弱な性格である猫型カセットロン。メガトロンに注意されても黙っている事ができない目立ちたがり屋。地球のインターネットに熱中しており、そんな彼の趣味が活かされる展開も多い。
: TFFCTCCの隔月会報誌『The Official Transformers Collectors' Club The official magazine』のおまけコミックにおいて、敵である筈のスチールジョーと一緒に遊んでいる描写がある。
: カラーリングは白を基調としたものになっていて、『キスぷれ』に登場したグリットと同一。
; レーザービーク/Laserbeak
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; ダイブボム/Divebomb
==== ダイノコン/Dinocons====
; ゴウリュウ/Goryu
; オーバーキル/Overkill
; 戦士スラッグフェスト/Slugfest
: ホイルジャックに作られたドローンだったが、謎の電子頭脳に魂と変形能力を与えられた。スタースクリームにより脳を改良されたにもかかわらず、ディセプティコン一頭が鈍い。
 
==== その他====
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: 縁の下の力持ち的な存在で何かと苦労が絶えない。気弱な性格の平和主義者で争いを好まない。外見はG1と同一だが、カラーリングはトリプルボットのブロードサイドがモチーフになっている。
; フック/Hook
; ロングハウル/Long Haul
; ミックスマスター/Mixmaster
; スカベンジャー/Scavenger
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; ヒートウェーブ/Heatwave
: シャッタードグラス世界のディセプティコン。
; スカイフォール/Skyfall
: サイバトロン(ギャラクシーフォース)世界のオートボット。
; ランドクェイク/Landquake
: タイムライン世界のディセプティコン。
; ブレイクアウェイ/Breakaway
: クラシック世界のオートボット。
; トップスピン/Topspin
: トランステック世界のディセプティコン。
 
===[[サイバトロン|オートボット]]/Autobot===
G1世界のディセプティコンが善人に見える程の残虐非道なテロリスト集団。リーダーはオプティマスプライム。
セイバートロンの全権掌握を狙い圧倒的な力で以って侵攻を開始する。
====中心人物====
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: 密かに地球の文化に順応し、音楽を好んで聞いている他、ボディカラーなども塗り替えている。
: 彼のみカラーリングはG1とほぼ同じ。
; リコシェ/[[Ricochet (SG)|Ricochet]] 
: ジャズのクローンで、いつも一緒に行動している。
: カラーリングは赤と白。名前は『ザ☆ヘッドマスターズ』のステッパーの海外版における名称と同じだが、設定は『バイナルテック』の[[マイスター (トランスフォーマー)#真のBT-08|Zoom-Zoom]]に近い。
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====カセットボット/Autobots Cassettes====
; 諜報部隊長ブラスター/Blaster
: ドイツ語訛りで話し(コミック『太陽の哀歌』では『さ行(“S”の発音)』を『ざ行(“Z”の発音)』で発音している)、ライバルであるサウンドウェーブを「'''ザ'''ウンドウェーブ」、ソーラーボットを「'''ゾ'''ーラーボット」と呼ぶ。非常に几帳面な性格の鬼軍曹。音波で攻撃する際には[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]]の楽曲を使用する。同じサウンドシステムを持つサウンドウェーブを毛嫌いしており、お互いに対抗意識を持っている。
: サウンドウェーブとの闘いで月面へと放逐された。
: カラーリングは黒と暗い茶色。
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: 猫型のカセットボット。怠け者であり日の当たる場所でよく寝ている。飼い主同士は険悪な仲なのだが、ラヴィッジに懐かれており、しばしば体よくあしらっている。
; 暴走兵ラムホーン/Ramhorn
: リワインドに捕獲された動物型トランスフォーマー。混沌を好み、偶然にも何かの意味があると狂言する。カラーリングは暗い青とグレー
; 追跡者リワインド/Rewind
: 追跡を得意とするハンター。レコーディコンに負けない野獣を捕獲・調教する様にブラスターに命令されている。カラーリングは黒と赤が基調(マスクは水色)で、G1のランブルに似ている。
 
==== ダイノボット/Dinobots====
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==== ジャンキオン/Junkions ====
SGウルトラマグナスに同行する兵士。
他のトランスフォーマーにウルスのようなものを植え付けることで同じジャンキオン型に強制的に改造してしまう能力を持っており、クラシック世界のオートボットを取り込むことでG1インセクトロンのように自分達の仲間を増やしている。カラーリングはインセクトロンを意識した物になっている。
; レックガー/Wreck-ger
; スクラップアイアン/Scrap-iron
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オートボットを裏切った反乱勢力。地球で活動する。
; [[コンボイ (トランスフォーマー)|ロディマス]]/Rodimus
: オートボットのリーダーの座を狙おうとする野心家。 口元の黒い髭と片腕の丸ノコが特徴。
: オートボットを離反し地球で独自に活動を起こす。その際プライムを自称する。
: 体色は黒と紫が基調となっており、ファイヤーパターンも存在している。玩具は変形!ヘンケイ!版ホットロディマスがモチーフ。
; [[戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー|エリータ・ワン]]/Elita One
: かつてオプティマスプライムの恋人だった女性。現在はロディマスに乗り換え行動を共にしている。
: エリータ・ワンとしての玩具展開が無い為、[[トランスフォーマー ギャラクシーフォース|Transformers: Cybertron]]の女戦士<ref>本来は男としてデザインされた為、イラストを除き女性的フォルムは少ない。</ref>オーバーライドのデザインが流用されている。
; [[戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010|ブラー]]/Blurr
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[[Category:トランスフォーマーシリーズ]]
[[Category:パラレルワールドを題材とした漫画作品]]