マレーシア航空
マレーシア航空 | |||
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IATA MH |
ICAO MAS |
コールサイン Malaysian | |
創立日 | 1947年 (Malayan Airways として) | ||
ハブ空港 | クアラルンプール国際空港 | ||
焦点都市/ 準ハブ空港 | コタキナバル国際空港 | ||
マイレージプログラム | Enrich | ||
会員ラウンジ | Golden Lounge | ||
保有機材数 | 85機(12機発注中) | ||
目的地 | 74都市 | ||
親会社 | Malaysian Airline System Berhad | ||
本拠地 | マレーシア・クアラルンプール | ||
代表者 | Idris Jala (Managing Director & CEO) | ||
ウェブサイト | www.mas.com.my |
マレーシア航空(-こうくう、Malaysia Airlines System;略称:MAS;マレー語:Penerbangan Malaysia;簡体字:马来西亚航空公司,马航 (abb.);繁体字:馬來西亞航空公司, 馬航 (abb.);拼音:Mǎláixīyà Hángkōng Gōngsī)は国際線及び国内線に就航している、マレーシアの航空会社。マレーシアのいわゆる「フラッグ・キャリア」である。
沿革
- 1947年 前身のマラヤ航空(Malayan Airways Limited)が設立。
- 1957年 マラヤ連邦がイギリスから独立。
- 1963年 マラヤ連邦、シンガポール及びボルネオ島のサバ州・サラワク州が統合し、マレーシアを結成。マレーシア航空(Malaysian Airlines Limited)に改称。
- 1965年 シンガポール、マレーシアから離脱し、独立。
- 1965年 マレーシア航空はマレーシア・シンガポール両国政府の共同保有に。
- 1967年 マレーシア・シンガポール航空(Malaysia-Singapore Airlines Limited)と改称。
- 1971年4月 マレーシア・シンガポール航空の両国共有が解消、マレーシア側はマレーシア航空(Malaysia Airlines Berhad)を設立。シンガポール側はシンガポール航空となる。
- 1971年11月 マレーシア航空システム(Malaysian Airline System Berhad)と改称。
- 1987年 運航上の名称をマレーシア航空(Malaysia Airlines)に変更。
- 2002年 政府全額出資のマレーシア航空会社(Penerbangan Malaysia Berhad)が設立され、機材保有及び国内線事業は同社に移管。マレーシア航空システムは同社の子会社として国際線事業を所管する体制に移行(但し国内線の運航も受託)。
- 2006年 原油高により経営悪化。国内線96路線をエアアジアに委譲。
- 2007年 ペナン島を拠点とする地域航空会社 ファイアフライ航空 を設立。ボルネオ島のサバ州、サラワク州を拠点とする MASwings[1] を設立。
サービス
1992年から1995年まで連続4年間ベスト・ファーストクラス賞、2000年から2004年まで連続5年間ベスト・キャビンスタッフ賞、2005年・2006年は世界で5社(2005年は4社)しかない「5つ星航空会社」(イギリス・スカイトラック社/旧インフライトサービス社)に選出されるように、国際的な評価は非常に高い。 また一部機材ではムスリムの為の「祈りの間」が備え付けられ、またシートテレビからメッカの位置を確認する事が出来るなど、イスラム教を国教とするマレーシアならではのサービスもある。 機内食はすべてハラル・ミール(イスラム教食)であり、豚肉は一切使わない。アルコールは無料で提供される。ファーストクラス、ビジネスクラスで提供されるサテー(串焼きの牛肉、鶏肉にピーナツソースを添えたもの)は人気がある。
垂直尾翼にも描かれている同社のシンボルマークは、マレーシアの伝統的な三日月型の凧「ワウブラン(ワウ=凧、ブラン=月)」を図案化したものである。
2009年3月18日よりソフトバンクモバイルの端末に限り機内で携帯電話の利用ができる。なお、利用できるサービスは通話とSMSのみである。
就航都市
国際線の特別な路線はスウェーデンを経由しニューアーク線の他、経由便としては世界最長路線となるヨハネスブルク、ケープタウン経由ブエノスアイレス線も運航している(直行便最長はシンガポール航空のシンガポール-ニューアーク線)。 国内線ではコタキナバル(サバ州)、ペナン島(ペナン州)、クチン(サラワク州)、ジョホールバル(ジョホール州)への路線を中心に、主要都市を網羅している。
マイレージサービス
"Enrich"という独自のマイレージサービスがある。 2009年現在、どのアライアンスにも加盟していないが、エールフランス・全日本空輸・KLMオランダ航空・スイスインターナショナルエアラインズ・ノースウエスト航空・ヴァージン・アトランティック航空の各社とマイレージサービスを提携している。
使用機材
- 旅客機
- ボーイング 747-400型機 11機
- ボーイング 777-200ER型機 17機
- エアバス A330-300型機 11機
- エアバス A330-200型機 3機
- ボーイング 737-400型機 37機
- フォッカー F50型機 10機
- DHC-6 ツイン・オター型機 5機
- 貨物機
- ボーイング 747-200F型機 4機
- ボーイング747-400F型機 2機
- *ロゴは「MASkargo」と表記されている。通常、貨物運搬では「cargo」が使われるが「kargo」は間違いではなくマレー語で「貨物」を意味する。
- 特別塗装機
- 「"An experience redefined"」(ボーイング 747-400型機,機体記号:9M-MPD)
- 「"Freedom of space"」(ボーイング 777-200ER型機,機体記号:9M-MRD)
なお、マレーシア航空が発注したボーイング社製航空機の顧客番号(カスタマーコード)はH6で、航空機の形式名は747-4H6, 777-2H6ER などとなる。