マードック大学インターナショナルスタディセンタージャパン
マードック大学インターナショナルスタディセンタージャパン(マードックだいがくインターナショナルスタディセンタージャパン)は、東京都三鷹市にあるカイロプラクティックの教育を行う学校である。
概要
2006年に東京都江戸川区東葛西に株式会社Chiropractic Education Japan (CEJ)の運営により開校。日本では2番目にカイロプラクティックの国際基準の教育(「国際基準」については後述)を行った学校である。
オーストラリア西オーストラリア州パースにある公立総合大学であるマードック大学にあるカイロプラクティック・スポーツ科学部と同じ科目を履修し、試験を受け、同じ基準で成績を査定され、日本にいながらにして、マードック大学のB.Sc.(Bachelor of Science(chiropractic))(カイロプラクティック理学士)及びB.Chiro.(Bachelor of Chiropractic)(カイロプラクティック学士)を取得することができる。ただし、本校は校名に「大学」を含むものの、日本の学校教育法で認められた大学ではなく、その学位もあくまでもオーストラリアの学位であって、日本の学校教育法で認められたものではない。また、日本にはカイロプラクティックの公的な資格はないので、本校を卒業しても、日本の公的資格が得られるものでもない。
カイロプラクティック教育評議会(CCE)のアジア・オセアニア地区管轄(CCEA)のアクレディテーションを申請中。2010年までの取得を目指している。
2009年学校運営を株式会社mjと内閣府認証特定非営利活動法人(NPO法人)全国レインボークラブが引継いだため、4月に東京都三鷹市に移転した。 移転に伴い学校近辺にあった付属クリニックを閉院するが、8月にマードック大学付属カイロプラクティックセンターとして再オープンした。
カイロプラクティックの「国際教育基準」
カイロプラクティック教育に関しては、日本には公認された教育制度は存在しない。また、国内に公的な教育制度を持たない日本のような国に適用されるような国際的に統一された公的な教育の基準は存在しない。
国際連合の専門機関である世界保健機関(WHO)は、2005年に、各国がカイロプラクターの試験や免許制度を設ける際に要求する訓練のモデルなどを示した『カイロプラクティックの基礎訓練と安全性に関するガイドライン』(WHO guidelines on basic training and safety in chiropractic)[1]を作成し、公表している。ただし、これは各国が試験や免許制度を定める際の参考資料として作成されたものであって、このガイドラインを満たす教育に対してWHOが直接的に何らかの認定を行うものではない。
日本のカイロプラクティック業界の民間団体である日本カイロプラクターズ協会(JAC)では、会則の細則において「国際教育基準のカイロプラクティック大学」を以下のように定義している。
「 | 国際教育基準のカイロプラクティック大学とは、WFCで認知されたリストに載るカイロプラクティック大学であり、各地域のカイロプラクティック教育審議会(以下CCE)認可、あるいは正式に書類での申請段階にある大学をいう。 | 」 |
—会則・倫理[2] |
本校は、JACが上記のように規定する意味での「国際教育基準」を満たす学校である。
なお、カイロジャパンどっとCOMなどの民間のサイトにおいては、「国際基準校」という語が「国際教育基準のカイロプラクティック大学」と同義で用いられている。
沿革
脚注
- ^ WHO Guidelines on Basic Training and Safety in Chiropractic - World Health Organization (英語)
- ^ 会則・倫理 - 日本カイロプラクターズ協会
関連項目
- カイロプラクティック
- 医業
- 医業類似行為・偽医療
- 代替医療
- ヘルスケア
- 手技療法
- オステオパシー
- 整体
- chiropractic(英語版)
外部リンク
- マードック大学インターナショナルスタディセンタージャパン(カイロプラクティックの国際基準プログラム)
- 特定非営利活動法人 全国レインボークラブ