「モーリス・メルロー=ポンティ」の版間の差分

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| notable_ideas = 知覚の現象学、匿名の集合、運動的志向性、世界の肉、「知覚する心は身体化された心である」、キアスム、浸透
| influences = [[アンリ・ベルクソン]]、[[オイゲン・フィンク]]、[[マルティン・ハイデッガー]]、[[エトムント・フッサール]]、[[セーレン・キェルケゴール]]、[[クルト・コフカ]]、[[ヴォルフガング・ケーラー]]、[[クロード・レヴィ=ストロース]]、[[カール・マルクス]]、[[フリードリヒ・ニーチェ]]、[[ジャン=ポール・サルトル]]、[[フェルディナン・ド・ソシュール]]など
| influenced = [[デイヴィッド・エイブラム]]、Renaud Barbaras、[[ジュディス・バトラー]]、[[コルネリュウス・カストリアディス]]、Paul Crowther、[[アーサー・ダントー]]、[[ジル・ドゥルーズ]]、[[ヒューバート・ドレイファス]]、James M. Edie、Nader El-Bizri、[[ミシェル・フーコー]]、Amedeo Giorgi、[[グレアム・ハーマン]]、Don Ihde、[[リュス・イリガライ]]、Galen Johnson、Nikolas Kompridis、[[ジャック・ラカン]]、[[ジャン・ラプランシュ]]、[[クロード・ルフォール]]、[[ロン・マクラムロック]]、[[クロード・レヴィ=ストロース]]、[[ジャン=ポール・サルトル]]、[[ジルベール・シモンドン]]、[[エヴァン・トンプソン]]、[[フランシスコ・バレーラ]]、Dalibor Vesely、[[ポール・ヴィリリオ]]など
| signature =
| signature_alt =
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それは、[[論理実証主義]]哲学、[[分析哲学]]、[[プラグマティズム]]などの<言語が知られている次元>からの哲学に厳しい指摘をしたといえる。そこには多くの哲学の垣根を越える試みが見られ、また、異文化理解や芸術などに大きな影響を与えた。
 
また、知覚の優位性からの新しい存在論の試みが絶筆となった『見えるもの見えないもの』で見られる。
 
== 主な著作と訳書 ==
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**『言語と自然 - コレージュ・ド・フランス講義要録』 滝浦静雄・木田元共訳 みすず書房(1979)
* ''"La Prose du monde" (1969)'' 『世界の散文』 滝浦静雄・木田元共訳 みすず書房(1979)
*『メルロ=ポンティの研究ノート - 新しい存在論の輪郭』 [[菊川忠夫]]編訳(現象学研究会<ref>[http://www.phenomenology-japan.com/ 現象学研究会公式サイト]</ref>)、[[御茶の水書房]](1981)
*『知覚の哲学――ラジオ講演1948年』 ステファニ・メナセ校訂、[[菅野盾樹]]訳、[[ちくま学芸文庫]](2011)
*『心身の合一 マールブランシュとビランとベルクソンにおける』 滝浦静雄・中村文郎・砂原陽一訳、ちくま学芸文庫(2007)
*『メルロ=ポンティ・コレクション』 [[中山元]]編訳、ちくま学芸文庫(1999)
*『メルロ=ポンティ・コレクション』 木田元編、みすず書房(全7巻、2001-2002)
**1 人間の科学と現象学、2 哲学者とその影、3 幼児の対人関係
**4 間接的言語と沈黙の声、5 言語の現象学
**6 ヒューマニズムとテロル-共産主義の問題に関する試論、7 政治と弁証法
*『コレージュ・ド・フランス講義草稿 1959-1961』 ステファニー・メナセ編、松葉祥一ほか訳、みすず書房(2019)
*『自然 コレージュ・ド・フランス講義ノート』 ドミニク・セグラール編、[[松葉祥一]]・[[加國尚志]]訳、みすず書房(2020)
 
== 関連図書 ==
*『現象学』 [[ジャン・フランソワ・リオタール]]、高橋允昭訳、[[白水社]]「文庫クセジュ」(1965)
*『現代フランスの哲学 - 実存主義・現象学・構造主義』 ピエール・トロティニョン([[:fr:Épiméthée (collection littéraire)#1968|Pierre Trotignon]])、[[田島節夫]]訳、白水社「[[文庫クセジュ]]」(1969)
*『現象学』 木田元、[[岩波新書]](1970)
*『現象学』 [[新田義弘]] 岩波書店〈岩波全書〉(1978)、[[講談社学術文庫]](2013)
*『メルローポンティの哲学と現代社会』(上・下) L・スパーリング({{lang|en|Laurie Spurling}})、丸山敦子・菊川忠夫訳 御茶の水書房(1981-1982)
*『知の最前線 -- 現代フランスの哲学』 ヴァンサン・デコンブ([[:en:Vincent Descombes|Vincent Descombes]])、高橋允昭訳 [[阪急コミュニケーションズ|TBSブリタニカ]](1983)
*『メルロ=ポンティの思想』 [[木田元]] [[岩波書店]](1984)
*『現象学の射程 -- [[エトムント・フッサール|フッサール]]とメルローポンティ』 水野和久、[[勁草書房]](1992)
*『「自分」と「他人」をどうみるか』 滝浦静雄、[[NHK出版|日本放送出版協会]]〈[[NHKブックス]]〉(1992)
*『メルロ=ポンティ』 [[村上隆夫]]、[[清水書院]](1992、新版2014)
*『メルロ=ポンティの政治哲学 -- 政治の現象学』 [[金田耕一]]、[[早稲田大学#早稲田大学出版部|早稲田大学出版部]](1996)
*『メルローポンティ -- 可逆性』 [[鷲田清一]]、[[講談社]]「現代思想の冒険者たち」(1997、新版2003)、講談社学術文庫(2020)
*『[[ジャン=ポール・サルトル|サルトル]]/メルロ=ポンティ往復書簡 決裂の証言』 [[菅野盾樹]]訳、[[みすず書房]](2000)
*『メルロ=ポンティの意味論』 [[河野哲也]]、[[創文社]](2000)
*『メルロ=ポンティ入門』 [[船木亨]]、筑摩書房〈[[ちくま新書]]〉(2000)
*『メルロ=ポンティ 哲学者は詩人でありうるか?』 [[熊野純彦]]、[[日本放送出版協会]]「シリーズ・哲学のエッセンス」(2005)
*『KAWADE道の手帖 メルロ=ポンティ』 [[河出書房新社]](2010) 
*『メルロ=ポンティ哲学者事典 第一巻 東洋と哲学・哲学の創始者たち・キリスト教と哲学』 白水社(各2017)
**『第二巻 大いなる合理主義・主観性の発見』 [[加賀野井秀一]]・伊藤泰雄・本郷均・[[加國尚志]]監訳
**『第三巻 歴史の発見・実存と弁証法・「外部」の哲学者たち』
**『別巻 現代の哲学・年表・総索引』
*『メルロ=ポンティ読本』 [[松葉祥一]]・本郷均・廣瀬浩司編、[[法政大学出版局]](2018)
 
== 関連項目 ==
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;メルロー=ポンティに影響を与えた人物
:*[[フェルディナン・ド・ソシュール]]
:*[[ハリー・スタック・サリヴァン]]
:*[[アンリ・ベルクソン]]
:*[[アルフレッド・ノース・ホワイトヘッド]]
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:*[[クロード・レヴィ=ストロース]] - 雑誌「[[レ・タン・モデルヌ]]」を共に著した。
 
== ;脚注 ==
;その他
:*[[ニコス・プーランツァス]] - メルロー=ポンティと交流があった。
:*[[アーサー・ダントー]] - メルロー=ポンティに学ぶ。
:*[[ジャン=ポール・サルトル]] - 雑誌「[[レ・タン・モデルヌ]]」を共に著した。
 
== 脚注 ==
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== 外部リンク ==