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'''金 誠一'''（きん せいいち きん せいいつ<ref>{{Cite web|和書|url=https://kotobank.jp/word/%E9%87%91%E8%AA%A0%E4%B8%80-1071246 |title=金誠一 |access-date=2022-09-23 |publisher=朝日日本歴史人物事典}}</ref>、朝鮮読み:キム・ソンイル（{{lang|ko|김성일}}）、[[1538年]]（中宗33年） - [[1593年]]（宣祖26年））は、[[李氏朝鮮]]の文官。[[字]]は士純、号は鶴峯。[[諡号]]は文忠公。[[義城金氏]]。
==略歴==
1538年（[[中宗]]33年）に[[安東]]で生まれる。[[李滉]]の弟子となり、[[1568年]]（[[宣祖]][[元年]]）に31歳で[[科挙]]に及第し、正言、掌令、副提学を歴任した。<ref>朝鮮人物事典112頁</ref>▼
[[1590年]]（宣祖23年）に[[朝鮮通信使]]の副使として来日した。帰国後の報告では、[[西人]]派の正使[[黄允吉]]が日本の来襲を予告したのに対し、[[東人]]派で副使の金誠一は日本の来襲はないと異なる見解を述べたが、王朝内の[[派閥]]力学により東人派の金誠一の報告が正しいとされた。▼
▲1538年（[[中宗]]33年）に安東で生まれる。[[李滉]]の弟子となり、[[1568年]]（[[宣祖]][[元年]]）に31歳で[[科挙]]に及第し、正言、掌令、副提学を歴任した。
[[1592年]]（宣祖25年）に[[文禄・慶長の役]]が開始されたときは慶尚右兵使であったが、[[戦前]]に[[日本]]は攻めてこないと間違った報告をしたために[[逮捕]]された。しかし、[[首都]]の[[漢城]]へ移送される途中の稷山で[[慶尚道]]招諭使に任命され、[[義兵]]の募集で功績を挙げた。これにより慶尚道観察使に昇進し、嘉喜大夫を加えられた。▼
▲[[1590年]]（宣祖23年）に[[朝鮮通信使]]の副使として来日した。帰国後の報告では、[[西人]]派の正使[[黄允吉]]が日本の来襲を予告したのに対し、[[東人]]派で副使の金誠一は日本の来襲はないと異なる見解を述べたが、王朝内の派閥力学により東人派の金誠一の報告が正しいとされた。
▲[[1592年]]（宣祖25年）に[[文禄・慶長の役]]が開始されたときは慶尚右兵使であったが、戦前に日本は攻めてこないと間違った報告をしたために[[逮捕]]された。しかし、首都の漢城へ移送される途中の稷山で慶尚道招諭使に任命され、[[義兵]]の募集で功績を挙げた。これにより慶尚道観察使に昇進し、嘉喜大夫を加えられた。
1593年（宣祖26年）4月に晋州にて51歳で病死した。
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== 参考文献 ==
*李
*「金誠一」項、『縮版東洋歴史大辞典上巻』昭和12年平凡社初版、平成四年臨川書店縮版
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}
{{Normdaten}}
{{DEFAULTSORT:きん せいいち}}
[[Category:李氏朝鮮の文臣]]
[[Category:文禄・慶長の役
[[Category:朝鮮通信使]]
[[Category:安土桃山時代の外国人]]
[[Category:前近代の訪日外国使節]]
[[Category:16世紀朝鮮の政治家]]
[[Category:1538年生]]
[[Category:1593年没]]
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