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'''斎藤 正義'''（さいとう まさよし、[[永正]]13年（[[1516年]]） - [[天文 (日本)|天文]]17年（[[1548年]]））は[[戦国時代 (日本)|戦国時代]]の武将。近衛稙家の庶子。[[斎藤道三]]の[[猶子]]。'''大納言'''と称した。▼

正義は[[関白]][[近衛稙家]]の[[庶子]]といわれる。はじめ[[比叡山]]横川専心院の修行僧であったが、武事を好み、[[美濃]]に下って斎藤道三の食客となっていた。そして道三と敵対する[[土岐頼純]]方との合戦に活躍し、道三の猶子に迎えられ、斉藤姓を与えられたという。ただし、[[斎藤妙椿]]の孫の[[斎藤利親|妙親]]が大納言を名乗っているので、この持是院家を継承したものかもしれない。天文元年に初陣を飾り、天文6年、[[金山城 (美濃国)|烏峰城]]を築いて東濃に武威を張っていたが、同17年2月、配下の[[久々利城]]主[[久々利頼興|土岐三河守悪五郎]]に館に招かれて謀殺され、烏峰城は悪五郎に乗っ取られてしまった。時は流れて天正11年、悪五郎は正義の孫、加木屋正則により討ち果たされた。▼

正義開基という[[浄土宗]]浄音寺に天文8年の賛がある精悍な甲冑姿の肖像が残っている。▼