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{{出典の明記|date=2020年4月}}
'''武具'''(ぶぐ)とは、戦いに使われる[[道具]]のうち、主に[[
== 概要 ==
{{独自研究|section=1|date=2019年8月}}
武具は[[個人]]が個人を相手に
この際、[[武術]]に用いられる道具が武具となるが、日本ではこれらの大半は、相手に損害を与えるための武器が多く、逆に[[盾]]といった物は他国と比べると、ほとんど用いられない。これは優れた武術の使い手になるほど、武具を盾として用いて、相手の攻撃を避けることが可能になるためと、最終的に首をとるため[[武芸 (日本)#組討|組討]]になるためである{{要出典|date=2019年8月}}。また鎧に盾の一部が付いていたり、設置式の盾に持ち運べるように改良が施されたり[[母衣]]など防御補助が充実していた。[[弓矢]]・[[弩]]による一斉掃射や十字射撃、火炎放射や石つぶて隊の投石や大型兵器(対人兵器)や戦略的罠にはめられたりしたらひとたまりもないとはいっても、[[騎馬戦]]や
大型の武具でも人間が扱う上で普通は使用者の2~3倍の大きさが限界とされ(これは長柄形の基準で通常は使用者の身長までが基準とされる)、重さは通常4~6kgで、7kg辺りから常人には扱いきれないといわれる。最大で14kgにも及び(さすがに重すぎで単純な動きが基本)、軽いものは3kg位か、それ以下になることもある([[刀剣]]等は通常約1kg位が基準)。軽く見えるが、武具は重ければよいというわけではなく、巨大化・長大化すると重心が前に寄り過ぎて、肉体的にも感覚的にもつらく重く感じてしまう上、相手は止まっているのではなく、動き回ってこちらに対して攻撃・防御・開発・策略をめぐらせる相手である以上それも考慮に入れなければならず、振る途中で急転回やすぐに振り上げるなどの動作の必要があり、そうなると受ける重力はその武具、本体重量の数倍以上にもなることすらある。空気抵抗なども激しくなることも考えると、これでも重すぎるぐらいである。ある程度なら軽減することも(武術的にも工業技術的にも)可能だが、重さそれ自体が必要になることもあるため、その組み合わせ、バランスが難しい{{要出典|date=2019年8月}}。
武具とは、基本的に戦闘用に作られているものだが、元々は他の道具を転用した物も多く存在し、例を上げると、[[狩猟具]]からは[[弓 (武器)|弓]]・[[矢]]、[[槍]]、(万能)[[ナイフ]]など、[[農具]]からは[[斧]](工具にも転用可能)、[[鎌]]など、[[工具]]からは[[ハンマー]]、つるはし、フックなどがある。刀剣類は小さな争い(けんかなど)から大きな戦争に至るまで世界中に見られ(例外はあるが)、戦闘用に作られたものであるため、そこから来るイメージにより一種の象徴的扱いをされているが、実際には護身用や副装備的な扱いをされることが多い。
通常、戦場での戦死者の5~7割は対人兵機器類、
強力な戦力・大軍・武器などを持っていても、それは戦争、戦闘、特に戦術や戦略を有利にするための一つの手段でしかない。
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武具はその発展経緯より、攻撃に用いる道具であるとともに、攻撃を防ぐための道具であるものが多い。中には、攻撃のための打撃の際に受ける衝撃を和らげるものや、防御に特化して相手の攻撃を封じるために用いるものや、相手の武器そのものを攻撃するために存在するものもある。
これらの道具は上手に扱うにはそれなりの技能を必要とするが、その一方で取り回しに便利なよう、ほどよい大きさになっているものがほとんどである。例えば[[棒術]]や[[杖術]]に用いられる棒であるが、大抵の場合において、最も扱いやすい長さは、使用者の乳首の位置であるとする説が有力である。今日でも[[乳切棒]]という言葉に残るこの長さの棒は、振り回して良し・打ち下ろして良し・突いて良し・絡めて良しと、ほぼ万能に用いることが可能であるとされる。
===使用方法===
これらの道具の扱い方は、人間の道具である以上、人間が扱うために、人間が可能な動作によって操られる。その基本的な動作は主に以下にのべる。
(※[[槍#使用例]]も参照)
====攻撃====
;振り下ろし : 棒状の武具における、もっとも簡単な攻撃法である。打撃面が[[線]]になるため、相手に受け止められたりすることに繋がりやすいが威力もあり、防御に切り替えやすい。
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;突く : 戦闘こと戦場において最も一般的な攻撃で、先端部の、狭い面積に打撃を集中させることで、対象に与えるダメージを増強する。また、すきが少なく、比較的遠間からの攻撃を得意とする。特に正確に急所を狙った場合の打撃力は格段に威力が倍加するが、逆に命中させること自体が難しく外れやすい。しかし速度が付きやすく、打撃面が[[点]]となるため、受け止めにくい。また受け流す、弾く場合も同様に難しい。体重をかけて体当たりする要領で突くと、とてつもなく破壊的で貫通力の高い技になるが、弾かれたり、払ったり、受け流されると極端に体勢を崩すことになるため、死角から奇襲するか相手を無力化させてから使うのが好ましい。これらの動作を組み合わせると相手側からは間合いに入りづらく、近づきにくい。また、これらの動作が相手に読まれづらいことも有利に働く。しかし、突きの動作自体難しく、完全に使えるようになるのに長期の訓練を必要とする。
一般的な槍や刀剣の場合、使い方が少々異なる時がある。まず刀剣の場合、胸を突く時に、胸郭(きょうかく)に守られているため、刀身を横に寝かせて胸郭のすき間を突く方法を取ることが多い。槍の場合は、突く時に手首をひねって槍を回転させることによって威力をさらに上げることができる(原理としては[[ドリル (工具)|ドリル]]と同じ)。またこれら一連の動作を素早く繰り出す者の中にはこれを二撃、三撃と瞬時に使う者もいる。ただし全ての槍がこの技を使えるわけではない。
;なぎ払う : 動作が大きいため、すきも生まれやすく、間合いに入られると対処しにくいが、攻撃範囲が[[面]]になるため、広範囲をカバーしやすい。攻撃と防御を同時に行えるという効果もある。相手自体を吹っ飛ばすのに都合が良い。対処されやすいため、返し技か対応策を伏せておくのが普通である。
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*[[メリケンサック]]
*[[手切棒]]
*[[
*パウダーフラスコ(火薬入れ)([[:en:Powder flask|en]])
*[[バックラー]]:小型の盾
81 ⟶ 82行目:
*[[十手]]
*[[警棒]]
*[[肘切棒]]
*[[双剣]]
*[[采配]]
99 ⟶ 101行目:
*[[棍]]
**[[乳切棒]]
**[[腰切棒]]
**[[耳切棒]]
**[[六尺棒]]
*[[大盾]]:防壁用の盾で、普通地面に立て掛けて使う。
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**[[投げ矢]](後のダーツなど)
*[[手裏剣]]
*[[アトラトル]] - 槍投器の一種
*[[スロウナイフ]]
*[[投石器]]
*[[ギリシャの火]](兵器)
==
* [[格闘技]]
* [[有害玩具]]
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* [[
▲*[[捕具]]
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{{DEFAULTSORT:ふく}}
▲[[Category:日本武術|ふく]]
[[Category:日本武術]]
[[Category:武具|*]]
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