埼玉県立自然の博物館

埼玉県長瀞町にある自然史博物館

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埼玉県立自然の博物館(さいたまけんりつしぜんのはくぶつかん)は埼玉県秩父郡長瀞町にある埼玉県立博物館の中で唯一の自然史博物館秩父鉄道株式会社が設立した秩父鉱物植物標本陳列所の流れを汲み、90年以上にわたる日本有数の長い歴史を持つ登録博物館である[1]。「埼玉の自然とその生い立ち」をテーマにしている。[2]

埼玉県立自然の博物館
Saitama Museum of Natural History
地図
施設情報
前身 秩父鉱物植物標本陳列所
秩父自然科学博物館
埼玉県立自然史博物館
専門分野 自然科学自然史
館長 井田秀夫
事業主体 埼玉県
管理運営 埼玉県教育局
建物設計 前川國男
開館 1921年
所在地 369-1305
埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1417番1号
位置 北緯36度5分14.8秒 東経139度6分57.9秒 / 北緯36.087444度 東経139.116083度 / 36.087444; 139.116083座標: 北緯36度5分14.8秒 東経139度6分57.9秒 / 北緯36.087444度 東経139.116083度 / 36.087444; 139.116083
アクセス 秩父鉄道秩父本線 上長瀞駅より徒歩4分
外部リンク www.shizen.spec.ed.jp
プロジェクト:GLAM
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変遷

  • 1921年(大正10年)に秩父鉄道株式会社が「秩父植物鉱物標本陳列所」を設立した。秩父鉱物植物標本陳列所は現在の自然の博物館正面の養弘亭の敷地内に建っていた。
  • 1949年(昭和24年)から1979年(昭和54)年までは名を「秩父自然科学博物館」と変えた。現在の自然の博物館の敷地内に建物があった。
  • 1981年(昭和56年)に埼玉県へと移管され、「埼玉県立自然史博物館」と称し、埼玉県博物館の中で唯一の自然科学博物館となった。
  • 2006年(平成18年)に行われた県立博物館の再編整備にともなう条例改正によって、「埼玉県立自然の博物館」となった。
  • 2011年(平成23年)9月から平成24年10月までの間、施設改修工事が行われ、平成24年10月6日にリフレッシュオープンした。

現在の建物は前川國男建築設計事務所が設計した。

展示

埼玉県深谷市から産出した73本のカルカロドンメガロドンの歯化石(県指定天然記念物)や、秩父市大野原や秩父郡小鹿野町般若から産出したパレオパラドキシア化石(県指定天然記念物)、狭山市産出アケボノゾウ化石(県指定天然記念物)などが展示の目玉である。


1階はオリエンテーションホール、ディスカバリーコーナー、地学展示ホール、生物展示ホールの常設展示があり、2階には企画展示室とパネル展示がある。企画展とパネル展示は1-3箇月で入れ替えられる。

資料

地質系資料17,115点,植物系資料75,978点,動物系資料62,758点を収集保管している(2014.3.31現在)。

所有するタイプ標本 チチブクジラ Diorocetus chichibuensis ほか

学芸員

以下のような分野を専攻する学芸員・職員が研究その他の活動を行なっている[1]
土壌動物学 / 第四紀地質学、古花粉学 / 考古学/自然地理学(地形学) / 昆虫学 / 植物学/ 森林生態学 / 地質学(古脊椎動物学)/ 理科教育 / 岩石学・鉱物学 / など

脚注

  1. ^ a b 埼玉県立自然の博物館公式サイト
  2. ^ 最新版日本の地理5『関東地方』39頁

関連項目

外部リンク