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* Old Year's Night([[西インド諸島]]、[[アイスランド]])
* アーノ・ノーヴォ(Ano Novo)([[ブラジル]]、[[ポルトガル]]、[[マカオ]])
* アーニョヌエヴォ(Año Nuevo)([[ラテンアメリカ]]、[[フィリピン]])
* ノーチェ・ビエハ(Nochevieja)([[スペイン]])
* バゴン・タオン(Bagong Taon)(フィリピン)
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アメリカ合衆国では、年越しをフォーマルパーティと家族行事で祝う。
 
この国で最も著名な新年の祝祭のひとつは[[ニューヨーク]]の[[タイムズスクエア]]で開催される[[タイムズスクエア・ボール|ボールドロップ]]である。[[時報]]で正式に使われる[[タイムボール]]から創作し、[[東部標準時]]午後11時59分に、重量{{convert|11875|lb|kg|abbr=on}}、直径{{convert|12|ft|m|abbr=on}}のウォーターフォード・クリスタル{{Enlink|Waterford Crystal}}製ボールを[[ワン・タイムズスクエア]]屋上から{{convert|141|ft|m|abbr=on}}の高さの旗竿を落下させ、60秒後にビルの屋上に達して新年の開始を告げる。ボールドロップは1907年から開催され、近年は毎年平均約100万人の観客を集めている。この仕掛けの人気により各地で類似の「ドロップ」イベントが開かれ、地域を代表するものを(「モモの州」としての[[ジョージア州]]のアイデンティティを表す[[アトランタ]]の「ピーチドロップ」のように)落とす場合もある<ref name="New Year's Eve in the United States">{{cite web|url=http://www.timeanddate.com/holidays/us/new-year-eve|title=New Year's Eve in the United States|accessdate=2013-06-08}}</ref>。これらと並んで、アメリカ合衆国のいくつかの都市と街では、''ファーストナイト''{{Enlink|First Night}}イベントが開催される。これは、地域芸術文化を中心とした家族向け祝祭を目的としている。
 
テレビもまた年越し祝祭の大きな役割を果たす。アメリカ合衆国の放送ネットワークはタイムズスクエアから祭りを中心とした特別番組を放送する。1928年のラジオ番組から始まり、[[CBS]]sでは1956年から1976年までガイ・ロンバルドとロイヤル・カナディアンズ楽団がニューヨーク市[[パーク・アベニュー (マンハッタン)|パーク街]]、[[ウォルドルフ=アストリア]]ホテルの舞踏場から毎年年越し特別番組を送った。この番組はまた、深夜0時のロイヤル・カナディアンズ楽団によるテーマ曲「[[オールド・ラング・サイン]]」演奏で知られ、それにより年越しの定番として普及した<ref>{{Cite news |last=Lynch |first=Stephen |title=New Year's song remains ingrained in public mind |url=http://www.augustachronicle.com/stories/123199/cy2_124-4983.shtml |newspaper={{Enlink|The Orange County Register|p=off|s=off|i=on}} |pages= |date=31 December 1999 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20050426133815/http://www.augustachronicle.com/stories/123199/cy2_124-4983.shtml |archivedate=2005年4月26日 |deadlinkdate=2017年10月 }}</ref><ref name="ppg-Lombardo">{{cite news|url=http://www.post-gazette.com/tv/20011226guy1226p6.asp|title=Next week to be 25th New Year's Eve without Guy Lombardo|accessdate=2007-01-01|newspaper=Pittsburgh Post-Gazette|first=Frazier|last=Moore|date=December 26, 2001|agency=Associated Press}}</ref>。1977年のロンバルドの没後、「{{Enlink|Dick Clark's New Year's Rockin' Eve|p=off|s=off|i=on}}」(1972年に[[NBC]]で放送開始され、1974年以降は[[アメリカン・ブロードキャスティング・カンパニー|ABC]]で放送)が急速に米国の国民的な最も視聴される年越し番組となった。2000年の特別番組、「{{Enlink|ABC 2000 Today|p=off|s=off|i=on}}」を含め、[[ディック・クラーク]]は33年連続でABCの年越し特別番組の司会を務めた。[[脳梗塞]]の影響で2005年の番組にはクラークは出演せず、米国版[[フー・ウォンツ・トゥ・ビー・ア・ミリオネア]]司会者のレジス・フィルビン{{Enlink|Regis Philbin}}が代役となり、脳梗塞が原因の[[言語症]]のため以後メイン司会をすることはなかった。このような不足がありながら、クラークは2012年4月に亡くなるまで「''New Year's Rockin' Eve''」に短時間ながら出演し続け、その後司会の役割をテレビ/ラジオ司会者で[[アメリカン・アイドル]]司会者である[[ライアン・シークレスト]]に譲った<ref name=dc72-usatoday>{{cite web|last=Memmott|first=Carol|title=Dick Clark: Rockin' it on New Year's since 1972|url=http://www.usatoday.com/life/television/news/story/2011-12-27/dick-clark-rockin-new-years-eve-40th-anniversary/52246914/1|publisher=USA Today|accessdate=2 March 2012}}</ref><ref name="abcnews1">{{cite news|url=http://abcnews.go.com/Entertainment/dick-clark-entertainment-icon-nicknamed-americas-oldest-teenager/story?id=16076252|title=Dick Clark, Entertainment Icon Nicknamed 'America's Oldest Teenager,' Dies at 82|publisher=ABC News|accessdate=April 18, 2012|date=April 18, 2012}}</ref><ref name=latimes>{{cite news|url=http://www.latimes.com/news/obituaries/la-me-dick-clark-obit-20120419,0,6380009.story|title=Dick Clark dies at 82; he introduced America to rock 'n' roll |author=Geoff Boucher | work = [[Los Angeles Times]] |accessdate=April 19, 2012|date=April 19, 2012}}</ref><ref name="2012Edition">{{cite news|url=http://www.nytimes.com/2011/12/31/arts/television/dick-clark-and-rockin-eve-reach-milestone.html?_r=1&pagewanted=print|title=4 Decades Later, He Still Counts|date=December 31, 2011|accessdate=January 1, 2012|first=Brian|last=Stelter|newspaper=New York Times|page=C1}}</ref><ref name=thr-nyre2013details>{{cite web|last=Ng|first=Philiana|title=Ryan Seacrest's 'New Year's Rockin' Eve' Announces Lineup|url=http://www.hollywoodreporter.com/news/ryan-seacrests-new-years-rockin-395195|publisher=The Hollywood Reporter|accessdate=29 November 2012}}</ref>。
 
年越しは伝統的に、[[フロリダ州]]の[[ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート]]および[[アナハイム]]の[[ディズニーランド]]において1年で最も忙しい日であり、パークは深夜まで営業し通常の夜の花火に加えて深夜に年越しの特別ショーが開催される。
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[[カトリック教会]]では、1月1日はキリストの母、聖母マリアを礼拝する守るべき祝日{{Enlink|Holy day of obligation}}であり、教会はすべてのカトリック教徒が[[ミサ]]への参加を必要とする。しかしながら、前宵のミサは聖なる日の前日夕方に開くことができるため、年越しの夕方にミサを祝うことが慣例となった。(年越しはカトリック教会カレンダーで[[シルウェステル1世 (ローマ教皇)|シルウェステル1世]]を礼拝する祝日であるが、アメリカ合衆国では広く認識されていない。)
 
多くのキリスト教会は除夜の集会を催す。幾つかの教会、特に[[ルーテル教会]]、[[メソジスト]]および[[黒人教会]]には「Watch Night」として知られる伝統があり、深夜0時過ぎまで続く礼拝に信者が集まって過ぎ行く年の加護に感謝して来たる年のご利益を祈る。英語圏において、「Watch Night」は、メソジストの創始者[[ジョン・ウェスレー]]までたどることができる<ref>{{cite web |url=http://www.interpretermagazine.org/interior.asp?ptid=43&mid=11612 |title=Watch Night services provide spiritual way to bring in New Year |publisher=The United Methodist Church Interpreter Magazine |date=November–December 2006|last=Butler|first=Joey|accessdate=January 10, 2010}}</ref>。この習慣は1730年代にイングランドにやってきた[[モラヴィア兄弟団]]から学んだ。モラヴィア兄弟団は今なお「Watch Night」礼拝を年越しに催している。1862年の年越しの「Watch Night」は、[[エイブラハム・リンカーン|リンカーン]]が発表した[[奴隷解放宣言]]に署名する1863年1月1日を奴隷が待ち望んでおり、アフリカ系アメリカ人にとって特別な意味を持っていた<ref>{{cite web |url=http://www.wsbrec.org/blackfacts/WatchNight.htm |title=Watch Night |publisher=Western States Black Research & Educational Center |date=August 2004 |last=Sutton |first=Charyn |accessdate=January 10, 2010}}</ref>。
 
== ヨーロッパ ==
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{{main|ホグマネイ}}
[[File:EdinburghNYE.jpg|thumb|[[エディンバラ]]での[[ホグマネイ]]の花火。]]
[[スコットランド]]では、年越し([[ホグマネイ]])をいくつかの変わった習慣で祝う。たとえば、[[ホグマネイ#ファーストフッティング|ファースト・フット]]({{Enlink|First-Foot|p=off}}、最初の一歩)は、友人や家族の1人がお互いの家にウイスキーや石炭の塊を手土産に訪れる。
 
スコットランドの首都、[[エディンバラ]]では、世界的に有名な年越し祝祭のひとつが開催される。祝祭はプリンセスストリート{{Enlink|Princes Street}}沿いの主要道路を中心に行われる。[[エディンバラ城]]の大砲が深夜0時を告げ、続いて数多くの花火が打ち上げられる。エディンバラでは4日間または5日間の祭りを開催する。祭りは12月28日に始まり、元日またはスコットランドの[[バンク・ホリデー]]{{Enlink|Bank holiday}}である1月2日まで続く。
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=== アルゼンチン ===
[[アルゼンチン]]の伝統的な祝祭は、[[ヴィテッロ・トンナート{{Enlink|Vitello tonnato}}]]、[[アサード]]、[[トゥロン{{Enlink|Turrón}}]]、パン・ドゥルセといった伝統的家庭料理の家族とのディナーである<ref>{{cite web|url=http://www.asadoargentina.com/christmas-new-years-eve-food-in-argentina/ |title=Christmas & New Year’s Eve Food in Argentina |publisher=Asado Argentina |date=2008-12-15 |accessdate=2010-12-31}}</ref>。深夜0時直前に通りに集まり花火をしたり見たりして楽しむ。深夜0時にシードルやシャンパンで新年の初日を祝う。お互いに新年の幸運を祈り、近所の人たちと乾杯を交わすこともある。パーティーは明け方まで続くことが多い。アルゼンチンではまた、川や湖または公共のプールで泳いで新年を祝う。
 
=== ブラジル ===
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== アジア ==
[[漢字文化圏]]のそれについては「[[除夜]]」も参照。
 
=== 中国 ===
[[中国]]では、グレゴリオ暦の新年の数週間後に[[春節]]の祝祭がされるが、グレゴリオ暦の新年の祝祭がいくつかの地域、特に[[北京市]] 、[[上海市]]、[[広州市]]、[[廈門市]]で開催される。北京のSOLANAブルーハーバー国際ビジネス地区では、花火大会とロックコンサートなどの祝祭が開催され、[[天壇]]および[[頤和園]]では文化的な式典やイベントが開催される。2011年から、上海の[[外灘]]では深夜0時前の数分間、光と音楽の[[プロジェクションマッピング|3Dマッピング]]ライトショーが開催される。
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[[File:Zojo-ji temple and Tokyo Tower in New Years eve 2012.JPG|thumb|増上寺にて東京タワーを見上げる。(2011年から2012年への年越し)]]
{{Main|大晦日}}
[[日本]]では、年越しには[[年神]]を迎えるための準備をする。神を迎えるため、年越しの前に家を掃除して[[門松]]や[[注連縄]]を準備する。寺院では0時までに107回の鐘を撞き、0時ちょうどに108回目の鐘を撞く[[除夜の鐘]]の伝統がある。鐘の音は108つの[[煩悩]]の要素をあらわす。
 
各地では、コンサートやカウントダウン、花火大会などが行われる。[[東京]]では、2つの非常に混雑する祝祭が[[渋谷区]]の[[渋谷スクランブル交差点]]と[[港区 (東京都)|港区]]の増上寺で開催される。増上寺では深夜0時を告げると新年の願いを込めてヘリウム入りの風船を空に放ち、[[東京タワー]]が新しい年の数字を電光で表示する。
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韓国、北朝鮮ともに、新年を「ソルラル(설날)」と呼ぶ。薄い餅([[トック]])と多くの場合卵が入った「トックッ(떡국)」という特別な辛いスープを食べる。このスープを正月に食べると、1つ歳をとると言われている。正月にこのスープを食べないと、幸運を逃すと言われる。
 
韓国、北朝鮮のほとんどの都市と都市部では、年越し行事を開催する。韓国では、最も大きな祝祭が[[ソウル特別市|ソウル]]の[[明洞]]で開催される。この祝祭では深夜0時に普信閣{{Enlink|Bosingak}}の鐘が33回鳴り、花火大会が開催される。北朝鮮の[[平壌直轄市|平壌]]では、[[人民大学習堂]]で時計の鐘が鳴り、[[金日成広場]]、[[主体思想塔]]で花火が打ち上げられ、周辺地域に新年の始まりを知らせる。しかしながら、平壌の祝祭はまた、[[金日成]]の誕生日1912年4月15日に基づく北朝鮮の暦である[[主体年号]]の始まりも告げる。
 
=== レバノン ===
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[[Category:年中行事]]
[[Category:年末年始]]
[[Category:冬の季語]]