安村敏信

日本美術史の研究者

安村 敏信(やすむら としのぶ、1953年2月15日[1] - )は、日本の日本美術史学者。

来歴

編集

富山県生まれ。東北大学文学部美術史学科卒、1978年同大学院修士課程日本美術史修了。1979年より板橋区立美術館学芸員、2005年に館長就任、2013年退職。2017年7月より北斎館館長[要出典]大倉集古館学芸部顧問[要出典]

狩野派等江戸美術の研究と展覧会企画、作品の発掘に携わる。「萬美術屋」を自称[2]

著書

編集
  • 『浮世絵に遊ぶ』美術館へ行こう 新潮社 1997
  • 『美術館商売 美術なんて・・・と思う前に』勉誠出版 智慧の海叢書 2004
  • 『すぐわかる画家別近世日本絵画の見かた』東京美術 2005
    • 『絵師別江戸絵画入門 改訂改題版』東京美術 2015
  • 『もっと知りたい狩野派 探幽と江戸狩野派』東京美術 アート・ビギナーズ・コレクション 2006
  • 『江戸の絵師「暮らしと稼ぎ」』小学館 2008
  • 『ワイドで楽しむ奇想の屏風絵』東京美術 広げてわくわくシリーズ 2010
  • 『浮世絵美人解体新書』世界文化社 2013
  • 『江戸絵画の非常識 近代絵画の定説をくつがえす』敬文舎 日本文化私の最新講義 2013
  • 『肉筆幽霊画の世界』新人物往来社 2013
  • 『江戸の十二支+αどうぶつえん 面白江戸アートギャラリー』東京美術 2014
  • 『線で読み解く日本の名画』幻戯書房 2015

共著編・監修

編集
  • 『江戸名作画帖全集 4 探幽・守景一蝶 狩野派』責任編集 駸々堂出版 1994
  • 『幽霊名画集 全生庵蔵・三遊亭円朝コレクション』辻惟雄監修 河野元昭,諏訪春雄,高田衛,延広真治共著 ぺりかん社、1995 ちくま学芸文庫
  • 『「定本」日本絵画論大成 第4巻』編集・校訂 ぺりかん社 1997
  • 『日本の幽霊名画集』監修 人類文化社 2000
  • 広重と歩こう東海道五十三次』岩崎均史共著 小学館 アートセレクション 2000
  • 『日本美人画一千年史』監修 人類文化社 2002
  • 『大人のための塗り絵で東海道五拾三次』選出・解説 サンリオ 2008
  • 『別冊太陽 河鍋暁斎 奇想の天才絵師』監修 平凡社 2008
  • 『暁斎百鬼画談』監修・解説 ちくま学芸文庫 2009
  • 狩野一信五百羅漢図』山下裕二共監修 小学館 2011
  • 『日本美術全集 13 宗達光琳桂離宮 江戸時代 2』責任編集 小学館 2013
  • 『別冊太陽 広重「名所江戸百景」の旅 あの名作はどこから描かれたのか?』監修 平凡社 2015

論文

編集

脚注

編集
  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.494
  2. ^ 『線で読み解く日本の名画』著者紹介

外部リンク

編集