スバル・レオーネエステートバン > いすゞ・ジェミネットII

ジェミネットIIGEMINETT II)は、かつていすゞ自動車が富士重工業(現・SUBARU)からOEM供給を受けて販売していたライトバンである。

いすゞ・ジェミネットII(2代目)
AP8/9型
宮城県仙台市の道路パトロールカー
概要
別名 スバル・レオーネエステートバン
(OEM供給元)
製造国 日本の旗 日本
販売期間 1988年 - 1993年
ボディ
乗車定員 2[5]人
ボディタイプ 5ドアライトバン
駆動方式 FF / 4WD
パワートレイン
エンジン EA71
1.6 L水平対向4気筒OHV
76 PS/5,200 rpm
12.0 kgf·m/3,200 rpm
変速機 3速AT / 5速MT
前 : ストラット式
後 : セミトレーリングアーム式
前 : ストラット式
後 : セミトレーリングアーム式
車両寸法
ホイールベース 2,465 mm
全長 4,410 mm
全幅 1,660 mm
全高 1,460 mm
車両重量 1,050 kg
最大積載量 300[150] kg
その他
車種 バン4WD
ステアリング ラック&ピニオン
系譜
先代 いすゞ・ジェミネット
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概要

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ジェミネットの後継モデルとして1988年(昭和63年)9月に発売された。先代のジェミネットがリッターカーであるスズキ・カルタスバンのOEM車であったのに対して、ジェミネットIIは3代目スバル・レオーネエステートバンのOEM車で、先代よりも一回り大きいトヨタ・カローラバン、日産・ADバン三菱・ランサーバン、マツダ・ファミリアバンなどと同クラスになったため先代より販売台数が多くなり、いすゞの大型車を使用していた運輸事業者、バス事業者、また4WDモデルを中心として警察・消防をはじめとした官公庁にも導入されていた[1]

レオーネエステートバンとの変更点は、先代ジェミネット同様に外装はグリルやエンブレム、内装はステアリングのマーク程度で、ほぼOEM元のレオーネエステートバンと共通となっており、コーションラベルもレオーネエステートバン(スバル)のものを使用していた。

エンジンは1600ccのEA71水冷水平対向4気筒OHVガソリンエンジンのみで、駆動方式はFFパートタイム4WDの2種類。4WD機能は、ベースとなったレオーネエステートバンと同じ副変速機(デュアルレンジ)の付いた構造であった。ミッションは5速MTを基本に、FF車のみ3速ATも設定された。グレードはFFと4WDでそれぞれモノグレードであった。

1989年11月と1991年3月の2度にわたり、レオーネに合わせて小変更・一部改良実施した。

1993年7月、既存のワンボックス商用車のファーゴバンに統合される型で販売終了。これによって、いすゞのラインナップにおいてヒルマンエキスプレスから続いてきたライトバンが消滅した。

脚注

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  1. ^ 本車種がいすゞ自動車初のサッシュレスドア車となった。なお、同社が本車種以外にサッシュレスドアを採用した事例は、2代目アスカ(初代スバル・レガシィOEM)のみである。

関連項目

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外部リンク

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