チャンス大城

日本のお笑い芸人 (1975-)

チャンス大城(チャンスおおしろ、1975年1月22日 - )は、吉本興業に所属する日本ピン芸人。本名、大城 文章(おおしろ ふみあき)。兵庫県尼崎市出身。

チャンス大城おおしろ
本名 大城 文章
(おおしろ ふみあき)
生年月日 (1975-01-22) 1975年1月22日(49歳)
出身地 兵庫県尼崎市
血液型 O型
身長 162cm
言語 日本語
方言 関西弁
最終学歴 伊丹市立高等学校
出身 NSC大阪校8期・13期
(NSCに再入学したため)
コンビ名 ビックママ
南北朝鮮
右心臓800
昭和右心臓
大城・三宅
(※いずれも解散)
トリオ名 オッヒョッヒョッ〜三兄弟(解散)
相方 安藤八主博(ザ・たこさん
和田英雄
玉置ピンチ!
三好宏明
力三宅
(※いずれも元相方)
小出真保(ユニット)
芸風 漫談
コント
ものまね
事務所 吉本興業
大川興業
フリー
→吉本興業
活動時期 1990年1995年 -
同期 8期
千原兄弟
FUJIWARA
バッファロー吾郎など
13期
ブラックマヨネーズ
野性爆弾
徳井義実チュートリアル)など
現在の代表番組 ケンコバのバコバコナイト5時に夢中!
過去の代表番組 ドキュメンタル
人志松本のすべらない話など
配偶者 独身(離婚歴あり)
公式サイト 公式プロフィール
受賞歴
2017年 第23回細かすぎて伝わらないモノマネ選手権優勝
テンプレートを表示
チャンス大城
YouTube
チャンネル
活動期間 2017年 -
ジャンル お笑い
登録者数 1.91万人
総再生回数 120万3,855回
挨拶 地下芸人最後の希望
チャンネル登録者数・総再生回数は
2023年12月12日時点。
テンプレートを表示

来歴

編集

1989年NSC大阪校へ8期生として入学[1]。本来15歳以上でなければ入れなかったところを1歳サバを読んで入学するも中退した。その後は伊丹市立伊丹高等学校(定時制)に4年間通い、1994年4月にNSC大阪校へ13期生として再入学している[2]

8期生としての同期である千原ジュニア千原兄弟)と共演した際、「浩史さん」とうっかり本名で呼んでしまいジュニアから「本名で呼ぶのやめてくれへん?」と言われた。大城本人は8期出身の同期には敬語、13期出身の同期にはタメ口で話す。

デビュー当時は吉本に所属し、安藤八主博(ザ・たこさん)らと共にトリオ『オッヒョッヒョッ〜三兄弟』として活動したが、短期間で解散。その後、定時制に通っていたときの同級生の和田英雄とコンビ『ビックママ』を組むものの2年で解散[3]

1998年より大川興業へ移籍。同年12月31日、「大川の大忘年会1998」で初舞台を踏む。翌1999年より「心臓反対」の芸名でコンビ『南北朝鮮』を結成するが、短期間で解散。2000年に事務所の先輩だった玉置ピンチ!とコンビ『右心臓800』を組んでいた。続いて2002年7月より、事務所での当時の新人・三好宏明とコンビ『昭和右心臓』を結成したが2003年春に解散、さらに同年6月より力三宅とのコンビ『大城・三宅』での活動を経て、2003年後半よりピン芸人として活動中。

2007年第2日本テレビ内のコーナーで、大城がイスラム教への改宗までを密着する企画が放送された。現在はイスラム教徒として活動している。

大川興業時代の先輩だった松本キック松本ハウス)のプロデュースによるミュージシャン「漆谷犬多(うるしだにけんた)」としての顔も持ち、ライブハウス等の活動や自主制作によるCDを出している。

持ち芸の中には、ナン食品サンプルを持ちながらネタを言った後にブリッジで「何のことやね〜ん」とセリフを発するものがある。

2009年6月10日を以て大川興業からの退社を発表。直後はフリーランスとなり、2018年3月から古巣の吉本へ出戻る形で復帰した。

エピソード

編集
  • キリスト教洗礼を受けており、クリスチャンネームは「アントゥニウス」だった。
  • 2007年にキリスト教徒の母親を説得し、キリスト教からイスラム教へ改宗している。
  • 学生時代は「いじめられエリート」と自称するほどのいじめられっ子だった[4]。中学2年時に『4時ですよーだ』(毎日放送)の素人出演コーナーへ出演、F1グランプリを口まねするネタを披露した。その日の優勝者に選ばれ、賞品としてゲーム機のセガ・マスターシステムを獲得した。本番後に倉本美津留から連れられ、松本人志ダウンタウン)の楽屋にも行ったという。翌日に通学するといじめられっ子が一転してヒーロー扱いされるようになった一方で、「セガ・マスターシステムよこせ」とたかりにも遭ったという[4]
  • 定時制高校3年生の時に同級生である和田英雄と共に、先輩とトラブルを起こして、山に埋められたことがある。
  • 過去の芸名・コンビ名が表す通り、右心臓の持ち主。心臓以外の臓器も全て左右反転した完全内臓逆位(全臓器反転症)であり[5]、健康上も特に問題はない[6]ことが2003年9月10日放送『Dの嵐!』「摩訶不思議、人体の神秘スペシャル!!」(日本テレビ)で判明している。また、足の経穴(ツボ)の一部も左右反転である[4][5]
  • 中学時代、『北斗の拳』に登場する右心臓の登場人物に肖って「サウザー」というあだ名をつけられた[7]
  • 透視能力を持つとされるロシアの少女が大城の身体の状態を見抜くというテレビ企画へ参加した際、右心臓を見破られる前に過去に起こしたバイク事故の影響で右の睾丸が機能していない事実を指摘された(放送上カットされた)[8]
  • 8期出身の同期である千原せいじ(千原兄弟)が経営するラーメン店で働いている(2013年2月当時)[4]
  • 東中野コンビニでバイトしていた時期、一目惚れした女性客がいてその客が毎回頼むタバコの銘柄を覚え注文される前に差し出したのをきっかけとして仲良くなり、合コンの話に発展するも事務所の関係でシフトを何度も差し替えた挙句、バイトを解雇されコンパは実現しなかった。その女性客はブレイク前の椎名林檎だった[10]
  • ヘヴィメタルを好んでおり時折SNS上でギターの演奏動画を公開する時がある。

出演番組

編集

テレビ

編集

レギュラー

編集

その他

編集

映画

編集

ドラマ

編集

ラジオ

編集

インターネット番組

編集
  • 森永製菓「森永ラムネ」『試験中に雑音』篇(2024年7月19日 - ) - 教師 役[18]

著書

編集
  • 僕の心臓は右にある(2022年7月20日、朝日新聞出版ISBN 4-02-332259-8

脚注

編集
  1. ^ a b "知名度ゼロからの大逆転――断酒から5年、地獄を見た地下芸人がつかんだ「チャンス」". Yahoo!ニュースオリジナル. Yahoo Japan. 7 February 2023. 2023年2月8日閲覧
  2. ^ 13期での同期である藤井ペイジ(飛石連休)による公式YouTubeチャンネル 2020年9月7日配信動画「田上よしえと本音トーク(編集版2/3)【辞めない芸人にも話を聴こう】」より
  3. ^ 「お笑いタレント事典 若手大集合」(キネマ旬報社、1996年)
  4. ^ a b c d 『CIRCUS MAX』2013年2月号(KKベストセラーズ)「プチ鹿島の芸人人生劇場 第2回・チャンス大城」より
  5. ^ a b 大坪ケムタ心臓が右にある男(1ページ目)デイリーポータルZ、2008年4月25日
  6. ^ 一部の臓器のみが左右反対側に存在する内臓錯位の場合、健康上も問題が発生する可能性がある。
  7. ^ 大坪ケムタ「心臓が右にある男(2ページ目)」 デイリーポータルZ、2008年4月25日
  8. ^ 大坪ケムタ「心臓が右にある男(3ページ目)」 デイリーポータルZ、2008年4月25日
  9. ^ おかげでした名物「細かすぎて伝わらないモノマネ」に継続示唆 - ウェイバックマシン(2018年1月6日アーカイブ分)
  10. ^ 千原ジュニア×チャンス大城 〜地下芸人界の闇を語る〜 千原ジュニアYouTubeチャンネル
  11. ^ 映画『電エースカオス』公式サイト”. 映画『電エースカオス』公式サイト. 2024年1月7日閲覧。
  12. ^ “北村一輝、芳根京子、湘南乃風 RED RICEら 綾野剛主演映画『カラオケ行こ!』出演決定”. Real Sound映画部 (blueprint). (2023年9月1日). https://realsound.jp/movie/2023/09/post-1419271.html 2023年9月1日閲覧。 
  13. ^ 橋本じゅん、チャンス大城らヤクザキャストが歌う「カラオケ行こ!」メイキング映像”. 映画ナタリー. ナターシャ (2023年12月22日). 2023年12月22日閲覧。
  14. ^ 映画『シモキタブレイザー』作品情報”. 映画.com. エイガ・ドット・コム (2023年12月27日). 2023年12月27日閲覧。
  15. ^ TBS系「さよならマエストロ」第9話にチャンス大城&ヒコロヒーが出演”. サンスポ. 産経新聞社 (2024年3月9日). 2024年3月9日閲覧。
  16. ^ 【お迎え渋谷くん 第7話】渋谷、愛花から距離置くことを決意”. モデルプレス. ネットネイティブ (2024年5月14日). 2024年7月14日閲覧。
  17. ^ チャンス大城のヤンヤンヤン!”. 2018年1月5日閲覧。
  18. ^ チャンス大城、ついにテレビCM出演「一生出れないと思ってました」”. お笑いナタリー. ナターシャ (2024年7月19日). 2024年7月19日閲覧。

外部リンク

編集