長滝駅
大阪府泉佐野市にある西日本旅客鉄道の駅
長滝駅(ながたきえき)は、大阪府泉佐野市長滝にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)阪和線の駅である。駅番号はJR-R46。
長滝駅 | |
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駅舎(2007年12月) | |
ながたき Nagataki | |
◄JR-R45 日根野 (1.4 km) (2.3 km) 新家 JR-R47► | |
所在地 | 大阪府泉佐野市長滝1141 |
駅番号 | JR-R46 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | 阪和線 |
キロ程 | 36.3 km(天王寺起点) |
電報略号 | ナタ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗車人員 -統計年度- |
774人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1930年(昭和5年)6月16日 |
備考 | 無人駅(自動券売機 有) |
歴史
編集- 1930年(昭和5年)6月16日:阪和電気鉄道の和泉府中駅 - 阪和東和歌山駅(現在の和歌山駅)間延伸により開業[1]。
- 1940年(昭和15年)12月1日:阪和電気鉄道が南海鉄道に吸収合併され、南海山手線の駅となる[1][2]。
- 1944年(昭和19年)5月1日:戦時買収により国有化され、運輸通信省(国鉄)阪和線の駅となる[1][2]。
- 1977年(昭和52年)6月1日:荷物扱い廃止[1]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:貨物の取り扱いを廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[1][2]。
- 1993年(平成5年)7月1日:阪和線運行管理システム(初代)導入。
- 1998年(平成10年)6月17日:自動改札機を設置し、供用開始[3]。
- 2003年(平成15年)11月1日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる[4]。
- 2011年(平成23年)3月12日:ダイヤ改正により日中時間帯における「紀州路快速」の停車駅となる(当駅から紀伊中ノ島駅までの快速通過駅全駅に共通)[5][6]。
- 2013年(平成25年)9月28日:阪和線運行管理システムを2代目のものに更新。
- 2018年(平成30年)3月17日:駅ナンバリングが導入され、使用を開始。
- 2019年(平成31年)
駅構造
編集待避設備を備えた島式ホーム2面4線を持つ地上駅。駅舎は阪和電気鉄道時代からの三角屋根の古いものが駅西側天王寺寄りにある。ホームと改札の間は、駅南端(和歌山寄り)の跨線橋で連絡している。バリアフリーの設備はない。
和泉砂川駅が管理する無人駅。ICカード「ICOCA」を利用することができる(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。
駅前にバリアフリー対応公衆トイレあり。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1・2 | 阪和線 | 上り | 日根野・天王寺・関西空港方面[7] |
3・4 | 下り | 和泉砂川・和歌山方面[7] |
- 内側の2・3番のりばが本線、外側の1・4番のりばが待避線である。
配線図
編集 ← 阪和線 天王寺方面 ← 南海本線 難波方面 |
→ 阪和線 和歌山方面 → 南海本線 和歌山市方面 |
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凡例 出典:[8] |
ダイヤ
編集日中時間帯は上下線とも1時間あたり4本ずつ停車する。2015年3月14日改正現在、日中から夕方ラッシュ時にかけての時間帯はすべて「紀州路快速」で、「普通」は朝晩を中心とした時間帯のみの設定である(当駅から紀伊中ノ島駅までの快速通過駅に共通)[注釈 1]。
待避設備を備えた駅ではあるものの、快速列車や一部の特急列車が停車する日根野駅や和泉砂川駅が近辺にあることから当駅で待避を行う列車はほとんど存在しない。
利用状況
編集大阪府統計年鑑[9]によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1997年 | 1,044 |
1998年 | 986 |
1999年 | 914 |
2000年 | 932 |
2001年 | 915 |
2002年 | 889 |
2003年 | 904 |
2004年 | 878 |
2005年 | 880 |
2006年 | 848 |
2007年 | 817 |
2008年 | 821 |
2009年 | 825 |
2010年 | 837 |
2011年 | 859 |
2012年 | 891 |
2013年 | 905 |
2014年 | 891 |
2015年 | 917 |
2016年 | 923 |
2017年 | 919 |
2018年 | 949 |
2019年 | 942 |
2020年 | 778 |
2021年 | 774 |
駅周辺
編集かつては「瀧の池キャンプ場」の最寄り駅であったが、現在は単なる灌漑用のため池として残るのみである。
- 浦田会館(葬祭場)
- 泉佐野市立はるか子ども園
- 蟻通神社
- 意賀美神社(おがみじんじゃ)
- 茅渟宮(ちぬのみや)跡・伝衣通姫墓所
- 吹田総合車両所日根野支所(駅東側)
- 国道481号
- 明福寺(みょうふくじ)
隣の駅
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、368頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 42号 阪和線・和歌山線・桜井線・湖西線・関西空港線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年5月16日、12-13頁。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '99年版』ジェー・アール・アール、1999年7月1日、185頁。ISBN 4-88283-120-1。
- ^ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜(インターネット・アーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日
- ^ 平成23年春ダイヤ改正について (PDF) - 西日本旅客鉄道・近畿統括本部プレスリリース 2010年12月17日(「2.各線区でご利用状況に合わせたダイヤに変更します。」の項目より)
- ^ 平成23年春ダイヤ改正について (PDF) - 西日本旅客鉄道・和歌山支社プレスリリース 2010年12月17日(「大阪駅まで直通運転を行なう紀州路快速を増発!!。」の項目より)
- ^ a b “長滝駅|時刻表”. 西日本旅客鉄道. 2022年1月30日閲覧。
- ^ 川島令三、『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第10巻 阪南・紀勢西部』、18-19頁、 講談社、2009年11月、ISBN 978-4062700207
- ^ 大阪府統計年鑑 - 大阪府
関連項目
編集外部リンク
編集- 長滝駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道