マケマケ (準惑星)

(136472) 2005 FY9
2005 FY9の想像図
仮符号・別名	2005 FY9 Easterbunny
分類	太陽系外縁天体
軌道の種類	エッジワース・ カイパーベルト （キュビワノ族?）
発見
発見日	2005年3月31日
発見者	M. ブラウン C. トルヒージョ D. ラビノウィッツ
軌道要素と性質 元期:2008年5月14日 (JD 2,454,600.5)
軌道長半径 (a)	45.482 AU
近日点距離 (q)	38.218 AU
遠日点距離 (Q)	52.746 AU
離心率 (e)	0.160
公転周期 (P)	306.74 年
軌道傾斜角 (i)	29.00 度
近日点引数 (ω)	295.25 度
昇交点黄経 (Ω)	79.60 度
平均近点角 (M)	150.88 度
前回近日点通過	1879年頃
次回近日点通過	2186年頃
物理的性質
直径	1300 – 1900? km
質量	~4 ×1021 kg
平均密度	~2 g/cm3
表面重力	~0.5 m/s2
脱出速度	~0.8 km/s
絶対等級 (H)	-0.48204
アルベド（反射能）	0.8 ± 0.2
表面温度	最低 平均 最高 ~30 K
■Template （■ノート ■解説） ■Project

(136472) 2005 FY₉ は、将来的に準惑星（冥王星型天体）に分類される可能性がある太陽系外縁天体の一つ。2005年3月31日にマイケル・ブラウンらのグループにより発見され、同年7月29日に公表された。発表当日には他の大型外縁天体2003 EL₆₁、エリス（当時は2003 UB₃₁₃）の発見も公表されている。

特徴

2005 FY₉（青）、2003 EL₆₁（緑）、冥王星（赤）と海王星（灰）の軌道

2005 FY₉はスピッツァー宇宙望遠鏡で捉えられており、これにより直径は冥王星の50%から75%であると推測されている。したがって、明るさでは2003 EL₆₁を上回っているものの、サイズは同程度ということになる。エリスと冥王星に次ぐサイズの外縁天体であると考えられている。

2005 FY₉は307年周期で太陽を廻っている。海王星と軌道共鳴の関係にないためキュビワノ族に分類されるが、冥王星と同様に楕円がかった軌道と傾いた公転面を持っている。

名称

発見されたのがちょうど復活祭の直後だったために「イースターバニー」という愛称で呼ばれていた。

2006年9月8日に、小惑星センターにより小惑星番号が与えられ、136472番となった[1]。同じ日に (134340) 冥王星、(136199) エリス、(136108) 2003 EL₆₁も番号を付与されている。

2008年7月に冥王星型天体として認められ、イースター島の創造神マケマケに因んで Makemake と命名された[2]。

関連項目

• 小惑星の一覧 (136001-137000)

外部リンク

• 2005 FY₉の軌道要素（JPL、英語）