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「土渕海峡」の版間の差分

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'''土渕海峡'''(どふちかいきょう)は、[[香川県]][[小豆郡]][[土庄町]]の、[[小豆島]]と前島の間にある[[海峡]]である。


== 概要 ==
== 概要 ==
土庄町の市街地では両岸が[[コンクリート]]の[[護岸]]で覆われ人工河川のようである{{sfn|浅井|2007|p=91}}が、全長は約2.5[[キロメートル]]、最大幅は約400メートルある<ref name="mk"/>{{sfn|浅井|2007|p=91}}。水深は3.4メートル(満潮時)、1.5メートル(干潮時){{r|guide}}。
全長約2.5[[キロメートル|km]]、最大幅は約400[[メートル|m]]。最狭幅は[[1 E0 m|9.93m]]で、[[1996年]][[ギネス・ワールド・レコーズ|ギネスブック]]認定の[[世界一の一覧|世界一]]幅の狭い海峡。海峡部の南側にある土庄町役場では横断証明書を有料で発行している。また海峡の最狭部分には[[香川県道26号土庄福田線]]、永代橋(えいたいはし)が架けられている。


最狭部付近では市街地をつなぐ橋が複数かけられており、南側にある土庄町役場では横断証明書を有料で発行している<ref name=土庄町役場/><ref name="mk"/>。このうち永代橋(えいたいはし)には[[香川県道26号土庄福田線]]が通る。
== 名称の由来 ==

前島側の'''土'''庄地区と小豆島本島側の'''渕'''崎地区から由来する。
== 命名とギネス登録 ==
土渕海峡という名称は、ギネスブックへ申請する際に海峡の名前が必要であったため、土庄町の「土」と対岸の渕崎地区の「渕」を取って命名されたものである。それまでは、この海峡に名前は特についていなかった<ref>浅井建爾『くらべる地図帳』(2010年9月8日第1刷、[[東京書籍]])p.39 {{ISBN2|978-4-487-80475-7}}</ref>。

ギネスには1990年に一度申請したが、国家機関の証明がないと指摘され、[[国土地理院]]の地形図への記載後に再申請して認められた<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC075FV0X01C22A1000000/ <気になるスポット>世界一狭い海峡 小豆島の名所に]『[[日本経済新聞]]』夕刊2022年11月17日くらしナビ面(2022年12月14日閲覧)</ref>。


== 特筆事項 ==
== 特筆事項 ==
毎年11月に開催される[[瀬戸内海]]タートル[[マラソン]]では出発点となっている。
毎年11月に開催される[[瀬戸内海]]タートル[[マラソン]]では出発点となっている。

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== 参考文献 ==
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== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
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* [[ドレーク海峡]] - 世界一幅の'''広い'''海峡。最も狭いところでも650キロメートル
* [[世界一の一覧]]
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* [https://www.town.tonosho.kagawa.jp/kanko/sightseeing/581.html 土渕海峡](小豆島観光ガイド、土庄町商工観光課)


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2023年11月16日 (木) 09:57時点における最新版

土渕海峡
土渕海峡の空中写真(1974年撮影)
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

土渕海峡(どふちかいきょう)は、香川県小豆郡土庄町小豆島本島部(渕崎地区)と前島(土庄地区)を隔てる海峡[1][2]。最狭部は9.93mしかなく、「世界で最も狭い海峡」として1996年1月、ギネス世界記録に認定された[2][3]

概要

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土庄町の市街地では両岸がコンクリート護岸で覆われ人工河川のようである[3]が、全長は約2.5キロメートル、最大幅は約400メートルある[2][3]。水深は3.4メートル(満潮時)、1.5メートル(干潮時)[4]

最狭部付近では市街地をつなぐ橋が複数かけられており、南側にある土庄町役場では横断証明書を有料で発行している[1][2]。このうち永代橋(えいたいはし)には香川県道26号土庄福田線が通る。

命名とギネス登録

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土渕海峡という名称は、ギネスブックへ申請する際に海峡の名前が必要であったため、土庄町の「土」と対岸の渕崎地区の「渕」を取って命名されたものである。それまでは、この海峡に名前は特についていなかった[5]

ギネスには1990年に一度申請したが、国家機関の証明がないと指摘され、国土地理院の地形図への記載後に再申請して認められた[6]

特筆事項

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毎年11月に開催される瀬戸内海タートルマラソンでは出発点となっている。

脚注

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  1. ^ a b 土渕海峡 土庄町役場(2022年12月14日閲覧)
  2. ^ a b c d 土渕海峡・フレトピア公園”. うどん県旅ネット. 香川県庁. 2018年3月12日閲覧。
  3. ^ a b c 浅井 2007, p. 91.
  4. ^ 土渕海峡”. 小豆島観光ガイド. 土庄町 (2020年3月6日). 2020年8月21日閲覧。
  5. ^ 浅井建爾『くらべる地図帳』(2010年9月8日第1刷、東京書籍)p.39 ISBN 978-4-487-80475-7
  6. ^ <気になるスポット>世界一狭い海峡 小豆島の名所に日本経済新聞』夕刊2022年11月17日くらしナビ面(2022年12月14日閲覧)

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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  • 土渕海峡(小豆島観光ガイド、土庄町商工観光課)

座標: 北緯34度29分11.30秒 東経134度11分10.26秒 / 北緯34.4864722度 東経134.1861833度 / 34.4864722; 134.1861833