「国鉄タム8100形貨車」の版間の差分
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キセ(外板)。無批判に「キセ」を多用するのはどうかと。 その他、WP:JPE#単位ほか。 |
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== 概要 == |
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本形式は、(飲用)[[アルコール]]専用の15 [[トン|t]]積[[二軸車 (鉄道)|二軸]][[貨車]]である。[[1961年]](昭和36年)12月18日に1両(タム8100)が[[富士重工業]]で新製され、[[1968年]](昭和43年)6月12日から[[1978年]](昭和53年)10月24日にかけて3ロット10両(タム8101 - タム8110)が[[国鉄タム3700形貨車|タム3700形]][[メタノール]]専用車(タム3739, タム3715, タム3729, タム3730, タム3732, タム3733, タム3716, タム3734, タム3756, タム3761)から専用種別変更のうえ[[改番]]された。臨時専用種別変更としなかったのは、法令により有毒物質であるメタノールと共用ができないためである。 |
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走り装置は、当初から[[2段リンク式走り装置|二段リンク式]]で、[[最高速度]]は75[[キロメートル毎時|km/h]]である。[[台枠]]は、長さ7,500[[ミリメートル|mm]]の平台枠である。 |
走り装置は、当初から[[2段リンク式走り装置|二段リンク式]]で、[[最高速度]]は75 [[キロメートル毎時|km/h]]である。[[台枠]]は、長さ7,500 [[ミリメートル|mm]]の平台枠である。 |
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最終時の[[所有権|所有者]]は[[内外輸送]]、常備駅は[[浮島町駅]]と[[東小倉駅]]であった。 |
最終時の[[所有権|所有者]]は[[内外輸送]]、常備駅は[[浮島町駅]]と[[東小倉駅]]であった。 |
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1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には7両がJR貨物に継承されたが、[[1988年]](昭和63年)度に3両、[[1995年]](平成7年)度に2両、[[1996年]](平成8年)度に残った2両(タム8100, タム8109)が[[廃車 (鉄道)|廃車]]となり、形式消滅した。 |
1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には7両がJR貨物に継承されたが、[[1988年]](昭和63年)度に3両、[[1995年]](平成7年)度に2両、[[1996年]](平成8年)度に残った2両(タム8100, タム8109)が[[廃車 (鉄道)|廃車]]となり、形式消滅した。 |
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タンク体は、[[炭素鋼|普通鋼]]([[一般構造用圧延鋼材|SS400]])製、ドーム付きのキセなし直胴タイプで、内部には[[エポキシ樹脂]]塗装が施されている。タンク体の長さは6, |
タンク体は、[[炭素鋼|普通鋼]]([[一般構造用圧延鋼材|SS400]])製、ドーム付きのキセ(外板)なし直胴タイプで、内部には[[エポキシ樹脂]]塗装が施されている。タンク体の長さは6,950 mm、内径は1,900 mm(タム8100)である。[[荷役]]方式は、積込はマンホールから行う上入れ式、荷卸しは吐出管による下出し式である。塗色は、[[黒 (国鉄制定色)|黒]]。 |
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全長は8, |
全長は8,300 mm、全幅は2,284 mm、全高は3,706 mm、軸距は4,500 mm、自重は11.6 t、[[換算両数]]は積車2.6、空車1.2、車軸は12 t長軸であった。 |
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== 参考文献 == |
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* 吉岡心平 |
* 吉岡心平 『<small>プロフェッサー吉岡の</small>私有貨車図鑑(復刻増補)』 2008年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-0583-3 |
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* 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年) |
* 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年) |
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2020年10月24日 (土) 12:08時点における版
国鉄タム8100形貨車 | |
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国鉄タム8100形、タム8100 1993年6月26日、笠寺駅 | |
基本情報 | |
車種 | タンク車 |
運用者 |
日本国有鉄道 日本貨物鉄道(JR貨物) |
製造所 | 富士重工業 |
製造年 | 1961年(昭和36年) |
製造数 | 1両 |
種車 | タム3700形 |
改造所 | 内外輸送、日本瓦斯化学工業→三菱瓦斯化学 |
改造年 | 1968年(昭和43年) - 1978年(昭和53年) |
改造数 | 10両 |
消滅 | 1996年(平成8年) |
常備駅 | 中条駅、東小倉駅、浮島町駅他 |
主要諸元 | |
車体色 | 黒 |
専用種別 | アルコール |
化成品分類番号 | 燃31 |
軌間 | 1,067 mm |
全長 | 8,300 mm |
全幅 | 2,284 mm |
全高 | 3,706 mm |
タンク材質 | 普通鋼(一般構造用圧延鋼材) |
荷重 | 15 t |
実容積 | 18.8 m3 |
自重 | 11.6 t |
換算両数 積車 | 2.6 |
換算両数 空車 | 1.2 |
走り装置 | 二段リンク式 |
車輪径 | 860 mm |
軸距 | 4,500 mm |
最高速度 | 75 km/h |
国鉄タム8100形貨車(こくてつタム8100がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍した私有貨車(タンク車)である。
概要
本形式は、(飲用)アルコール専用の15 t積二軸貨車である。1961年(昭和36年)12月18日に1両(タム8100)が富士重工業で新製され、1968年(昭和43年)6月12日から1978年(昭和53年)10月24日にかけて3ロット10両(タム8101 - タム8110)がタム3700形メタノール専用車(タム3739, タム3715, タム3729, タム3730, タム3732, タム3733, タム3716, タム3734, タム3756, タム3761)から専用種別変更のうえ改番された。臨時専用種別変更としなかったのは、法令により有毒物質であるメタノールと共用ができないためである。
走り装置は、当初から二段リンク式で、最高速度は75 km/hである。台枠は、長さ7,500 mmの平台枠である。
最終時の所有者は内外輸送、常備駅は浮島町駅と東小倉駅であった。
1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「燃31」(燃焼性の物質、引火性液体、危険性度合2(中))が標記された。
1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には7両がJR貨物に継承されたが、1988年(昭和63年)度に3両、1995年(平成7年)度に2両、1996年(平成8年)度に残った2両(タム8100, タム8109)が廃車となり、形式消滅した。
タンク体は、普通鋼(SS400)製、ドーム付きのキセ(外板)なし直胴タイプで、内部にはエポキシ樹脂塗装が施されている。タンク体の長さは6,950 mm、内径は1,900 mm(タム8100)である。荷役方式は、積込はマンホールから行う上入れ式、荷卸しは吐出管による下出し式である。塗色は、黒。
全長は8,300 mm、全幅は2,284 mm、全高は3,706 mm、軸距は4,500 mm、自重は11.6 t、換算両数は積車2.6、空車1.2、車軸は12 t長軸であった。
参考文献
- 吉岡心平 『プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑(復刻増補)』 2008年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-0583-3
- 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)